2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 58 of 152

漢方薬

■20220316(水曜日:晴れ)

狩野川べりを散策しました。桜の頃は、さぞかし華やかでしょう。

■今朝は走らずに休みました。5時半に目覚ましを合わせて起き出しました。昨日は小雨の中を走り切りましたので、今日は休養日です。

月の半ば、15日が終わって、ちょうど50キロを積み重ねることができましたので、このままいけば月100キロ走も可能なのですが、昨年体調を崩して以来、無理をすることは止めました。

走ることのできる日には走り、体調をみながら、調子の出ない時には休むことにしたのです。今年に入ってからは、一日おきに走るのが一番合っているようです。

■さて、先日継続して服用していた漢方薬の一つが切れていることに気付かず、数日服用できませんでした。柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅう・こつぼれいとう)です。

コロナが流行する前に、診察していただいていた漢方医の先生に、処方してもらいました。説明書には、比較的体力はあるが、神経質で些細な事が気になって抑うつ、不安、イライラ、不眠などがあるような、精神的に不安定な人に用いられる薬です。神経性の心悸亢進の改善に使われることもあります、と書かれています。

実は、この神経性の心悸亢進に一時期、かなり悩まされました。要するに、訳も分からず動悸がするのです。

心臓が拍動しているのが気になるのです。心臓は休みなく動いていますので、常に拍動している訳ですが、そのことが気になることは、普通はありません。激しく運動した時とか、ものすごく緊張した時とか、通常ではない場合に感じることになります。

ところが、そうでない時に拍動を感じると、これは意外と辛いのです。深呼吸などして、上手く付き合う方法があるようですが、私の場合は、うまく制御できませんでした。

循環器の先生に精密検査をしてもらい、冠動脈の異常や心電図に異常がないかを確認してもらいましたが、問題ありませんでした。となると精神的な問題なのか、自律神経のバランスが悪くなっているのか、どちらかしかありません。

その他もろもろの体の変調を考えると、歳をとることによって自律神経のバランスが崩れ、それをコントロールする力が衰えたためのもの、と考えるのが一番実態に近いと思えるようになりました。

人間の体は、ホメオスターシスと呼ばれる仕組みによって、バランスが常に取られています。アクセルとブレーキのようなものです。それによって常に一定範囲の運行がなされている訳です。ところが年齢とともに、そうした微妙なコントロールが効かなくなってくるようです。

私の場合、自律神経失調症とまではいかないのですが、微妙なさじ加減がうまくいっていないようです。昨日から、また漢方薬の服用ができるようになりましたので、飲み始めたのですが、気持ちのせいか心臓の調子も良いようです。

漢方薬は飲んですぐに効くわけではありませんので、服用していても効果に疑問を感じてしまうことがあるのですが、どうやら私の場合は飲み続けた方が体のために良いようです。止めてみて初めて分かりました。

六つの村を超えて髭をなびかせる者

■20220314(月曜日:雨のち晴れ)

三津浜からみた「安田屋旅館」です。太宰治ゆかりの旅館です。

■今朝は、ゆっくりと休みました。夜半から雨足が強まり、地面や屋根を打つ雨音が聞こえてきました。5時半に目覚ましを合わせてあったのですが、何度も眠りに戻ってしまい、結局起きたのは6時半でした。

もう、その時刻には雨も上がり、西の空には青空が見えていました。起き出して新聞を取りに玄関を出たのですが、今日は休刊日でした。

昨日、久しぶりにラウンドし、17,000歩近く歩きました。心地よい疲れで、ゆっくりと休むことができました。

寒さが遠のき、春の暖かさが感じられるようになってきましたので、とにかく何をするにも大変楽ですし、気のせいか、心もウキウキしてくるように思います。

■3月に入って購入した「六つの村を超えて髭をなびかせる者:西條奈加 著」を読み進めています。電子書籍ではなくて紙媒体ですので、読み進めるのが一苦労です。つまり、本を手に持ってページをめくるのですが、これが年寄りには難儀なのです。

内容は江戸時代、松前藩のアイヌに対する差別的な扱いを描いているのですが、江戸幕府から派遣された主人公たちが、同じ人間として対等に、そして公平な目でアイヌの人達を見ていることに救いを感じます。

自然と共生し、争いを好まず、長い年月を仲間と共に過ごしてきたアイヌの人達の生き方を、私たちは今こそ学び直す必要があると感じるのです。そして、松前藩がそうしたように、先住民を差別し搾取してきた歴史というものを、もう一度しっかりと確認することも大切です。

