2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

月: 2024年9月 Page 1 of 3

48 キロ

■20240930(月曜日:曇)Haruto 誕生日

「丘のまちびえいヘルシーマラソン」。19キロ地点。
残りは2キロ強です。下り坂ですが、次の上りが辛いのです。

■昨日は昼前に、フィットネスクラブに行って走りました。48分3秒、6.14kmを走り、これで今月は9回のランで52.92kmを積み重ねました。エプソンのホームページに接続すると、月間50km走達成おめでとうございます、と祝ってくれています。

日曜日で時間がしっかりと取れますので、走る前に、まずは筋トレを普段の夜以上に丁寧に行いました。スミスマシーンで、いつものように、チェストプレスとスクワットを行ったのですが、昨日からバーベルの重さを少しだけあげました。

チェストプレスでは、一番軽い1.25kgを左右に追加し、スクワットでは、2.5キロの重りを左右に追加しました。これでチェストプレスは、23.5kg、そして、スクワットは36.5kgとなりました。

インストラクターの解説をネットで読むと、バーベル・スクワットの目安は、初心者では体重の80%だそうです。つまり60キロの人であれば、初めて取り組む際は、48キロを上げるのが良いとのこと。

この数字には、かなり驚きました。大谷選手のように120キロで行うつもりはサラサラありませんが、私の場合、全然足りていません。これから少しずつ負荷を上げていこうと思っています。バーベルスクワットのご利益は、自分の体で実感していますので、続けていく動機は十分です。毎月、少しずつ上げていくことにします。

■今朝の写真は、今年の6月に初めて出場した美瑛マラソンの様子です。なだらかな丘を、登ったり下ったりなのです。景色は最高です。天気さえ良ければ一日かけて、ゆっくりと歩いてみたいのですが、制限時間がありますので、そうはいきません。

でも、いつの日か、そうしてこのコースを歩いてみたいと、真剣に思い始めています。夢ですね。

盛者必衰の理

■20240929(日曜日:曇)

「丘のまちびえいヘルシーマラソン」。
18キロ地点から20キロに向かって走っています。

■今朝は曇り空です。そして、涼しげな風が窓から吹き込んできます。空には、ところどころ青空が覗く天候です。今日からSunは同窓会でお出かけです。駅まで今、送ってきたところ。京都から滋賀を回るようです。青空が見えてくれていると良いのですが。

■さて以下の記事には驚くとともに、時代の流れの過酷さを感じます。

★インテル「独り負け」招いたCEO肝煎り事業の混沌、
時価総額はAMDの半分以下、直近業績は赤字転落

インテルといえば、マイクロソフト社とともに、パソコン時代の絶対王者でした。その歴史を簡単に振り返ってみると、

(1) 1971年10月 – NASDAQに株式を公開。

(2) 1981年8月 – IBMが同社初のパソコンIBM PCを発表。CPUに8088が採用されたことは、インテルが急成長するきっかけとなった。

(3) 1985年10月 – DRAM事業から撤退し、CPUの開発・生産に経営資源を集中。

(4) 1991年5月 – Intel Insideロゴ(日本では『インテル、入ってる』として広く知られている)を発表。CM、カタログなど様々なメディアで広く世界中で使用されたが、これは日本発のブランディング・キャンペーンである。

1981年のIBM PC の発売に際して、当時コンピューター業界の絶対王者だったIBMが、独占禁止法違反を恐れて、パソコンの2大主要部品、CPUとOS(基本ソフト)を外部から調達したところから、歴史は大きく動きました。

その2大主要部品を提供したのが、インテルとマイクロソフトだったのです。その当時は、恐竜と我々の祖先たる哺乳類ほどの違いがありました。

その後、マイクロソフトはMS-DOSからWindows にOSを進化させます。Windows 1.0は、1985年11月20日に米国で発売されました。「Windows 1.0は、マイクロソフトが開発した最初のGUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)環境のOSで、MS-DOSの上で動作していました。それまでは、コマンドをキーボードから入力するだけのMS-DOSが業界標準でした。Windows 1.0は、できることが少なく、動作が遅く、評判は悪かったと言われています」とネットにはあります。

