2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

月: 2018年6月 Page 1 of 3

マーク・トウェイン

■20180630(土曜日:曇)

 

韓国・釜山で見たトイレの絵文字です。所変われば品変わるで、見ていて楽しいですね。

 

 

■関東・甲信越地方の梅雨が開けた模様、という宣言が昨日出されました。観測を始めてから、6月中に梅雨明け宣言が出されるのは初めてだそうです。ちょうどTakuの結婚式あたりが梅雨明けか、と思っていたら、2週間以上早い梅雨明けです。とは言っても、今朝の空模様は、どんよりとしたいかにも梅雨空。昨夜も、突然は雨が振り始めて、夜中に窓を締めて回らなければいけませんでした。

 

■さて名作で読む発達障害第61話は、「トム・ソーヤーの冒険」です。作者であるマーク・トウェインの性格が色濃く反映されいるようです。村上明さんによれば、

 

トムの物語は筆者であるマーク・トウェインの実体験を反映していると思われる。自伝によれば、幼児期のマークは体が弱かったが、気まぐれで世話のかかる子供だった。後に彼はそのことを母に聞いてみたという。

 

「母さんは始終私のことが心配だったでしょうね?」

 

「それは心配だったよ、ずっとね」

 

「育たないんじゃないかって?」

 

「そうじゃない、もしこんな子が育ったらどうしようかって 」

 

なるほど、マーク・トウェインの母親は苦労したようです。村上さんは最後に、こう書かれています。

 

トムにもマークにも注意欠如多動性障害( ADHD )の特性が色濃く見られる。米国の心理学者ハートムーンは、 ADHD の特徴である「計画性のなさ」は「臨機応変」でもあり、「向こう見ずさ」は「危険を顧みない」とも見なすことができると述べている。

 

マークトウェインは様々な仕事を転々とした後、米国を代表する作家となった。 ADHD の特性は、人生の長いスパンで見守る必要があるのかもしれない 。

 

周囲の近視眼的な対応で、せっかくの才能が潰されている例は、山のようにあるに違いありません。

 

進出

■20180629(金曜日:曇)

 

朝、走った後に食べるスイカほど、美味しいと感じるものは他にありません。

 

 

■今朝は曇り空。梅雨明けには、まだまだ時間が必要ですが、日曜日からは青空になりそうです。

 

昨日は朝走って、100キロの目標を達成し、午後からはAyaちゃんと一緒にユニクロに出かけ、洋服をAyaちゃんに選んでもらいました。Ayaちゃんの趣味は、なかなかにシックでした。渋いというのか、自分にあっているのかどうか、自分自身には、さっぱり分かりませんが、娘の選んでくれた洋服を着ることができるなんて、とても幸せな気分でした。

 

昨夜は沼津西ロータリークラブの最終例会。宮島会長年度の最後の例会です。一年間、本当にご苦労様でした、という思いでした。自分自身が、ちょうど一年前同じように皆さんから、ご苦労様でした、と労いの言葉を掛けてもらってから、あっという間の一年でした。来週からは、また新しい年度が始まります。

 

二次会に出かけて、みんなと歓談しながらも、それぞれの心はサッカーのワールドカップに行ってしまい、上の空。私も22時過ぎにはタクシーを呼んで帰宅しました。朝起きてニュースを見ると、日本はポーランドに1対0で破れたものの、グループ二位で決勝トーナメントに進むことができました。しかし初戦が最高の出来で、その後は次第に息切れ、という状態が少し心配です。さてどうなりますことやら。

 

■昨日は一時間ほど、ゴルフの練習をしました。新しく購入した「プロギア マルチスピード測定器 」を試したかったからです。スマホほどの大きさの測定器で、1メーターほど離れておいておくと、振った時のスイングスピードや飛距離を計測してくれます。正確性については、まだ分かりませんが、面白いことは事実です。昨日は9番アイアンで試しました。

 

ヘッドスピードは、30m/s ほど、飛距離は 110 yard ほどでした。この先、上達できるのかどうか。試してみようと思っています。

 

 

 

琉歌

■20180628(木曜日:雨)

 

料亭です。先日出かけた溜池山王駅近くにありました。議員会館の隣ありましたが、佇まいに驚きました。議員さんたちが利用するのでしょうか。

 

 

