2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 101 of 152

梅の実

■20190511(土曜日:晴れ)

 

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梅の実がなっています。そして道路に、いくつか落ちていました。

 

■今朝は走らずに5時半までゆっくり休みました。昨日は朝10 km 走りましたので、今朝は無理をせずに休養を取りました。玄関を出て朝刊を取りに行くまでの間、爽やかな朝の空気をいっぱいに感じながら、今が一番いい時期なのかもしれない、と思いながら家に戻りました。今日は11日ですから、Ayaちゃんの結婚式から、もう一週間が経ったことになります。本当に時の経つのは、あっという間です。ちょうど一週間前の今日には、BenとBenのご両親と一緒に、オーストラリアンフットボールの試合を見に行きました。1956年に開催されたメルボルンオリンピックのメインスタジアムだった競技場です。10万人以上収容できるという巨大なスタジアムです。トラムの駅から球場まで10分ほど歩いたのですが、線路を挟んで右側には、毎年1月に行われるテニスの全豪オープンが開催される、 Rod Laver Arena があり、その反対側にあるのが、この競技場でした。 調べてみると、

 

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メルボルン・クリケット・グラウンド(英語: Melbourne Cricket Ground)は、オーストラリア・メルボルンのヤラ公園にあるクリケット用競技場。1956年のメルボルンオリンピック、2006年コモンウェルスゲームズのメイン会場でもあった。また、オーストラリアンフットボールのAFLグランドファイナルの舞台にもなる。2005年12月に、ビクトリア州遺産とオーストラリア国定遺産に指定された。オセアニア最大のスタジアムである。

 

とあります。グランドは楕円形で、日本ではお目にかかることのできない競技場です。とても貴重な経験をさせてもらったBenに、心から感謝しています。

 

 

気力

■20190509(木曜日:曇)

Geelong のママが作ってくれた手作りのお菓子です。甘すぎず、とても美味しいのです。
Geelong のママが作ってくれた手作りのお菓子です。甘すぎず、とても美味しいのです。

■今朝は走るつもりで5時に目覚ましをかけていたのですが、めげてしまいました。オーストラリアへの旅行の疲れも、たまっているのかもしれません。起きだして走り出す気力が出ませんでした。

去年からの冬の気候に体がなかなか適用できずに困っています。年齢による適応能力の低下に違いありません。布団に入って眠る時と、起きだすまでの間に、同じ掛け布団では体が適用できないのです。今は薄手の羽毛の掛け布団と、薄手の毛布の2種類を寝ている間の体の調子に合わせて掛け替えています。寝入りばなは少し暖かめの掛け布団とし、夜中に一度暑すぎて目が覚めると薄手のものに替えて、さらに明け方になると冷え込みますので、もう一度暖かめのものに替えるという段取りです。昔はこんな面倒なことはしなくても、十分よく休むことができました。年を取るというのは本当に大変なことです。

フルマラソンへの挑戦を始めて、もう6年以上が過ぎました。2013年3月に初めての大会である駿府マラソンハーフの部に出場しました。それからの記録を見ると、毎月のように何らかの大会に出場していました。ところが今では年に2回しか出場していません。どうして毎月のように大会に出場する気力があったのか、今では不思議に感じるほどです。 何事もそうでしょうが、何かに取り組み始めた頃が、一番面白いのは当然です。 6年前と比較すれば体型も体の組成自体も、随分と変わったことは間違いありません。 体脂肪率も下がりましたしウエストも締まりました。 ところが気力の方も、下降してしまったのです。

この6年間の間に、子供達には様々なことが起こりました。それぞれが一人前の社会人として、巣立って行ったということです。家庭も持ちました。親としての重荷というか責任も、ずっと軽くなって、単純に考えれば、その分のエネルギーを他に回せるはずなのですが、逆に全体のエネルギーがしぼんでしまったように感じるのは皮肉です。

朝の静けさ

■20190508(水曜日:晴れ)

