2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

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時の流れ

■20210809(月曜日:雨)

中富良野町のゲストハウス夕茜舎(あかねやど)。空調がありせんでした。

■さて、ある報告によると近い将来ハードディスクは滅亡する、と情報保存企業が予測しています。ぐるぐる回る円盤にデータを保存する、パソコンに入っているあのハードディスクです。ハードディスクを構成する重要な部品には、日本製のものが多く、世界的にも多くのシェアを占めています。

それでは、何に情報を保存するかと言えば、それはSolid State Driveです。SSDと省略され、値段的にもかなりこなれてきましたので、今ではパソコンにもハードディスクの代わりに使用されるようになってきました。

すでに購入してあるパソコンのハードディスクを、自分でSSDに換装するという解説記事も散見されます。私もSunが使っているパソコンのハードディスクをSSDに替えてあげました。

実はそれ以前に、自分自身が使っていた、かなり古いデルのパソコンのSSDへの置き換えを経験していたのです。それまでのデータを退避させておき、SSDを装着して元に戻すという作業です。

DELLのパソコンが古いにも関わらず、とても優秀だったのかもしれませんが、SSDに変更したところ、劇的にスピードが早くなりました。Sunの使っている東芝製のパソコンの場合、残念ながらそこまでの劇的な変化は、実感できませんでした。

まだまだSSDの値段はハードディスクに比べると高価なのですが、専門家によれば長期的な信頼性や、なによりもデーターの再構築にかかる時間が圧倒的に短いようですが。

例えば20テラバイトのハードディスクの場合、データの再構築には数週間もの時間が必要だそうですが、同じ容量のSSDなら2日もあれば再構築できるそうです。

情報管理をビジネスにしている会社にとっては、こうした時間の違いはとても大きいのでしょう。やはり、いずれはすべてのデータ保存がSSDに変わっていくのは時間の問題のようです。

■調べて見るとウインドウズ3.1の日本語版が発売されたのは1993年5月18日でした。それまでは日本語をどう処理、表示するかという問題から、日本のパソコンは NEC の98シリーズが圧倒的な占有率を持っていました。日本におけるパソコンと言えば、NEC の 98 シリーズ、ワープロは一太郎と決まっていました。

ところが、この日本語処理をソフトウェア的に解決しようとする DOS/Vマシーンというパソコンが発売されるようになり、1991年アメリカのCompaqコンピューターが、標準モデルとして19万8000円という値段のパソコンを発売しました。

同じ年にNECが発売したPC9801 FA というコンピューターは、ハードディスク別売りのエントリーモデルが45万8000円、100メガバイトのハードディスク内蔵モデルは、なんと64万8000円もしていたのです。

黒船がやってきた、「コンパック・ショック」と、当時よく言われたものです。

ウインドウズ3.1日本語版が発売されてからは、アメリカからパソコンを個人輸入して、自分で組み立てて楽しんでいました。パソコンにおける内外価格差とは、そのように大きかったのです。

英国で発行されていたパソコン愛好家のための雑誌、コンピューター・ショッパーという月刊誌を、毎月輸入して読んでいたというか、眺めていたというか、それがとても楽しかったのです。

確か最初の頃の購入したハードディスクの容量は40メガバイトだったような記憶があります。当時はウインドウズをはじめ、ソフトウェアをパソコンにインストールするためには、フロッピーディスクを何枚も入れ替えていたのです。

今やパソコンを自作する人など、まずいませんが、製造販売する会社自体も変わってしまいました。当時はパソコンのメーカーといえばIBMをはじめ、アメリカのメーカーだったのですが、今では製造のほとんどが中国でなされています。パソコンメーカーのデルですら、作っているのは中国なのです。

■それと同じような現象が、自動車の世界にも押し寄せてきているように、私には感じられます。

配達に使うための車を電気自動車に置き換える、と佐川急便が発表しました。普通なら日本のメーカーが当然選ばれるのでしょうが、聞くところによると、設計は日本のベンチャー企業が行ない、製造は中国で行われるそうです。

