2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 82 of 152

分水嶺

■20200829(土曜日:晴れ) The watershed moment

北海道旭岳で泊まったホテルです。

■今朝はゆっくりと休みました。月間100 km 走の目標達成のためにはあと12 km 走らなければなりません。実際走るのは早朝だけですので、となるとチャンスは今朝も含めて3回しかありません。

今日は仕事が終わってから電車を乗り継いで高崎まで行く予定です。明日はTakuの仕事先の所長である高橋先生とゴルフをする予定ですので、実質残されたチャンスは今朝と31日月曜日の朝だけでした。 決断しなければなりません。そして今朝は走りませんでした。

今夜は高橋先生と夕食会が予定されていますので万が一にも体調を崩すわけにはいかないからです。

■さて昨夜は安倍首相が退陣表明をしました。持病の悪化を理由に挙げられていますが、テレビで拝見した様子では、まだまだ 仕事を続けられるように見えたのですが、どうなのでしょうか。もちろん様々な解釈や憶測が飛び交っていますが、私には以下の解釈が最も的を得ているのではないかと感じています。 

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2020年8月28日 http://tanakanews.com/

★安倍辞任の背景にトランプの日米安保破棄?

 2期目のトランプは、日本や韓国からの駐留米軍の撤退を具現化していきそうだ。すでにトランプは安倍に対して冷淡になっている可能性がある。日本側が米軍を引き留めようとすると、トランプに意地悪される。トランプは筋金入りの覇権放棄屋・隠れ多極主義者なので、トランプを翻身させる日韓からの米軍撤退をやめさせるのは不可能だ。

安倍は、今後の米軍撤退を引き留めようとしてトランプから意地悪されて人気を下げるより、その前の今のタイミングで辞めることにしたのでないか。病気を理由に辞める話を作ることにして、何度も病院に検査に行き、何時間も病院に滞在して病気の演技をしたのでないかという感じもする。

首相辞任の本当の理由は、私にも病気とは思えません。 田中宇さんの上記の分析を読むと、良きにつけ悪きにつけ、日本にとって一番大きな力というのはアメリカなのだということに改めて気づくのです。

戦後75年という節目の年に安倍首相が辞任したのも歴史の皮肉かもしれません。 アメリカに敗北し冷戦という国際的な枠組みの中で、アメリカの庇護のもと自分の頭で考えることを放棄し、外交などしないことが外交であった日本の戦後に終止符が打たれるかもしれません。

安倍政権の7年余りの時を経て、日本は国際的にはすっかり落ちぶれてしまいました。 その間に経済的にも軍事的にも中国は巨大化しました。いざとなればアメリカが中国を潰してくれるだろうと、未だに考えている人々もいるようですが、冷静に考えればありえないことです。神風を期待するようなものです。

虎の威を借る狐のように生き抜いてきた戦後日本が、自分自身の知恵と勇気で荒波に立ち向かわなければならない時代がやってきたのです。その分水嶺が安倍首相の退陣ではないかと私には思えるのです。 

The watershed moment

I had a good rest this morning. I have 12km to go to achieve my 100km/month goal. In fact, I only run early in the morning, which means that I have only 3 chances to do so, including this morning.

Today I’m going to take the train to Takasaki after work. Tomorrow I’m going to play golf with Mr. Takahashi, the head of Taku’s workplace, so my only real chances are this morning and Monday morning, the 31st. I had to make a decision. And I didn’t run this morning.

And I didn’t run this morning, because I had a dinner with Takahashi tonight, and I couldn’t afford to be sick, just in case.

Last night, Prime Minister Abe announced his resignation. Last night, Prime Minister Abe announced his resignation from office, citing worsening chronic illnesses as the reason, but from what I saw on TV, it looked like he could still continue working. Of course, there are many interpretations and speculations, but I feel that the following interpretation may be the most spot-on.

International News Commentary by Tanaka Sakai Free Edition August 28, 2020 http://tanakanews.com/

*Trump’s abandonment of the U.S.-Japan Security Treaty in the background of Abe’s resignation?

 In his second term, Trump is likely to embody the withdrawal of US troops from Japan and South Korea. It is possible that Trump has already grown cold feet to Abe. If the Japanese side tries to keep U.S. troops back, they will be nasty to Trump. Since Trump is a hardcore hegemonic renegade and hidden multipolarist, it is impossible to stop the withdrawal of US troops from Japan and South Korea, which would turn Trump on his head.

Abe has decided to quit at the right time before that, rather than get nasty and less popular from Trump to try to stall future US troop withdrawals. I also get the feeling that he decided to make up a story about quitting because of his illness, and he went to the hospital for a number of tests and stayed in the hospital for hours to act out his illness.

The real reason for the resignation of the Prime Minister doesn’t seem to me to be illness either.The above analysis by Tanaka Sakai reminds us once again that, for better or worse, the greatest power in Japan is the United States.

Perhaps it is an irony of history that Prime Minister Abe’s resignation comes on the 75th anniversary of the end of the war. After Japan’s defeat by the United States and within the international framework of the Cold War, Japan abandoned its ability to think for itself under the patronage of the United States, and its diplomacy, which consisted of not engaging in diplomacy, may now be brought to an end.