メルボルン市内のセブン・イレブン店です。
メルボルン市内のセブン・イレブン店です。

■今朝はゆっくり休むつもりで目覚まし時計を6時に合わせていました。ところが5時少し前に目が覚めてしまいましたので、そのまま起き出すことにしました。昨日走りましたので、今朝は走らずに、そのままビニールゴミを所定の位置まで持って行き、新聞をとって戻りました。30分ほどゆっくりと新聞を見てから、朝食の準備を始めました。いつものように一杯のコーヒーと、一枚の食パンを焼き、その上に納豆を乗せて食べるのです。もう一品はヨーグルト作成機で増やしたヨーグルトです。

テレビもかけずに、ひんやりとした朝の空気と 、ことりとも音のしない静けさの中で読む新聞はまた格別です。朝刊にひと通り目を通すと、世の中では本当に色々なことが起こっていて、様々な問題が解決されなければならないのだ、ということが実感できます。もちろんネット上の記事を読んでいても、世の中の動きが分かりますし、新聞など読まなくても、と思いがちなのですが、こうして朝の静けさの中で読む新聞は、一種の精神安定剤のように私には思えます。少し早起きして時間を作れば、誰でもがそうした思いを抱くのかもしれませんが、なかなか忙しい毎日の中では難しいことなのかもしれません。実際自分も、そうした思いを実感できるようになったのは、つい最近のような気がします。私は恵まれているのでしょう。大したお金がかかるわけでもなく、それほど多くの時間が必要なわけでもないのですから、たいしたことではない、と言えば言えるのですが、 なかなか難しいことなのかもしれません。

一日は誰にとっても24時間しかありませんので、その中で時間をどのように割り振るか、というのが一番の個性なのかもしれません。個性的に生きろ、と世間ではよく言われますが、何も難しいことなのではないのです。24時間をどのように生きるかが、その人の個性なのではないでしょうか。朝の静けさの中で新聞を読んでいると、そんなことを感じます。

反NHK

■20190427(土曜日:雨)

昨年でかけた釜山の様子です。
昨年でかけた釜山の様子です。

■いよいよ今日から10連休の開始です。 私も今日の午前中に診療を終えて、その後は連休に入ります。たまたま連休中の当番医に当たりませんでしたので、 お休みを取ることができました。しかしこれだけ休みが続くと、話は簡単ではありません。 特に医療関係では、病気も休みを取ってくれるわけではありませんので、 対応するのが大変です。公的病院では連休中も何日かは診療をしてくれるところが多いようです。県のホームページに、 連休中の診療状況などを掲載してくれてあります。 とにかく無事に連休が終わってくれることを祈るばかりです。

■今朝の東京新聞には、「反 NHK の党」なぜ躍進、と題して記事が掲載されています。統一地方選挙で与野党とも勝ち負けがはっきりしない中、劇的に躍進した団体が「 NHK から国民を守る党」(立花孝志代表)です。全国で26人が当選し、地方議会の党勢を一気に3倍に拡大しました。 彼らの訴えは、地方が抱える様々な問題はさておき、 NHK受信料の徴収への反感を中心にした「反NHK」 の一点のみ。それにもかかわらず、なぜこれほどの票を集めたのか、飛躍の背後にある有権者の意識を探っています。

党の代表である立花孝志氏は元 NHK職員。

「日本を二度と戦争しない国にするために、公共放送の果たす役割は大きいと志望した」。だが、 入局すると「受信料収入は私的に流用され 、裏金作りに加担させられた」と明かす。制作費を搾取した元職員は裁判で有罪に。さらに不正を告発しようとしたが「局内の立場がまずくなり、退職を余儀なくされた」

こうした経験を基に政治活動を始められたようです。具体的に目指しているのは「スクランブル放送の実現だ」と語っています。

「新聞の勧誘は断れる。水や電気でさえ、自分の意思で井戸を掘ったり自家発電したりして賄える。なぜ NHK の受信が義務で、昼夜を問わず訪れる集金人の営業行為を断れないのか」