こうした歴史的事実は、決してアメリカ人とネイティブアメリカンの人達だけに限られた問題ではないのです。この日本にも、かつてあったということを知ることは、とても大切なのです。

読み終えるまで、どんな展開が待っているのか、待ち遠しい毎日です。

なぜ人に会うのはつらいのか

■20220312(土曜日:晴れ)

三津浜での朝市です。取り立ての釜揚げしらすを、格安で販売していました。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は朝8キロを走り、積み上げができましたので、今日は休養日です。目覚ましが鳴る6時まで、ウトウトと訳の分からない夢を見ながら、布団の中で過ごしました。

昨日は、さすがに疲れてしまったのか、昼食後に、いつものようにラジオ英会話を30分ほど聞いてから、書類の記入などをしようと思ったのですが、15分程居眠りをしてしまいました。銀行に行って振込をしなければならないのですが、なかなか出かけるのが億劫で、先送りになっています。

昼休みに短い時間でも昼寝をすると、午後からの仕事は楽なのですが、逆に夜の眠りが浅くなってしまうような気がします。どちらを取るかは、なかなか難しいところです。

■さて、土曜日の新聞には、書評欄が設けられています。近所にあった本屋さんは、フィットネスクラブに鞍替えしてしまいました。以前は昼休みに、気分転換に本屋さんによく行ったものですが、そんなこともできなくなってしまいました。

となると、週に1回の新聞で読む書評欄は、今どんな本が話題になっているのか、あるいは読むに値するどんな本があるのかを知るには、とても良い機会です。

良い本はもちろん、たくさんあるのですが、やはり自分の興味と合わない限り、なかなか手に取ろうとは思いません。例えば今日の欄の中では、「酒井順子さんの3冊の本棚」が掲載されています。その中にあった対談集「佐藤優・斎藤環「なぜ人に会うのはつらいのか」があります。

この書名を見て思わず手に取った私。それというのも私は、書名そのままの事をかねて思っており、「人に会うな」と厳命されたコロナ初期には、少なからぬ解放感を覚えていたからです。

と、酒井さんは書き出されています。

著者の2人も、人に会うことにしんどさを感じることがある模様で、会うことは一種の暴力であり、領域を侵犯し合う行為なのだとの話に、酒井さんは深く頷いています。

それでも人は会わずにはいられませんし、人に会わずに暮らしていくこともできないのです。これを矛盾と言わずして、なんと言ったら良いのでしょうか。

アドラーが言うように、人の持つ全ての悩みは対人関係の悩みである、という存在である人間が、人に会うことが辛いのであれば、人生そのものが辛くなってしまいます。人間は、本当に厄介な存在なのです。

岩山を砕く

■20220310(木曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。富士山をバックに素晴らしい青空でした。桜の開花は、まだまだ先です。

■今朝は6時まで、ゆっくり休みました。昨日は頑張って走りましたので、今日は休養日です。最近は、連日走ることは止めました。疲れが溜まってしまうからです。

自分なりのペースが大切です。自分の体と対話しながら、どれぐらいの運動量を、どれぐらいの間隔で自分の身体に負荷していくのか、それを勘案しながら進めることが一番大事だということが分かりました。

むやみに、たくさんやれば体の為になる、というわけでもないようです。もう、おじいさんですから無理をしても意味がありません。

■先日ネットの記事でマスターズ、つまり60歳以上の方のマラソンの世界記録を持っている、ある女性ランナーの記事を読みました。若い頃から陸上部で活躍されていたようですが、引退されてからも、母校の高校の陸上部の顧問をされて、生徒さんと一緒に走って、トレーニングを積み重ねているそうです。もちろん、3時間以内で完走するサブスリーです。

その方のトレーニングの内容を知ると、腰が抜けそうになります。何しろ普段でも、月600から700キロを走っているというのです。毎日20キロを走ったとして、月600キロですから、私には想像すらできません。食事もとらず睡眠も取らずに、一日中走っているとしか思えないほどです。

食事内容や睡眠時間など、一日を厳しく完璧にコントロールして過ごしています。もちろん、それぐらいしないと世界記録を維持することはできません。まさに修道僧のような生活です。

また、ある記事では作家・村上春樹さんの一日の生活リズムを書いたものを読んだことがあります。村上さんは早起きタイプらしく、早朝に起きて執筆活動を行い、午後からはランニングをしたり、好きな音楽を聴いてリラックスし、夜は早々に休まれるそうです。