After more than seven years of Abe’s administration, Japan has fallen into a complete decline in the international arena. In the meantime, China has become a giant in terms of both economic and military power. Some people still seem to think that the United States will crush China if the need arises, but this is unthinkable in a calm manner. It’s like hoping for a kamikaze.

The time has come for post-war Japan, which has survived like a fox borrowing the power of the tiger, to face the stormy waters with its own wisdom and courage. It seems to me that the watershed moment will be Prime Minister Abe’s resignation.

シンクライアント

■20200827(木曜日:晴れ)

北海道旭岳のロープウェイです。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の朝10 km を走りましたので、とにもかくにも疲労回復をしなければ次につながりません。昨夜は夜半過ぎから激しく雨が降り始め、慌てて起きだして窓を閉めて回りました。

日中は相変わらずの猛暑で日本各地で10日以上連続して猛暑日が続いているところもあります。8月も、あと5日間を残すのみとなりましたが、昼間は相変わらずの猛暑が続いています。しかし日が落ちるとさすがに以前のような暑さは遠のき、秋の訪れを感じるようになりました。

先月購入したスバルのインプレッサ・スポーツ2.0  i-L アイサイト2.0 L/ 2 WD の一か月検診が今日午前中にあります。まだ800 km ほどしか走っていません。遠出としては、戸田に試運転に出かけたこと、高崎に出かけたこと、そしてTaku一家と土肥温泉に行ったことぐらいです。

スバルの担当者の方によると、1ヶ月点検でオイル交換をした方が良い場合があるとのことです。新車の場合、目に見えないような細い金属片がエンジンから発生するようで、それを取り除く意味でもオイル交換をした方が良いとアドバイスをしているとのことです。

たった800 km 走っただけでオイル交換かと聞いて驚いたのですが、お話を聞いてみるとなるほどと納得できました。ガソリンエンジンは本当に精密にできているに違いありません。

今のところ燃費はリッターあたり13 km 弱というところです。やはりプリウスに比べるとかなり落ちますが、ハイブリッドでないことを考えれば、それは致し方ありません。今の時期、空調もフル回転ですので燃費が落ちるのは当然です。

■さて今日は昼休みにロータリークラブの例会があり、その後Sunと一緒に御殿場に行き、いつも診察してもらっている上馬場先生の定期検診を受けなければいけません。漢方がご専門ですので、身体全体としてどんな状態なのかをチェックしてもらってます。

2種類の漢方薬を服用していますが、そのおかげかどうか以前のように坐骨神経痛は今のところはありません。同じように神経痛に悩まされたことのあるSunによれば、消長を繰り返すようで、良くなったり悪くなったりするようです。これまでは月に1回の診察を受けていたのですが、だいぶ落ち着きましたのでしばらく間を空けて診察を受ける予定です。

■最近ネットで Chromebook の記事を見ることが多くなりました。その便利さが認識され始めているようです。

もう10年近くになるでしょうか、以前東京の国際フォーラムで学会があった際に、 有楽町駅前にあった家電量販店ビックカメラのパソコン売り場に立ち寄り、係の方に Chromebookを買いたいのだがとお話をしたところ、何の事を言っているのか理解できずに怪訝な顔をされたことをはっきりと 覚えています。

価格も手頃で画面の綺麗な人気機種が今では Amazon で売り切れの状態にすらなっています。この原稿も Acer Chromebook 13で書いていますが、熱も発生しない機敏な動き、長時間の駆動時間、安全性など、充分な満足を得ています。

この原稿は Google ドキュメントで音声入力機能を使用しています。100%完璧に日本語文字に変換してくれているわけではもちろんありません。 Google 音声入力の一番の弱点と思われる句読点の入力ができませんので、それは自分で入力しなければなりません。

とにかく正しい変換にGoogle は力を入れているようですので、変換能力に関しては確かに素晴らしいものがあります。きちんと発声すれば、私の感覚では9割以上は正しく文字に変換されます。 何度発音しても誤認識される単語がありますが、たぶん個人によってそうした単語は異なるのでしょう。発声の違いが、その原因です。滑舌の悪さというものも影響しているのでしょうか。

そうした意味では人前で話す際の滑舌の訓練にもなるかもしれません。 Google 音声変換が認識できないようでは聴衆が正しく認識できるはずがないのです。

変換作業は自分のパソコンの中で行われているわけではなく、クラウドを通して Google の巨大なコンピューターシステムが仕事をしてくれているわけです。 自分が使用している端末は単なる情報の出し入れをしているだけとも言えます。シンクライアントと呼ばれる軽量な端末で多くの仕事ができてしまうことに驚くばかりです。

熱中症死

■20200825(火曜日:曇) Death from heat stroke

北海道旭岳のロープウェイからの見下ろしです。

■今朝は走るつもりで4時半に目覚ましをかけていたのですが、やはり起きだす元気がありませんでした。週の初めにあたり昨日の朝10 km 弱を走り、100 km 走に向かって最初の積み重ねをしたのですが、さすがに疲れました。今月も残り少なくなってきましたので、あとは時間との戦いです。

暑さの方は峠を越え、朝晩はだいぶ楽になってきました。日中は冷房なしではとても過ごせない気温なのですが、日没とともに蝉の声が虫の声に変わりつつあります。今週末には群馬県に出かけなければならず、 走り込みをすることができませんので、やりくりはとても窮屈になってきました。なんとか切り抜けるしかありません。

