■20240922(日曜日:雨)
■昨夜は何度も目覚めましたが、その度に激しい雨音に驚きました。昨日から能登半島を中心に線状降水帯が発生し、地震で仮設住宅に仮住まいしていた被災者の皆さんを、濁流が襲いました。天を仰ぐことしか、できなかったに違いありません。
折もおり、自民党の総裁選挙が、真っ盛り。9人の候補者の話を聞いていて、最も真っ当なことを言っているのは、加藤勝信元官房長官のように私には思えますが、残念ながら人気がありません。
国民の所得を倍増するのだ、という目標は、とても的確です。とにかく、一般国民の可処分所得が、この20年間で坂を転げ落ちるように減少しているのです。少子化を始め、そこが全ての元凶なのは経済学者でなくとも分かるのですが、自民党の政治家にとっては、優先順位が低いようです。もっとも、立憲民主党の幹部にとっても、似たようなものですが。
■アメリカ大統領選挙の解説の中に、こんな指摘がありました。アメリカは共和党と民主党の2大政党政治が機能し、民主国家の見本のように思われているが、その裏で全てを差配しているのは、実は同じ勢力なのだ、という指摘です。
ところが、(世論などの重大要素としての)一般大衆 Grass Roots から登場したのがトランプ元大統領だ、というのです。激しい戦いを経て、共和党はウォール街の大金持ちの党から変身したのだ、というのです。
日本でのマスコミ解説では、なかなか理解できないのですが、副大統領候補のバンス氏は、その代表かも知れません。
世界中で、2大政党政治が瓦解しつつあります。メッキが剥がれてきたのは、何も小泉進次郎候補だけではないのです。なぜだか極右と呼ばれる欧州の政党たちも、この Grass Roots を基盤にしています。
はたして日本でも、こうした政党が力を持つ時がやって来るのか。日本だけが世界の流れから、超然として、免れることはできるのでしょうか。
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