2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 43 of 152

風邪

■20230121(土曜日:晴れ)

2018年1月に訪れたメルボルン・クィーンビクトリアマーケットの様子です。資源豊かな国なのです。彼の地では、有機栽培に対して、とても厳格で日本の比ではありません。

■昨夜から体調が異変を起こしました。Sunが肋間神経痛や食欲不振で苦しんでいるのを、心配しながら見ていたのですが、どうやら風邪だったようです。そして私にも取り付いたようです。

昨夜は、熟睡が出来ずに苦しみました。動悸や頭痛に襲われ、安眠できませんでした。軽い二日酔いのような状態だったのですが、昨夜は酒は飲みませんでしたので、原因が分からず苦慮しました。

動悸とともに頭痛が襲ってくるのが辛くて、眠れぬ夜を過ごしました。今朝は朝食を、リンゴとキウイとミニトマトだけにしました。これであれば、Sunも食べられました。

土曜日ですので、仕事は午前中だけでしたが、咳とだるさに参りました。昼休みになって、辛さもピークに達しました。幸い私の場合、食欲が落ちることは、めったにありません。昼食もきちんと取ることが出来ましたが、その後はコタツの中で休むしかありませんでした。

咳が次第に強まり、軽い気管支炎を起こしているようです。Sunの肋間神経痛も、気管支炎のためかも知れません。強い発熱は無いのですが、微熱はあったようです。

Sunはコロナウイルス抗原テストでマイナスでした。単なる風邪だったようです。しかし、この歳になると、単なる風邪でも辛いです。明日から北海道へスキー旅行に行く予定だったのですが、さすがにキャンセルしました。致し方ありません。

強烈な寒波が近付いています。新千歳空港にも、かなり雪が降っています。欠航になる可能性も、十分ありそうです。昨年のように、JR線が不通になる可能性もありそうです。

今年は、早めに決断しましたが、中止は仕方ありません。天気予報を注視しています。

一石二鳥

■20230120(金曜日:晴れ)

2018年1月に訪れたメルボルン・クィーンビクトリアマーケットの様子です。資源豊かな国なのです。

■今朝は、ゆっくりと休みました。熱はないのですが、Sunが疲れのためか食欲がなく、昨日は夕食も取らずに休みました。予定では、日帰り温泉に行って一杯やって帰ってくる予定だったのですが、致し方ありません。私も付き合って、早々と休みました。

家族の誰かが病気を抱えていると、精神的にも暗くなってしまいます。たかが、疲れで食事が取れないといった程度のことですら、こんな塩梅ですから、入院だ手術だとなると、その精神的な負担は大変です。

老夫婦2人住まいですが、元気であれば何の問題もない日常が、あっという間に暗転してしまうのです。一寸先は闇です。

昨年、自宅部分を改築して、バリアフリーにしました。ほんのちょっとした段差で転んで、骨折、入院という事例がとても多いからです。自分自身、衣服の着脱時に足を取られたことが、何度かありました。

それ以来、着脱時は心がけて、座って行うようにしています。朝、走りに出かける際の着替えも、玄関脇に備え付けの、ランニング用衣類の収納箱兼着替え椅子に座って、行っています。

これは、なかなか良いアイデアでした。ランニング用の備品、衣類などを一箇所に収納できる上、着替えにも利用できるので、一石二鳥です。

■昨日は青空の一日になるはずでしたが、終日曇天で薄ら寒い日でした。今朝は、今のところ青空いっぱいの空です。この差は大きいのです。何とかSunも体調を回復して欲しいのですが。

主役交代

■20230118(水曜日:曇)

2018年1月に出掛けたメルボルン動物園です。もう5年になります。

■今朝は、ゆっくりと休みました。今月に入ってからは、3日毎に走るというペースでしたが、体力から考えると今のところは、それが一番無理のない負荷のようです。

■さて昨年1月号の沼津医師会報「編集後記」に、電気自動車EVのことを書きました。理事・役員が交代で毎月執筆しています。医師会報になぜEVなのか、と思われそうですが、コロナ関係は内科を始め専門の先生方が書かれるでしょうから、自分の感じている時代の変化を紹介しました。