■今朝の東京新聞には23区熱中症死  170人 と見出しが打たれています。東京23区内で8月に熱中症で死亡した人が24日までに、統計が残る2007年以降の8月の死者としては過去最多となる170人に上ったことが、都監察医務院への取材で判明したとあるのです。

8月に死者が増えた理由について、医務院担当者は「長梅雨で7月は平年より気温が低かった。体が暑さに慣れていないのに、8月に入って猛暑日が続いたことが影響しているのではないか」と語っています。 さらに発熱や倦怠感といった症状が酷似している新型コロナウイルスの流行が続いているため、手当の際には特に注意が必要だとも言われています。

■こうした猛暑が続くと北海道は過ごしやすいだろうなと想像してしまいます。北海道大好き人間の私たち夫婦は、例年少なくとも3回は出かけています。

年末から年始にかけてのスキー旅行。6月の千歳マラソン参加。そして夏休みにドライブ旅行と毎年決まったパターンで出かけています。今年は新型コロナウイルスの関係で、さすがに千歳マラソンは中止になりましたので、まだ一度しか出かけていません。

あの雄大な大地をドライブしていると、いつも開放感に包まれます。車の運転が決して好きではない私が、北海道だけは好んでドライブしたくなるのが不思議です。

1年間を通して暮らしてみると、旅行者として訪れるような、そんなのんきな感想だけでは済まないことはもちろん承知しています。 それでも機会があれば可能な限り何度でも訪れようと、いつもふたりで話をしています。

Death from heat stroke

I set my alarm at 4.30am with the intention of running this morning, but I still didn’t have the energy to get up. I ran a little less than 10 km yesterday morning to start the week and did my first build up to a 100 km run, but I’m tired indeed. The rest of the month is running out and I am just waiting for the time to come.

The heat is over the pass and the mornings and evenings have become more comfortable. It is impossible to live without air conditioning during the daytime, but the cicadas’ voices are changing to the sounds of insects as the sun goes down. I have to go out to Gunma this weekend and I can’t run in, so it’s getting very tight to make ends meet. I will have to make it through by myself.

This morning’s Tokyo Shimbun carried the headline “170 people die of heat stroke in 23 wards of Tokyo”. The number of people who died of heat stroke in Tokyo’s 23 wards in August rose to 170 as of August 24th, the highest number of deaths ever since 2007, according to an interview with the Tokyo Metropolitan Police Inspectorate.

As for the reason for the increase in deaths in August, the person in charge of the medical office said, “The temperature in July was cooler than normal due to the long rainy season. The long rainy season and lower-than-normal temperatures in July may have had an effect on the number of deaths in August, when people’s bodies aren’t used to the heat,” said the doctor’s office official. In addition, as the new coronavirus, which has similar symptoms such as fever and fatigue, continues to spread, special attention is said to be needed when treating patients.

When the intense heat wave continues, one would imagine that Hokkaido must be a pleasant place to live. My wife and I, who are big fans of Hokkaido, go out at least three times every year.

We go on a ski trip at the end of the year and the beginning of the year, participate in the Chitose Marathon in June, and go on a road trip during the summer holidays. Then we go on a road trip during the summer vacation. This year, the Chitose Marathon was cancelled due to the new coronavirus, so I’ve only gone out once.

Driving through that magnificent land always gives me a sense of freedom. I’ve never liked driving, but Hokkaido is the only place I like to drive.

Of course, I know that living in Hokkaido all year round can’t be just a carefree tourist experience. Nevertheless, we always talk about visiting as often as we can when we get the chance.

近代化

■20200823(日曜日:曇) The modernization of Japan

北海道旭岳です。昨年出かけました。

■昨日は朝走った後、午前中仕事をして、午後から静岡市で行われた静岡県眼科医会総会に出席し、17時半頃電車に乗って帰ってきました。一言で言えば疲れました。

昨日も猛暑の一日で、朝いつものコースを6 km 走っただけなのですが、これまでの疲労が蓄積していたに違いありません。家から駅まで行くのが、あれほど遠く面倒に思えたことは、これまでありませんでした。幸い家を出る頃には曇り空となり強い日差しは無かったのですが、それでも歩いて駅まで行く気持ちは少しも起こりませんでした。駅近くの駐車場に車を置いて電車に乗って静岡まで出かけました。

あの時間帯は、いつも多くの乗客で混雑し座ることは途中まで出来ないのが常なのですが、昨日はすぐに座ることができました。やはり乗客の数が少ないのです。これも新型コロナウイルスのためでしょう。

総会はWeb出席も可能な形式で行われましたので、実際に会場を訪れた会員はいつもの1/3程度でしょうか。Zoom参加の先生方も数多くいました。静岡は東西に長い県ですので、中心にある静岡市に行くために浜松の先生方は新幹線を利用しても、こだま号だと30分弱かかります。また東伊豆の下田市から静岡市に行こうとすれば、電車を乗り継いでも2時間50分弱かかるのです。ですから東伊豆から出席される先生は一人もいません。

私の場合、東海道線の普通電車で静岡駅まで50分かかりますので結局往復で2時間以上の時間が必要です。爽やかな気候の頃であれば何の問題もないのですが、本当に酷暑としか言いようのないこの暑さの中では、まるで拷問のような時間になってしまいます。冷房の効いた家の中で用が足せるのであれば、わざわざ出かける気持ちにはとてもなれません。

