■20250812(火曜日:雨) ( D 376 )

8月6日の朝、散歩の途中で撮りました。鶏頭です。

■今朝も雨です。窓から北の愛鷹山を眺めると、ほとんどが霧で覆われています。今日もまだ、西日本や北陸では線状降水帯の発生が予想されています。これ以上の被害が出ないことを、祈るばかりです。

■昨日は山の日で、休日でした。終日雨でしたから、午前中はフィットネスクラブに出かけて、じっくりとトレーニングに励みました。ベンチプレス、バーベルスクワット、そしてランニングマシーンです。総計 3 時間弱でした。

スミスマシーンを用いた2つのトレーニング中は、10回1クールのセットが終わるたびにストレッチをしていますので、バーベルと取り組んでいるよりむしろ、ストレッチをしている時間の方が長いほどです。

ベンチプレスは上げ方が悪かったのか、三角筋の筋肉痛に襲われていました。ところが、みなさんが懸垂をして鍛えている器具で、ひたすらぶら下がることを繰り返すと、その痛みがかなり消失することに気付きました。

バーベルスクワットでは、前屈によるストレッチです。負荷を上げるたびにストレッチをすることで、その後の筋肉痛や筋肉の張りも、だいぶ軽減されたようです。

結局昨日は最後に、36分47秒、4.68 km を走り、今月は合計 17.86 km を積み重ねました。体組計で計測してみると、たとえ30分でも有酸素運動として走ると、様々な指標が改善します。そして、体重も若干落ちます。私の場合は、筋トレだけだと体重が増えてしまいますので、ランニングは欠かせないようです。

■昨日は、たっぷりと時間がありましたから、自炊本を久しぶりに読み直しました。「NHK 人間大学 蕪村の風景」です。作家・森本哲郎さんが1996年10月ー12月に行ったテレビ講座の教科書です。

PDF化して保存しておきましたので、タブレットで読むことができます。考えてみると、私が与謝蕪村に興味を持ったのは、この講座のおかげのようです。それまで、与謝蕪村の名前は知っていたものの、それこそ「菜の花や 月は東に 日は西に」、あるいは「春の海 ひねもすのたり のたりかな」を知っている程度でした。教科書には、必ず掲載されている句です。

昨日読み直したのは5回分。第一回から、「『時』の旅人」、「帰去来の詩人」、「遥かな視線」、「『きのう』の世界」、そして「老いの美学」でした。

「老いの美学」で知ったのですが、芭蕉は51歳で亡くなっていますが、与謝蕪村は68歳まで生きました。つまり、晩年が長かったのです。森本さんによれば、蕪村は「絵にしても、句にしても、光り始めるのは、六〇を過ぎて老境に入ってからなのだ」と書かれています。

私同様、体の変調を自覚し、弟子や友人に、その辛さを訴えていた蕪村でしたが、そんな中で光り始めたのですから、私達が学ぶべき点は大いにありそうです。