■20230811(金曜日:晴れ)
■今日も青空に恵まれました。暖心の女将さんとは、昨夜5年ぶりの再会を果たし、最高の家庭の味を堪能し、お話をすることもできました。女将さんも76歳とのこと。お元気そうでしたが、健康面の心配もあるようです。
もう一度訪問しようと、Sunとも話し合いました。今回は夏野菜バージョンでしたが、秋はキノコ主体の料理となります。今回の夕食も、これだけの量を食べ切ることは無理だと、最初は思ったのですが、不思議なもので、野菜主体の効果でしょうか、最後は五穀米のおにぎりを2個も食べてしまいまいした。
いったい、お腹のどこに消えたのだろうか、と不思議なほどでした。
■さて今日は、一旦阿蘇に戻ってから、宮崎に向かいます。途中、門川町から遠見半島線を走り、桃源郷岬に立ち寄りました。しかし、これは恐ろしい選択でした。
岬までの道が、険しすぎでした。すれ違いができないほどの道幅なのです。対向車が来たらどうしようと、そればかり考えての運転でした。山沿いの道ですが、左側は脱輪したアウトの状態。右側は最悪車体が擦っても構わない、と覚悟を決めての運転でした。
何とか乗り切って目的地に到着。紫陽花の頃は、さぞかし綺麗だろうなと想像はできましたが、恐ろしい道のりでした。
■さて、ようやく今日の宿「旅館 小戸荘」の到着。70年以上の歴史を持つ老舗旅館です。巨人の原監督を始め著名人が投宿したようで、記念写真が幾枚も廊下に飾ってありました。
しかし、利用してみて感じたのは、こうした旅館を維持・管理することの難しさでした。たぶん、どこかの時点で何かが起きたのでしょう。大事な方が亡くなられたのか、仕事を離れたのか、それは分かりません。家族経営程度の小規模の旅館にとっては、大きな痛手だったに違いありません。
一旦、歯車が逆回転を始めると、坂道を転げ落ちるのは、あっという間です。お客さんが以前ほど来なくなり、手入れに人手が割けなくなり、綻びばかりが目につくようになります。
案内された部屋のお風呂に置かれた、三点セット。ボディソープ、シャンプー、そしてヘアリンスのボトルは、いかにも劣化している上、中身はもう何年も換えていないのが、一目で分かりました。利用されていないのでしょう。
お料理も残念ながら口に合いませんでした。味が濃すぎるのです。ネットの書き込みを見ると、まるで別の旅館のことを書いているのではないかと錯覚しそうです。
■しかし、暑い毎日です。冷房をかけっぱなしにして休むしかありません。
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