Windowsは3.1 なって、初めて使い物になるOSになった、と言われています。その影にはインド人IT技術者の貢献が大きかったと、ネット上では囁かれています。

「Windows 3.1は、英語版が1992年4月に、日本語版が1993年に発売されました。DOS上で動作する点は変更ありませんでしたが、安定性が飛躍的に向上し、実用性が高まりました。日本では初めて普及したWindowsとなりました」とあります。

何事もバージョン3以降でないと、実用的な安定性が得られないのは、マイナ保険証などを見ていても、間違い無さそうです。それまでは、トラブルに巻き込まれる人柱の連続です。

■こうして、ウインテル帝国は永遠に不滅かと思いきや、黄昏を迎えています。まさに平家物語の語るとおりです

祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。

娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

暗殺計画

■20240928(土曜日:曇)

「丘のまちびえいヘルシーマラソン」。
18キロ地点。残りは3キロ強です。

■いつものとおりに、今朝も5時半に目が覚めましたので、そのままウォーキングに出かけました。22時就寝だと、睡眠のリズム上、そうなるようです。6時に起床予定ですので、そのまま再度眠っても、スッキリ起き出すのは難しのです。

以前毎日のように、早朝に走っていた小学校に出かけました。すると、道路を挟んで東側に、広々とした工事現場ができていました。境界の壁には小学校の生徒さんが描いた沢山の絵がかけられていました。何が建設されるのでしょうか。

しばらく見ないと、町並みも変わってしまいます。

■さて、昨日は自民党の総裁選挙が終わり、予想に反して石破茂さんが、5度目の挑戦で念願の総裁となりました。小泉進次郎さんは、上位2位以内の決選投票にすら、残ることができなかったのは意外でした。

アメリカ大統領選挙も、佳境に入ってきました。トランプ候補に対する、2度の暗殺計画には驚きました。ところが、それだけでは終わらない、と田中宇さんは予言しています。

★まだ続くトランプ暗殺計画
田中宇の国際ニュース解説 無料版 2024年9月27日

確かに普通に考えても、奇妙な点がてんこ盛りの暗殺計画です。個人が思いつきで、挙行できるような品物ではありません。深い闇があるはずです。暴力で決着をつけようとするのは、建国以来の伝統であり、お手の物の国ですから、まだまだ続きそうです。

暴力でなく話し合いで決着するという、新しい世界がやって来ることを願うばかりです。

自律神経

■20240927(金曜日:曇のち雨)

「丘のまちびえいヘルシーマラソン」。5キロほど走った頃の風景です。
大雪山系が望める圧倒的な北海道の大地です。

■今日は、これから大雨になりそうです。昨日は暑苦しい天候で、前日の睡眠の悪さもあって、昨日はフィットネスクラブにも行かずに、積極的休息を取りました。

所在ない時間にすべきことの一つは、身の回りの掃除です。昨日はベッドを動かして、フローリングに溜まったホコリを掃除機で取り除きました。これが結構な量なのには、いつも驚きます。

そして、無くしたと思っていたキンドルを見つけた時には、良かったと嬉しくなりました。旅行に持っていった時に、忘れてきたかと思っていたのです。以前ベトナムに、ボランティア活動で出かけた時に、ホテルに忘れたまま帰国したことがありました。

昨日見つけた時には、さすがに電池切れになっていましたが、充電して問題なく読書ができるようになりました。eInk 端末は、やはり読書には最適です。軽い上に目に優しく、電池の持ちは液晶端末に比較して、断然長いのです。

昨日から読み始めたのは、「眠れなくなるほど面白い・図解 ・自律神経の話 Kindle 版 小林弘幸」。自分自身の体験から、自律神経の重要性を痛感したからです。男性では30代以降、10年ごとに15%ずつ副交感神経の力が落ちてくる、と書かれています。

