2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: FC Page 29 of 55

MIRAフィットネスクラブに出掛けた日。

八角

■20240720(土曜日:曇)

高雄市六合夜市です。歩行者天国になっていて、夜店が並んでいます。

■5日から10日まで、Nonちゃんと3人で旅行してきました。色々ありましたが、楽しく思い出しています。もう少しゆっくり、あそこも見れば良かったとか、あの場所でもう少し時間を過ごせば良かった、といった後悔もありますが、初めての場所ですので、それは致し方ありません。

Nonちゃんが、色々計画してくれたプランに沿って行動しましたが、よく練れた計画だった、と今は思っています。もう一度行くことができれば、もう少しじっくりと時間を使うこともできそうです。

■台湾での料理は、とても美味しかったのですが、料理の中に入っている、香辛料の「八角」が苦手でした。

八角は台湾料理の代表的なスパイスです。

トウシキミという樹から実った果実を乾燥させたものと言われます。 形が八角形の星形をしていることから、八角と名付けられています。 八角はブレンドされた香辛料の五香粉に含まれて中華にも重要になります。

また、八角は独特の強い香り持つスパイスで、豚の角煮に北京ダックや鶏肉の臭みを消す役割もありますが、台湾では家庭料理でも必ず八角が使用されています。

八角には、それこそ苦い思い出があります。Sunと二人で、万里の長城に以前行きました。天候に恵まれて最高の眺めを楽しめたのは良かったのですが、ホテル周辺の飲食店の料理には、どれも八角がしっかり入っていたのです。二人とも、あの強い香りには往生しました。

最後は北京に行ってまで、マクドナルドのハンバーガーを食べに出掛けたほどです。驚いたのは、そのハンバーガーにまで、八角が入っていたことです。現地仕様ですので、致し方ないのですが、あれには参りました。

あの思い出があるので、今回の旅行も心配だったのですが、八角は入っていたものの、苦になるほどの量ではありませんでした。やはり、所変われば品変わる、ということのようです。

今回の旅行では、強い香りのために食べることができなかった、ということは、幸いありませんでした。どのお店の料理も、美味しくいただきました。なかでも、イタリアンレストランのピザが美味しかったのは、望外でした。

なにはともあれ、楽しい思い出です。

避暑地

■20240719(金曜日:曇)

高雄国際空港でのひとときです。落ち着いた雰囲気の素敵な空港でした。

■東海地方は昨日、梅雨が開けました。窓を開けると、梅雨が開けるのを待っていたかのような、セミの大合唱です。いよいよ本格的な夏の到来です。

昨日は午後からフィットネスクラブに行って、久しぶりに走り込みました。1時間筋トレをした後に、1時間の走り込みです。結局昨日は、9.72km を走り、これで今月は3回のランで、19.90km を積み重ねました。目標の月 100km には、遠く及びません。

夕食後に筋トレをすることは数多いのですが、走り込みをする機会が減りました。やはり、朝は知らないと積み重ねは困難です。でも、朝走る元気は、今のところ戻っていません。

それでも、とてもできそうもないと以前には思い込んでいた、筋トレ後の走り込みも、できることが分かりました。今回で2回目でした。久しぶりの走り込みで、疲れも蓄積していなかったのが、一番の理由かもしれません。

スクワットも見様見真似でやっていますが、成果が出るのは、まだまだ先でしょう。でも楽しみです。8月は猛暑で、野外活動は命がけですから、フィットネスクラブが、定番避暑地になりそうです。

敗退

■20240718(木曜日:晴れ)梅雨明け

高雄国際空港での中国南方航空 B-5191 。ボーイングBoeing 737-81Bです。

■今朝は、いつものように6時に起きて朝食の準備に台所に立つと、セミの大合唱が聞こえてきました。今日にも静岡県は梅雨明けが宣言されそうです。

2024年7月7日(日)午後1時18分、静岡市で最高気温が40.0℃を観測され、全国で初めて今年初の「酷暑日(最高気温40℃以上)」となりました。

静岡市で40℃以上を観測したのは統計開始以来初めてのことです。

もう充分、暑い日が続いたようにも感じるのですが、実はこれからが本格的な夏なのです。野外での活動は命がけですので、フィットネスクラブ(FC) を、お友達にするしかありません。

昨夜も、久しぶりにFCに出掛けました。時間がありませんでしたので、スミスマシーンで、11キロのバーベル上げと、16キロの負荷でスクワット、そして腹筋、背筋のトレーニングで切り上げました。

特に休みを取って出かける予定は、もうありませんので、8月は筋トレに励む予定です。自分の体の変化を見つめる良い機会です。

■今朝の写真は、高雄国際空港に羽を休めるボーイングBoeing 737-81Bです。世界的に需要の急増している、中型民間旅客機のエースです。エアバス A320 と、世界を2分しています。しかし、ここに来て強力なライバルが出現しました。C919 です。

★ C919の特徴は?