中国における電気自動車の進歩は、まさに日進月歩です。その動向を伝えるYouTubeの番組は、ほぼ毎日更新されているほどです。中国における電気自動車バッテリー製造メーカーの動向、あるいは電気自動車製造メーカーの一挙手一投足が報じられているのです。

日本では、その分野に関しては、まるで時間の流れが止まっているようにすら感じられるほどです。いずれ、欧米ではガソリン車は発売できなくなる可能性もあります。果たしてその時に、日本製造業の屋台骨である自動車産業は、どうなってしまうのか。誰もが固唾を呑んで見守っている、という状況ではないでしょうか。

高い授業料

■20210807(土曜日:晴れ)

今朝女子マラソンが行われている札幌の駅前通りです。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、寝過ごしてしまいました。疲れが溜まっていたのか睡眠のリズムが合わなかったのか、とにかく今日は積み重ねができませんでした。

5時に目が覚めましたので、それから起き出して走り出してもよかったのですが、どういうわけか4時半に合わせた目覚まし時計と共に起きださないと、走る気力が出ないのです。いったん決めた時刻を過ぎてしまうと、どういうわけか走ろうと思わないから不思議です。

まぁ慌てても仕方がありません。今週は24キロ超を走っていますので、1週間あたり25キロ走れば4週間で100キロですから、ベースとしては良いペースと言えますので、無理をしても仕方ありません。

■さて、先日我が家の近くにある日帰り温泉から、営業再開案内のメールが来ました。7月の第1土曜日に起こった大雨による浸水事故で、温泉を汲み出すことができなくなり、営業停止が続いていたのです。

あれはちょうど熱海で土石流が発生した、まさにあの日7月3日でした。日帰り温泉の営業再開は8月13日の金曜日からだそうですから、まるまる5週間の時間がかかったことになります。

7月10日に行われた、ロータリークラブの夜間例会で、温泉が浸水被害にあった場合、復旧するのには相当時間がかかるよ、と仲間の方が教えてくれたのですが、まさにその通りでした。

今まで夫婦2人で毎週必ず日帰り温泉に出かけ、そのまま一杯飲んで帰ってくるのが通例になっていましたので、本当に寂しい1ヶ月でした。8月13日が、本当に楽しみです。首を長くして待つ、とは本当にこのことです。

■今朝はスタート時間を1時間繰り上げて女子マラソンが行われています。札幌のあまりの暑さに、スタート時刻を急遽変更したようです。

昨日まで行われていた競歩競技は、駅前の並木通りを、ぐるぐるぐるぐる回るコースが取られました。見ている方も、競技している選手たちも、決して心地よいコースではなかったにありません。

この猛暑の時期に、オリンピックを開催することに決めたことに、全ての問題は起因しています。今まで水面下に隠れていたオリンピックのいかがわしさが、今回の東京オリンピックで、露になりました。IOCにとって一番大切なのは金なのだということが、露骨に表沙汰になったのです。

もう心から無邪気に応援するということは、ほとんどの日本人にとっては難しくなりました。それが分かっただけでも意味のあった大会だったかもしれません。高い、とても高価な授業料ではありましたけれども。

岩波書店

■20210805(木曜日:晴れ)

襟裳岬に咲いていました。

■今朝はゆっくりと休みました。3日連続走りましたので、今のところ、いいペースで8月の走行距離は積み重なっています。今日は一旦小休止です。

今週の土曜日には立秋を迎えます。暦の上では秋を迎えるのですが、まさに今、猛暑がピークを迎えています。昨日は甲府で39度を超える大変な暑さでした。

また、北海道では高温と少雨のために、農作物に被害が、かなり出てるようです。また、あまりの暑さのために酪農にも大きな影響が出ています。牛たちが熱中症になって体調を崩しているのです。

