2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 76 of 152

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■20210127(水曜日:雨) Post

二年前に出掛けtオーストラリア・メルボルンの歩道です。

■昨夜の天気予報で今朝は雨であることが分かっていましたので、6時に目覚まし時計を合わせて、ゆっくりと休みました。でもその前の5時に目が覚めてしまい、うとうととしばらくまどろみながら時を過ごしました。暖かな朝で私にとっては最高の贅沢な時間です。

この雨でまた富士山が白さを増して、冬らしい見事な富士になるでしょう。結局5時15分には起きだして、朝食の準備を始めました。 結構雨が強く降っているので、1階の玄関から新聞を取り出し2階の居間に戻りました。

■地元の新聞、沼津朝日を見てみると、先日投稿した原稿が掲載されていました。「思いをはせる」です。2019年に引き続いて行った太平中学校での2回目の講話の様子を書いたものです。

沼津朝日に投稿するのは3年ぶりでしょうか。 2018年に行なったベトナム枯葉剤被害者支援の旅の様子を報告した「娘の幸せ」以来です。

昔は年に何回も投稿したものです。インターネットが一般に解放され、ブラウザーとしてモザイクやネットスケープが登場して一斉を風靡した頃から、 文字通りインターネットにはまりました。今では当たり前のことが、とても新鮮でワクワク感が一杯だったのです。それを題材に何度も投稿したものです。

今回の原稿「思いをはせる」では、遠く離れたベトナムでの被害者の様子に思いをはせる子どもたちの様子を書きました。京都大学霊長類研究所の報告では、時空を超えて思いをはせることができる点が、チンバンジーとホモ・サピエンスとの決定的な違いだ、というのです。

子どもたちが初回の講話を聞いて関心を寄せ、自分たちにもできることはないかとみんなで思案の末、募金活動を始めてくれました。今回その成果を全校生徒の前でいただくことができたのです。

Post

■I knew from the weather forecast last night that it was raining this morning, so I set the alarm clock at 6 o’clock and took a rest. But before that, I woke up at 5 o’clock and finally spent some time dozing. A warm morning is the best luxury time for me. This rain will make Mt. Fuji whiter again, and it will become a wonderful winter-like Mt. Fuji. After all, I got up at 5:15 and started preparing breakfast. It was raining quite heavily, so I took out the newspaper from the entrance on the first floor and returned to the living room on the second floor.

■Looking at the local newspaper, Numazu Asahi, the manuscript I posted the other day was published. It is “thinking”. This is a description of the second lecture at Hohira Junior High School, which was held in 2019. Is it the first time in 3 years to post to Numazu Asahi? This is the first time since “Daughter’s Happiness”, which reported on the trip to support Vietnamese defoliant victims in 2018.

In the old days, I posted it many times a year. From the time when the Internet was released to the general public and mosaics and Netscape appeared as browsers and dominated all at once, I was literally addicted to the Internet. What is now commonplace is very fresh and exciting. I posted it many times on the subject.

In this manuscript, “Thinking,” I wrote about children who think about the victims in Vietnam, which is far away. According to a report by the Primate Research Institute of Kyoto University, the decisive difference between chimbungee and Homo sapiens is that you can think beyond time and space. After hearing the first lecture, the children became interested in it, and after thinking about what they could do, they started the fund-raising activity. This time, I was able to receive the results in front of all the students.

同工異曲

■20210126(火曜日:曇)

昨日の朝の富士山です。前日の雨で、また雪の富士山が復活しました。

■今朝は走らずにゆっくりと休みました。昨日頑張って10 km 弱を走りましたので、今日は休養日です。

ランニングを続ける場合、人によっていろいろな走り方があります。例えば、毎日3 km ずつ走る方が身体に良いのか、あるいは今、私がしているように3日に1度、9 km から10 km を走る方が良いのか、私には分かりません。

ただ毎日続けなければと考えることが負担になってしまうと、逆に続かなくなってしまう可能性があります。 仕事ではありませんから、特段命がけでやるようなことでもありません。自分の体と相談しながら上手に付き合って長く続けることが一番大切です。

■さて今朝の東京新聞一面には、飲食店苦悩の1年、と題して書かれています。昨年1月15日に国内で新型コロナウイルス感染が確認されてから1年が経過した、とあります。本当にあっという間の、そして追い込まれた小さな料理店の苦悩の1年だったに違いありません。