C919型機は、航続距離は最長で5500キロあまり、座席数は最大190席あまりです。 同じクラスのアメリカのボーイング737型機やヨーロッパのエアバスA320型機と競合する旅客機です。

中国独自の製造業の強化をめざす習近平指導部の強い後押しのもとで開発が進められてきました。

同様に日本でも開発が進められた、「三菱スペースジェット(MSJ、旧MRJ)」が2023年2月に開発中止となったことと、好対照をなしています。条件の差は色々あるとは言え、とても残念な結果です。簡単に言ってしまえば、国力の差です。

巨大クルーズ船同様、日本は敗退を重ねています。もの作り大国・日本という看板は、今でも健在ですが、中国の影に隠れようとしています。中国は、巨大な製造業大国なのです。

浅薄

■20240717(水曜日:曇)

高雄国際空港の時刻表です。
日本、中国、韓国へと多くの便が飛んでいます。

■今朝も曇り空です。昨夜は、沼津医師会新旧理事の合同理事会と、その後に懇親会が行われ、みなさんと歓談することができました。沼津医師会は、沼津市、裾野市、長泉町、清水町の二市二町から構成されています。東部の主要機関医師会なのです。したがって、参加される先生方も広範囲ですから、理事の中にも正直私も知らない先生方もいて、こんな席でもないと話をする機会もありません。

昨夜は、たまたま前の席に座られた長泉の先生と、楽しくお話することができました。理事会では何度も顔を合わせていても、話す機会は一度もありませんでした。知り合う、とはこうした事を言うのでしょう。

■さて、いつもの知恵袋「田中宇の国際ニュース解説」です。今回は無料版ですので、ぜひお読み下さい。衝撃の暗殺未遂事件です。

★「トランプへの銃撃」
田中宇の国際ニュース解説 無料版 2024年7月16日

この記事での指摘自体が、とても衝撃です。犯人は、たった130メートルしか離れていない屋上から狙撃しています。プロの狙撃手なら、1キロ離れていても、標的に命中させるそうです。

通常なら、1キロ以内は厳重な警備、ドローンでの偵察など、徹底的な監視体制が取られるのですが、なぜか今回はそうなりませんでした。どう考えても偶然とは思えません。

どう考えても、「未必の故意」の匂いがします。田中さんの推理に引き込まれます。

結局、これでトランプ氏の返り咲きの可能性が高まり、その後の世界は変わりそうです。それにしても、一部のハリウッドの俳優たち、リベラル、つまり進歩的で人権問題や環境問題に敏感な人々が、バイデン大統領を熱心に応援している様は、今となっては奇妙に、そして滑稽にすら映ります。

民主党は世界中で戦争を仕掛けているからです。イスラエルによるパレスチナ人絶滅作戦にも、とても寛容です。田中さんも指摘している通り、一見立派なことを唱えているようで、世界を苦しめています。そして、そうした人々はトランプ氏が大嫌いなのです。

トランプと俺を一緒にするな、と言わんばかりです。私の身の回りにも、こうした人々が結構います。一見立派に見えるのですが、実態は浅薄そのものです。

ウクライナ戦争が始まってからは、まるでリトマス試験紙のように、その違いが鮮明になったようです。中身のない、浅はかな人間にはなりたくないと、自分自身は田中宇さんの解説記事だけは、熱心に読み続けています。

穏やか

■20240713(土曜日:曇)

台湾高雄「新左営駅」です。

■来週には梅雨が開けそうだ、と報道されています。梅雨末期です。今朝は青空も少し顔を見せていますが、このあと雨の午後になりそうです。

先週の土曜日には台湾の高雄にあるホテルから、午後にはバスで屏東県(墾丁)にある「墾丁凱撒大飯店(シーザーパークホテル墾丁)」へ向かいました。出発まで時間があり、新左営駅内のラーメンチェーン店「IPPUDO」で、初めてラーメンセットを食べました。

