■20250706(日曜日:晴れ) ( D 411 )

今朝の朝日です。稲が順調に生育しているようです。

■今朝は5時前に眼が覚め、そのまま起き出してウォーキングに出かけました。日曜日ですし、時間もありましたので、久しぶりに蓮の花の様子を見るために、北に向かって歩き始めました。

そこで撮った写真が今朝の一枚です。田植えが終わると、カエルの鳴き声が、うるさい程なのが例年なのですが、今年は何故かほとんど聞くことができずにいました。今日ようやく今年始めて、カエルの鳴き声を聞くこととができ、ホッとしたほどです。

AIに尋ねてみると、「水田に流れ込むタイプの農薬(ネオニコチノイド系など)は、カエルの卵やオタマジャクシに悪影響を及ぼす可能性がある。また猛暑の可能性も」指摘します。

ネオニコチノイド系農薬については、映画で取り上げられたりして、世界的に問題になりました。AIに尋ねてみると、以下の回答が帰ってきます。



ネオニコチノイド系農薬が日本を除く多くの国で使用禁止・規制されている主な理由は、以下の3点です。

1. ミツバチなどの送粉昆虫への深刻な影響

  • 蜂の大量死・コロニー崩壊症候群(CCD)との関連が多数報告されています。
  • ネオニコチノイドは神経毒で、蜂の方向感覚や記憶力を破壊し、巣に帰れなくさせます。
  • 欧州連合(EU)は2018年に野外使用を全面禁止(温室使用は例外)。

2. 生態系全体への連鎖的なダメージ

  • ミツバチ以外の野生の送粉昆虫(ハナバチ・チョウなど)も減少し、生物多様性の喪失を招きます。
  • 水溶性のため土壌や水路に流出し、水生昆虫(トンボ・ユスリカ)や鳥類(餌不足)にも影響します。

3. 人間の健康への懸念

  • 子どもの神経発達障害(ADHD・自閉症スペクトラム)との関連を指摘する研究があります。
  • 母乳や食品からの微量摂取でも、長期暴露で脳神経系へのリスクが懸念されています。

なぜ日本では禁止されないのか?

  • 農業団体の強い反対(イネのカメムシ防除などで依存度が高い)。
  • 「実害の科学的証明が不十分」とする農水省の立場。
  • 海外の規制動向に比べ、予防原則が適用されにくい政策傾向。

※参考:主要国の規制状況

  • EU:2018年全面禁止(イミダクロプリド・クロチアニジン・チアメトキサム)。
  • アメリカ:特定作物での使用制限(ハワイ州では全面禁止)。
  • 韓国:2021年から段階的禁止。

日本でも一部自治体(埼玉県所沢市など)が「使用自粛」を要請していますが、国家的な規制には至っていません。

もし詳しい情報が必要であれば、特定の国や研究データを追加できます。環境保護と農業のバランスは難しい問題ですね。

■人間が人工的に合成した化学物質は、自然界には存在しませんから、長期的な安全性は確認できません。ネオニコチノイド系の農薬についても、以下の経過があり、これからも長い、長い経過観察が必要になりそうです。

はい、ネオニコチノイド系農薬は人間が開発した「完全な合成化学物質」です。天然由来の成分を模倣したものではなく、タバコに含まれる天然毒ニコチンに似せて人工的に設計された神経毒です。

開発の背景と特徴

  1. 人工的に合成された経緯
  • 1970年代に日本(バイエルクロップサイエンス)が初めて開発し、1990年代に普及。
  • 天然ニコチンと異なり、水溶性で残留性が高く、植物全体に浸透(システミック性)するよう改良されました。
  1. 自然界に存在しない構造
  • ニコチンに似た「ニコチン様作用」を持ちますが、分子構造は完全に人工的(例:イミダクロプリド・クロチアニジン)。
  • 生物の神経系(ニコチン性アセチルコリン受容体)に結合し、昆虫を麻痺させます。

天然のニコチンとの違い

特徴天然ニコチンネオニコチノイド系農薬
由来タバコ植物などに自然存在完全に人工合成
水溶性低い高い(土壌・水系に残留しやすい)
分解速度速い(光や微生物で分解)遅い(半減期が数か月~数年)
標的特異性哺乳類への毒性が強い「昆虫選択的」と宣伝されたが、実際はミツバチや水生生物にも有害

問題の本質

  • 「自然界にない物質」のため、生態系が分解・適応できず、長期的な蓄積リスクが発生します。
  • ニコチンより昆虫への毒性が強く、送粉昆虫(ミツバチなど)の神経を破壊することが判明し、規制が広がりました。

■ 日本での扱い

  • 「より安全な人工農薬」として1990年代に普及しましたが、現在は逆に「第2のDDT」と呼ばれることも。
  • 2023年現在、日本は世界最大のネオニコチノイド消費国で、中国に次ぐ生産国でもあります。

つまり、「ニコチンの真似をして作られた、自然界には絶対存在しない人工毒」と言えます。

そのため、生態系や人間への影響が完全に解明される前に広く使用され、後からリスクが明らかになった典型例です。

■短期的な利点ばかりに目を奪われると、とんでもないしっぺ返しを受けることは、フロンガスの例でも明らかです。やはり何事も、時間のふるいが必要のようです。