2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

月: 2025年9月

中途覚醒

■20250910(水曜日:曇り時々雨) ( D 347 )

先週末、孫たちと食べたキンメの煮付けです。美味しかったです。

■昨夜は何度も目が覚めて、熟睡感が得られませんでした。すんなりと起き出すことができないのです。自分なりには、結構だるくてシャキッとしなかったのですが、どうもSunも同じ様に、何度も目が覚めて辛かったようです。気圧の関係かな、とはSunの弁でした。

ところが、スマートウォッチの睡眠診断では、それほど悪くないのです。総合得点83点(87%のユーザーより上)との診断ですから、文句の言いようがありません。目覚めた回数が3回と多いのですが、その他の指数は、すべて普通ということで、深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠などの割合も問題ありません。

ということは、睡眠の質が悪かったと思っているのは自分だけ、ということです。なんだか奇妙な心境です。でも、まぁ悲観的に考えても良いことは何もありません。賢いスマートウォッチが、良い睡眠でした、と判定してくれているのですから、今日も一日頑張ろう、と能天気に解釈すればよいのです。

ちなみに、DeepSeekに高齢者の中途覚醒について尋ねてみると、懇切丁寧に教えてくれます。でも、どれが自分に当てはまるのかは、容易に辿り着けそうにありません。

はい、高齢者における睡眠中の中途覚醒の主な原因と対策について、分かりやすくご説明します。


高齢者における中途覚醒の主な原因3つ

  1. 加齢に伴う生理的な変化
    • 詳細:歳を重ねると、睡眠を深く維持する役割を持つ「深部睡眠(徐波睡眠)」の時間が減少します。その代わりに、比較的浅い睡眠の時間が増えるため、ちょっとした音や刺激(トイレに行きたい感覚、暑さ・寒さなど)で目が覚めやすくなります。

      また、体内時計( circadian rhythm )の変化により、早い時間に眠くなり、早朝に目が覚める「睡眠相の前進」も起きやすく、これが夜中の中途覚醒につながることがあります。
  2. 身体的・医学的な原因
    • 夜間頻尿:前立腺肥大症(男性)や膀胱の機能低下、心臓病や糖尿病、むくみなどにより、夜中に何度もトイレに起きるようになります。
    • 痛み:関節リウマチ、変形性関節症、神経痛などの慢性疼痛が、睡眠を妨げます。
    • 睡眠時無呼吸症候群(SAS):気道が塞がれることで呼吸が止まり、そのたびに脳が覚醒するため、睡眠が分断されます。いびきをかく人、肥満気味の人は特に注意が必要です。
    • むずむず脚症候群(RLS):脚に不快感(むずむず、かゆみ、痛み)が生じ、じっとしていることができず、眠りにつけなかったり、途中で目が覚めたりします。
  3. 生活習慣や心理的要因
    • 昼間の活動量不足:身体と脳を適度に疲労させないと、睡眠の圧力(眠気)が十分に溜まりません。
    • 昼寝のしすぎ:長時間(30分以上)の昼寝や、夕方のうたた寝は、夜の睡眠の質を低下させます。
    • ストレスや不安:退職や家族の問題、孤独感などによるストレス、うつ症状は睡眠に大きな影響を与えます。
    • 薬の影響:降圧剤(利尿薬を含む)、甲状腺ホルモン剤、抗うつ剤など、一部の薬には睡眠を妨げる副作用がある場合があります。

それぞれの原因に対する対策

上記の原因に対応した、具体的な対策をご紹介します。

1. 加齢による変化への対策

  • 体内時計を整える
    • 朝、同じ時間に起きて太陽の光を浴びる。
    • 夜は就寝1時間前からは間接照明などで部屋を少し暗くし、眠る体制を作る。
  • 眠くなってから床に入る
    • 「〇時までに眠らなければ」というプレッシャーは逆効果です。眠気を感じてから床に入り、もし20〜30分経っても眠れない場合は、一度起きてリラックスできることを(読書など)して、再び眠気を待ちましょう。

2. 身体的・医学的原因への対策

  • 夜間頻尿への対策
    • 就寝前の水分摂取を控える(目安:就寝2時間前)。特にカフェイン(お茶、コーヒー)やアルコールは避ける。
    • 夕食後や就寝前に脚のむくみを取る:足を高くして横になる、軽いマッサージやストレッチを行う。
    • 医師に相談し、薬の服用時間を調整してもらう(利尿薬を朝に変えるなど)。
  • 痛みへの対策
    • 痛み止めの薬を医師の指示のもと、寝る前に服用する。
    • 痛みを和らげるための敷布団や枕を使う。
  • 専門医の受診を
    • 大きないびき、呼吸停止、足のむずむず感など、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群が疑われる場合は、必ず「睡眠専門医」や「神経内科」などを受診してください。適切な治療(CPAP療法など)で劇的に改善することがあります。

