■20250723(水曜日:曇)( D 395 )

■今朝は曇り空です。天気予報では、静岡県には雷注意報が終日出ています。今日も北海道では異常な高温に注意ということで、熊の出没、そして異常高温と、まさに踏んだり蹴ったり、という状況です。
夏といえば、北海道が憧れの地、ということで、爽やかで涼し気な北海道は、まさに夏のパラダイス、と思いきや、最近の異常気象で様変わりです。
2013年に初めて宗谷岬を訪れた際のことは、今でも忘れられません。8月末に訪れたのですが、宿泊した民宿には、何とストーブはあるもの冷房はありませんでした。日が暮れて夕食の時間になると、蒸し暑いどころか寒いぐらいでした。なるほど冷房は要らない、と納得しました。
さて今はどうでしょうか。
■欧州では、この夏異常な高温で、スペインなどでは多くの死者が出ているほどです。ここ数年の欧州での異常高温について尋ねてみると、Qwen Chat が教えてくれました。
はい、ここ数年における欧州の夏の異常高温は、気候変動の深刻さを世界に突きつける象徴的な出来事となっています。以下に、その特徴を3つのポイントで分かりやすくご説明します。
① 記録的な気温の連続と「40℃超」の常態化
- 欧州では、2019年、2022年、2023年にかけて、複数の国で40℃を超える猛暑が記録されました。
- 特に2023年7月には、イタリア、ギリシャ、スペイン、ポルトガルなどで45℃前後の気温が観測され、フランスでは47℃以上を記録する地点も。
- かつて「稀な現象」だった40℃超の気温が、南欧では毎年のように発生するようになり、気象庁も「新しい常態」として警戒を強めています。
② 熱波の早期化・長期化と健康への深刻な影響
- 過去には7~8月がピークでしたが、6月から熱波が発生する傾向に。
- 2022年には、フランスやイギリスで6月にすでに40℃超を記録。イギリスは初めて「40℃」という気温に達し、国家的非常事態を宣言。
- 高齢者や基礎疾患を持つ人々を中心に、熱中症による死者が数千人に上る事態も。欧州疾病予防管理センター(ECDC)によれば、2022年の夏には約6万人が熱波関連で死亡したと推定されています。
③ 山火事の激甚化と生態系への大規模な被害
- 異常高温に加え、長引く干ばつが重なり、南欧を中心に大規模な山火事が頻発。
- 2023年夏には、ギリシャ、トルコ、イタリア、スペイン、ポルトガルなどで、延べ数千平方キロメートルの森林が焼失。
- ギリシャでは一時、1日で100か所以上の山火事が発生し、住民の避難や国際支援が必要に。
- 炭素を吸収する森林が失われ、気候変動の悪循環(温暖化→干ばつ→山火事→CO₂排出→さらに温暖化)が進行しています。
補足:背景にある気候変動
科学者たち(IPCCなど)は、こうした異常気象の背後には人為的な気候変動があると断定。欧州の気温上昇は、世界平均の2倍以上(陸地部分では+2.5℃超)という報告もあり、今後の対策が急務とされています。
このまま温暖化が進めば、地中海沿岸の一部では「住めない地域」になる可能性さえ指摘されています。欧州の経験は、日本を含む世界の警告信号でもあります。
必要であれば、各国の対策や今後の予測についてもご紹介できます。
■欧州の街は景観の問題から、空調の室外機の設置が、法律で規制されている地域もあるようです。単に空調を設置すれば良い、というほど単純な問題ではないようです。
しかし、このまま高温化が進めば地中海地方は、人の住めない土地になってしまうのではないか、という指摘には本当に驚きました。
空調の問題は、また明日ということで。