東京・神保町にあるロシア料理の飲食店のお話です。 ロシア料理の専門店ですから冬は書き入れ時で、一年前の今頃はボルシチで杯を傾ける人で連日満席に近かったそうです。この冬は12月でも売り上げは例年の半分以下。緊急事態宣言後は客がわずか一人、二人の日が続いています。

家賃などで月にかかる費用は220万円。昨年4月の1回目の緊急事態宣言で売り上げは50万円にまで落ちたそうです。

店主はこう語っています。「飲食店ばかり協力を求められる。それも要請と言いながら、なぜ店名公表されるのでしょう」。別の店主は、「旅行業界は族議員がいるから守られる。飲食業はいないから」とさえ言っています。意外と当たっているのかもしれません。

小泉さんの郵政改革以来、いつも同じパターンの繰り返しでした。つまりは「生贄政治」です。 敵を作り、標的にして、自分への支持を集めるのです。都知事選挙も同じパターンでした。 安倍前総理の「悪夢の民主党政権」も同工異曲です。

同じパターンで何度も騙される国民が愚かだと言ってしまえばそれまでですが、歴史は繰り返すのでしょう。 「鬼畜米英」と言って熱狂していたこの国の民は、それほど変わってはいないようです。

最後の楽しみ

■20210124(日曜日:雨)

伊豆・三津シーパラダイス入り口です。以前人気者だったラッコちゃんです。

■昨日の午後から雨が降り始めました。そして今日は都心部でも大雪の予想です。いま朝の7時半になろうとしていますが冷え込んでいます。こちらでは雪は降っていませんが、灰色の雲が空を覆っています 。

富士山は見えませんが明日雨が上がって青空となれば、すっぽりと雪をかぶった富士山が出てくれると期待しています。

昨夜のニュースでは東京の八王子で雪が降っている様子が放映されていました。 八王子での大雪といえば、2014年2月を思い出します。Takuが 法科大学院学生寮に入っていた頃です。八王子市役所では、その時は50 CM を超える積雪を記録したそうです。

Takuの話では記録的な大雪のために車の通行ができず、物資の輸送が停止しました。コンビニに行っても、ほとんど商品が枯渇していたそうです。そうなると、さすがに生命の危機すら感じたとのことです。

寮の一階に住んでいたTakuは、窓が雪によって埋められていくさまを観て、心底恐怖を感じたとのこと。もう少しで玄関からの出入りができなくなりそうでした。あれからは八王子には決して住もうという気にはならなかったそうです。よほど恐ろしい経験だったでしょう。

■ある友人からメールをもらい、人間ドックで見つかった癌の手術を受けて今入院中だ、という知らせを受けました。大変驚きました。 いつも元気なアスリートでしたので、まさか手術を受けるとは夢にも思いませんでした。

幸い手術も無事に終わったようですが、すぐにまた元の生活に戻るというわけにはいきません。しばらくはリハビリの毎日となるのでしょう。激しい運動はともかく、日常生活は不自由なく送れるわけですから、あとは単なる時間の問題だとは思うのですが、はたと考えさせられました。

父の晩年が思い浮かんだのです。じっとしているのが嫌いな父は、引退生活に入ってからもウォーキングを欠かしませんでした。そんな父が九十歳を前にして筋力の衰えから、自分の脚でトイレに行くことすら困難になったのです。そんな光景は見ている自分にも辛くなるほどでした 。

あの父の晩年の様子を見たことが、今に続く私のランニングの原点です。いずれ自分も必ずそうした状態になるに違いない、と実感したのです。そして、いずれ自分も旅立つ日がやってくる、という実感も同時に訪れたのです。

年齢による衰えは致し方ありません。でも鍛錬を積むことで、その日がやってくる年齢を遅らせることが可能です。未だにランニングが続いているのは、トイレに向かう父の後ろ姿が忘れられないからなのです 。

とは言っても、いつまでも永遠に走り続けることができるわけでもありません。いずれは寝たきりならぬ、座りきりの生活が待っています。自分自身じっとしているのが苦痛なタイプですので、そんな日の訪れを想像するのは、とても辛いのですが、致し方ありません。

ではその時に充実した、心安らかな時間を送るには、どうしたら良いか。自分なりに考えておく必要があります。

そして今の自分なりの結論は、「最後に残された娯楽は読書しか無い、それも再読する楽しみだ」というものです。読書の楽しみとは再読する楽しみである、という遠藤周作さんの言葉があります。