先月夫婦で旅行している間にも、地元のテレビでは獣医さんが乳牛に点滴をしている様子を放送していました。牛は暑さには弱いようです。

■さて、今朝の東京新聞「この人」欄では、岩波書店の社長に就任した、坂本政謙(まさのり)さんが取り上げられています。

6月社長に就任した際に、会社のホームページに掲げた「岩波の志」には、こうあります。「開かれた市民社会のための叡智=教養と、それに根差した文化を支える企業でありたい」。

岩波書店といえば、事実上の標準国語辞典である「広辞苑」、あるいは雑誌「世界」などなど、出版、言論界のシンボルを数多く抱える会社です。昔は岩波文庫を持ち歩くことが、いわば一種のステータスというか、とてもかっこよく見えたものです。コロナ禍で電車に乗ることがすっかりなくなってしまいましたが、交通機関の中で岩波文庫を読んでいる人を見ることは、全くと言っていいほどなくなりました。

岩波文庫には、それぞれ星印がいくつかついており、星一つが昔は50円だったのです。自分が学生時代には、それを参考にしたものです。

出版業界は大きな曲がり角に差し掛かっています。いやもう曲がり角を、とうに過ぎてしまったのかもしれません。活字離れや相次ぐ書店の閉鎖などは、その象徴でしょう。

物語を紡ぎだすことこそが、ホモサピエンスと、それ以前の人類の決定的な違いの一つだとは、ハラリ氏の指摘するところです。物語を紡ぎ出すための言葉が滅びることはないのでしょうが、それをどんな形で私たちが受け取るのか。媒体は日々刻々と変化しているのです。

常識

■20210801(日曜日:晴れ)

我が家の庭に咲いた朝顔です。夏の風物詩ですね。

■今朝は、ゆっくりと休みました。先月は、最後の一週間で、なんとか滑り込みセーフで、月100キロ走を達成しました。さすがに疲れました。でも、やろうと思えば、何とかできることが分かっただけでも大きな収穫です。

先月は最後の一週間で42キロ以上走りました。もちろん、そんなことは今の私に毎週できるわけではないのですが、窮鼠猫を噛む、ということで、追い詰められれば、私でもこの程度はできることが分かりました。

その代わり日中は、本当におとなしくしています。日なたで運動をすることは、今の私には禁忌に思えます。

昨年ある週末、土曜日に仕事を終えてから、ゴルフの練習に出かけました。キャディー・マスター室の知り合いの方が、今日は暑いですから熱中症に注意してくださいね、と親切に助言してくれました。

あまり気にせずに、いつものとおりに1時間半ほどでしょうか、軽くアプローチの練習をしていたのですが、途中から言われている意味が理解できました。

頭がボーとし始めたのです。これはいけないと急いで家に帰り、冷たいシャワーを浴び続けました。本当に驚きました。あの程度の暑さと所要時間でも、今の自分には危険だと実感しました。

走るのは早朝のみにしているのは、その経験があるからです。

■いよいよ今日から8月です。2021年も残り5ヶ月になりました。昨年から続く新型コロナウイルス感染も、いつになったら収束するのか、出口が見えない状態です。

過去に発生した同じコロナウイルス感染でも、SARSやMERSの場合は長く時を置かずに、自然に収束していったことを考えると、現在のCOVID-19は実に異例づくしの状況です。

これまでとは全く異なる作用機序を持つ、ファイザー社製の遺伝子ワクチン投与が急遽認められ、唯一の解決策であるかのごとく喧伝され、毎日何十万もの人々が投与を受けています。

国民のほぼ全員が2回目の接種を終えたイスラエルにおいては、これでもう感染は終息したとほっとしていたところ、感染が再燃し、3度目のワクチン接種を開始する、という報道も見られます。

新型コロナウイルスについても、またそのワクチンに対しても、様々な論評が展開され、何を信じて良いのかよく分からない状況です。大切なのは常識だと私は痛感しています。

難しい医学理論は誰にでも理解できるわけではありませんが、常識的に考えておかしい事は、やはりおかしいのです。自分の頭で、しっかりと、もう一度考え直してみることが大切です。