紙面では「確かにヘン」として、 ・政権より? ・ワンセグでも受信料 ・「皇室の祖先の天照大神」と報道、などなどを挙げています。

右からも左からも「偏向報道」として非難されがちな NHK ですが、私もおかしいと感じている一人です。私が決定的におかしいと感じたのは、小沢一郎さんと菅直人さんが民主党の代表選挙で争った際の NHK の報道でした。夜の NHKニュースナインに出演した二人の候補者に対して、当時の大越キャスターが質問をされていましたが、小沢さんに対して明らかに厳しい 質問をしていました。それは視聴者に対して、小沢さんが金の問題で汚れた政治家であるかのごとく印象付けようとする意図が明々白々だったのです。 なぜそのような態度をとるのか、当時の私には分からなかったのですが、後で調べてみて納得がいきました。小沢さんはマスコミのあり方に疑問を持ち、改革をしようとしていたのです。ネットによれば以下のような指摘がありました。

小沢一郎は国庫財源として電波の適正使用料を設定し、EUに倣い電波入札制度を導入、そのうえ資本による情報寡占を抑制するため⑤‘クロスオーナー・シップ(新聞社によるテレビ局経営)’の解体を目指していたのだから、メディアがパッシングに狂奔するのも当然だ。

なるほどマスコミは小沢さんをバッシングして潰そうとするはずです。 国民はいいように操られているに過ぎません。しっかりと自分の頭で考えないと、本当に国の未来は暗いものになってしまいます。

世界が一つに

■20190426(金曜日 雨)

昨年四人ででかけた釜山の海です。
昨年四人ででかけた釜山の海です。

■昨日は昼休みにロータリークラブの例会があり、終了後に家に帰り1時間ほど休みました。さすがに昨日一日で疲れました。眠ることで溜まっていた疲れも少し取れましたので、準備をしてから走り出しました。今月の目標100キロに対して、残りが20キロを切っていますが、29日の日曜日には家を出て、成田空港に向かわなければなりませんので、残された機会は木、金、土曜日の3日だけとなります。明日の朝は雨との天気予報ですので、今日中に少しでも走っておかないと、あとが大変になってしまいそうです。

しかし走り始めてみると、蒸し暑さのためもあって、体がだるくて参りました。なんとか七kmを積み重ね、残り12キロの地点まで到達できました。土曜日中には、なんとか目標を達成し遂げなければなりません。蒸し暑さと蓄積された疲労のためもあって、疲労困憊の状態で走り終わることになりました。走り終わってシャワーも浴びずに、そのままニューウェルサンピア沼津に行き、ゆっくりとお風呂に浸かりました。体重が2キロも減っていました。たった7キロ走っただけなのに、これだけ疲れてしまうようでは、フルマラソンはおろか、ハーフマラソンですら完走は難しいと、いささか落ち込みました。

■今朝の東京新聞28面は、「社会変える 斬新な発想」と題して子供の平成を特集しています。デジタルネイティブ(下)です。 副題は「プログラミング、楽しいから」。 記事の中の IT 関連年表を見ると、平成という時代にこんなことがあったのかと驚かされます。例えば平成元年1989年に、任天堂が携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」を発売しています。 平成四年1992年には、国内でインターネットサービスプロバイダーの設立が始まっています。そして平成7年1995年には、 Windows 95日本語版が発売されました。 Windows 95と印刷されたパッケージが家電量販店で、まさに飛ぶように売れている映像が、毎日のようにテレビの画面を飾っていました。