座りきりの生活になった時、何冊の再読する本を持っているかが、その人の最晩年を豊かにできるかどうかの分かれ目のような気がします。もちろん一冊あれば充分かもしれません。何冊もある必要はなさそうです。

私の場合は、どの本だろうかと自問すると、それはいまのところ、「地中海のほとり」と「青が散る」でしょうか。

新大統領

■20210123(土曜日:曇)

伊豆・三津シーパラダイス入り口です。バス停があります。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の朝は頑張って9.8 km 走りましたので、今日は安息日です。天気予報によれば、今日から明日は雨もしくは雪になる可能性があります。元々予定のなかった週末ですので、のんびりと過ごすつもりです。

■アメリカのバイデン政権が滑り出しました。矢継ぎ早にトランプ政権の政策をひっくり返すことから始めている様です。マスコミも トランプ前大統領をこき下ろす返す刀でバイデン新大統領を持ち上げて、なんだか胡散臭い匂いばかりが立ち込めています。

なぜこうもマスコミはトランプさんが嫌いなのか、私にはなかなか理解できません。ひょっとするとエリートぶらないトランプさんが、エリートと自認するマスコミの皆さんには、お気に召さないのかもしれません。

私には英語がよく分かりませんか、トランプさんの話しぶりを見ていると、庶民には分かりにくい難しい言葉を並べて煙に巻く、というあり方と正反対のように見えます。

日本ではテレビを見ていると政治家も専門家も、やたら横文字を並べて話すのが権威があり内容も立派であるかのように錯覚しがちですが、そういったまやかしの対極にあるのがトランプさんのように私には思えます。

長年テレビ界で活躍されてきたトランプさんは、日本人の私たちから見るよりもずっと言葉の達人なのでしょう。官僚の書いた原稿を丸読みしている日本の政治家とは残念ながレベルが違うようです。

今日の東京新聞「こちら特報部」欄では、バイデン新大統領の横顔を特集していますが、 子供の頃吃音に悩んだり、事故で妻と長女を失ったり、さらには長男を脳腫瘍で失ったりと、大変なご苦労をされた様子が書かれています。人の悲しみに寄り添える人のようです。

しかし大統領としてどのような仕事をするかということになれば、そのような経歴だけで推し量るわけにはいきません。

元外務官僚で外交専門家の孫崎 享(うける)氏は、「共和党の右派と十分に和解できていない。民主党も左派が反発している。議会は半分ぐらいがバイデン氏に懐疑的だ。選挙を支えたのは金融と軍産複合体。国民を結束させるというなら、貧困層の救済と、コロナと失業の問題を解決することだ」と語っています。

側近には戦争大好き人間が多い、というも指摘があります。相手が、ジョー・バイデンだからといって、情に流されていてはいけないのです。

芥川賞

■20210121(木曜日:晴れ)

三津シーパラダイスに隣接する松濤館の夕食です。

■今朝は走るつもりで4時半に目覚ましを合わせたのですが、十分な睡眠が得られなかったので走りませんでした。昨夜は 10時からクローズアップ現代プラスで放映されていた、居酒屋の現状を見てから寝床に入ったのですが、なかなか寝付けませんでした。

原因はわかりません。夕食後に飲んだ緑茶が少し濃すぎたかもしれません。あるいは友人が思いもかけず、がんの手術を受けたという連絡のためかもしれません。何にしても十分な睡眠を得られないまま早朝起き出して走るのは、健康のためには決してなりませんので無理はしませんでした。

明日の朝こそは頑張って走行距離を積み上げるつもりです。

■第164回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が20日、東京・築地の「新喜楽」で開かれ、芥川賞は宇佐見りんさん(21)の「推し、燃ゆ」(文芸秋季号)決定したと昨夜報道されました。

宇佐見りんさんは沼津の出身ということですが、調べた限りでは卒業された学校までは分かりませんでした。中・高一貫校を卒業されたということですが具体的な名称は不明のようです。

なんにしても素晴らしい快挙に違いありません。まだ21歳ですから、これからどのような素晴らしい作品を書いてくれるのか楽しみですが、あまりに若い時に大きな賞を取ってしまうと、なかなかその後が大変に違いありません。書き続けるというのは本当に大変なことです。

村上春樹さんの本を読むと、長年にわたり小説を書き続けることの大変さを語っています。当然のことながら才能だけでは達成不可能なのです。 自分の視野を広げ続け地道な努力が欠かせません。村上春樹さんは長編小説を書くことはマラソンを走ることに似ていると、よく書かれています。 今後の活躍が楽しみです。