■今起きつつあるコロナ禍での社会変化は様々あるでしょうが、わざわざ移動しなければダメだと思っていたことが、そうではないと多くの人が理解し始めたことは、大きな社会変革をもたらすのではないでしょうか。

私にはメールが登場し始めた頃のことを思い出させます。あの頃も同じようなことを言われました。メールで用件を済ますなどとんでもない。顔を合わせて言葉を交わせなければ意思の疎通などできるはずがない、という意見です。特に IT  を毛嫌いしていた世代の方に、よく聞かれた意見です。

コロナ感染状況を把握するために PCR 陽性者数の統計などは各保健所からの FAX で統計を取っているようですが、いまどき先進国でそんなことをしている国はあるのでしょうか。

このコロナ感染が炙り出した日本社会の一面として、いかに日本社会が IT  後進国であるかが如実に露わになりました。逆に言えば、こうした明らかに時代遅れな部分を刷新すれば、日本社会はまだまだ新たな成長を実現できるという意見があります。つまり、まだまだ伸びしろがあるとも言えるのです。

ただし IT  先進国となるためには、絶対に欠かせない一つの条件があります。理に適った考え方が優先される社会でないとダメなのです。情報技術は忖度してくれないからです。

この点が日本社会の最も大きな弱点ではないかと私は感じています。誰もがおかしいと思っていても、理に適った意見が目に見えない存在への忖度によって歪められてしまうのです。

敗戦に終わった先の戦争がその典型ではないでしょうか。戦争において一番大切な資源である兵隊に対して玉砕だの特攻だのという戦法を強要する指導者たち。まさに竹槍で B 29に戦いを挑む構図なのです。

ある本で読んだのですが、戦国時代には、戦いが負け戦になりそうだと判明すれば、大名はさっさと撤退したというのです。そこには玉砕だの特攻だのといった考えは少しもなかったのです。撤退しておけば再起できる可能性があります。しかし玉砕してしまえばその時点ですべてが終わってしまうのです。

こうした考え方の変化は明治以降、日本が近代化して初めて現れたものなのでしょうか。とすれば私たちは、こうした明治以降の近代化を克服しない限り、あらゆる災厄に対して精神論で対抗することを繰り返すことになります。

結局犠牲になるのは庶民なのです。この問題を解決しない限り、同じ間違いを果てしなく繰り返し、日本の未来は暗いと私には思えるのです。

The modernization of Japan

Yesterday I ran after waking up, worked in the morning, attended the general meeting of the Shizuoka Ophthalmologists Association in Shizuoka City in the afternoon, and got back on the train around 5:30 pm. In a word, I was tired.

Yesterday was another day of extreme heat and I only ran my usual course of 6 km in the morning, but I must have been exhausted from the previous days. Never before has the walk from the house to the station seemed so far and tedious. Fortunately, by the time we left the house, it was cloudy and there was no strong sunshine, but that didn’t make me feel like walking to the station at all. We left the car in a parking lot near the station and took the train out to Shizuoka.

At that time of the day, the train is usually so crowded with passengers that it’s impossible to sit down until the middle of the journey, but yesterday I was able to sit down right away. As expected, the number of passengers was very small. This may be due to the new coronavirus.

Because the meeting was held in a format that allows web attendance, only 1/3 of the members visited the hall. Because Shizuoka is a long prefecture, it takes less than 30 minutes to get to the center of the prefecture, Shizuoka City, by using the Shinkansen (bullet train), if you are in Hamamatsu. To get to Shizuoka City from Shimoda City in East Izu, it takes less than 2 hours and 50 minutes to get there by train. Therefore, there is no member who attends from Higashi-Izu.

In my case, it would take me 50 minutes to get to Shizuoka Station on a regular train on the Tokaido Line, which would mean more than two hours round trip. This would not be a problem in a brisk climate, but in this heat, which can only be described as extreme, it’s like torture. I can’t really feel like going out of my way if I can attend in the air-conditioned house.

■ I expect there will be a lot of social changes in the corona disaster that is happening now. The biggest change is that many people are beginning to understand that things that can only be solved by traveling and meeting people in person can be solved on the web.

To me, it reminds me of the days when email first appeared. I was told the same thing back then. It’s ridiculous to use email to get things done. If we can’t communicate face to face, there’s no way we can communicate with each other. This is a common opinion, especially from the generation that hated IT.

Statistics on the number of PCR-positive people are faxed from each health center to keep track of the status of corona infection, but is there any other advanced country that does that nowadays?

As an aspect of Japanese society exposed by the corona infection, the fact that Japan is an IT backward country has been clearly revealed. Conversely, some argue that Japanese society could still achieve new growth if these clearly outdated aspects of its society were revamped. In other words, it can be said that there is still room for growth.

However, there is one condition that is absolutely critical to becoming an IT leader. We need to be a society where reasonable thinking is a priority. This is because information technology does not allow for discovery.

I think this is the biggest weakness of Japanese society. Even if everyone thinks something is wrong, reasonable opinions can be distorted by discovery to an invisible entity.

The recent war that ended in defeat is a prime example of this. Leaders forcing warfare methods such as jadeite and suicide attacks on the most important resource of the war, the soldiers. This is exactly how they challenge the B-29s with bamboo spears.