当時は、まだまだEVと言っても、ようやくTesla 車が話題になり始めたばかりの頃でした。たまたま市内でTesla車とすれ違った事があり、少し調べてみました。

優秀なハイブリッド車が街を闊歩している日本では、EVといっても見かけることは稀です。EVなど眼中にない、というのが日本人の正直な心境ではないでしょうか。

ところが調べてみると、世界では大きなうねりが起こりつつあったのです。Tesla社はトヨタの出資を受けたもの、先々の見通しを悲観したトヨタに見捨てられ、一時は倒産の危機に直面しました。安定して大量の車を作り続けるというのは、やはり本当に大変なことなのです。誰にでもできる芸当ではないようです。

そんな危機を様々な革新的な手法を駆使して、Tesla社は乗り切ったのです。2022年のTesla車の販売台数は、予想を下回ったものの、「2022年通期では、生産台数は136万9611 台、納車台数は131万3851 台で、前年同期比では生産台数が約47%増、納車台数は約40%増でした」とあります。

ある雑誌の、年末の予測では、

 2023年は、自動車産業の歴史に刻まれることになるであろう“主役交代”が実現することになりそうだ。

 米テスラのミドルサイズSUV(スポーツタイプ多目的車)「モデルY」が、23年の年間販売台数で世界首位に躍り出る公算が高まっている。

実現すれば、単一モデルの量販車として初めて電気自動車(EV)がガソリン車を抜くことになる。

ちなみに21年の世界ランキング首位はトヨタ自動車の「カローラ」。続くトヨタ「RAV4」、米フォード・モーターのピックアップトラック「Fシリーズ」が100万台クラスで、上位車種の常連となっていた。

まさに2023年は歴史的な年となりそうです。そして残念ながら、EVの世界では、日本メーカーの存在感は微々たるものなのです。あまりにも優秀なガソリンエンジン車を量産しているからです。現状から抜け出る必要が無いからです。

最近、ホンダがEVを作るためのバッテリー工場を立ち上げる際に、選んだ共同事業者は、韓国メーカーでした。日本にも優れた電池メーカーはあるのですが、どうやら巨大な投資額に恐れをなして、腰が引けたようです。

半導体以来、このパターンの繰り返しです。リスクを取る経営者がいないのです。そして置いてきぼりを食ってきたのです。大手企業の内部留保は、史上最高だそうですが、次の時代のための技術革新に、投資をしなければジリ貧になるだけなのです。

先の読めない時代に、先行投資をするには勇気が必要です。そして誰かが責任を持って、決断しなければ駄目です。そのあたりが、足かせになっているようです。

道具

■20230116(月曜日:曇)

5年前に訪れたメルボルン大学のキャンパスです。

■今朝は走るつもりだったのですが、疲れも残っていたのか、気力が湧きませんでした。無理をせずに、そのまま1時間更に眠りを延長しました。どうも今の体力では、3日毎に走るのが一番無理がないようです。

昨日は100円ショップに帰りがけに寄って、スライサーを買ってきました。サラダを作る際に、大根、人参、リンゴなどをスライスするのが、けっこう大変なのです。私自身、包丁使いがうまくないので、薄く適切に切ることが出来ないのです。

Sunが、硬いものを噛むことが苦手なので、なるべく負担にならないように、薄くする必要があります。これが手仕事では、なかなか難儀なのです。スライサーという道具があれば、それが難なくこなすことが出来ます。

おかげで今朝のサラダは、スイスイと食べることが出来ました。ただ、大きめの信濃リンゴ一個は、スライスすると量が半端でなく、サラダボール一杯になってしまいました。一部残して、夕食に回すことになりました。

リンゴ一個など普通に切って、2人で食べれば大した量でもないのですが、スライスすると、まるで別のものに生まれ変わったかのようになります。

適切な道具というのは、本当に便利なものです。古代の人々が土器や石器によって、どれだけ助けられたかは、容易に想像できます。直立2足歩行とともに、道具の使用は人類の特徴のようですが、あると無しでは、文字通り天と地の差です。