■さて今日からアメリカのバイデン政権が始まります。マスコミは期待感いっぱいのように報道していますが、現実はなかなか厳しいようです。

特にバイデン政権がトランプ支持者に対して国内テロ対策法を適用しようとしていることは、国内に更なる対立を巻き起こす可能性があります。口では融和を説くバイデン大統領ですが、これからやろうとしていることは、ある意味真逆の効果をもたらすかもしれません。

多くの支持を得られず、また不正選挙疑惑に包まれたバイデン政権の脆弱さが、 過激な政策にうって出る可能性も高く、 戦争の危険性が高まったという指摘もあります。果たしてどうなるか。目が離せません。

思いをはせる

■20210120(水曜日:晴れ) 大寒

三津シーパラダイスに隣接する松濤館玄関にある生花です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日朝走りましたので、今日は休養日です。今日で1月も2/3が終わります。1月は本当に逃げるように日々が過ぎ去っていきます。

1月14日に行った中学校での講話を聞いた生徒さんの感想文を昨日いただきました。いま少しずつ読んでいるところです。昨年度に続いて二度目ですので2年生、3年生は2回目になりますが、一年生は初めて聞くことばかりで大変驚いたようです。 ベトナム戦争において散布されたから枯葉剤によって未だに後遺症に苦しむ多くの人がいることを知ったのが一番の驚きだったようです。

こうした事実を知ることで自分自身の生活を今一度見つめ直すことができたと書かれている生徒さんが多いようでした。日本での何気ない、ありふれた、平穏な中学生の生活にとっては、遥か彼方のベトナムでの生活は想像を超えるものだったに違いありません。私自身も実際に出かけるまでは思いもよりませんでした。

時空を超えて他者に思いをはせる、こうした行為こそがチンパンジーとホモ・サピエンスの違いだと、京大霊長類研究所 松沢哲郎 所長は語っておられました。 チンパンジーは過去や未来と現在を関連付ける、言い換えると想像する、あるいははるか遠い時間や空間を越えて「思いをはせる」という行為ができない、というのです。この「思いをはせる」という行為こそが人間であることの原点だ、というのです。

講話を聞いたことで生徒さんたちが、たとえいっときにしろ時空を超えて思いをはせてくれたとすれば、私が出かけて行った意味があったと感じたのでした 。

小説

■20210118(月曜日:曇)

三津シーパラダイスに隣接する松濤館から見る富士山です、

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は休日当番医でしたが、朝頑張って9キロ走りましたので、目標の月100 km 走までの積み重ねが確実にできました。

月100 km 走と言っても一度にできるわけではありません。100 km マラソンという大会もありますので、能力のある人にとっては1度に100 km を積み重ねることも可能かもしれませんが、もちろん私には出来るはずもありません。 とにかく積み重ねるしかないのです。

でも取り組んでみると、それは負担にも感じますけれども、楽しみでもあるのです。例えば毎月お給料をもらって、少しずつ貯金をしていく、そんな感じでしょうか。少しずつ溜まっていく預金通帳の数字を見て、少しニンマリすると言えばわかりやすいでしょうか。

走った後にランニングウォッチをエプソンのホームページにつなぐと、これまでの積み重ねを統計してくれます。もちろん、その度ごとの走り具合を解析してくれることもしますので、どの程度のペースで走ったかも一目瞭然です。それはそれで結構楽しいのです。

苦しいことばかりでは長続きしません。何事も自分なりの楽しみをその中に見つけて、そして途切れることなく続けることが大切ではないでしょうか。

■さて昨日はネットである本を見つけました。箱根マラソンを舞台にした三浦しをん著;小説「強く風が吹いている」です。 Kindle 版です。同様に箱根マラソンを舞台にした小説として以前、堂場瞬一著「チーム」を読みました。これも楽しく読むことができましたが、三浦さんの本も読み始めたばかりなのですが、これから毎晩寝る前に読むのが楽しみになりそうです。

私は単に市民ランナーとして、勝手に自分なりに走っているだけで、特に学生時代陸上部に入っていたわけでもないし、ましてや駅伝部のメンバーとして訓練を積んだ経験など少しもありません。

ですから厳密には、こうした小説の舞台裏というか、登場人物の本当の心境は理解できるはずもありません。 小説家として練達のお二人が書かれtいますので、誰が読んでもその人なりに共感できる部分、没入できる部分をきちんと書いてくれてあります。