I read in a book that during the Warring States period, if a battle turned out to be a losing battle, the feudal lords would quickly withdraw from the battle. They didn’t think for a minute about crushing the battle or launching a suicide attack. If they retreated, they might be able to recover. However, once the troops were crushed, everything was over.

Did this kind of change in mindset emerge only after the Meiji era and Japan’s modernization? If so, unless we overcome the modernization after the Meiji era, we will continue to counter every disaster with mentalism.

In the end, it is the common people who will be the victims. As long as this problem is not solved, the same mistakes will be repeated endlessly and the future of Japan will be disappointing, in my opinion.

幸せなら手をたたこう

■20200820(木曜日:曇)

堂ヶ島の遊覧船からです。

■今朝は走るつもりで目覚まし時計を4時半に合わせていたのですが、走る元気はありませんでした。夏バテだと思います。自分では疲労困憊という感じはしないのですが、夕方仕事が終わってからの疲れや食欲の低下などを考えてみると、やはり夏バテに違いありません。

ランニングもその原因の一つですが、今年は新沼津カントリークラブの競技委員を仰せつかった関係で、例年になくゴルフ場に出かけています。これほど数多くゴルフ場に出かけたことは私の人生の中で初めてです。

以前でしたら、せいぜい月に一回、多くても月に1.5回ほどだったのですが、今年は新型コロナウイルス感染のために、あらゆる会議や勉強会が中止になり、日曜日が空くようになりました。今まででしたら出席できなかったゴルフの会に出かけられるようになったのです。

まあ、それも今年いっぱいの話だとは思うのですが、今はその機会を捉えて上達のための練習を積み重ねるべき時だと思っています。

■今朝の東京新聞には興味深い記事が掲載されています。「幸せなら手をたたこう」作詞 木村利人さんのお話です。1964年に坂本九さんが歌ってヒットした「幸せなら手をたたこう」に関する逸話です。

この歌を作詞したのは61年前フィリピンを訪れた学生だったのです。旧日本軍による加害の歴史への贖罪の念と「苦しみや悲しみを乗り越えて命を尊び、日本人を受け入れてくれた地元の人々に応えたい」との思いがきっかけだったそうです。

この学生は早稲田大学名誉教授木村利人さんで、木村さんは大学院生だった1959年4月から2ヶ月間、農村振興のボランティアとして YMCA からフィリピン北部のルソン島に派遣されたそうです。

終戦から12年。当時のフィリピンでは根強い反日感情や戦争の傷跡が残っていました。「アジアで正義の戦いをしていると教わったが、加害者だと初めて知った」。自分の無知を恥じ罪悪感を覚えたそうです。

木村さんはフィリピン人のボランティア仲間と地域には無かったトイレを設置し運動場を整備。礼拝で聖書を読み平和について語り合いました。市を訪れた戦後初の日本人として地元のラジオ番組に出演。二度と戦争をしないために日本が新しい憲法を制定したことを紹介し少しずつ人々の警戒心を解いて行ったそうです。

ある夜フィリピン人のボランティア仲間が木村さんに言いました。「日本人を殺してやろうと思っていたが間違っていた。過去を許し、戦争しない世界を作ろう」。木村さんは感極まり涙しました。

その翌日に聞いたフィリピンの子供達が歌う民謡が耳に残りました。日本への帰途の貨物船でその民謡に歌詞をつけました。それが「幸せなら手をたたこう」だったそうです。

帰国後フィリピンでの経験を語り仲間に歌を披露すると歌声喫茶でも歌われるようになりました。歌声喫茶でこの歌を聞いた坂本九さんの強い希望でレコードになったそうです。

■誰にとっても過去と向き合うことは辛いことも多いはずです。しかし過去をきちんと精算しない限り未来に進むことはできません。出てくるのは言い訳ばかりになってしまいます。

そして同じ過ちを繰り返す可能性が高いのです。本当に戦争を知る世代の方々がこの世を去った時に、果たして日本は同じ過ちを繰り返さずに、新しい国際秩序の中で平和を築いていくことができるのか。私はその点に関して大いに危惧しているのです。

ビーガン

■20200819(水曜日:晴れ) Vegan

堂ヶ島の遊覧船からです。

■今朝は走らずにゆっくりと休みました。昨日の朝いつもの道を6 km超を走りましたが、やはり高い気温と蒸し暑さの中で走るのは体には負担が大きいようです。食欲がすっかり落ちてしまいました。

今朝は6時に目覚ましをかけ、起きだしてビニールゴミを所定の位置まで運び、新聞を取って家に戻りました。新聞を読みながら、さて何を食べようかと思ったのですが、結局朝食として取ったのはコーヒー一杯とヨーグルトだけでした。

特に胃の調子が悪いわけではないのですが、食べようという気持ちが沸かないのです。つまりは食欲が落ちているということです。

今こうして入力しているのは7時半少し前ですが、ここ数日の暑さに比較すれば、それでもむしろ過ごしやすいとすら感じます。二日前が暑さのピークでしたでしょうか。 あの時は、ただじっとしてパソコンを見ているだけでも、汗が自然と滲んで来ました。とても空調なしでは長時間の作業は出来ませんでした。それに比較すれば今朝はずっと楽です。