海外でラーメンを食べた記憶は無いのですが、当然のことながら、味は現地の方好みに工夫されています。それでも美味しく、いただきました。ただ、セットに付いてきた餃子は、お世辞にも美味しいとは言えず、まるで干からびて縮んでしまったかのようでした。

お店は繁盛していて、ひっきりなしにお客さんが来店し、注文をさばくのが大変そう。店員は、どなたも対応がとても親切で、とくだん親日家というわけでもないでしょうから、教育も行き届いているのでしょうし、台湾の方の気質が、そうした行動を取らせているのかもしれません。

数日間の観光客として滞在ですから、本当の印象だけですが、台湾の方は、控えめで穏やか、そしてとても親切な方ばかり、と感じました。気持ちの良い旅でした。

日常

■20240711(木曜日:曇)

台湾高雄「愛河」沿いの光景です。青空一色でした。

■さて、早めの夏休みも無事に終わりました。今日から日常生活の復活です。曇り空。今日は雨の一日になりそうです。

昨日は、高雄国際空港を現地時間12時15分に飛び立ち、日本時間17時10分に成田空港に到着しました。成田エクスプレス、東海道新幹線、そして東海道線を乗り継いで、無事に帰宅したのは20時頃でした。

Nonちゃん発案の夏休みは、天候に恵まれました。墾丁では、日中は青空一色なのですが、18時を回ると通り雨が毎晩のようにやってきました。墾丁路沿いには夜になると無数の露天が並び、飽きることがありませんでした。

道中、様々な台湾人と接しましたが、穏やかで親切なことには、驚くばかりでした。

歓談

■20240704(木曜日:晴れ)

北海道宗谷丘陵「白い道」です。

■今朝の写真は、白い道です。ネットによれば、

緑の草むらの中、紺碧の海に向かってまっすぐに伸びる白い一本の道、その美しいコントラストが話題となりフォトスポットとして人気が出た「白い道」。約3kmの散策路は稚内の名産であるホタテの貝殻を敷き詰めてできていて、歩いてみるとふんわりと柔らかく、散策が一層楽しく感じます。

天気の良い日には、利尻山や遠くにサハリンの島影など北海道ならではの壮大な景色を望むことができます。また、宗谷丘陵のなだらかな斜面には57基もの白い大風車群が建てられ、白い道と大風車が織りなす風景は写真映えもばっちり!

稚内で設定された散策路「フットパス」のコースにもなっているので、周辺のみどころスポットも一緒に一巡りできるのが嬉しいですね。大自然の空気を感じながらゆっくりと散策やサイクリングなど楽しんでみてはいかがでしょう。

と。あります。今年は、その道を車で走ってみましたが、狭い上に行先が確認できず、どこへ向かっているのか不安一杯でした。あらぬ方向へ行ってしまうのではないかと、しばし戦々恐々でした。

■今朝も青空一杯です。熱中症の警報が出ています。こんな日は、日中に野外活動は自殺行為です。室内で大人しくするに限ります。フィットネスクラブの出番です。

さて昨夜は、これまで20年間と6年間務めてきた二つの公務を引き継いでくれたS先生に、感謝の気持ちを込めて夕食を共にしました。役割というのは、誰かが引き継いでくれないと、勇退することができません。

不動産のようなものです。誰かが買ってくれないと、永遠に固定資産税を払い続ける必要があります。そう考えると、S先生が忙しい中、引き継いでくれたのは、本当に感謝しかありません。

昨夜は、文字通り歓談の時を過ごしました。感謝、感謝です。

車とインバウンド

■20240702(火曜日:雨)

北海道JR富良野線・美瑛駅です。

■昨日は九州地方で大雨のため被害が出たようです。こちらも一日スッキリしない、鬱陶しい天候でした。こうした梅雨の時期、湿度が高く蒸し暑いのは、稲作には最適なのでしょうが、決して過ごしやすいとは言えません。

常夏のハワイ、と昔よく宣伝文句にありましたが、湿度が高くないので過ごし易さでは太刀打ちできません。

ハワイは常に雨が少なく気温は24~30℃で安定しており、1年中ベストシーズンといえます。

常に東から西へ貿易風(偏東風)が吹いているため、気温が上がりすぎず快適です。

なるほど、だから過ごしやすいのですね。昔、昔クイズ番組の宣伝文句が、「クイズに正解して夢のハワイに行こう」でした。30年の不況の上に円安になって、日本人にはまたしても、夢のハワイに逆戻りです。