つまり私の場合、この40年間で副交感神経の力が、なんと60%も低下しているのです。血流が悪くなって、手足が冷えるのは当然です。これから読み進めるにつれて、少しでも良い対処法を見つけて実践していくつもりです。

ただし、このKindle版は、字体が小さく拡大もできないので、Kindle版といいながら、実はキンドルでは読みにくのは、いただけません。タブレット向きです。なんとか読了しましょう。

悪夢

■20240926(木曜日:晴れ)

美瑛マラソンでの救急搬送です。
何度か救急車が、自分を追い越して行きました。

■残っていた最後の一錠を服用して、昨夜は眠りにつきました。ベルソムラです。より自然に近い睡眠をもたらすとして、画期的な睡眠誘導剤なのですが、

ベルソムラの副作用としては、眠気が残る、悪夢の2つが代表的です。 ベルソムラは自然な眠気を促す薬なので、人によっては効きすぎてしまって、翌朝に眠気や倦怠感が残ってしまうことがあります。

この悪夢に襲われました。スマホの睡眠診断アプリによれば、総合得点84点、91%のユーザーより上、が御託宣ですが、倦怠感が残っています。3回の目覚めた回数以外は、深い睡眠も、レム睡眠も平均値以内で問題無いのですが、今夜も服用したいかと問われれば、絶対にノーです。

人によって効き方が当然違いますが、私には合っていないのでしょう。たまたま、昨夜の体調も良くなかったかも知れません。スミスマシンでの筋トレだけは、昨夜も行いました。

■今朝は爽やかな青空が広がっています。外へ出て日を浴びたくなる朝ですが、日中は気温が上がりそうで、天気予報では、熱中症に注意するよう警告しています。

気温と相談しながらの一日になりそうです。

宅急便のように

■20240925(水曜日:曇)

美瑛マラソン、もう少しで「三愛の丘展望公園」です。
走行中は、この美しさを味わっている余裕は、
ありませんでした。

■昨日突然、まるで宅急便が届くように、秋がやってきました。一日中フル稼働していた空調も、冬眠したかのようです。家の中にいても、半パンでは冷えるほどです。フィットネスクラブに行く際に、昨夜はフリースを羽織っていきました。

ちょっと大げさかとは思ったのですが、そうしないと寒そうな気がしたほどだったのです。何が変わったのか、衰えたのかは分からないのですが、気温の変化に対応する自分の能力が衰えていることは確かです。

今朝は朝食を摂りながら、Sunがフクラハギにサポーターを履いていることを知りました。やはり冷えるようです。私も数か月前までは、そうでした。寝ている時も必要だったほどです。でも、今では必要なくなりました。スクワットのおかげと思っています。ただ、これから冬に向かいますから、どうなるかは分かりません。

■さて、いつもの知恵袋「田中宇の国際ニュース解説」です。ここのところ、無料版を多めに配信してくれますので、安心して勧めることができます。大事な内容が続きます。

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2024年9月24日

★ウクライナ停戦機運の強まり

テレビや新聞だけを読んでいても、事の真相は見えてきません。極悪人プーチン大統領が追い込まれている、としか予想できないのです。

サッカーというと、世界最高峰レベルのプレミアリーグが、まず上げられます。そしてドイツ、スペインが続きますが、いずれ西欧は経済的には、いまの東欧レベルになるだろうという予想がありました。

ロシアとの無益な戦争に国力を使い果たして、落ちぶれるというわけです。世界全体から見れば、喜ぶべきことです。欧米は戦争ばかりを仕掛けているからです。戦争していないと国の経済が回らなくなっているのです。戦争中毒アメリカです。

支配層の愚かな戦争に嫌気が差した民衆が、「極右政党」に投票し始めたのです。保守でも左翼でもない政党にです。アメリカもヨーロッパも、そうなっているようです。

はたして日本でも、そうなる可能性があるのか。日本だけは、そうなりそうもないというのが、私の予想です。

一夜にして

■20240924(火曜日:晴れ)

6月の富良野平野です。北海道は日本の食料庫なのです。
その後、この畑に何が植えられたのでしょうか?