今思うと私にとってインターネットが最も楽しかったのが、この92年から95年の間であったように思います。インターネットに接続するための料金が、今では考えられないほど高額だったのです。当時は電話をかけて接続ポイントからインターネットにつながる形式でした。この接続ポイントまでの電話代が、今では想像できないほどの費用がかかったのです。 一番最初は東京へ電話をかけていたように思います。やがて熱海でしたでしょうか、接続ポイントがぐっと近づきましたので、接続料金もだいぶ低額となりました。 NTT の ISDN 回線が導入されたのも、このころではないでしょうか。夜の10時から朝の7時でしたか、インターネットへの接続に定額制が導入され、 だいぶ助かるようになりました。

この頃毎朝のように夢中になったのがインターネット電話でした。 今では外国にいる子供たちや友人と、インターネットを通じて会話するのは当たり前のことです。 LINE でも Facebook でも、そして Skype で世界中と通話ができるのです。しかし当時は国際電話というのは、とても高価なものでした。おいそれと、できるようなものではなかったのです。 それが無料で出来たのですから、本当に驚き以外の何者でもありませんでした。 インターネットフォーンや Web フォーンというソフトを使って、今オンラインにいる人を世界中から探して電話をかけるのです。もちろん使用される言語は英語が、 最も一般的でした。つまりはインターネットの普及で、英語が世界共通語になり始めたのです。

インターネットも元をたどれば、アメリカで開発された軍事技術の一部だったようですから、冷戦の崩壊によって解放された技術であったに違いありません。 冷戦の崩壊とインターネットの普及によって、世界はひとつになり始めたのです。

語り合う

■20190425(木曜日:雨)

京都の東寺の様子です。
京都の東寺の様子です。

■今朝はゆっくりと休みました。 残り20 km を切った今の時点で、本来なら今日走らなければならないのですが、さすがに昨日の疲れと、雨という天気予報では休むしかありませんでした。最近の天気予報は本当に良く当たります。 今朝は6時までは降水確率80%。6時以降50%に減少しますが、いつも自分が走っているのは5時から6時の間ですので、走るのは無理だろうというのが昨夜の判断でした。まさに、その通りになりました。

日曜日には成田に向かって出発しなければなりませんので、無理をすれば日曜日の朝に走ることはできます。でもそれは避けたい選択肢の一つですから、昼間は晴れるという天気予報に従って、今日の夕方走っておくのが正解のようです。 そうしておけば、最後のあと一回分は土曜日に達成できそうです。

■今朝の東京新聞文化面には、興味深い記事が掲載されていました。「ベストセラーは置かず 大阪の個性的書店が閉店」。 大阪ミナミのアメリカ村の書店「スタンダードブックストア心斎橋」(大阪市)が4月7日、ファンに惜しまれながら閉店したのです。 開店してから10年余りですが、ベストセラーはほとんど置かずに、店員のセンスで、販売する書籍を厳選した独特のスタイルが支持されてきました。 経営者の中川和彦さん(57)は「人と人が出会う場所を作りたい」と、新しく始める店の構想をすでに描いているようです。

売れ筋にこだわらず、店員が商品となる書籍と雑貨を選び抜くのが特徴でした。店内には約100席のカフェがあり、暖色の明かりで居心地のよい雰囲気を醸し出すよう工夫していました。「目的もなく過ごせる公園や広場みたいなもん」と中川さんは振り返っています。

活字離れが進むと言われる昨今。「これからは愛着のある店じゃないと続かない。『あそこの店、この街に必要や』と思ってもらえる店にしたい」と中川さんは意欲を見せています。

年をとればとるほど、読書の持つ重みは大きくなってくるような気がします。体力の衰えからくる活動量の減少も大きな要因だと思います。暑いから出かけるのはよそう、寒いから出かけるのはよそう、となりがちです。自分にとって共感できる本に出会えることは、本当に大きな喜びなのですが、その共感を語り合える仲間というのは、身近にいないものなのです。人それぞれ興味には違いがありますから、私が面白いと思った本でも、同じように子供たちが面白いと思うことは、あまりないようです。 ベストセラーがよく売れるのは、もちろんその作品が魅力あるもので作品だからなのですが、売れているから売れるという面も大いにあると思います。 ほとんど誰も読んでいない本を読んでも、 ともに語り合う相手も機会もないからです。