自分の体と対話を重ね、そうしたリズムが一番自分に合っているということを突き止めて、延々とそれを続けてこられたそうです。

作家というのは自由業ですから、どのような生活をしても別段、誰も文句を言う人はいません。結果が全てですから、優れた作品を書けば、それで良いのですが、良い作品を書き続けるということは、並のことではありません。

才能だけに頼っていては、あっという間に資源切れ、才能が枯渇してしまう。やはりコツコツと岩山を砕くように、努力を続けるしかないのだ。長編小説を書くことは、マラソンを走ることと、とても似ている、と村上さんご自身も書かれていました。

これは誰にでも当てはまることではないでしょうか。ということで、今朝はゆっくり休みましたが、明日はまた走る予定です。

いつもと違った方向から眺める

■20220308(火曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。富士山をバックに素晴らしい青空でした。広場で多くの家族連れを見ました。

■今朝は走らずに、ゆっくりと休みました。何度か目が覚めましたが、一度もトイレに行くことなく、6時に目覚ましが鳴りました。5時半頃目が覚めて、起きだそうかと思ったのですが、6時まで待ちました。気づいたら6時半になっていました。うとうとと二度寝をしてしまったのです。

三月に入って、花粉症の患者さんが、ぐっと増えました。資料によれば、今年の花粉の量は昨年の倍だということです。

自分自身に関していえば、10年前は本当にアレルギー性鼻炎が酷く、仕事中もティッシュペーパーでは間に合わず、タオルで鼻をかんでいたことを思い出します。今では多少目も痒く時々鼻水も出ますが、タオルを持ち出さなければならない程の酷い状態はありません。

年をとって、免疫力が落ちてきたということです。そう考えると、歳をとることも悪いことばかりではないのですが、免疫をすり抜けてしまったがん細胞が、そのまま生き残ってしまうわけですから、何事もいいことばかりでも、また悪いことばかりでもないのが自然界です。

■さて、ある記事で、Google Keepの利用の仕方を読みました。既に使用されている方は、たくさんいるとは思いますが、要するに、グーグルが提供している無料のメモ帳のようなものです。

ネット上の情報などを、ポストイットのようなメモ帳形式で、どんどん気軽に保存できる便利なアプリです。

私はevernoteを有料会員として利用していますので、何千ページという保存資料がありますが、このグーグルキープの便利な点の一つは、例えば新聞の切り抜きをスマホの写真で撮影し、その中にある文字だけを自動的に取り出してくれる機能です。

今朝そうやって取り出したのが、東京新聞朝刊に掲載されている、「今週のことば 藤田正勝」です。

哲学者の藤田正勝さんは「孤独は山になく、街にある:三木清」という言葉について書かれています。

藤田さんは学生時代、古本屋で三木清の人生論ノートを見つけ、その中に書かれていた、この言葉を見つけて、ひどく心を動かされたことがあったそうです。それは毎日大学に行きながら、そして同級生たちと言葉は交わしながらも、お互いに心に響く言葉を掛け合うことがなかったからではないか、と書かれています。

三木清は、「ひとは孤独を逃れるために独居しさえする」と言っています。自然の中に一人身を置いた時、小さな草花や深い木々の緑が密かに語りかけてくれることがあり、それに答えて、草花や木々に語りかけることもある。おそらくこのような繋がりが孤独を癒してくれるのであろう、とも書かれています。

そして、藤田さんはこう結ばれています。

三木のこの逆説的な言葉を目にしたとき、物事は、いつもと違った方向から眺めることによって立体的に、そして豊かに見えてくるのだと感じたことを思い出す。それが哲学を学ぶきっかけになったかもしれない。


昨今の新聞やテレビを見ていると、一方的な言説が溢れています。物事はいつもと違った方向から眺めることによって立体的に、そして豊かに見えてくるのだという、藤田さんの言葉を、今こそしっかりと思い出すべきではないでしょうか。

世論一色

■20220304(金曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。青空をバックに素晴らしい白梅でした。

■今朝は走らずに休みました。ただし室温の変化に体がついていかず、何度か目が覚めてしまいました。寝る時に使用した厚めの掛け布団で、眠りにつくことは出来たのですが、夜半を過ぎ、今度は暑すぎて目が覚めてしまいました。

そして、薄手の掛け布団に替えたのですが、明け方には寒くて目が覚めました。もう空調は使用していませんので、自分の体で適応するしかないのですが、これがなかなかに厄介なのです。どう調整をつけるか思案のしどころです。