でもやはり走るということが好きな人、あるいは現在取り組んでいる人にとっては、またさらなる味わいがあることも確かです。 今後どのような展開が待っているのか、 少しワクワク感があるのはとても嬉しいことです。 

ただ一人

■20210116(土曜日:晴れ)

松濤館前の砂浜です。孫の海水浴デビューに最適です。

■今朝はゆっくりと休みました。目覚ましを6時に合わせておきましたが、3時頃一旦目が覚めました。さすがにその時間では起きだして走るわけにも行きませんので、もう一度眠りに入りました。

今日で一週間が終わります。 午前中は診療をして、夕方からは静岡県眼科医会総会がありますので、ズームで参加することになっています。その後でNonちゃんたちと一緒に夕飯を食べる予定です。仕事が終わって昼食を食べ終わるのが午後の1時頃ですから、16時までの3時間の間に買い物を済ませて一休みしなければなりません。

■木曜日の中学校での講話の中で、あの大ベストセラー「嫌われる勇気」を読んだことのある人は、と尋ねてみると80人の中で一人だけ手を上げてくれました。たった一人と見るか、読んだことのある生徒が一人でもいるのか、と思うかは意見の分かれるところでしょう。

ここ一週間ほどは、いったい何度目の再読になるか私も覚えていないのですが、 眠る前に布団の中で Kindle 版で読み直しています。何度読んでも自分が生きていく上で役立つことに気づかせてくれるのです。

「人間の持つ全ての悩みは対人関係の悩みである」というアドラーの文言はまさに箴言です。逆に言えば、人は日々人間関係に悩んでいると言えるわけです。

「課題の分離」など、そう言われれば確かにその通りだとは思いながらも、それを実践するのは容易なことではありません。

とは言いながら、一人一人の人間が持つことのできる時間も力も限られているわけですから、自分の力ではどうしようもないことにエネルギーを消費するのは愚かなことなのです。

自分の力で解決できること、対処できること、そのことに集中するしかないのです。

自分の力で他者を変えることはできません。そんな当たり前のことも、 身にしみて実感するには多くの時間と辛い思いを経なければいけないところが、人間の悲しさなのかもしれません。 

講演ビデオ

■20210114(木曜日:晴れ)

オーストラリア・ビクトリア州立図書館の逸品です。メソポタミア文明の楔形文字遺跡です。

■今朝はゆっくりと休みました。2日前の夜に給湯器が壊れていることに気づき、昨日会社に連絡をして担当の方に来てもらいました。

お話によると、中に組み込まれている二つの基盤が傷んでいるようで、交換が必要なのだが製造してから時間が経っているために、部品が製造停止になっているとのこと。持ってきた基盤の一つを替えても、もう一つの方が作動しなければ結局また停止してしまう可能性が高いとのことでした。

お風呂に入るために使っている二階の給湯器は、どういうわけか作動を回復して、夕方までになんとかお風呂に入るだけのお湯は作ってくれていました。しかし、いつまた壊れるか分かりませんので、見積もりを送ってもらうようにお願いしました。

担当者の話を聞いていて、確かに冷え込みの厳しかった日、あるいは凍結してお湯が朝出なかった時などの後に、具合が悪くなることが多かったように思います。そうした場合、本体の電源を何度か切ったり入れたりしているうちに再稼働していたのですが、今回はそれもうまくいきませんでした。

ただ今朝、給湯器のパネルを見てみると、しっかりとお湯が作られ貯蔵されているのは皮肉でした。昨日の夜は、お湯はできていましたので、ゆっくりと熱いお湯に入ることができましたが、本当にありがたいことです。

■さて今日は午前中診療を終えてから、中学校に出かけベトナム枯葉剤被害者支援活動の様子を、生徒さん達の前で報告する予定です。

2019年12月12日に初めてお邪魔したのですが、今年の3月いっぱいで校長先生が退職されるとのことで、その前にぜひ前回聞けなかった1年生も含めて、お話をしてほしいという依頼を受けました。

前回私の話を聞いてから、生徒さん達が一生懸命募金活動をしてくれたそうです。 ありがたいことです。

とはいえ前回聞いてくださった79名の生徒さんの中には、もう一度今日聞くことになる人もいると思いますので、全く同じ内容では芸がありません。

いくつか内容を付け加え、さらに最後のまとめのところも編集を重ねて、Zoomを使ってPreziの講演ビデオを作ることができました。mp4形式のビデオを作成したのです。これであればネット環境がなくても、ビデオが再生できる環境があれば、全く問題なく講演ができることになります。