この歳になってつくづく感じるのは、大人になると語り合う内容に行き詰ってしまうのです。結局は仕事仲間と仕事の話をしているのが、一番無難で話題にも事欠かないということになります。それはそれで、もちろん必要なことなのですが、長生きすればするほど、 身の回りの世界が狭苦しくなってくるように思います。 残された行きつけの場所が公共の図書館だけだった、という定年退職で会社勤めを終わったビジネスマンの話は、決して稀有な例でも、他人事でもないように思えます。経験も知識も蓄積してきたはずであろうのベテランビジネスマンの最後の居場所が、公共図書館という現実は、少し寂しい気がします。その蓄積された知識や経験を、少しでも社会を良くするために、貢献できる仕組みがあれば、本人にとっても生きがいになるはずなのですが。現実はとても難しいようです。

8つの政策

■20190423(火曜日:曇)

京都の二条城です。
京都の二条城です。

■今朝は走らずに、ゆっくりと休みました。昨日は10キロを走りましたので、さすがに疲れが溜まっています。学校も臨時休校だったためか、昨日の外来は大混雑でした。朝10キロ走って外来も大混雑では、疲れないはずはありません。東京では、気温が25.6度まで上がり、夏日となりました。暑さのために窓を開けたくなりましたが、花粉症が心配です。まだまだ花粉症は続いています。もちろんいっときのスギ花粉症のような激しさはありませんが、今はヒノキでしょうか、まだまだ患者さんは多いのです。それでも、我が家では窓を開けても、くしゃみが酷くなるということもようやく無くなり、昨日の夕方からは窓を開けて食事をとることにしました。

■今朝の東京新聞こちら特報部では、山本太郎氏「れいわ新選組」結成へ、と題して書かれています。 新党の設立にあたり八つの政策を紹介しています。記事では、そのいくつかの政策について、実現の可能性や整合性について論じています。八つのうち、主な政策は以下の通りです。消費税の廃止、最低賃金1500円を「政府が保証」、公務員を増やす、辺野古新基地建設中止、原発即時禁止などなどです。

平成は人々が疲弊した時代。生活を底上げする政策を言わなければならない。例えば消費税を5%に減税した場合、導入後6年目には一人当たりの賃金は1年で32万円上昇する。

と山本太郎氏は訴えています。4月22日現在、新党へは4,100万円ちょっとの寄付金が集まったとしています。その中には、わずかではありますが私の寄付も含まれています。

消費税の問題にしても、最低賃金の問題にしても、マスコミに洗脳されている私たちにとっては、彼の政策は荒唐無稽のように思えるのは事実です。 でも少し考えてみると、おかしな点がいくつもあるのです。例えば輸出頻度が高い自動車産業は、消費税率の引き上げを、むしろを後押ししています。消費税が上がれば国民は車を買うのを控えますから、売り上げは減り自動車会社にとってもマイナスかと思うのですが、実はからくりがあるのです。消費税が適用されるのは国内だけなので、 自動車会社がアメリカに車を輸出した際には、 仕入れ時に国内で支払った消費税額が自動車会社に還付されるのです。 つまり消費税率が上がれば上がるほど、自動車会社にとっては還付される消費税額が多くなるのです。 これでは消費税率の引き上げに対して賛成するはずです。 自分たちの懐が潤うからです。

最低賃金の引き上げについても、色々な意見があるのは事実です。引き上げを行った韓国の経済が破綻寸前だと、しきりにマスコミは報じています。 都留文科大名誉教授の後藤道夫氏(社会哲学・現代社会論)によると、これも十分に実現可能とされます。 企業が生み出す付加価値全体のうち、どれだけ労働者に賃金などとして還元されているかを示す「労働分配率」は近年、下がり続け、「現在、史上最低クラス」になっているそうです。つまり、賃金が低すぎて、消費に金が回っていないのが現状だというのです。