■今朝はどんよりとした曇り空でした。いつものように5時の目覚ましで起きましたが、薄暗いのにたじろぎました。でも雨は降っていないようですので、そのまま走ることにしました。準備をして、外へ出てみると地面は真っ黒でした。霧雨のような、細かな雨が降り始めました。

 

急いで準備体操をして、とにかくスタートしました。経験的には、走り出してしまえば、何とか最後まで走りきることができそうに思えました。今日いつものコースを走れば、月間目標の100キロを超えることができます。それで、とにかく一安心です。走り始めてみると、少しずつ雨脚が強くなってきて、最後の2キロほどで、かなり濡れてしまいました。

 

それでも何とか目標を達成できてホッとしました。6.16km を走り、総計 101.29km となりました。これで2015年3月以来40ヶ月連続月100キロを積み重ね、総計 6,984km を走ったことになります。こうなったら、とりあえずの次の目標を一万キロ走破にしようと思っています。あと三年はかかります。毎日の積み重ねです。

 

■東京新聞の連載記事の一つに、「象徴のうた 平成という時代」があります。細胞生物学者であり歌人でもある永田和宏さんが書かれています。第24話は、「独学で琉歌 作り続け」です。

 

平成天皇が沖縄に心を寄せ続けてこられたのは、よく知られていますが、沖縄地方の方言を用いた琉歌を、皇太子時代から独学で学ばれていた、ということを知る人は少ないようです。

 

平成五年四月に糸満市で開催された第44回全国植樹祭(これは沖縄復帰20周年記念事業でもありました)において、この琉歌を詠まれています。

 

弥勒世よ願て揃りたる人たと 戦場の跡に松よ植ゑたん

 

永田さんによれば、

 

豊かな世を願いつつ ここに揃い集まってきた人びとと共に 激しい戦いの跡地に 琉球松を植えたよ

 

という意味とのこと。

 

最後に永田さんは、こう書かれています。

 

天皇陛下ご自身の作になる琉歌は、すでに十分一冊の歌集となるほどの数になっているという

 

全身全霊を持って国民のために、お努めを果たして来られた陛下の知られざる一面を知ることができた、大変素晴らしい内容でした。

 

 

 

引きこもり

■20180627(水曜日:曇)

 

雨の日枝神社です。雨も、また良しです。

 

 

■今朝はゆっくりと休みました。月・火曜日と続けて走りました。あと一回いつものコースを走れば、月間の目標達成です。

 

さらに昨夜は寝苦しい夜でした。雨まじりで湿度も高く、窓を開け放しにできないために熱気が篭ってしまいました。今年始めてゴザの上で寝ました。ざこ寝でなくて、ござ寝です。

 

そして枕も竹で編んだ夏用のものに替えました。気のせいか、すぐに寝付くことができました。今朝は6時に目覚ましを鳴らしましたが、実に心地よいまどろみの中で、しばし時を過ごしました。

 

冷房を掛ければ良いのかもしれませんが、よほどの熱帯夜でない限り冷房は使用しません。東側の窓を開け放しにすれば、十分風が寝室を通り抜けるからです。

 

■名作で読む発達障害 第58話は、「最後から二番目の恋」です。題して、「引きこもりからの脱出」です。2012年にテレビ放映されたドラマですが、私は例によって観ていません。

 

中井貴一さんと小泉今日子さんが主演されました。この連載の中では、主人公 長倉和平の妹、長倉真理子が取り上げられています。長く実家に引きこもり、極度の人見知り。対人関係が苦手で仕事も長続きしない。

 

しかし才能は豊かで、興味のあることにいったん夢中になると、それに熱中する。パソコン、スマホなどの機械類にめっぽう強い。著者の村上明さんは、

 

真理子には自閉症スペクトラム(ASD)的な特徴が顕著に見られる。対人関係が苦手な彼女は、この年齢までまっとうな社会参加ができていないし、家族以外に親しい人間関係も持っていない。

 

そんな真理子なのですが、小泉今日子演じる千明に出会って変わっていく。彼女の導きで、脚本家としての歩んでいく、という内容です。

 

重要なのは ASD の症状とされる「対人関係の障害」も「こだわりの強さ」も見方によっては単なる特性ともいえるものであり、このような症状は年齢とともに悪化するわけではない点である。

実地臨床においても、適切な場所を与えられることによって、長年の不適応から脱したケースは、数多く存在している。

 