最低限スマホ1台があれば、 USB Type C to HDMI 接続ケーブルがあれば、プロジェクターに投影できるはずです。もちろんスマホによって、できたりできなかったりするようですが、私の持ってる HUAWEI の P 30 lite では十分可能なはずです。

そうすればパソコンを持っていくことなく、スマホから講演ビデオをプロジェクターに投影し、 Bluetooth で飛ばした原稿音声をイヤホンで聴きながら、講演することができます。

手元には接続ケーブルがありませんので、私のスマホでもプロジェクター投影ができるかどうかを確認した上で、接続ケーブルを購入してみようと考えています。

こうした講演ビデオは、 PowerPoint でももちろんできるようですが、私はパワーポイントを持っていませんので、プレゼンテーションソフトであれば、 Google スライドでもなんでも作成可能なのです。

それを共有画面として 、Zoom で一人ミーティングを開きレコーディング機能を用いれば、講演ビデオの完成です。

手順がいささかややこしいので、しっかり頭に入れて手順通りにしないと、きれいなビデオができません。今回は5回ほど試してみて、ようやく手順を覚えることができました。これもまた自分自身の勉強になったと、生徒さん達にも感謝しなければいけないのでしょう。

講演は14時25分から開始し、授業は50分ですので、紹介と最後のまとめの時間を考えると、私の持ち時間は40分と判断し、講演ビデオは38分30秒で作成しました。

ただ確認してみて驚いたのは、聴力の衰えです。無線イヤホンに Bluetooth でビデオの講演音声を飛ばして、それを聴きながら講演する形になるのですが、耳で聞きながら話していると、以前にはなかった現象に襲われます。

つまり話している自分の声が反響してしまい、ハウリングというのでしょうか、今度はイヤホンから流れてくる音声がとても聞きづらくなってしまうのです。

3年前にロータリークラブの会長を務めた時に、会長挨拶をする際、スマホに録音した会長挨拶原稿を、同様にイヤホンで聴きながら原稿を見ずに話をしたのですが、その時にはそんな現象に襲われた記憶はありません。

年齢による聴力の衰え、老人性難聴のなせる業でしょうか。本当に嫌になってしまいます。と同時に、そんなことが起きることを知った時、本当にびっくりしました。

そうなるとあとはイヤホンの性能をあげるか、骨伝導形式のイヤホンを使ってみるか、工夫が必要になることが分かっただけでも良かったかもしれません。年を取るということは本当に大変なことです。

メルボルン・クリケット・グラウンド

■20210113(水曜日:晴れ)

オーストラリア・ビクトリア州立図書館の逸品です。メソポタミア文明の楔形文字遺跡です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日は一日中冷え込み、東京では初雪を観測しました。こちらでは雪が降ることはありませんでしたが、寒さに震えた一日でした。今日は朝から青空が広がり、天気予報では気温が上がるようです。北陸地方で発生していた雪による道路の不通状態もようやく解消されたようです。雪の中で閉じ込められ何十時間も動けないというのは、考えただけでゾッとするような状況です。

今週は気温も上がり、日によっては3月並みの暖かさがやってくるようです。冬は来て春が来るのは、自然の営みですからやむを得ないのですが、やはり冬は辛いものです。

■Ayaちゃんに聞いてみると、オーストラリアでは今は夏の盛り。暑くて暑くて大変のようです。そういえばテニスの全豪オープンの便りが無いようですが、これから開催でしょうか。

2年前にAyaちゃんの結婚式にメルボルンに出かけた際、オーストラリアン・フットボールを一緒に見学しました。

1964年の東京オリンピックの二つ前の大会がメルボルンオリンピックでした。あの時の主要会場がメルボルン・クリケット・グラウンド(英語: Melbourne Cricket Ground)です。

最寄りの駅から歩いて行くと、まず右手に見えてくるのが現在テニスの全豪オープンが行われているロッド・レーバー・アリーナがあり、さらにしばらく歩いて行くとメルボルン・クリケット・グラウンドが見えてきます。

「オーストラリア・メルボルンのヤラ公園にあるクリケット用競技場。 1956年のメルボルンオリンピック、2006年コモンウェルスゲームズのメイン会場でもあった。南半球最大のスタジアムである。施設内にはオーストラリアスポーツ博物館が併設されている。収容能力 100,024人」とありますから巨大です。懐かしい思い出です。

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