食料確保、そして生き延びるという点で、大きな進化だったに違いありません。

梅干し

■20230114(土曜日:雨)

2022年2月11日に訪れた小樽の様子です。運河沿いに倉庫が並んでいます。今年もすでに、かなり雪が降ったようです。

■今朝は雨。久しぶりです。暖かです。カラカラの天候が続いていましたから、身体にとっても農作物にとっても、慈雨に違いありません。雨の朝も良いものです。

雨の朝は、急かされる気がしません。土日が休日の方は、特にそうではないでしょうか。今日は一日ゆっくりしようかな、と布団の中でグズグズできるのは、至福のときです。仕事がある方では、そうも行かないと思いますが。

■さて以下の記事は、心配です。

「この状態続けば廃業する」
 消費低迷、凶作で市場縮小…和歌山の梅干し問屋が訴えた「危機感」

梅干しの消費量が減少し、産業として危機にひんしている、というのです。我が家は毎年、和歌山の会社から、南高梅の梅干しを取り寄せています。昼ご飯の時に、一つ必ず食べています。

梅干しと言っても、昔のように塩分の濃いものでなく、薄味の健康的なものに、今は変わっています。塩っぱくはありません。時代に合わせて、製造業者も色々工夫を重ねています。

記事にもある通り、地域全体で取り組んでいる産業ですので、一企業の盛衰というレベルの話ではないのです。地域全体の死活問題です。食生活の変化も大きな要素です。白米の消費量が減りました。それに連れて梅干しの出番も減ります。

ご飯とともに歩んできた梅干しも、違う相方を探す必要がありそうです。記事にも様々な取り組みが紹介されています。地域の特産品が消えれば、それは地域自体の消滅も意味します。

個性豊かな多様な地方がない国は、いずれ滅ぶでしょう。大都会だけが栄えれば、それで良いというのは、脳みそだけ大きくなれば良いのだ、というに等しいのです。

少子高齢化問題もそうですが、何十年も前から分かっている課題に真剣に取り組まず、先送りばかりを決め込んでいる今の政治では、日本の未来は本当に暗いとしか思えないのです。

疲労回復

■20230112(木曜日:晴れ)

2021年1月に訪れた三津シーパラダイスです。丑年の始まりでした。

■今朝は、走らずに休みました。昨夜から、走ろうという意欲が湧かないことには気付いていたのですが、起き出すことが出来ませんでした。致し方ありません。疲れが取り切れていないのでしょう。

Huawey のスマートウォッチ診断によると、毎回の8キロ弱のランニングによる疲労回復には、3日かかるという診断なのです。例えば、1月10日に、7.91 km を走った時の診断では、「完全回復 1月13日 金曜日 18:49」となっています。

根拠がいまいち不明なのですが、こうして疲れが残っているところを見ると、意外としっかりと私の体の状況を把握しているようです。運動中の心拍数や血中酸素濃度などの指標の変化によって、独自の基準を作成しているのでしょう。

■一昨日から、のんちゃんが買ってくれた、保温器を両手首に取り付けています。リストバンドのようなものです。指先が冷えるのを見かねたのんちゃんが、探してくれました。小型のホッカイロをリストバンドの中に取り付けるという感じです。

これが結構有効なのです。指先が明らかに温かくなりました。残念ながら、左手はそれほどの効果は出ませんでした。血流に左右差があるのでしょう。

年をとると、本当に様々な変化が、毎年毎年押し寄せてきます。付き合っていくしか無いですね。

進化の歴史

■20230111(水曜日:晴れ)

2020年の1月に撮りました。近所の庭に咲いていた蝋梅です。

■今朝は休養日ですので、ゆっくりとしました。5時半に目覚ましを合わせましたが、グズグズと暖かい布団の中で起き出せずにいました。と言っても、いつも10分ほどです。今日はビニールゴミの日ですので、起き出してから着替えを済ませ、所定の位置まで運びました。