■さて今朝の東京新聞「地球異変」欄では、「暮らしで出る温室効果ガスは?」と題して解説されています。副題は「温暖化のはてな④」です。

日本の平均的な生活で出る一年間の温室効果ガスの量は、一人当たり co2換算で7.6 トン。 ガソリンの使用量で置き換えると3,270リットルあまり。40 リットル 入る車を4、5日ごとに満タンにできる量です。

その7.6トンの中身を見てみると、家の電気などの住居関連が3割、自動車などによる移動が2割、そして食生活を通じた排出も約2割と意外に多いのです。

この食生活の内訳を見てみると、肉類の消費が23%で最も多く、乳製品は13%。どれも食べる量は少ないのですが、畜産業は餌の栽培や糞尿処理、温室効果ガスのメタンを出す牛のゲップなどを通じて排出量が多くなっています。

そこで食生活を切り替え、肉を一切取らない野菜や乳製品、卵中心の食事に切り替えると温室効果ガスの排出量は年間一人当たり最大0.3トン余りを削減でき、食品ロスの削減よりも数倍の効果があると試算されています。

食生活を変えることは容易ではありませんが、取り組んでいる人たちもいます。肉食を減らすことや肉や乳製品を使わないビーガン「完全菜食主義」の実践です。欧米では専門のレストランやスーパーもあり広がりを見せています。

国際環境保護団体グリーンピースでは、世界全体で2050年までに肉食を50%減らす「レスミート」の実践を呼びかけています。世界全体では人口が増え、肉の消費量も増加。放牧や家畜の餌の穀物を育てる土地の確保で、森林破壊が進んでいます。

フランスでは2018年試験的に、週に一度学校給食を菜食料理にする法律ができるなど、食事を見直す動きもあります。さすがはフランスです。

厚生労働省などの調査によると、1日に必要とされる野菜の摂取量は成人で350 グラム ですが、日本ではどの世代でも不足しているようです。「健康的な食生活は地球の健康にもつながる」とグリンピースの関根彩子さんは話されています。

日本でもビーガン料理を出す店が増えてきているようです。ビーガン対応の飲食店などの検索サイト「ベジウェル」では、専門店の登録数が年々増え現在では約360店舗になっています。

アメリカでは牛肉を使わない大豆などを使った代替肉を製造する会社が大きく伸びています。代表的なハンバーガーチェーンなどでも取り組みが進んでいます。

美味しい牛肉は誰にとってもご馳走に違いありませんが、健康的な食生活が地球環境の維持にも役立つとなれば、上手に代替食品を取り入れていくことが、これからの課題ではないでしょうか。 

Vegan

I took a good rest and did not run this morning. I ran more than 6 km yesterday morning on my usual route, but it still seems to be hard on my body to run in the high temperature and heat and humidity. My appetite has been completely depleted.

This morning I woke up at 6:00 a.m., got up, carried the plastic trash into place, picked up the newspaper and went back home. As I read the paper, I thought about what to eat, but in the end all I had for breakfast was a cup of coffee and a yogurt.

My stomach isn’t particularly sick, but I don’t feel like eating. In other words, I’m losing my appetite.

It’s a little before 7:30 as I type, but compared to the heat of the last few days, it’s still rather comfortable. I think the heat was at its peak two days ago. At that time, just sitting still and looking at the computer made me sweat naturally. It was impossible to work for a long time without air conditioning. Compared to that, it’s much easier this morning.

In this morning’s edition of the Tokyo Shimbun’s “Global Changes” column, I read an article titled “What Greenhouse Gases Are Emitted in Our Lives? The article is entitled “The Future of Global Warming”. The subtitle is “Global Warming (4)”.

The annual greenhouse gas emissions from an average Japanese person’s life are 7.6 tons of CO2 per capita, which is equivalent to 3,270 liters of gasoline. That’s enough to fill up a 40-liter car every four or five days.

Looking at the contents of the 7.6 tonnes, it is surprisingly large: 30% of it comes from housing-related activities such as electricity in the house, 20% comes from transportation by car, and 20% comes from eating habits.

Looking at this dietary breakdown, meat consumption is the highest at 23%, with dairy products at 13%. Although all of these products are eaten in small quantities, the livestock industry has higher emissions through the cultivation of feed, manure disposal, and burping of cows that emit methane, a greenhouse gas.

It is estimated that if we change our diets and switch to a diet based on vegetables, dairy products and eggs without any meat, we can reduce greenhouse gas emissions by up to 0.3 tons per person per year, which is several times more effective than the reduction of food waste.

Changing your diet is not easy, but some people are working on it. These include eating less meat and practicing a vegan “full vegan” diet without meat or dairy products. In Europe and the United States, there are restaurants and supermarkets that specialize in this practice, and it is spreading.

Greenpeace, an international environmental organization, has called for the practice of “Les Meats” to reduce meat consumption by 50% worldwide by 2050. The world as a whole is growing in population and meat consumption is increasing. Deforestation is increasing due to the availability of land for grazing and growing grain to feed livestock.

There is also a movement to rethink the diet in France, including a 2018 pilot law that will make school lunches a vegetarian meal once a week. This is France, indeed.

According to research by the Ministry of Health, Labour and Welfare and others, adults need 350 grams of vegetables per day, but all generations in Japan seem to be deficient in this regard. A healthy diet is good for the health of the planet,” says Ayako Sekine of Greenpeace.

More and more restaurants in Japan are starting to serve vegan food. On Vegewell, a search site for vegan restaurants and other services, the number of restaurants specializing in vegan food has increased every year and now stands at about 360.