Turuちゃん夫婦と恒例の毎月のディナー会です。

熱中症

■20210726(月曜日:曇)

知床半島の玄関口、羅臼に行った時に店で見ました。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は日曜日でしたので、朝ゆっくりと一時間以上走り、積み重ねをすることができました。今日から、また日常が再開します。無理して走って出だしでつまずいては、まずいので自重しました。

月100キロ走を達成するには、今月はまだ32キロ余り残っていますので、残された日数で何とかしなければならないのですが、いささか難しそうです。

■さて、先週東京オリンピックも開始し、テレビをつけると競技の様子を報道する番組ばかりになっています。もちろん、それはそれで素晴らしいのですが、さすがに以前のように、無邪気に夢中になることはありません。

多くの方がそうした複雑な思いを抱きながら、テレビに向かっているのではないでしょうか。

それにしても暑い毎日が続いています。誘致をする際には、今の時期の日本の気候は、スポーツには最適だと明言していたようですが、毎日天気予報見てみると、悪い冗談であったとしか思えません。

ここで暮らしている私達日本人には、その悪い冗談が理解できたのでしょうが、外国の方は真に受けてしまうでしょうから、冗談にもなりません。

ある意味、悪質なデマにすら思えるのです。無観客での競技開始は、とても残念なのですが、しかし熱中症が頻発する可能性を考えると、その方がむしろ良かったのかもしれません。

■テニスのジョコビッチ選手をはじめ、有明で行われている競技場では、あまりの暑さの為に、開始時刻を変えてほしい、という訴えがなされているようです。多分フライパンの上でテニスをしているような状況なのでしょう。

多額の放映権をIOCに提供している、アメリカテレビ局の意向に沿っているのでしょうが、選手達が可哀想です。どこかで立ち止まって、もう一度オリンピックのあり方を、基本から考え直してみる必要がありそうです。

期待

■20210724(土曜日:晴れ)

札幌の大倉山ジャンプ競技場です。ジャンプ台から見た市内の眺望です。

■今朝は走らずにゆっくりと休みました。昨夜は久しぶりに沼津に帰ってきました。札幌丘珠空港、17時10分発の、FDA フジドリームエアラインズ、フライト176に乗って富士山静岡空港に戻りました。

飛行は順調で予定時間よりも20分以上早く到着することができました。到着予定時刻は19時でしたか、18時40分少し前には無事に、静岡に戻ってくることができました。

戻ってきてまず感じたのは、やはり蒸し暑いということでした。今年は北海道でも本当に猛暑で、レンタカーを借りてドライブをしていた時に、富良野のある交差点を通過しましたが、その交差点に設置されていた気温計は、なんと35度を記録してみました。本当に驚きました。

ただ、湿度はこちらよりも低めなのでしょうか、日陰ではこちらほどの暑さは感じませんでした。

行きも帰りも利用した飛行機は、エンブラエル社製の飛行機で80人弱の乗客数です。以前の予想では、三菱重工のスペースジェットが、このクラスでの利用を目指して開発されていたのですが、残念ながら開発は断念されたようです。

日本の新しい基幹産業として期待されていた航空機産業も、今の日本には、それだけの開発力はないということが証明されただけで終わってしまいました。どこに問題があったのかは、もちろん私には分かりません。

日本が本気を出せば、航空機も自動車のように、世界を席巻できるのだと期待していた私達は、本当にがっかりするばかりでした。

■昨夜は久しぶりに帰宅しましたので、家中の窓という窓を開け放って空気を入れ替えました。ところがドジをしてしまったのです。寝室の東側の窓が、経年劣化でしょうか、錆びついてしまい窓がきちんと閉じなくなってしまったのです。

以前開け放した時に、危なそうだと分かっていたのですが、そこでさび止めを噴霧したりして管理をすれば良かったんですが、忘れていました。週明けに修理を頼まなければなりません。