今朝の冷え込みは、それほど強く感じませんでした。少し曇りがちだったためでしょうか。

帰ってきて、早速サラダづくりを開始です。昨日の夕食で食べた、イナダの刺身のつまの、大根の千切りを取っておいて、今朝のサラダに使いました。普通なら捨ててしまうのですが、サラダにはちょうど良いのです。リンゴ、キャベツ、カイワレ、大根、そして彩りはトマトです。

料理にとって彩りがいかに大切かを、自分で作ってみると、よく分かります。同じような色の食材を盛り付けても、食欲が湧かないのです。それぞれの食材が、それぞれを引き立て合うのです。人間と同じだと実感します。

同じような人ばかりが集まっても、たぶん面白くもないし、良いアイデアも浮かばないでしょう。某独裁国家のように、同じ制服を来た人民が一糸乱れぬ反応を示しても、気味が悪いだけで、幸せそうには見えません。

多様性こそが、ホモ・サピエンスの進化の根幹だ、という指摘はそのとおりに違いありません。我々は数百万年に渡り、多様な環境下において、多様な食物を摂取することで進化を重ねてきたのです。

それが例え、どんなに良いものであっても、一つのものだけに依存するのは、とても危険です。進化の歴史が、それを教えてくれています。

人材育成

■20230106(金曜日:晴れ)

地元の古刹「徳玄寺」です。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、起き出すことが出来ませんでした。昨夜は、ロータリークラブの新年会があり、いささか飲み過ぎました。

最近はすんなりと起き出せた時以外は、無理をせずに休むことにしています。晴天が続き放射冷却もあり、冷え込む毎朝です。今日は早めに休んで、明日走ることにしました。

昨日はのんちゃんから連絡があり、兄弟3人で相談して、私達夫婦の人間ドックの手配をしてくれることになりました。いつまでも、元気でいてくださいとのことで、有り難い限りです。

大学病院での、相当本格的な人間ドックのようですので、仕事も休んで望まなければなりません。毎年検診は受けているのですが、こんな年もあって良いでしょう。

■さて昨日は、三島駅前のホテルで新年会が開催されました。2020年に開業したばかりのホテルですが、初めて訪れました。一階には様々な店舗があり、2階以上がホテルとなっています。

13階のレストランで開催されましたが、三島駅の南北の様子が、手にとるように分かりました。東海道線で行きましたが、三島駅で下車する人の多いことに、まず驚きました。帰宅時間でしたが、伊豆箱根鉄道に乗り換える乗客が、とても多かったのです。

駅前に大学もあり、学生さんをはじめ若い人の姿が多く、沼津とは比較になりません。数十年前には、静岡東部の中心都市として賑わい、最盛期には百貨店が7つもあったそうですが、今では想像もできない変容です。

新幹線の駅設置反対など舵取りを間違えると、いかに容易に都市が衰退していくかの、見本のような事例です。様々な都市開発案件に反対ばかりしてきたからだ、とはよく言われることですが、話半分にしても、当たらずともいえども遠からずです。

いまさら、そんな事を言っても意味がないので、これからの構想をきちんと作り上げることが先決です。昔のように大型開発案件一発で、街が様変わりするということは、もう期待できません。

地道に人づくりを続けていくしか無いと、私には思えます。大手製造企業も幸いまだ残っていますし、国立高等専門学校もあるのです。優秀な人材を育てて、新しい時代の産業を新たに立ち上げることができれば、まだまだ都市再生は可能だと思うのです。産学の共同作業が、とても大事なのです。

駿河湾

■20230105(木曜日:晴れ)

昨日の原海岸の様子です。駿河湾越しに伊豆半島が、綺麗に見えています。

■年末から年始にかけて、こちらでは風もなく穏やかな天候が続いています。昨日は最後の正月休みということで、Sunと一緒に散歩にでかけました。私がリュックを背負って、おにぎりや水筒を持って、近くの海岸を散歩しました。

正月のNHK番組は、大河ドラマの関係で徳川家康一色でしたが、久能山東照宮からの映像が流れていました。駿河湾が一望でき、東には伊豆半島、西には御前崎が一望できる立地の素晴らしさが、よく分かりました。

