■20250819(火曜日:曇) ( D 369 )

道の駅 びえい「白金ビルケ」で見つけました。喉から手が出そうです。

■お盆も過ぎて日常が戻ってきました。天気予報では熱中症警戒アラートが、相変わらず出されています。それでも、夕方になると、日も傾き日差しの強さも、以前のような恐ろしいほどの力強さはありません。

こうした時期、太陽が次第に衰えていく、という不安を何千年も前から人々は感じてきたはずです。今の私達は一日も早く涼しくなって欲しい、としか思いませんが、古代エジプトからアステカ王国まで、太陽の力が衰えることは、食糧生産に直結しますから、何より重要な事だったに違いありません。

生贄を捧げてでも、何とかして太陽に復活して欲しい、と宗教儀式を行ったはずです。

1万年以上になる農業の歴史は、ホモ・サピエンスに定住生活と人口の増加という結果をもたらし、いい事ずくめのように教わった気がしますが、何事にもプラス面とマイナス面があることを、いくつかの本で知りました。

と言って、今さら狩猟採集生活に戻ることなどできません。ただ、その時代の生活を未開で野蛮な時代と言って切り捨てるのは、あまりに浅薄なようです。

狩猟採集生活時代の人類のほうが、実はずっと健康的だった、という指摘があります。「 Go Wild 」などは、その代表例でしょうか。いま我々を苦しめている、メタボリックシンドローム、あるいは感染症の多くは、定住生活開始移行に我々の命を奪っています。

もう一度、歴史を学び直すことは、健康のためにも必要のようです。