■20250625(火曜日:曇)( D 422 )

近所の庭で、1週間前に咲いていたサボテンの花です。

■今朝もどんよりとした雲の間に、ところどころ青空の見える朝です。6月21日が夏至でしたから、これからは日中の日差しの時間は短くなっていきます。ところが、蒸し暑いとは言っても、本番はこれからです。日本のジメジメした夏は、本当に耐え難い辛さです。

日本の家屋は、夏の蒸し暑さに耐えるための作りが一番だ、と確か徒然草の中にあったと思い出し、AIに尋ねてみると、

『徒然草』第55段の要点

「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き頃わろき住居は、堪へがたき事なり。」

(現代語訳:家の造りは夏を優先すべきだ。冬はどんな場所でも我慢できるが、暑い季節に悪い住まいは耐えられない。)

と、教えてくれます。回答によれば、「『冬はどんな場所でも住める』の理由:当時は囲炉裏や衣類でしのげたため、冬より夏の湿度と暑さの方が深刻だったと考えられます。」と、あります。

けれども、この冬に対する吉田兼好の意見には、素直に私は同意できません。断熱材など無かった時代の冬の寒さは、尋常ではなかったはずで、たぶん血圧も上昇するし、どう考えても長生きできそうにない住宅環境だったはずです。

年を取ってみると、冬の辛さが身にしみます。亡くなった父が生前、「年を取ると暑さよりも寒さが辛い」と言っていたのを思い出します。そして、それを実感できる年齢に自分もなってしまいました。

といって、暑さが辛くないというわけではもちろん無くて、室外で少し活動をしただけで熱中症になりかけたり、と暑さに強いわけでは全くありません。

結局は何事も、ほどほどが一番良いということでしょうか。

これからが、暑さの本番です。