上記の写真の伊豆半島を、家康も見たに違いありません。何かの本で読んだのですが、江戸城明け渡しの交渉でしたか、勝海舟と西郷隆盛が江戸攻撃をするかどうかのギリギリの交渉で、いざとなったら火力でまさる幕府の軍艦を駿河湾に並べて、東海道を行く薩長軍を艦砲射撃で壊滅するという戦略が、勝海舟から交渉材料として挙げられたそうです。大動脈である東海道は、駿河湾からは確かに丸裸なのです。

東京・大阪を結ぶ旧東海道は、こんな狭い道があの東海道なの、と今では信じられないほどですが、間違いなく参勤交代が行われたのです。今ではこの地域を東海道新幹線、東名高速道路、新東名高速道路が通っています。

お墓の中から家康が現れて、この変わりようを見たら、さぞかし驚くに違いありません。

モーニングサージ

■20230103(火曜日:晴れ)

2015年1月3日のとかち帯広空港です。あの頃は、クラブメッドサホロに出掛けていました。

■今朝はゆっくりと休みました。走るつもりだったのですが、睡眠のリズムの関係で、起き出し損ないました。まぁ、いいでしょう。明日は走るつもりです。

それにしても、ぬくぬくとした布団の中で過ごす時間は、本当に至福の時です。わざわざ起き出して、なんで寒いなか走るのか、普通に考えると理解しづらいことは、当然です。なんだか体にも良くなさそうです。

友人から、朝は血圧も一過性に上昇するから、体に良くないのでは、と忠告を受けたこともあります。モーニングサージです。調べてみると、

血圧は脳卒中に関連しています。

特に早朝の血圧が虚血性脳疾患においては大きな危険因子となります。早朝に血圧が上昇する人には2タイプあります。

夜間に低下した血圧が早朝に急上昇する
『モーニングサージ型』

夜間に上昇した血圧がそのまま早朝も維持される
『夜間高血圧型』

このうち、モーニングサージ型は、そうではない人に比べて、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクが2.7倍高いと言われています。

もともと健康な人でも血圧は緩やかな日内変動があり、朝は高くなり夜に低くなります。しかし、朝目覚める前後に急激に血圧が上昇するのが『モーニングサージ』です。 病院や健康診断では発見できないモーニングサージ。

それを知るためには、朝の血圧を測ることがポイントです。

なるほど、早朝の血圧を一度きちんと、計測しておく必要がありそうです。そういう意味でも、スマートウォッチに血圧測定機能があると便利です。今使用しているものは、心拍は計測しているのですが、残念ながら血圧は測ってくれません。

■さて昨年のいつ頃からか、こうしてパソコンで入力作業をする際に、タッチタイピングを止めました。つまり左手人差し指を「F」の位置に置き、右手の人差し指は「J」に置いて、キーボードを見ずにタイピングするやり方です。

今は両手の、主に中指を用いて、手を浮かせた状態で、キーボードを見ながら入力しています。入力速度は、かなり落ちます。なぜそんなことを、わざわざしているかというと、その方が肩が凝らないからです。

昔テレビで、アメリカのジャーナリストが記事を書くのに、タイプライターを用いて、同様にそれぞれ指一本で入力しているのを、よく見かけました。器用だな、というのが、当時の正直な感想でした。

その後にパソコンが主流になり、誰もがキーボードとにらめっこの状態になりました。しかし、IBMがPCを発売した初期の頃に、キーボード作業のために、腱鞘炎を起こしたとして、裁判になったことがあったと、記憶しています。

そもそも、手を固定して入力するタッチタイピングは、手の構造上、無理な負担を手や肩に、かけ続けるのではないでしょうか。専門ではないので詳しいことは分かりませんが、自分自身がタッチタイピングを止めて、そう思うようになりました。

パソコン作業など、体に良い訳がありません。じっと座りっぱなしですし、なるべく短時間で済ませるべきなのでしょう。ある本によれば、何百万年の進化の歴史から見ると、人間の脳や身体は未だにサバンナにあり、動き回るようには出来ていても、パソコンの前に座り続けるようには出来ていない、というのですが、確かにそのとおりに違いないと、日々実感しているのです。

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