■さて、新聞を開くとロシア非難の一色ですが、どういう方向であれ、世論が一色に染まった時は気を付けた方が賢明のようです。鬼畜米英、暴支膺懲(ぼうし・ようちょう)、などという言葉が国民を駆り立てたのが、先の大戦だったのです。日本人はすっかり、そうした歴史を忘れてしまっているようです。

プーチン大統領をコキ下ろす事は、まるで自分の正しさ、精神の美しさを証明している事であるかのごとく、誰もが同じ言葉を繰り返していますが、いささか滑稽にさえ、私には映ります。

最高のお笑いは、ロシア軍によるウクライナ民間人への攻撃は「既に十分に戦争犯罪にあたる」、「野蛮かつ無差別の攻撃」とジョンソン英首相が強く非難し、国際刑事裁判所(ICC)の捜査開始を支持した、と下院で述べたことです。

まるで盗っ人に泥棒呼ばわりされるようなものです。イギリスの外交政策によって、どれほど多数の市民が犠牲になってきたか、歴史を見れば明らかです。

米英が主導権を握った国際的な枠組みが続く限り、犠牲になるのは何の罪もない民間人であることは明らかなのです。私たちは、そのことに一刻も早く気づくべきなのですが、どうもそれは難しいようです。マスコミの力は偉大なのです。

歴史に学ぶ

■20220302(火曜日:晴れ)

富士市岩本山公園の梅です。初めて出掛けました。富士山をバックに素晴らしい青空でした。

■今朝はゆっくりと休みました。走る日には5時に、そして走らない日には6時に、いつも目覚まし時計を合わせてあるのですが、久しぶりに目覚まし時計で目が覚めました。

大抵の日は、目覚まし時計が鳴る前に目が覚めてしまい、目覚まし時計に叩き起こされることは滅多にありません。それだけ今朝は、よく寝ていたということです。

2022年も2ヶ月が過ぎ、6分の一が終わったことになります。今年の千歳JAL国際マラソンが、3年ぶりに開催されることが発表され、昨日3月1日に参加申し込み受付がネットで始まりました。

さっそく出場予約を申し込みました。3月1日の午前零時からネット上で受付開始ですので、私は朝走った後5時40分過ぎに申し込みましたが、受付順位は71番でした。

今年は例年と異なり、フルマラソン2,500名、17キロ走2,500名と、合計5,000名しか受け付けてくれません。例年のほぼ半分です。この募集人数で果たして応募する方がどの程度いて、どの程度の方が出場できないのか分かりませんけれども、私が受付順位一番でなかったことは間違いありません。

東京マラソンのように、走ることができるかどうか、抽選で決まる大会ももちろんあるのですが、さすがに地方の大会ですから、千歳マラソンがいくら人気があると言っても、抽選にまではなっていません。

■さて昨日の東京新聞一面には「我々が武器を置くことはない」と語るウクライナのゼレンスキー大統領(44)の毅然とした態度が国民の共感を呼んでいる、と書かれています。

会員制交流サイト(SNS)を駆使して、愛国心を鼓舞するメッセージを連日のように発信し、国民は戦時大統領のもと結束を強めている、と元モスクワ支局の特派員が報じています。

まるで英雄のように描かれていますが、ウクライナ東部2州に住むロシア系住民に、これまで彼の行ってきた残虐行為が、完全に忘れ去られていることが、とても不思議です。

不思議というか、あまりにもステレオタイプの歪曲された記事、と言っても不思議ではありません。NHKの報道番組では、「ロシアの侵略」という言葉を連日繰り返しています。

プーチン大統領は悪の帝王のごとく、日本のマスコミでは描かれていますが、かつてのイラクのフセイン大統領を思い起こさせます。大量破壊兵器を隠し持っている、というアメリカの主張に基づいて戦争が始まった訳ですが、それをアメリカの侵略とは、日本のマスコミは決して報じませんでした。

事実に基づいた、中立的な報道というのは、期待する方が無理なのでしょう。でも今はネットがあります。以下の田中宇さんの無料配信記事を読まれると、少しは違った視点から世界情勢を考えることができるはずです。

[田中宇:ウクライナがアフガン化するかも ]

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2022年2月27日

多くの日本人が、あまりにも一方的な、そして間違った情報を、頑なに信じていることに、大きな危険性を感じます。

みんなが右へ行けと言っている時には、一度立ち止まって、左はどうなっているのだろう、と見渡してみることも大切なのです。

マスコミというのは、実は信頼できないのだということが、新型コロナウイルスをはじめ、様々な場面で明らかになっていることは、少し調べてみれば容易に理解できるのですが、マスコミは決して、そのことを報道しません。

