■20230927(水曜日:晴れ)

昨年出掛けた今治のホテルの、驚きの豪華なロビーです。

■昨日は2日前と異なり、午後からは気温も上がり、真夏日になりました。さらに湿度も上がり、今日は蒸し暑そうです。2日前にしっかりと筋トレをしたためか、さすがに疲れのために昨日は休養しました。

■先週から、歴史家ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」を再読しています。何度読んでも飽きることがありません。賢い人族と自称する、我々ホモ・サピエンスの歴史です。

200万年前に、遺伝子の突然変異で2足歩行を始めた我々の祖先が、7万年前に、これも突然起きた遺伝子変異の結果、認知革命が起き、歴史が始まったというのです。

「私たちとチンパンジーとの真の違いは、多数の個体や家族、集団を結びつける神話という接着剤だ。この接着剤こそが、私たちを万物の支配者に仕立てたのだ。  」

(『サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』

(ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之 著)より)

昨夜読んだ箇所には、「有限責任会社」というホモ・サピエンスが発明した虚構、つまりは神話の果たした役割について語られていました。見知らぬ多くの人同士が協力できることで、ホモ・サピエンスは他の人族を駆逐し、頂点に上り詰めたというのです。

とにかく読んでいて飽きることがありません。もちろん、彼の説には色々批判がないわけではないようですが、それは当然です。ぜひ一度は読まれることをお勧めできる、貴重な一冊です。