単身の非正規労働者が必要な月の生活費は、22万円から24万円という調査結果がある。それを平均的な月労働時間で割ると1時間約1500円。中期的な目標としては、妥当性がある数字だ。

最後に欄外のデスクメモにはこう書かれています。

国会での山本氏の質問は痛快だ。街頭での熱心な演説ぶりも知られ、政策も人気取りの甘言ではなさそうだ。いわゆるタレント議員とは違うと感じる人も多かろう。とはいっても、多数の支持を得られるとは限らない。目下、最大の敵は、国民の政治への無関心ではなかろうか。

山本太郎氏には、是非頑張ってもらいたいと私も思いますし、国民がどれだけ彼を応援できるかで、この国の将来が決まりそうな気もします。国民が政治に対して無関心でいる間に、この国はすっかり劣化してしまいました。本当に情けないことです。

戦前・戦中の様子を元にしたテレビドラマなどを見ていると、自分たちの国が本当にこんな状態だったのかと大変不思議に思います。 今から考えれば、本当につまらないことで、 憲兵や警察から庶民が殴られ、刑務所に放り込まれていたのです。今思えば、暴力団のいちゃもんとあまり大差ないようにも思えるほどです。 敗戦によって日本人は生まれ変わったと思われていますが、しかしよく考えてみると、根底にある精神状況というものは、実は水面下に潜ってしまっただけではないか、とも思えるのです。

この辺りは心理学の岸田秀さんが書かれた「ものぐさ精神分析」が鋭く分析されています。つまり再び条件が整えば、私たち日本人は、もう一度あの喜劇のような悲劇を演じるのではないか、と私は心配しているのです。 精神科医がマスコミで、これほどもてはやされている時代も、なかったのではないでしょうか。しかし一番肝心な点の分析が抜けているように、私には思えます。 明治以降の日本近代史を振り返る時、 日本人の精神状態については、まだ整理整頓が済んでいないように感じるのです。

隔世の感

■20190419(金曜日:曇)

京都の二条城です。
京都の二条城です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は朝6 km を走り昼休みにはロータリークラブの例会があり、その後少しゴルフの練習をしました。次の日曜日には、 B クラスの月例があります。何としても、また A クラスに戻れるように、少しずつ技量をあげていかなければいけません。

坂口さんに誘っていただいて新沼津カントリークラブのメンバーになったのは、資料を調べてみると、2005年2月でした。つまりはもう14年も経ったということです。もう35年ほど前に、新沼津カントリークラブでプレーをしたことがあったのですが、当時はメンバーになるのは容易ではありませんでした。メンバーの方の推薦がないと会員にはなれなかったのです。当時、私は単なる一見さん(いちげんさん)でしかなく、知り合いも全くいませんでしたので、まさに高嶺の花でした。 ですので会員になった時には、とても感慨深かったことを覚えています。この地に根付いて着実に 地域に溶け込んで行ったことを実感したものです。 そして今年からは競技委員にも加えていただきました。まさに隔世の感です。 だてに年はとってこなかったと、自分を褒めても良いかもしれません。

愛・地球博

■20190417 (水曜日:曇)

新沼津カントリークラブの桜です。もう、ほとんど散ってしまいました。
新沼津カントリークラブの桜です。もう、ほとんど散ってしまいました。

■今朝は走らずに休みました。昨日の朝、頑張って10 km 走りましたので、今朝は休息です。昨日は忙(せわ)しない一日でした。朝5時に起きて10 km 走り、シャワーを浴びた後に朝食を取り、 8時10分には迎えのタクシーに乗り学校検診に出かけました。 昨日出かけた小学校は、総数が約600人。検診が終わり、家に帰ったのが正午少し前でした。 慌ただしく昼食をとり、12時15分からはラジオ英会話を聞き始めました。