現在の報道状況は、シリアのかつての内戦を思い起こさせます。誰が火をつけて、誰が消火活動を行ったのか。真実に至るためには、歴史に学ぶことが、いつの時にも最優先事項なのです。

また一歩

■20220228(月曜日:晴れ)

新千歳空港ショッピングワールドです。網走郡津別町の木材工芸社です。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、うまく起きだすことができませんでした。いつもは寝る前に暖房を16度に設定し休むのですが、昨夜から設定方法を変えました。

5時間後に空調の電源が入るように設定を変えたのです。つまり寝るときは、それほどまだ冷えていないのですが、夜明け前の時間帯が一番冷え込みますので、その頃に室温を上げようと思って設定したのですが、逆に室温が上がりすぎて目が覚めてしまいました。

室温が体の許容範囲以上に変化することが、熟睡を妨げることが分っていましたので、なるべく室温を一定にしておきたいのです。寝室の空調では、暖房時は15度以下には残念ながら設定できません。最低でも16度なのです。

16度だと、いま使用している掛け布団などでは少し暑すぎるようです。16度にしておくなら、掛け布団を薄めのものに替えたり、少し条件を変えないといけないのでしょう。

何はともあれ、今朝は起き出すことができませんでしたので、3月になる明日から、また一から再挑戦です。

■昨日は40回目の結婚記念日でした、Nonちゃんがイタリアンのお店を予約してくれてありましたので、夕方2人で電車に乗って沼津駅へ出かけました。

前回あのお店に出かけたのは、確か私の誕生日に、同様にNonちゃんが予約してくれて、Sunと3人でディナーを取った時以来でしょうか。

本当に、あっという間の40年間でした。40年前の結婚式の日は曇り空で、今にも雨が降りそうな天候でしたが、昨日はよく晴れた一日でした。風が強く終日吹き荒れましたが、寒さはそれほど感じませんでした。一歩一歩、春も近づいてきているようです。

二人きりで2時間あまり、貸切状態のお店で、美味しいお酒と料理を楽しみました。思い出話に花が咲きました。

Nonちゃんが豪華な花束を自ら、お店に届けてくれてあり、何よりも心のこもった結婚記念日となりました。

結婚記念日

■20220227(日曜日:晴れ)

新千歳空港ショッピングワールドです。有名なお菓子です。

■今朝はゆっくりと休みました。目覚まし時計を6時に合わせて、昨夜の11時から久しぶりに、ゆっくりと眠ることができました。最後の1時間ほどは、夢の中でウトウトと過ごしました。幸い悪夢のような夢ではなく、のんびりと夢の中で過ごすことができました。

今日は結婚記念日です。40年になります。本当に今となっては、あっという間の時間でした。幸い3人の子宝にも恵まれ、それぞれが自立して生活していますので、今のところ特に心配なことはありません。何より健康でいてくれていることが、一番ありがたい点です。

■今朝の東京新聞「こちら特報部」では、7月に閉館される予定の岩波ホールについて書かれています。世界の名画を発掘し続けてきた、あの岩波ホールです。

題名には「名画発掘、岩波ホール、7月に閉館、異文化理解の道しるべ、公開中「金の糸」継ぎ合わす願い込め」と、あります。

岩波ホールが開館したのは1968年。岩波書店社長だった岩波雄二郎氏が私財を投じ、多目的ホールとしてスタートさせました。義理の妹であった高野悦子さんを総支配人に指名し、「良いことだったらなんでもやって良い」と任せたそうです。

映画に特化するようになったのは1974年からで、インドの「大樹のうた」上映をきっかけに、世界の名画を発掘する「エプキ・ド・シネマ」(フランス語で「映画の仲間」)運動を高野さんらが立ち上げ、岩波ホールがその拠点となりました。

これまで岩波ホールが映画を発掘してきた国・地域は65に及び、紹介した作品は270を超えているそうです。

しかし、最近では動画配信サービスが拡充したのに加え、コロナ禍が追い打ちをかける形となりました。動画配信でも観客数は減ったのですが、コロナ禍で皆さん来られなくなって、そういう方々が仕方なく動画配信に流れてしまった、というのです。

岩波ホールは原則として1日4回上映されていましたが、まる1日の入場者数が、かつての1回の入場者数に満たない日も続いたというのです。1人も入らず、映写機を途中で止める日もありました。

