■20230801(火曜日:曇)

昨年出掛けた高知・はりまや橋の裏通りです。まるで三島の街のようでした。

■いよいよ今日から8月・葉月です。暑さの盛りです。8月8日には立秋を迎えますが、残念ながら、暑さとの戦いは、まだまだ続きそうです。連日猛暑と、熱中症による死亡者の報道が繰り返されています。

部活帰りの中学生が、熱中症で倒れているところを発見されましたが、悲しいことに亡くなりました。親御さんがどれほど驚き、悲嘆に暮れたことか。本当に恐ろしいことです。

■さて、以下の記事には寂しい思いです。そのとおりだからです。今の日本は、政治家と官僚組織がグルになって、多くの国民から収奪し、生かさず殺さずの状態にしています。それもこれも、すべての原因は、政権交代が起きないためです。権力は腐敗するという、原則どおりです。

権力に変化が起きない以上、精神が弛緩するのは理の当然です。権力に取り入ることばかり考えるようになり、ピンハネが横行します。東京オリンピックが、良い例です。

★★なぜ今、若い女性が日本を捨てて海外に行くのか
…高齢化が進み年金依存の生活者が増える日本の悲しき末路


一部を引用すると、

いや、すでにその現象は始まっている。外務省の海外在留邦人数調査統計では、2022年10月1日現在の日本人の海外永住者は55万7000人と過去最高を記録し、10年間で14万人以上、増加した。

2021年は円安傾向が続いたが、その結果、日本の賃金よりはるかに高いオーストラリア、カナダなどに短期、長期で働く日本の若者が増えている。

若い女性では海外流出が顕著なようだ。大学生の留学では短期・長期を含め女子学生が圧倒的に多いが、女子学生は卒業時に外資系企業に採用されないと分かると、迷いなく日本企業より海外の会社を選び国を出ていく傾向があるという。

女性活躍推進が叫ばれながらも、国内企業では女性の活躍には壁があると感じていること、また日本の将来への不透明さが海外での就労、日本脱出を決意させるのだろう。

安くこき使うことばかり考える経営者が溢れ、国民所得は右肩下がり。普通に家族を持つことが、至難の業になっている現状では、少子化は必定です。

異なる社会の選択肢を野党が提示し、有権者が選択可能になれば、緊張感が生まれ、やりたい放題の政治にも変化が起きます。他の国では、当たり前に起きていることが、日本では起こりません。

焼け野原になるまで、この国は変わらないのです。しかも、他国の力によってしか生まれ変われないところが、この国の悲しさです。それは、永遠に続きそうです。