■20240909(月曜日:晴れ)
6月10日の宗谷岬です。いつも観光客で賑わっています。 後ろはオホーツク海です。 ■窓からは爽やかな朝の風が、舞い込んできています。本当にささやかな、そよ風なのですが、今のところ真夏日の予想とは思えません。九州では、38度に迫るとの予報です。 ■さて以下の記事には考えさせられます。
★かつて「世界でもっとも美しい」と称された元スーパーモデル、 60歳を前に”ノーメイク&加工なし”のセルフィーを投稿
現在56歳のポーリーナ・ポリスコワは、30年にわたって雑誌のグラビアページを飾ってきた”若きスーパーモデル”では、もうない。 しかし、たとえ少したるんでいたり、20代のようなピチピチ肌ではなくても、歳を重ねた自分を受け入れながら、若い頃のイメージに固執しないように積極的にアクションを起こしている。
と、書き出されている記事には、世界で一番美しい、とかつて称えられた自分への思いが綴られています。掲載されている現在の写真を見ても、充分今でも美しいと私には思えるのですが、その基準が以前と異なるのは当然です。 こうした記事を読んで思い出すのが、あのスペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤの作品です。
★生への執着:ゴヤの版画
もう20年前以上でしょうか、堀田善衛さんの本に熱中しました。冷静な眼差しと筆致で書き続ける堀田さんの本には、熱中するという振る舞いは、ふさわしくないかも知れません。 「地中海のほとり」を読んでから、スペインに興味を持ち続けていたのです。そして、堀田さんの本を読み進めました。「ゴヤ」もその中の一冊です。 ゴヤの版画集は、人間の宿業というか愚かさというか、なるべく見たくない面を、これでもかと描いています。老いることは避けようがありません。生物の宿命です。 老いていく自分とどう向き合っていくかは、スーパーモデルだけが抱える悩みでは無いのです。「老年について (岩波文庫) | キケロー, 中務 哲郎」は、古代ローマ第一の学者にして政治家・弁論家キケロー(前106―前43)が人としての生き方を語り、老年を謳い上げた対話篇、とありますが、71歳になった自分も、読みながら確かにそのとおりだな、と得心することばかりでした。 特に実感できたのは、若い時に比較して欲少く生きることができるようになった、という点でした。動物的欲望は最小限となり、社会的には競争から降りた、ということでもあります。 無理をせずに欲少く生きることができると、自らが背負い込むストレスが激減します。容貌の変化も、自律神経の脆弱化からくる体調不良も、できれば探究的好奇心を持って、付き合っていきたいのです。それしかありません。 嘆いても文句を言っても、昔に戻ることができるわけではありません。ゴールに向かって歩き続けるほかないのです。