■20190310(日曜日:曇り後雨)
■今日は記念すべき日曜日でした。新沼津カントリークラブの松本副支配人から、クラブの競技委員を引き受けてくれないかと、先月依頼されました。競技委員とは、そもそも何をするものなのか、よく理解していない私が引き受けるのもおこがましいのですが、お話をお聞きして、大好きなクラブのために何かお役に立てるのであれば、と思い切って引き受けることにしました。自分が月例競技会に出場するたびに、スタートする時に協議員の方が、その日の注意事項、ローカルルールなどについて説明してくれているのですが、自分がその立場になってみると、全く様相が異なります。助手席に乗ってドライブを楽しんでいるのと、自分自身が運転する違いに似ているかもしれません。
畠山副委員長・針谷委員・船戸委員そして私の四人で行いました。アウトとインに2人ずつ配置し、スタートするたびに、その組の皆さんに確認事項や、注意点の説明などを行うのです。私は畠山副委員長とペアになって、アウトコーススタートに立ち会いました。実際には今日は畠山さんが全て説明してくださいましたので、私はただその様子を、聞いているだけでしたが、いずれは自分で行わなければならなくなりますので、真剣に聞いていました。今日は幸いにも暖かで風もほとんどない気候でしたので、競技委員の任務を果たしている間も、寒さに震えるということはありませんでしたが、これが冬の日であれば、かなり大変だろうなと想像しました。もちろんクラブは、寒さ対策として、しっかりとしたロングベンチコートを用意してくれてありました。幸いにも今日は、それを使用することはありませんでした。
全ての組の皆さんがスタートした後で、競技委員だけでプレイする機会をいただきました。針谷さんはご都合でお帰りになりましたので、畠山さんと船戸さんの3人で回りました。3人で楽しくラウンドすることが出来たのは、望外の喜びでした。こうした機会を与えていただいたことに感謝するばかりです。
■今朝の東京新聞「筆洗」欄には、野球にまつわるお話が書かれています。「グローブの土手を叩いて春よこい」。野球俳句が得意な、作家のねじめ正一さんの句です。 オープン戦が始まり、まさに球春の季節となったことを告げています。 それだけで特別な季節や浮き立つ気分を表す言葉は、野球の本場米国には見当たらぬそうで、おそらく日本生まれの表現かもしれない、と書かれています。球春の語源は不明だそうですが、「春風やまりを投げたき草の原」という正岡子規の句と、関係があるのではないかとも言われているそうです。1890年(明治23年)4月の句で、「まり」とは野球のボールのこと。当時、野球に夢中になっていた正岡子規が作りました。
アメリカには野球を描いた映画がたくさんありますが、日本にはあまりないように思うのは、映画について私が詳しくないからでしょうか。先日もクリント・イーストウッド主演の、「人生の特等席」という映画を見ました。これは野球のスカウトを職業としていた主人公を、クリント・イーストウッドが演じ、その娘さんとの父娘の関わりを描いています。父と娘と野球という組み合わせは珍しい、とある解説には書かれていましたが、確かにあの「フィールド・オブ・ドリームズ」を始め、野球といえば、どうしても男の世界と思われがちですので、この映画は希少価値があるのかもしれません。
父と息子はキャッチボールの思い出を共有していることが多いはずです。映画の中では、父の投げたボールを、娘がホームランを打つ場面が描かれていました。やはりキャッチボールでは、治りが悪いのかもしれません。息子とキャッチボールをした思い出は、私にとっても、大切な財産の一つになっています。