■兎にも角にも、この暑さでは外に出るだけで熱中症になる可能性がありますので、今日は一日大人しく、家で残務整理をしなければなりません。

しかし、この暑さの中でのオリンピックは異常としか言いようがありません。選手達に万が一のことがないことを祈るばかりです。本当に大変だと思います。

蝉しぐれ

■20210717(土曜日:晴れ)

昨年7月15日の蓮の花です。先日ひさしぶりに、このお宅の前を通りました。

■今朝は走らずに休みました。のんちゃんからもらったメラトニン1ミリグラムを飲んで、昨夜は休みました。日本では手に入りませんが、アメリカではサプリとして売られているようです。一ミリグラムでは量が少ないのか目が覚めてしまい、ウトウトと長い時間を過ごしました。

冷房は28度に合わせてあるのですが、この設定が適正でないのかもしれません。夜中から少し汗ばむほどの室温になってしまいます。朝起きて窓を開けると、むしろ外の空気の方がずっと涼しく快適です。

我が家の南側には市営団地があり、街路樹が今では五階建ての団地を超えるまでに成長し、朝から蝉の大合唱です。ファーブル昆虫記の蝉の巻を思い出しました。そして、藤沢周平さんの「蝉しぐれ」です。

梅雨も明けて、いよいよ本格的な夏の到来です。

魚はご褒美

■20210715(木曜日:曇)

昨年出かけた高崎観音です。新しい車道が、ここまで通じています。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、起き出すことができませんでした。どうやら3日連続で走った疲れが、取り切れていなかったようです。

7月3日の洪水で、週に1度は必ず2人で出掛けていた日帰り温泉が閉鎖となり、未だ営業を再開していません。のんびりと温泉に入り、一杯飲んで帰ってくるのが2人の楽しみだったのですが、どうも生活リズムが狂ってしまいました。

営業再開を本当に首を長くして待っているんですが、今のところその様子はなさそうです。温泉を汲み上げる施設に何らかの故障が生じたようで、一旦源泉の汲み上げができなくなると、再開するのはとても大変だという話を聞きました。無事再開されるのを心から願っています。

■さて、今朝の東京新聞には「不漁 値上がり 減る消費」として、減り続ける国内の漁業・養殖業生産量の様子を報告しています。

名古屋に住むある方は、北海道がご出身なのですが、幼い頃、イカやホタテ、サンマがよく食卓に並んだそうですが、今では「魚はご褒美のようなもの」と話されています。

また、同市に住むある方は「子供の頃は秋になると必ず食べていたのに、今は高級品という感じがする、ここ三、四年はサンマを食べていない」とも語っています。

農林水産省が今年5月に発表した統計によると、

昨年の漁業・養殖業の生産量は過去最低の417万5,000トン。ピークだった1984年の1,281万6,000トンから約3分の一に減った。特にサンマやサケ類、スルメイカは深刻な不漁が続いている。昨年のサンマの漁獲量は29,700トンでピークの1958年の20分の一ほどに。サケ類もピークの1996年から80.5パーセント減少した。

と発表しています。原因については諸説あるようですが、未成熟の魚も含めて、取れるだけ取るなどの過剰な漁獲が一番の原因のようです。国連食糧農業機関(FAO)によると、世界の海洋水産資源のうち3割が「取り過ぎ」とされています。日本人に人気の日本うなぎや太平洋クロマグロは、すでに絶滅危惧種になっています。

日本では漁業従事者の高齢化も問題ですし、諸外国では当たり前の養殖が未だに未発展なのが問題です。これからは採る漁業よりも増やす漁業が求められてようです。

結末

■20210709(金曜日:雨)

昨年Takuに会うために出かけた高崎観音で撮りました。

■今朝は走るつもりで目覚まし時計を合わしてあったのですが、寝過ごしてしまいました。と言っても、起きたのは5時でしたので、それから走ってもよかったのですが、生ごみを所定の位置に運ぶために玄関を出てみると、雨が降っていました。