日本のスクリーン数を見ると、大型劇場では増加していますが、4スクリーン以下の映画館に限ると、2000年の1,401から、昨年末の419スクリーンにまで減少しています。

こうした中、映画配給・宣伝を担う「ムヴィオラ」の武井みゆき代表は「質の高い映画文化の存続について映画人は真剣に考えていかないといけない」と強調されています。

国の文化予算がフランスの8分の一、韓国の10分の一程度という日本の公的支援の乏しさも、しばしば問題にされますが、武井さんはこう語っておられます。

公的助成を受けた映画監督が政府批判をすると、税金を使っていながらけしからんとされる。そんな誤った認識があるうちは、公的支援に多くを頼れない。

文化に対する政治の支援の乏しさは、そのまま、政治家の皆さんの文化に対する思いと並行するのではないでしょうか。

文化の持つ力というのは、本当に巨大なものです。「冬のソナタ」が与えた日韓関係への影響力を思う時、その力は軍事力よりも何よりも強力だ、と痛感せざるを得ないのです。

この問題を考える時、日本という国全体の衰弱を、ひしひしと感じるのです。

■26日に李御寧(イ・オリョン)元文化相が亡くなられました。ネットによると、以下の通りです。

「『縮み』志向の日本人」( 1982 年)の著者としても知られる韓国の文芸評論家、李御寧(イ・オリョン)元文化相が 26 日、死去した。88 歳。聯合ニュースが報じた。

李氏は中央日報、朝鮮日報など韓国各紙の論説委員や梨花女子大教授を歴任し、1990 年、盧泰愚(ノ・テウ)政権で新設された文化省の初代大臣に就任した。「『縮み』志向の日本人」では、箱庭、盆栽などを例に挙げて小さいものに〝美〟を見いだす日本人論を展開、ベストセラーとなった。

「『縮み』志向の日本人」は、とても興味深く、斬新な視点から日本文化を論じた名著です。私も読破しようと思いながら挫折しています。確か文科相として、現在に至る韓流ドラマや韓国映画の基礎づくり、そして発展に尽力されたはずです。

透徹した歴史眼から文化の力を信じていたのです。残念ながら、日本にはこれだけの政治家が見当たりません。心からご冥福をお祈りします。

40回目の結婚記念日でした。

Nonちゃんが用意してくれた、豪華な花束が文字通り、華を添えてくれました。

ウクライナ侵攻

■20220225(金曜日:晴れ)

新千歳空港ショッピングワールドです。美味しそうな「鮭ぶし」です。北海道は食の宝庫です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の朝7キロ超を走りましたので、今日は休養日です。

昨夜は2022年最初の勉強会となりました。2人の先生をお招きし、講演をしていただきました。コロナ禍の現状ではやむを得ないのですが、お一人の先生はオンラインでの参加となりました。講演を聞いてくれた会員の先生方も、多くはオンラインでの聴講となりましたが、多くの会員が講演から学んでくれたと思います。

私は開会の挨拶と特別講演第一席の座長を務めさせていただきました。無事に終わってほっとしました。こうして、また1年間がスタートです。

4月からは新年度が始まります。静岡県眼科医会も会長をはじめ、メンバーが変わりますので、軌道に乗るまでは少し時間がかかるかもしれません。最終調整で、いま大変ではないでしょうか。

■さて、今朝の東京新聞一面の見出しは「ロシア、ウクライナ侵攻」です。首都攻撃地上部隊も、とあります。まるでナチスドイツがポーランドを侵略したかのごとく、錯覚しかねないのですが、状況が全く異なることは、いつもの田中宇さんの国際ニュース解説を読んでいると理解できます。

どうして、こうも日本のマスコミは、金太郎飴というか欧米のマスコミと歩調を合わせた、紋切り型の報道しかできないのでしょうか。本当に不思議です。プーチン大統領は悪の領袖であり、まるで国際秩序を破壊するかの如く報道されています。

トランプ前米大統領の際もそうだったのですが、批判することが、まるで自分の正しさを立証するかの如く、本当に紋切り型の批判ばかりが羅列されましたが、自分の頭で考えないと、ワンパターンに陥って真実を見逃してしまうことが、よく分かりました。

自分はリベラル主義者だと自認している人に限って、自縄自縛になっているように、私には思えました。やはり自分なりに調べて考えて、何が本当らしいのかを、しっかりと考察していかなければなりません。これからの時代を生きていく人々には、不可欠の行動となるのです。

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