■20190317(日曜日:晴れ)
■今日は新沼津カントリークラブの B クラス月例でした。昨年 A クラスから B クラスに陥落して、もうすぐ1年になろうとしています。10年前に会員になった時には、ハンディ24からスタートしましたので、今の18はまだまだスタート地点に比べれば、ましと言えなくもないのですが、 B クラスへの陥落は、ショックといえばショックなのです。 自分が上達していた頃のことを考えると、どうやって上達していたのか、不思議でならないのですが、同じようにプレイしているつもりでも、スコアは悪くなるばかりなのです。骨格も筋肉も硬くなり、同じようにクラブを振っているつもりでも、全然別のスイングになっているに違いありません。少しでも改善しようと、自分なりに工夫して、改善しているつもりなのですが、 波があまりに大きすぎて、1日を通してみると、惨憺たる有様です。スイングをいじればいじるほど、事態は悪化するばかりです。 考えていても仕方ありません。練習あるのみなのでしょう。
■さて今日の東京新聞、「今週のことば」欄は、真宗大谷派養蓮寺前住職の中村薫さんが 、「アメリカ・ファースト」と題して書かれています。 中村さんはこう書かれています、
アメリカのトランプ大統領は、政治経済など全てに強い国を作ろうとしている。自国さえ良ければ良いということである。ヨーロッパでも極右主義の台頭が目立つ。日本も「美しい国 日本」に国粋主義が見え隠れする。その世界的な流れが、自他の差別により、格差社会を生み出している。一部の豊かな人々と、その日の生活に苦慮する人々がいる事実。また、諸外国の移民問題。ファースト主義は、平等社会を願うものとはほど遠い。
中村さんの言わんとしていることは、私にもよくわかりますし、正論だと思います。しかし、どこか違和感を私は感じるのです。まずトランプ大統領がアメリカの大統領として、自分の国の政治経済など全てに強い国を作ろうとしているのは、当たり前のことです。もしもある国の政治的指導者が、自分の国を弱くしようとしていたら、それは国を売ろうとすることに他なりません。 自国さえ良ければ良いのではなくて、まず自分の国を豊かで強くすることが、アメリカ・ファーストだ、とトランプさんが考えているのだとすれば、これ以上まっとうな政治家は私には考えられないほどです。
ヨーロッパでも極右主義の台頭が目立つ、と批判的に書かれていますが、ヨーロッパにおける極右主義というのは、グローバリゼーションに対抗して、まず自国民の利益を優先すべきだ、と考え行動している人々とも言えるのです。 移民に対して差別的、あるいは排他的だと非難する論調がマスコミには目立つのですが、これもはたして本当に現実を把握した上で、発言しているのかどうか、私には大変疑問です。何百万人という移民たちが、津波のように押し寄せている状況を想像すると、とても綺麗ごとだけで済むとは思えないのです。経済が右肩上がりに成長し、いくらでも労働力を吸収できるような社会であれば、円満に事は進むのかもしれませんが、そうでない限り、起きている現実というのは、簡単に言えば職の奪い合いになっているはずです。
グローバリゼーションや移民の流入によって、ごく普通の白人労働者の皆さんが、 職にあぶれて生活に困窮する事態になった時に、その人々には能力がないからだ、と突き放すことが果たしてアメリカの政治家として正しい行動なのでしょうか。誰もが特別優れた能力を持っているわけではないのです。普通に学校を卒業し普通に就職して普通に家庭を持って生活している人々が、困窮するような社会が、果たして正しい社会なのでしょうか。
移民の多くは結局のところ、安い労働力として、経営者や資本家の利益を極大化させているだけかもしれません。 移民の人権を声高に主張する人々の中には、 人権を単なる隠れ蓑にしている人々も、いるやもしれません。 グローバリゼーションを推し進めないと、国は貧しくなり、国民は貧乏になるばかりだと主張している人々の中には、 結局のところ私利私欲を満たしているだけの人々が、結構いるように私には思えるのです。危ない、危ないのです。
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