The number of companies in the U.S. producing meat alternatives made from soy and other sources that do not use beef has grown significantly. Even major hamburger chains are taking steps to do so.

Good tasting beef should be a treat for everyone, but if a healthy diet can also help preserve the environment, the challenge is to get better at incorporating alternative foods into our diet.

胃腸炎

■20200817(月曜日:晴れ) Gastritis

■今朝も暑い朝です。冷房のかかっていない、この部屋でこうして入力していると、窓を全開にしていても、じっとりと汗を描き始めます。

昨日は昼間月例に出場し、夜はTuruちゃん夫婦と月に一回のディナータイムでした。とにかく暑い一日でした。日中は熱射病にならないことだけに気をつけていましたが、月例の結果を見てみると体調不良のために途中棄権した方が5名近くいたようです。確かに、あの気象条件では、体調や年齢を考慮するとプレーするのは危険だったかもしれません。

私もゴルフ場でシャワーだけは浴びて帰ったものの、家に帰ってから、さらに体温を下げようと水浴びをしました。

ただ、ここ一週間ほどの気候と体調の変化を考えてみると、どうしても冷たい飲み物を多く取りがちなのですが、これは考えものです。自分の場合、胃腸が強くないようで、体が疲労しているのに冷たいものばかりをとっていると胃腸炎を起こしてしまいます。

昨日も当然ながら氷を入れたバランス飲料を飲み続けていたのですが、昼食の時など、むしろ熱いお茶を取るように心がけていました。また夜のディナータイムにおいても、まずはよく冷えた生ビールで乾杯だったのですが、すぐに熱いお茶を飲み、そして二杯目はよく冷えた生ビールではなくて、熱いお茶割りのチューハイを飲みました。

また家に帰ってからは水風呂に入り、飲み物は熱いお茶を繰り返して飲みました。そのおかげかどうか胃腸炎を起こすこともなく、無事に昨日の暑さを乗り切ることができました。

人によって異なるのでしょうが、私の場合は疲れが胃腸炎という形で出てくるようです。気をつけなければいけません。

■この暑さも今週いっぱいが山でしょうか。来週からは、少し楽になるかもしれません。空調がフル活動の夏です。

文字通り雨ばかりが続いた梅雨の時期が終わってみると、手のひらを返したように猛暑日の毎日になっています。これでは体がおかしくなるのも無理はありません。そこに新型コロナウイルス感染が輪をかけています。

オリンピックは延期され、初孫が産まれた年というばかりでなく、色々な意味で、本当に忘れられない2020年になりそうです。

黄金崎岬の風景です。

Gastritis

It’s another hot morning. As I type here in this un-air-conditioned room, I start to sweat, even with the windows fully open.

Yesterday, I competed in the monthly competition during the day and had my monthly dinner time with Turu and her husband in the evening. Anyway, it was a hot day. I tried to avoid heatstroke during the day, but looking at the results of the monthly competition, there were almost 5 people who had to give up during the race due to poor health. Certainly, in those weather conditions, it could have been dangerous to play, considering their physical condition and age.

Although I only showered at the golf course and went home, I did bathe in the water when I got home to try to bring my temperature down further.

However, when I think about the climate and the changes in my health over the past week or so, I tend to take a lot of cold drinks, which is not good for me. In my case, my stomach doesn’t seem to be strong, and if I take only cold food when my body is fatigued, I get gastritis.

Yesterday, of course, I continued to drink balanced drinks with ice, but at lunch, for example, I tried to take hot tea. At dinner time in the evening, I had a toast with a well-chilled draft beer, but I drank a hot cup of tea soon afterwards, and then had a hot tea chewy instead of a well-chilled draft beer.

When I got home again, I took a water bath and repeated the hot tea for my drink. I don’t know if that helped or not, but I didn’t get gastritis and I was able to get through yesterday’s heat safely.

I suppose it varies from person to person, but in my case, fatigue seems to come in the form of gastritis. I have to be careful.

The end of this week will be the end of this heat. Next week, it may get a little easier. This is the summer when the air conditioners are in full activity.

After the rainy season, which was literally all rain, we’ve had a handful of extremely hot days. It’s no wonder our bodies are going crazy under these conditions. In addition, the new coronavirus outbreak has thrown things into disarray.

The Olympics have been postponed, and not only is this the year my first grandchild was born, but in many ways, it’s going to be a truly unforgettable 2020.

戦後75年

■20200815(土曜日:晴れ)

堂ヶ島遊覧船の発着場です。

■今朝は走らずに、ゆっくり休みました。天気予報によれば、この週末は今年一番の猛暑になるだろうということです。昨日の朝10キロ超を走ったのですが、とにかく暑くて倒れる寸前でした。今朝は走ってはいませんが、昨日以上の暑い日の出だったのではないでしょうか。

■今日は8月15日。75年前に日本が戦争に負けた日です。国民の大半を占める戦後生まれの人々にとっては、日本がかつて戦争をしていた、しかもその相手がアメリカだったという事実を受け入れることは、なかなか容易なことではありません。

戦後生まれの日本人にとっては、アメリカは憧れると同時に圧倒的な力を誇る国であり続けてきた訳ですから、その相手と戦争をするということは、とても想像ができないのです。

