■20250109(木曜日:晴れ)

これは台湾では自助餐(ズジュツァン|zìzhùcān)と呼ばれる飲食店のスタイル。自助餐の「自助」はセルフサービス、「餐」はごはんや食事の意味。

■1月4日、台北での最後の夕食を食べたのが、このお店でした。たくさんの惣菜が並んでいて、パックに自分で盛り付けます。魚と肉以外は、目方で精算される仕組みです。持ち帰っても良いし、お店で食べても大丈夫。

最後の日はホテルへ持ち帰って、ゆっくり食べました。安くて美味しい庶民の店です。現地の食事が、どれほど美味しくても、3日も食べ続けると、Sunも私も日本食が恋しくなって、駅の地下街にある「大戸屋」で焼鯖定食を食べたりします。せっかく外国に来て「大戸屋」はないだろうと、のんちゃんにはバカにされるのですが、年寄はそんなものです。

以前ボランティア活動でハノイへ行った時に、同様の思いを仲間の全員が抱きました。他の食事を食べようということになって、行き着いたのがちょっと場末のイタリアン・レストラン。なかなか、お洒落な店でしたが、毎日のベトナム食に、さすがに食傷気味の仲間にとっては、最高のイタリアンに感じました。

あとで仲間の一人が言うには、あれは冷凍食品を解凍しただけの料理だった、というのですが、それでも間違いなく美味しかったのです。

台湾料理もベトナム料理と一緒で、野菜いっぱいで、とてもヘルシーです。ただ、魚料理が肉料理よりも、むしろ高価なのには少し驚きました。焼鯖定食よりカツ丼のほうが安いのです。

それでも、いたるところで肥満気味の人を見かけるのは、将来が心配です。今まで先進国の問題と思われて来た肥満も、今では経済発展の力もあって、あらゆる国に蔓延しつつあります。