■昨日は休日当番日。8時から17時まで休み無しの診療です。多くの患者さんは、午前中に来院されますが、昨日は終日結構混み合いました。初診が殆どですので、カルテの頭書きを一から作成する必要があり、その分手間がかかります。

前日が荒天だったために、受診を控えていた人が多かったようです。昼食を掻き込むように摂ったのが、13時を過ぎていました。

■昨日からは、まるで別の国に迷い込んだかのごとくに、気候がすっかり変わってしまいました。リビングは終日、昨日は空調無しでしたが、夕食後に休憩してから、炊飯器を用いてバナナケーキを作成しました。

その後に廊下へ出てみて驚きました。廊下のほうが涼しいのです。びっくりしました。空調をかけっぱなしの、締め切ったリビングから廊下に出ると、ムッとするのが常だったからです。

空調を入れずに就寝した、本当に久しぶりの日でした。何ヶ月ぶりでしょうか。そして、睡眠アプリの診断では、総合得点は86点。96%のユーザーより上、とのこと。目覚めた回数が2回と、「高い」と叱られましたが、その他の内容は、「普通」とお褒めの言葉。起床後の体も楽です。

今朝も爽やかそのもので、まるでカレンダーをめくるように、昨日から一気に季節が変わりました。

ただし、昨日は筋トレも休息日としました。疲れが取りきれていませんでした。まぁ、いいでしょう。必ずしも毎日することが、高齢者には適切でもないようです。

自分の体と常に対話しながら、積み重ねていけばよいのでしょう。今夜はフィットネスクラブに出かける予定です。

ドミノ倒し

■20240923(月曜日:曇)秋分の日 振替休日当番日

美瑛町「三愛の丘展望公園」から見た大雪山系です。

■昨日は昼前に、フィットネスクラブに出かけ、スミスマシーンでチェストプレスとスクワットを行った後、ランニングマシーンで走りました。45分56秒、5.94kmを走り、これで今月は8回のランで46.78kmを積み重ねました。

30 分走った後一旦休憩し、再度走り始め、少し後半はペースを上げました。それでもスマートウォッチの計測では、いつもよりも少し遅めのペースになっていました。自分としては、いつもより軽快に少し早いペースで走っていたつもりだったのですが、どうも疲れが、まだ取りきれていないようです。

先週は木曜日の一度きりしか走っていませんので、積み上げができませんでした。大腿四頭筋のストレッチを、スクワットの度に繰り返していることで、だいぶ柔軟性が増してきたようです。それでも右の大腿四頭筋は、ストレッチの度に軽い痛みを覚えます。日常生活には支障もなく、走っていても違和感は無いのですが、ストレッチをすると痛むのです。

■さて今日は秋分の日振替休日です。休日は多いことに越したことはないのですが、医療機関では、どこかが当番医をする必要があります。それぞれの科ごとに当番医は必要ですから、休日が増える度に当番の数も増えることになります。

高齢化も進み、地方では開業医の閉院が加速しそうです。IT化を推し進める政府の方針は、間違ってはいないのでしょうが、よほど慎重にしていかないと、医療体制が崩壊しかねません。

医療機関数が豊富な東京では、あまりそうした危機感はないのかも知れませんが、地方ではそうはいきません。一医療機関の閉鎖ですら、大きな影響を及ぼします。ドミノ倒し、になりかねません。

救急医療体制や休日当番医制度などは、まさに風前の灯です。地域の医師会が手を尽くして、行政と協力しながら、なんとか維持していますが、いずれ行き詰まると私は危惧しています。

地方では人的資源が、圧倒的に足りないのです。首都圏では、その限りではないようですが、能登半島への国の支援状況を見ても、もう地方には住まなくて良い、首都圏に来なさい、というのが国の方針のように思えます。

いずれ、間違いなくそうなるでしょう。

Grass Roots

■20240922(日曜日:雨)