今や日本は、車の輸出と観光客の落とすお金が、主な収入源となりつつあります。しかし、車の輸出も減少に向かいつつあります。今や世界最大の車の輸出国は、中国になりました。

2023年の自動車輸出台数ランキングは、中国が初めて日本を抜いて世界首位となりました。

日本自動車工業会(自工会)によると、日本の輸出台数は前年比16%増の442万2682台でしたが、中国の輸出台数は57・9%増の491万台と過去最高を更新し、首位となりました。

日本の首位陥落は、ドイツがトップになった2016年以来7年ぶりです。

新エネルギー車と分類される、BEV、PHEVでは中国は他の追従を許しません。今や中国での新車販売数の約47%が、新エネルギー車であり、そのうち6割がBEV、4割がPHEVのようです。世界最初の量産型PHEVは中国のBYDが開発した、と知って大変驚きました。当然、日本メーカーが発売していたと勘違いしていました。

日本ではEVは、まだまだ受け入れられないでしょうが、PHEVなら充分売れる可能性があると思います。満タン、満充電で2,000キロを走るというのですから、電欠の心配もありません。

日本の車が世界一だと思っていた私達には、耳障りな情報ですが、それが現実なのです。中国は金融大国ではなくて、もの作りの国なのです。

誕生日

■20240701(月曜日:曇)Ayaちゃん、誕生日

稚内港です。稚内港北防波堤ドームが見えます。
左手、丘の上に稚内公園があります。

■昨日は昼前にフィットネスクラブに行って、筋トレの後、ランニングマシンで1時間のLSDを行いました。これで6月は、6回のランで 79.41km を積み重ねました。

6月2日、そして6月9日と2回ハーフマラソンを走り、残りの4回は、フィットネスクラブでの1時間走でした。そんな中でも、昨日の1時間走は余裕を持って走ることができたという点で、今までにない充実感でした。

木曜日に走っていましたので、3日振りということになり疲労が残っていて、途中で気分が悪くならないか心配だったのですが、杞憂でした。途中少しペースを上げたのですが、息が上がることもなく、最後まで余裕を持って走り切ることができたのは、望外でした。

その余裕を何がもたらしたのかは分かりません。睡眠が充分だったのか、休養がうまく取れていたのか、筋トレの成果なのか、判然としません。自分では、筋トレの成果と判断しています。下半身の強化が実を結んでいる、と勝手に思い込んでいます。

このままトレーニングを続け、来年のマラソン大会でどんな成果が出るのか、とにかく楽しみです。

■さて、今日はAyaちゃんの誕生日。オーストラリアに移り住んでいるので、会うのは容易ではありません。元気でやっているようなのですが、親としては心配がつきません。異国で暮らすのは大変です。

良きパートナーを得て、支え合って暮らしているようなので、その点は安心です。多くの国民が貧しくなっていき、円安が進んでいる日本より、オーストラリアの方が、将来性はずっとありそうです。

山火事が頻発しますが、自然災害という点でも、日本よりずっと安全そうです。試みに、オーストラリアでの地震災害について、ChatGPTに尋ねてみると、

■オーストラリアは地震活動が比較的少ない国ですが、それでもいくつかの重大な地震災害が発生しています。以下に、オーストラリアでの最悪の地震災害を3つ挙げます。

(1) 1989年 ニューカッスル地震:

日時: 1989年12月28日
規模: マグニチュード5.6
被害: 13人が死亡し、160人以上が負傷しました。建物やインフラにも大きな被害があり、経済的な損失は約40億オーストラリアドルにのぼりました。この地震は、オーストラリアで最も被害が大きかった地震として知られています。

(2) 1968年 メクリング地震:

日時: 1968年10月14日
規模: マグニチュード6.5
被害: 西オーストラリア州のメクリング地域で発生し、14人が負傷し、建物や道路に広範な損壊が発生しました。特にメクリングという小さな町が大きな被害を受け、多くの家屋が倒壊しました。

(3) 2012年 マッセスダール地震:

日時: 2012年4月20日
規模: マグニチュード5.6
被害: 西オーストラリア州のマッセスダールで発生し、人的被害はほとんどなかったものの、インフラや建物に一定の被害が発生しました。この地震は、特に農村地域での被害が報告され、建物の耐震性の重要性が再認識されました。

これらの地震は、オーストラリアで最も被害が大きかったものの一部です。オーストラリアはプレート境界から遠いため、地震活動は比較的少ないですが、それでも地震リスクに対する準備は重要です。