程度の問題は、さておき、どこにでもいそうな真理子が、不適応から脱して社会生活に溶け込んでいくには、やはり人との出会いと、適切な対応が絶対に必要だ、ということなのでしょうか。

 

 

 

オープン

■20180626(火曜日:晴れ)

 

23日に出かけた際に立ち寄った日枝神社での結婚式の様子です。幸あれと祈りました。

 

 

■今朝も走りました。東側の窓のブラインドを開けたままで寝たためか、早めに目が覚めました。4時37分でした。もう一度寝てしまうと、今度は起き出すことが困難です。そのまま起きて走るための準備を始めました。いつものコースを、あと二回走れば目標達成です。

 

走り出したのですが、相変わらず体の重いことにがっかりしながら走りました。結局平均ペース、6分48秒/km で走り終えました。このペースを、ずっと続ければフルマラソンを5時間以内で完走できるのですが、そうは問屋が下ろしてくれません。30キロを過ぎると本当に脚が前に出なくなります。鍛錬が足りません。

 

これで 95.12km を積み重ね、残り4日で 4.87km となりました。あと一回分です。

 

■資料の整理に必要ということでNonちゃんが購入したパソコンが、Sunに払下げとなりました。あまり必要がなくなったとのこと。東京の学会へ行った時に、量販店で店員さんのアドバイスをもとに買ったようです。

 

資料の整理用ですからワードやエクセルが必要ということです。日本では、この2つが事実上の標準です。ワープロソフトでワードが標準でない国は、世界中で韓国だけだ、という話を聞いたことがあります。すごいことだと思います。一私企業の製品であるワードやエクセルで資料を作ることが、いわば強制される国というのは、よく考えれば、とてもおかしなことです。

 

購入するには予算が必要だからです。公的機関が提出する資料の作成にオープンなソフトウェアでの作成でなく、特定の私企業の製品を指定するということの異常さに誰も異議を唱えないということ、それ自体が私はとてもおかしなことだと感じています。

 

例えばワードを使っている人は、自分のパソコンにワードが最初から入っているので、誰もが自分と同じ製品を使っていると勘違いしがちです。しかし誰もがスマホとしてアイフォンを使っているわけではないのと同様に、特定の製品の入っていないパソコンを購入している人も多いのです。しかもインターネットに接続されているのが当たり前の時代になりました。

 

昔はパソコンと言っても、殆どは Stand Alone 、つまりは他のパソコンとは接続されていること無く、一台で孤立して使われていることがほとんどだったのです。時代は変わりました。インターネットに接続され、情報は自分の側でなく、インターネットの向こう側、つまりはクラウド上に保存するのが当たり前になった現在では、ネット上で資料の作成・整理をするのは当たり前になってきています。

 

つまりネット上で利用できれば、使用ソフトウエアが特定の製品である必要性は、あまりないのです。しかし特定の製品でボロ儲けをしているマイクロソフト社にとっては、それでは困るのです。何としてもワードやエクセルで資料を作らせようとします。プレゼンならパワーポイントです。

 

Nonちゃんパソコンは、こうしたソフトが一緒になった、パッケージソフトのオフィスの使用権が付いています。この設定が、とても面倒なことに昨夜気づきました。クロムブックの簡便さと、まさに対極です。ウインドウズ・パソコンなど糞食らえです。世界中の人がクロムブックで作業をするようになれば、本当に世界は平等になるでしょう。アメリカの学校現場が、そうであるように。

 

オープンという概念が、時代の要請なのです。昨夜はテレビでオープン・バイオロジー、つまりは公開された手法を使って市民が自分自身の手で行う遺伝子操作の現状を報告していました。本当に驚きました。DIY生物学、と呼ぶそうです。Do It Youself というわけです。画期的な成果が出るのか、災厄がもたらされるのか、今のところは検討がつきません。

 

しかしオープンこそが、時代の流れなのです。

 

 

 

非言語的メッセージ

■20180625(月曜日:晴れ)

 

先週末会議で出かけたザ・キャピトルホテル東急のラウンジでの演奏です。さすがは大ホテル。落ち着きのある空間でした。

 

 

■また一週間の開始です。今週で6月も終わり。来月には梅雨があけるとともに、Takuの結婚式が待っています。まだまだ遠い先の話と思っていましたが、あっという間に目の前に迫ってきました。

