20180503(木曜日:曇り後晴れ)
■昨日は仕事を終えて落ち着く日間もなく、Sunと二人で箱根へ向かいました。日も暮れて暗闇の中を運転しなければならず、途中道を間違えてしまい到着が遅れました。箱根新道を進んでしまったので、だいぶ遠回りになってしまいました。夜ですと道が分かりにくく、とても間違いやすいのです。
途中で切り替えて何とか修正し、宮ノ下から登る形で箱根小涌園ユネッサンに向かいました。
驚いたのは、小涌園前の交差点近くにあったコンビニのローソンが無くなっていたことです。箱根駅伝でもテレビ中継で登場する定番のお店だったのですが、閉店していました。宮ノ下から登ってみて、その理由が分かりました。一号線沿いの手前にセブンイレブンが開店していたのです。
コンビニ仁義なき戦いの様相です。あれではローソンは場所的にも敵うわけがありません。まさに方丈記の世界です。
ゆく河の流れは、絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮ぶ、うたかたは、かつ消えかつ結びて、久しく、とゞまりたるためしなし。世中にある、人と栖(すみか)と、又かくのごとし。
たましきの都のうちに、棟を並べ、甍(いらか)を争へる、高き卑しき人のすまひは、世々を経て尽きせぬ物なれど、是をまことかと尋(たず) ぬれば、昔しありし家はまれなり。
ようやく宿に到着したのは、20時を過ぎていました。さっそくお風呂に入り疲れを流してから二人で乾杯です。箱根に来たのは、もう10年ぶりになるかもしれません。順番で割り当てられた日数だけ宿泊できる会員制の施設なのですが、以前はよく私の両親が利用してくれていました。最初は父が運転して、その後は電車を利用して藤沢から温泉を楽しみに出かけてくれたものです。
その両親も体力の衰えから来ることも叶わなくなり、私達もご無沙汰が続きました。今回は、たまたまこのゴールデンウイークに当たりましたので、二人で来ることにしました。新緑が眩しい5月の箱根は最高です。
■そして今日は箱根の休日です。朝7時に起きて朝食を取り、車で出発です。芦ノ湖を左回りにぐるりと一周してみようとしたのですが、道路が途絶えていました。そこで逆回りに進路を変えて、まずは「道の駅 箱根峠」に立ち寄りました。いつもの道を通ってこちらに来れば昨夜通るはずだったのですが、昨夜は通らずじまいでした。久しぶりに立ち寄って芦ノ湖を眼下に見ました。
道の駅で少し早めに山菜そばを食べて昼食としました。今度は芦ノ湖を右回りに回ってみようと試みました。道の駅を出て芦ノ湖スカイラインに乗りました。生憎の曇り空で、ほとんど霧の中でした。それでも以前パプアニューギニアから我が家にホームステイしたエリカさんと子どもたちと一緒にドライブしたことを思い出しました。あの時は最高の青空でした。
残念ながら、ただ通り過ぎるだけで今日は終わってしまいました。小尻に抜けて、さてどおしようと相談の末、ガラスの森美術館に行こうと決めました。初めての訪問です。
■初めての訪問でしたが、楽しめました。またちょうど時間も幸いしてミニミニコンサートも鑑賞できました。まるで古い欧州の民家か農家を訪れたような、そんな気になりそうでした。
背景になっている箱根の山々が、とても似合っていました。宿に帰って、ゆっくりと風呂に入って二人で乾杯して休みました。