無線イヤホンを購入してからは、その度に線をスマホに繋がなくても良いので、楽になりました。 Bluetooth で繋ぐ無線イヤホンは、今ちょっとしたブームのようです。それこそ何十種類もの製品から選ぶことができるほどです。 Bluetooth の接続距離は10メートルが限界でしたでしょうか。 壁などの関係で途中に邪魔が入ると接続が途切れることがありますので、その階の中で、どこへ行ってもつながるというわけにはいきませんが、 コードのつながったスマホを、常に持ち歩かなければいけない、という面倒臭さはありません。

NHKラジオ英会話は、以前ならばトランジスタラジオから聞くのが当たり前だったのでしょうが、今ではスマホにアプリを入れれば、ラジオは必要ありません。スマホを利用する一番の利点は、音声が綺麗で、途切れることが無いということです。 FM 放送ならば音声がとても綺麗ですが、 AM 放送では雑音がひどくて聞きにくいことが多いのです。 スマホであれば、安心して聞くことができます。ほとんど全ての人がスマホを持っている現在では、 AM 放送の存在価値というのは、ほとんど無いと言っても良いのではないでしょうか。 また聞き逃してしまった回を、 あとから聞くこともアプリを使えば簡単にできます。これも大きな利点の一つです。

昼休みもあっという間に終わり、午後の診療の開始です。午前中休診でしたので、当然混雑することになります。5時に診療も終え、慌ただしく夕食を取ってから、今度は沼津医師会の理事会に出かけました。 帰ってきて一休みしてからお風呂に入ると、もう寝る時間になってしまいます。本当に忙しない一日でした。

■今日の東京新聞の「平成出来事川柳」は、平成17年(2005年)を取り上げています。この年の2月17日には、中部国際空港(セントレア)が愛知県伊勢湾沖に開港しています。そして3月25日、人と自然 愛・地球博 未来見る、と題して愛知万博「愛・地球博」が開幕し9月25日まで開催されました。

もう14年も前になるのです。のんちゃんが愛知にいましたので、家族みんなで愛・地球博を見るために出かけたことを覚えています。長久手駅からリニア電車に乗って会場まで行きました。夜花火を見て帰ったことを覚えています。その後何年経ってからでしょうか、名古屋で会合があり出かけた折に、一人で会場跡を訪れたことがありました。あの人混みでいっぱいだった会場が、閑散としているのです。冷たい風が吹いていました。「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな」という句を思い出しました。

タイガー

■20190415(月曜日:晴れ)

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新沼津カントリークラブ2番ホールの様子です。

■今朝は走る予定でしたが、さすがに昨日の疲れが残り、起き出すことができませんでした。目覚まし時計を5時に合わせてあったのですが、起き出したのは5時半になってしまいました。ということで、今朝は走らずにテレビでゴルフのマスターズトーナメントを観ることにしました。

タイガーウッズが14年ぶりに、メジャータイトルを獲得するかもしれなかったからです。腰の手術を4度も受けたり、私生活でもトラブルに見舞われ、一時はどん底にまで落ちましたが、さすがはタイガーウッズ選手です。昨年PGAで久々ぶりに勝利を挙げ、メジャータイトル獲得まで、もう一歩のところまで来ていたのです。

今回のマスターズトーナメントを見ていて惹きつけられたのは、12番と16番のショートホールでした。12番のショートホールでは、二打差を保っていたモリナリー選手が、まさかの池ポチャ。 その一方2番目に打ったタイガーウッズ選手は、ピンの方向には打たず、バンカーを越えてグリーン中央に乗せました。 このホールで首位に追いつき、そして流れは一気にタイガーウッズ選手に傾きました。 16番のショートホールではグリーン右奥に乗せ、傾斜を利用してピン下につけて、見事にバーディー。この一打が、18番ホールでボギーを叩いたタイガーに勝利をもたらしたのです。まさに手に汗握る戦いでした。昔のようにぶっちぎりで優勝するということは、もう今のタイガーには無理なのかもしれませんが、見ている私たちにとっては、スリル満点の展開でした。

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