 

さて今朝は走りました。昨夜はNonとAyaと三人でディナーを楽しみました。いつもの「ひろ繁」です。Sunは友人と別の席で食事を取り、私たちは三人で歓談しました。もう立派な大人ですから、昔のように無邪気に話すだけではなく、それなりに会話の内容も社会性を帯びてきます。楽しいひと時でした。

 

今朝はいつものコースを走り、6.15km を積み重ねました。88.96km となり、残り5日で11.03km です。何とか月100キロの目標達成が見えてきました。梅雨時ですから、雨の降らない朝は、極力走っておかないと時間切れになります。もう少しです。

 

■さて名作で読む発達障害、第57話は「グッド・ドクター」です。韓国のテレビドラマですが、私はまだ観ていません。自閉症スペクトラム障害(ASD)の特徴を持つ天才的外科医の主人公が大活躍します。日本でも、この夏テレビで日本版が作られて放送されるようです。

 

ASDは、いわゆる場の空気を読むのが苦手で、表情や言葉の高低など、非言語的なメッセージに気づかないことが多いようです。そのために職場などで思いがけないい失敗をしてしまいます。一般的には、こうした人は対人的なやり取りのない職場が向いていますが、この作品では、病院という全く逆の世界で主人公が活躍するところが見どころのようです。

 

 

新しい門出

■20180624(日曜日:曇)

 

雨の日枝神社です。

 

 

■昨日から東京の溜池山王駅前にあるホテルで開催されてた日本眼科医会代議員会に参加しました。全国から144名の代議員が集まって年に一度問題点を検討します。さらに今年は会長が勇退され、新しい会長の選出が最大の課題となりました。

 

広島出身の初めての女性会長が選出され、華やかなムードのうちに会議も無事に終わることができました。公益財団法人ですから、手続きもなかなかに大変です。医療の世界もご多分に漏れず、国の財政難から変革を求められています。とは言え、国民の健康を犠牲にするようなことは、絶対に避けなければならず、皆さんで知恵を絞るしかなさそうです。

 

■土曜日には、二箇所で結婚式を見えることができました。日枝神社とザ・キャピトルホテル東急ホテルです。新しい門出を迎えた二人に幸せあれ、と祈るばかりでした。それにしても二箇所とも、庶民には縁遠いような式場です。どんな人たちが結婚式を上げているのか、そちらの方に興味がわきました。

 

■今夜はみんなでディナーです。本当に楽しいひと時でした。

 

Non と Aya も新しい門出の年でした。

 

 

 

人工肉

■20180623(土曜日:曇)

 

今朝走りながら撮った蓮の花です。気品があります。

 

 

■今朝も走りました。6.17km を積み重ね、総計 82.81kmとなり、残り7日で 17.18km までになりました。今日から東京で日本眼科医会の代議員大会が開かれ、

川村洋行会長とともに出席しなけばなりません。明日も会議ですので、今日は御用達の東横インで宿泊です。ということで、目標達成は来週の月曜日から走り込みにかかっています。

 

■さて昨日、Aya ちゃんが久しぶりに帰国しました。昨年の1月以来のようです。7月に予定されているTakuの結婚式に出席するためです。メルボルンからシドニーを経て帰国しましたが、長旅でした。エアバスの二階建ての大型機だったようです。満員の乗客だったとのこと。行き交う人は多いのです。

 

夜は三人でお寿司を食べました。とにかく美味しいお寿司が食べたかったようです。彼の地にも寿司が無いわけではないのですが、通常は口に合うものが手に入らないようです。

 

オーストラリアといえば、オージービーフがすぐ頭に浮かびますが、最近では需要が高まり価格が高騰し、一般市民にはなかなか手が届かない存在になりつつあるようです。豊かになると牛肉が食べたくなるのが人の常。中国をはじめとして、豊かなアジアの人々が買い漁っているのです。

 

牛肉は飼料効率から言えば大変無駄の多い家畜です。つまりはお肉を作るために多くの飼料が必要ですし、メタンガスの発生も無視できません。草原でのんびりと草を食んでいる牛たちの様子は、今は昔です。アメリカを中心にした、いわゆる工業化した牧畜では、牛を鶏のブロイラーのように飼うのです。その過程を知ると、とても食べる気にはなれないほどです。

 