今年始めて出場した「丘のまちびえいヘルシーマラソン」
15キロ付近、「三愛の丘展望公園」です。苦しいさなかです。

■昨夜は何度も目覚めましたが、その度に激しい雨音に驚きました。昨日から能登半島を中心に線状降水帯が発生し、地震で仮設住宅に仮住まいしていた被災者の皆さんを、濁流が襲いました。天を仰ぐことしか、できなかったに違いありません。

折もおり、自民党の総裁選挙が、真っ盛り。9人の候補者の話を聞いていて、最も真っ当なことを言っているのは、加藤勝信元官房長官のように私には思えますが、残念ながら人気がありません。

国民の所得を倍増するのだ、という目標は、とても的確です。とにかく、一般国民の可処分所得が、この20年間で坂を転げ落ちるように減少しているのです。少子化を始め、そこが全ての元凶なのは経済学者でなくとも分かるのですが、自民党の政治家にとっては、優先順位が低いようです。もっとも、立憲民主党の幹部にとっても、似たようなものですが。

■アメリカ大統領選挙の解説の中に、こんな指摘がありました。アメリカは共和党と民主党の2大政党政治が機能し、民主国家の見本のように思われているが、その裏で全てを差配しているのは、実は同じ勢力なのだ、という指摘です。

ところが、(世論などの重大要素としての)一般大衆 Grass Roots から登場したのがトランプ元大統領だ、というのです。激しい戦いを経て、共和党はウォール街の大金持ちの党から変身したのだ、というのです。

日本でのマスコミ解説では、なかなか理解できないのですが、副大統領候補のバンス氏は、その代表かも知れません。

世界中で、2大政党政治が瓦解しつつあります。メッキが剥がれてきたのは、何も小泉進次郎候補だけではないのです。なぜだか極右と呼ばれる欧州の政党たちも、この Grass Roots を基盤にしています。

はたして日本でも、こうした政党が力を持つ時がやって来るのか。日本だけが世界の流れから、超然として、免れることはできるのでしょうか。

文化資本

■20240921(土曜日:曇)

今年始めて参加した「丘のまちびえいヘルシーマラソン」
完走後に訪れた富良野平野です。

■今朝は気持ちの良い寝覚めでした。夜中に3回目が覚めましたが、0時30分から3時46分までは熟睡できたようで、それ以降も6時に目覚ましが鳴るまで、質の良い睡眠でした。

一度も目が覚めることなく一晩熟睡できれば、それが最高なのですが、高齢者はそうはいかないようです。中途覚醒は必発のようです。それでも、朝目覚めた時に、心地よく疲労感無く起床できれば、それで充分です。

★貧困家庭の子供が成長してもお金を稼げない本当の理由

さて上記の記事には考えさせられます。「貧困の連鎖」ということが、格差の拡大以降、盛んに叫ばれます。よく考えていなかったのですが、記事を読むと、こうした事態に簡単な解決方法は無さそうです。書き出しはこうです。

『文化資本』とは金銭以外の個人的資本を指す言葉で、経済資本とは異なる意味を持つ。

そして貧困の連鎖や子どもの貧困といった問題とも無関係ではない。

そんな文化資本の側面から見た、日本の格差の構造とは?(清談社 松原麻依)

こうした視点からの考察を省くと、「「文化資本の格差が存在しない前提で貧困問題を語ると、『自己責任論』に陥りやすくなる』」と筆者は語っています。そして、こう書かれています。

「会社で評価されるようなコミュニケーション能力、マナーや作法、お金の管理能力、机に長時間座っていられるような持久力、それらもすべて文化資本と言えます。

どれも今の日本社会で有利となる要素ですが、一昼夜で身につけられるものではなく、ましてや経済的な支援のみで解決できる話でもありません。スタートラインの平等を信じることは、ある意味危険なことだと思います」。

子どもたちの衣食住を整えることは当然としても、それだけで事が済むほど簡単ではない、ということを肝に銘じる必要がありそうです。

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