結局、今日は走らずじまいになってしまいましたが、気候のためでしょうか、体がだるくて走り出す元気が出ませんでした。

2日前から寝ている間、空調をかけっぱなしにするようになりました。設定温度は28から29度の間です。昨夜は28度にして休みましたが、少し低すぎたかもしれません。

■昨夜は勉強会があり、私は開会の挨拶と、1番目の講演の座長を務めました。1人の演者は東京からのオンラインでの講演でした。あとから知らされたのですが、開会の挨拶と第1席の演者紹介の際の音声が、かなり乱れてしまったようで、大変残念でした。

今まであまりそのようなことがなかったのですが、担当の方によると、WiFi環境が不安定だったからだとのことですが、どうなのでしょうか。準備にも十分時間をかけていたようですが、ビジネスの世界で頻繁に使用されるマイクロソフト・ティームズを使っての講演会だったのですが、参加してくれた聴衆の皆さんにきちんと音声や映像が届かなかったのは、いただけません。

■さて、昨日政府はコロナ対応の改正特別措置法に基づき、東京都に4度目の緊急事態宣言の発令を決定しました。23日に開会式を迎える東京五輪期間を含めた、来月22日までの予定で、飲食店での酒類提供は原則禁止としています。

コロナ対策は、どの国が行っても難しいことは間違いないのですが、小出し小出しの我が国の対策では、経済活動が制約されることもあって、国民は疲弊するばかりです。

こうなることを意図して、政府が政策を取ってきたという考えも成り立ちます。全てを学び、理解した上で今の政策を行ってきたとも考えられます。

優秀な官僚をはじめ、多くの方が政策決定に関与している訳ですから、事の成り行きを見通せていなかったとは思えないのです。

ただ、そう考えても、4度もの緊急事態宣言を発出することになり、東京オリンピックは無観客となった現在において、どのような意図を持ってそうした決定がなされたのかは、私には理解できません。

そして、どのような結末が待ち受けているのか。年末を迎えたときに、全てが明らかになるかも知れません。

地域起こし隊

■20210707(水曜日:曇り)

ご近所さんの庭に咲いていました。夏の太陽は、まだまだのようです。

■今朝はいつもの通り目覚ましを合わせて起きるつもりだったのですが、ダメでした。とにかく体がだるくて、起き上がることができませんでした。原因はわかりません。単なる疲れなのか、気候のせいで体調が優れないのか、どちらにしても致し方ありません。

梅雨前線が日本列島を横切っており、南北に移動しています。北に移動すれば北陸、東北地方が、そして南に下ってくると、東海地方が大雨に見舞われています。

土砂崩れに襲われた熱海では、未だに救出活動が続けられています。東名高速道路も沼津と裾野の間が不通になっており、御殿場に行くには新東名高速道路を利用するしかないようです。

■さて、今朝の東京新聞には「農水官僚、地域起こし隊に転身」「政策実行で貢献したい」と題して書かれています。冒頭には、こうあります。

山形県村山市に2019年まで、3年間出向して課長を務めた中央官僚が職を辞し、一日に私の地域起こし協力隊員として着任した。構想策定に携わった地域活性化施設を運営するため転身を決めた。住民の熱意と温かさにほれ込んで戻った地で「楽しみながら地域に貢献したい」と夢を追いを描く。

安定した地位を捨てて、地方に行くのは、なかなか勇気のいることだったと思います。農林水産省を退職し山形県で移り住むことになった佐藤さんは最後に、こう語っています。

増え続ける廃校の活用策は全国的な課題。賑わいとビジネスの両面を支える施設に育て、活用モデルとして広げたい。

廃校の活用策はまさに全国的な課題です。どこへ行っても、学校は空き教室で溢れています。統廃合も進んでいます。地域の中心であった学校を、どのように再利用していくか。本当に大切なこれからの課題に違いありません。

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