アメリカでは大豆から作られる人工肉の研究が盛んですが、さすがはアメリカです。両極端なところがアメリカらしさなのでしょう。

 

 

漂流

■20180622(金曜日:晴れ)

 

千歳マラソンで会場へ向かうランナーたちです。緑のトンネルを抜けていく感じです。

 

 

■今朝は久しぶりの晴天です。昨夜は平成30年度東部眼科医会講演会があり、会長として進行を司らなければならず、神経を使いました。座長を務めていただいた先生方や参加してくださった皆さんのお陰で、活気ある講演会とすることができました。

 

演者の先生は電車でお帰りになる、ということで、ちょっと忙しなかったのですが、これは致し方ありません。お陰で私は早めに帰宅でき、休むことができました。

 

ということで、今朝は走りました。6.15km を走り、総計 76.64km となり、残り8日で 23.35 km となりました。明日から東京での会議に出席しなければならず、目標達成は来週ギリギリになりそうです。

 

■吉村昭さんの名作「漂流」を先日再読しました。鳥島に漂着した船乗りの戦いを描いた作品です。Wikipedia によれば、

 

『漂流』(ひょうりゅう)は、吉村昭の長編小説。1975年(昭和50年)に『サンケイ新聞』で連載され、加筆訂正の後、1976年(昭和51年)に新潮社から単行本が刊行された。天明年間に船の難破で伊豆諸島の鳥島へ漂着し、12年に及ぶ無人島生活の後に故郷へ帰還した土佐の船乗り・長平の史実を基にした物語である。

 

吉村昭さんらしい精密な描写により、自分も無人島に漂着したような気分になります。与えられた条件の中で、人はどのように生きるか、とは永遠の課題です。こうした極端な条件の中で人がどのように生きるかは、いわば生物学の実験でよく使われる、in vitro での考察のようなものです。

 

主人公が、ただ漫然と日々を送るのではなく、対象を見つめ、考察し、生き抜くために知恵を働かせる。それは無人島でだけ必要な生活態度ではなく、私たちにも当然当てはまることです。より良く生きるためには、同様の行動が必要なのです。そのことを改めて教えてくれる小説です。

 

 

 

 

小心

■20180621(木曜日:雨)

 

千歳マラソンです。スタート前に軍楽隊が行進します。気分が高揚していきます。

 

 

■今朝は雨です。昨夜は沼津西クラブの次年度会報委員会の引き継ぎ勉強会。いつものように久松さんの事務所に集まり週報編集について検討した後で、居酒屋さんへ繰り出しました。雨がひとしきり降っていました。みんなで楽しく歓談した後、家路につきました。

 

今朝は雨の予報でしたので、6時までのんびりと寝ました。しかし夢にうなされました。会の準備が整っていない夢でした。今夜は、その会なのです。会長になって、実施的に初めての講演会。前会長の花崎先生が殆どの準備をして下さってあったのですが、それでも会長として何か手抜かりがあったのではないか、と潜在意識の中では心配なのでしょう。

 

式次第ができていないため、参加者が右往左往する事態に陥ります。準備されているはずの細々としたものが、どういうわけか全くの手付かず。焦るばかりなのですが、堂々巡りでどうにもなりません。本当に嫌な夢です。小心なのでしょう。

 

■さて「名作で読む発達障害 第54話」は、『家政婦のミタ』です。2011年に放送されたそうですが、どうも私はテレビをきちんと見ていないようです。それこそ、見たような記憶はあるのですが、ほとんど覚えていません。

 

主人公を演じた松嶋菜々子さんの特異な人物像が話題になったことは記憶しています。精神科医の岩波明さんによると、

 

ミタは他者とかかわりを持とうとせず、いつも孤立した生活を送っている。行動パターンは、常同的で発言も行動も変化することがない。つまりミタには「対人関係・社会性の障害」が見られ、これは典型的な自閉症スペクトラム障害( ASD )の特徴である。

 

と、なります。物語の後半でミタの悲しい過去が明らかになり、ミタのASD的な特徴は、生まれつきのものでなく、人生における悲劇によって生じたものとして描かれているが、成人期の「心理的な外傷」によってASD的な特徴が出現することは、現実的には殆どない、とも村上さんは書かれています。その方が因果関係がはっきりして理解しやすいのでしょうが、そう単純ではなさそうです。

 

 

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