■と、教えてくれます。ニューカッスルはシドニーから170キロほど海岸を北に行った所のようです。Ayaちゃんの住んでいる所からは、かなり離れています。大丈夫そうです。地震の心配がないだけでも、全然違います。

とは言っても、生まれ育った日本の方が、安心なのは道理です。また会える日を楽しみに待つしか無さそうです。



人生の四期

■20240630(日曜日:曇)

牛が放牧されています。
北海道・音威子府から275号線を中頓別へ向かっています。

■今朝も曇り空です。天気予報では午前中は何とか天気も持ちそうですが、午後からは雨が強まりそうです。今日で6月も終わりです。2024年も折り返し点を過ぎようとしています。

昨年古希を迎え、自分自身の人生に対する考え方が、変わったように思えます。古希70歳は、単なる人為的な区切りですから、次の日から何かが突然、変わるわけではもちろんありません。同じ様に時間は流れていくのです。

こうした区切りは、先人たちが経験的に編み出した、人生をよりよく生きるための知恵です。振り返ってみると、地元のある新聞に2005年5月、こんな投稿をしていました。19 年前、当時 51 歳だった私の心境です。

 インドには四季はないが四期がある、と言われます。必要な知識を得るための「学習期」。家族のために働く「家住期」。ゆったりとした老後を送るために町を離れ、静かな森の中にささやかな住まいを持ち、そこで思索や瞑想の日々を送る「林住期」。そして最後に、夫婦で聖地を巡礼する「遊行期」。インド人の頭の中には、こうした人生の節目が明確に刻まれているようです。

 昭和28年(1953年)生まれの私は、家族のためにまだまだ働かなければならない家住期にあると言えますが、少なくとも心のあり方としては、そろそろ林住期に足を踏み入れるべきなのではないか、と思い始めています。

 かつては、人生50年と言われました。自分自身が夏目漱石よりも長生きしていることに、とても不思議な気がします。とはいえ、人は誰も永遠には生きられません。いつかは、旅立つ日がやってくるのです。そうであるなら、人生の節目を明確に意識し、日々の有り様を思い描きながら生きていくことは、充実した一生を送るためには、不可欠のことではないでしょうか。

 2年ほど前から体調管理のために始めた早朝ウォーキングが、そうした意味で、これからの生き方に、とてもプラスになっていることに気付きました。毎朝、近くの愛鷹山を歩くのです。一時間半ほどのウォーキングで、最近は体調も良好です。ただ歩くことに精一杯だった頃には気付かなかった四季の変化の発見という望外の収穫は、林住期の成果かもしれません。最近は柿の葉を見るのがとても楽しみです。春になり新しい芽が現れ、それが実に瑞々しい若葉になる。そして秋になると何とも言えない渋い色あいに変化する。もう瑞々しい若葉になれない自分も、努力すれば秋の柿の葉のようにはなれるかもしれない。

 俳人与謝蕪村の句に、「茨野や夜はうつくしき虫の声」があります。茨の生い茂った野原が、夜になると虫かごのように美しい虫の音を響かせている、というのです。もちろんこれは単なる草むらを詠んだ句ではありません。昼の茨野は俗世、そして虫の音が響く夜の茨野は蕪村の頭脳の中に作られる美の王国だ、というのです。人は誰しも、日常というしがらみの中で生きざるを得ない。しかし、その中に自分なりの美を、想像力により作り上げることはできるのです。全体を見渡せるだけの余裕を心に持ちつつ、美しきことを発見しながら、幕末の志士、高杉晋作の歌を蕪村風にもじった以下の歌のように、残りの人生を生きてみたいものだ、と私はいま思っているのです。

「美しき ことも無き日を美しく すみなすものは心なりけり」

こうして振り返ってみると、あるサイクルが、これまでの20年の中に見えてきます。体調管理のために49歳からウォーキングを開始、59歳からはフルマラソン完走のためのランニングを始め、そして69歳からはサルコペニア(筋肉減少症)と戦うために筋トレを始めたのです。

その間に子どもたちは自立・結婚し家庭を持っています。自分自身の役割も大きく変わりました。あとはお迎えが来るのを、待つだけです。やるべきことは、やり終えた気もします。

それでも、まだ終わったわけではありませんから、より良き人生を送るために、自分は今、そしてこれから何をなすべきかを考えていくしかありません。



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