戦争に至る過程については、様々な解釈がなされていますが、三百万人ともいわれる国民が、命を落とした戦争を始めてしまったことを美化することは誰にもできません。

75年経っても、日本は近代史を総括することなく、また国民に事実をありのままに教育してこなかったのです。一般の日本国民は戦争においては被害者だったのだという面ばかりが強調され、同時に存在した加害者の側面に目をつぶってきた、という事実があります。

そのことは心理的には当然認めたくないのですが、それを認めない限りは近隣諸国との間に真の友好関係を築いていくのは、とても難しいのです。経済的な利益があるうちは、見て見ぬ振りをし続けることも可能なのかもしれませんが、それもいつかはボロが出るに違いありません。日本国民とアジア近隣諸国民との間の意識のズレは、いずれはあからさまになるのは当然のことです。

冷戦のおかげで戦後、経済復興をいち早く遂げた日本の経済力で近隣諸国に貢献できていた間は微妙な心情のズレも表沙汰になることはありませんでした。

しかし、アメリカ支配が終わろうとし、それぞれの地域における大国が交渉によって地域を安定化させるという世界に変わろうとしている今、アジアにおけるその役割を担うのは、日本でなく中国であることが次第に明らかになりつつあります。

この役割の転換の認識は、日本国民にとっては受け入れにくい事実なのでしょう。中国が潰れてしまえば良いととれる過激な発言が一部から流れてきます。それが時代錯誤であり、いかに倒錯した心理なのかは、冷静に考えれば容易に結論できることです。

今後10年間でアジアの状況がどのように変わっていくのか。そして、それを日本国民が冷静に受け入れることが可能なのかどうか。そこにアジアの将来、そして日本人の未来がかかっているように私には思えるのです。

旅の記憶

■20200812(水曜日:晴れ)

堂ヶ島の駐車場から見た駿河湾です。

■今朝は走るつもりでいたのですが、昨日受けたマッサージが私の体には合わなかったようです。近くの日帰り温泉で入浴後に40分マッサージを受けました。ところが食事を摂りすぎたのかビールを飲みすぎたのか、マッサージのための揉み返しが原因なのか分からないのですが、軽い二日酔いの時に出る頭痛と軽い嘔気が3時頃から襲ってきて、とても起き出して走るような状況ではありませんでした。

ということで、予定していたランニングができませんでしたので、積み重ねが今月はできていません。昼間走ることは猛暑のためにとてもできそうにもありませんので、日の出と共に気温の低いうちに走るしかありません。

静岡市では、今日も最高気温が38度に達するのではないかと予想されています。そんな中で走れば間違いなく熱中症になります。体を壊してまでランニングをする意味は全くありません。今は堪忍自重の時に違いありません。

夏休みも今日で、中日(なかび)です。昨日は長倉さんと楽しくゴルフをすることができました。今日は休養日です。

9日、10日とTakuたちと一緒に出掛けた旅の模様を整理するには、丁度良い休養です。こうした旅の記録は、その都度まとめていかないと本当にあっという間に記憶の彼方に消え去ってしまいます。一体いつ、誰と、どこへ行ったのかを思い出すことが不可能になってしまいます。

まずは撮影した写真を見直して修正し、Googleフォトで新しいアルバムを作り、そこに整理整頓しました。そしてTaku、Yukoさん、そしてSunとの間で共有設定をしました。

宿痾

■20200807(金曜日:晴れ)

廃校になった学校の記念碑です。

■今日は立秋です。 「二十四節気の一。太陽の黄経 (こうけい) が135度に達する日をいい、太陽暦で8月8日ごろ。暦の上で秋の始まる日で、以降の暑さを残暑という」とあります。今日からは残暑見舞いとなります。

昨夜は沼津西ロータリークラブの納涼例会でした。沼津港の中にあるお店で、納涼会を兼ねてみんなで楽しく歓談しました。

ビンゴゲームが余興として行われ、私はイグサの枕が当たりました。昨夜は早速それで眠ることができました。昨日まで三日連続朝走りましたので、さすがに今日は休息日としました。

■昨日は75年前に広島に原爆が投下された日です。夜10時からは NHK スペシャルで原爆投下までの経緯を検証していました。様々な国際情勢の綾が絡み合うなかで、日本の指導者たちの決断が遅れ多くの日本人の命が奪われたのです。

戦に敗れることは誰の目にも明らかであったにも関わらず、天皇制という国体を維持できる保証がなければ敗戦を認めるわけにはいかない、という指導者達の考えがそれをもたらしたのです。

指導者達が本当に国の未来を考えていたのか、あるいは自分の延命を最優先していたのか、真実は闇の中です。しかし玉砕や特攻などという作戦を 実行し多くの兵隊たちを犠牲にした指導者たちを見ていると、彼らが国や国民のことを第一義的に考えていたとはとても思えないのです。

偉い奴からまず逃げるーーコロナ、満州、森友改ざんの共通点 」を読むと、つくづくこの国は、敗戦によっても少しも変わっていないのだ、と絶望に近い思いに駆られます。

国難と呼ばれるような日がやってくるたびに同じことが繰り返されます。つまりは犠牲になるのはいつも庶民なのです。それを指導した人間たちは、誰一人として責任を取らないのです。そして同じことが繰り返されるのです。

近代日本の宿痾(しゅくあ)のようにすら私には感じられます。

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