■20180526(土曜日:曇)
■今朝は走りました。体は相変わらず重いのですが、なんとか起き出して5時半前に走り出すことができました。準備運動をしていると、隣の小針さんのご主人が話しかけてきました。ご自身もウォーキングやフィットネスクラブに通って運動をしているとのこと。同世代ですから、やはりメタボはなかなかの難敵です。続けていれば、必ずや成果が出るはずです。一緒に頑張りましょうと別れました。
6.12km を走り、総計 86.55km となり、残り5日で 13.44km を走る必要があります。明日は朝から会合出席のために名古屋へ行かなくてはなりません。ということで、月曜日以降に積み上げる必要があります。何にしても目標を達成するのは、どんな小さな目標でも楽なものはありません。
■東京新聞連載の「名作で読む発達障害」 36回目は、『クリミナル・マインド』でした。日本でも人気のアメリカのテレビドラマだそうですが、私は知りませんでした。FBIの中にある行動分析課(BAU)という実在する組織のメンバーが、凶悪事件を起こした犯罪者をプロファイリング(心理学などを使った分析)し、事件の解決を図るという展開です。
アマゾンのプライム会員ですので、無料で観ることのできるビデオ作品が結構あります。古いテレビドラマなどは格好の楽しみです。今までは、「Law and Order 」がお気に入りでした。50話程もあった作品を全て観てしまいました。そこに繰り広げられる人間模様は、観ていて飽きることがありません。全て観終わりましたので、これからは上記の作品を楽しむつもりです。
筆者の岩波 明さんは、「自閉症 専門分野で強み」と副題に記されています。BAUのメンバーの中で、注目しているのが異色の二人。いずれも自閉症スペクトラム障害(ASD)的な特徴を持った人物ですが、実に魅力的に描かれ物語を動かしている、と書かれています。青年スペンサー・リードは、数学、科学、工学の博士号を持つまさに天才なのですが、人間関係が不得手で、同級生から何度も激しいいじめに遭っています。
このリードは、優れた映像記憶を持ち、視覚から得た情報は忘れないし、速読の特技も持っています。過去の犯罪記録についてコンピューターのデータベース並みの知識を持ち合わせている、という特徴があります。
一方もう一人のガルシアは、コンピューターオタクで、そのハッカー技術を見込まれてBAU入りした、という背景があります。そしてこうした個性ある登場人物が、犯罪を解決に導くのです。村上さんは、こう書かれています。
凹凸の激しい彼らの特徴が、チームの中で絶妙に生かされる様は、胸がすく面白さだ。
人間誰でも凹凸を持っているのですが、発達障害を持った人々は、その凹凸の幅が常識を超えているのです。人並み外れて優れているかと思うと、とても一緒に付き合う気にはなれない、という激しさです。その豊かな個性を活かすことができれば、社会は、とても彩り豊かな生き生きとしたものになるのでしょうが、現実は難しいのです。
まずは理解することから始める必要がありそうです。