3. 生活習慣・心理的要因への対策

  • 適度な運動を習慣化する
    • ウォーキングや軽い体操など、午前中や夕方早めの時間に体を動かす。就寝前の激しい運動は逆効果です。
  • 昼寝は15〜20分まで
    • 午後3時までに短時間の昼寝(パワーナップ)にとどめ、深く眠りすぎないようにする。
  • 寝室環境を整える
    • 騒音が気になる場合は耳栓を、光が気になる場合は遮光カーテンを使う。
    • 寝室は睡眠のためだけに使い、テレビやスマホは見ないようにする。→ 脳が「床=寝る場所」と認識するようになります。
  • 就寝前のリラクゼーション
    • 38〜40度のぬるめのお風呂に就寝1時間前までに入る。体温が下がる過程で眠気が促されます。
    • アロマ(ラベンダーなど)、深呼吸、軽いストレッチで心身をリラックスさせる。
  • アルコールに頼らない
    • お酒は眠りにつきやすくするかもしれませんが、睡眠の質を低下させ、中途覚醒の原因になります。

最重要ポイント: 病気が背景にある可能性も高いため、自己判断せず、まずはかかりつけ医睡眠専門医に相談することが改善への第一歩です。

■睡眠時無呼吸症候群が無いことだけは分かっていますので、それ以外を一つ一つ虱潰しに、当たっていくしか無いようです。

アメリカの転換

■20250909(火曜日:曇) ( D 348 )

淡島マリンパーク・カエル館の展示数です。
孫たちも興味深そうに見ていました。

■さて9月に入って9日が経ちましたが、相変わらず熱中症アラートが発出されています。名古屋では今日の最高気温は、なんと37度の予想です。静岡では32度ですから、名古屋は暑いのです。

先日孫たちと出かけた淡島マリンパークは、初めて訪れたのですが、思ったより楽しむことができました。一旦閉鎖された後に再開され、リニューアルオープンということですが、参加型に衣替えをしたり、色々工夫をされたようです。孫たちも飽きること無く楽しんでいたようです。

次回は、夫婦二人で訪れて、のんびりと島の周囲や淡島神社まで歩くのも良いかも、と二人で話し合いました。今の暑さではとても無理ですが、いずれは秋がやってきますから、その時をじっと待つしかなさそうです。

■さて、いつもの知恵袋「田中宇の国際ニュース解説」です。

★トランプの米州主義と日本

トランプの米戦争省(国防総省)が、来年からの4年間の米国の軍事戦略を定めた「国家防衛戦略(NDS)」の素案に、中国やロシアの脅威など世界的な問題よりも、米国内や南北米州(西半球)の問題に対して優先的に取り組むことを盛り込んでいる。

トランプは、米国の戦略として単独覇権を放棄し、多極型の世界に対応する米州主義(英国系であるマスコミが孤立主義と批判してきたもの)に転換している。

テレビを見たり新聞を読んでいるだけでは、決してお目にかかることのできない内容です。賛否両論ありそうですが、他国の面倒を見るより自国の立て直しを優先すべきだとは、私でも気づくことです。

アメリカのインフラは崩壊寸前。麻薬中毒患者が溢れ、一部の都市はゾンビの街と化しつつあるのは、ネットで容易に見ることができます。海外の戦争に、一体どれだけのお金を費やしてきたのか。もし、その予算を国内の立て直しに振り向けていたら、「 Make America Great Again. 」も、まんざら夢物語ではなかったはずです。

イラク戦争だけを取り上げても、その戦費は膨大です。あるAIによれば、

イラク戦争(2003年~2011年)にアメリカが要した戦費の推定額については、いくつかの研究機関や政府報告書によって様々な数字が示されています。

最も包括的で頻繁に引用される推計の一つは、ブラウン大学の「戦争コスト・プロジェクト」(Costs of War Project)によるものです。

同プロジェクトの2023年時点の分析では、イラク戦争に関連するアメリカの総支出は約1.8兆ドル(約260兆円、1ドル=145円換算)に達すると推定されています。

この金額には以下のような直接的な戦費だけでなく、より広範な費用が含まれています:

  • 作戦実行経費(直接戦費): 部隊の展開、装備、燃料、兵士への給与など。
  • 傷病兵の医療費と生涯にわたる障害者手当: 帰還兵の長期的な医療ケアと支援費用は非常に大きな割合を占めます。
  • 装備の更新・補充費: 消耗した戦車、装甲車、航空機などの装備を補充する費用。
  • 復員兵への恩給: 戦争に参加した兵士への将来的な恩給。
  • 戦費調達の利子: 戦費のほとんどは借金(国債発行)で賄われたため、その利子支払いも大きな負担です。

他の推計:

  • アメリカ連邦議会調査局(CRS)の報告書など、より直接的な戦費のみに焦点を当てた推計では、約8150億ドルという数字も示されています。これは主に「イラク戦争のための臨時歳出法案」を通じて議会が承認した金額に基づいています。
  • 経済学者のジョセフ・スティグリッツらによる2008年の研究では、より広範なマクロ経済への影響(例えば石油価格への影響など)を含めた「真のコスト」は3兆ドルを超える可能性があると指摘しています。

結論:

単純に「いくら」と一言で答えるのは難しい質問ですが、直接・間接的な費用を含めた総額としては「約1.8兆ドル」というブラウン大学の推計が、学術的に最も信頼性の高い数字として広く受け入れられています。

これはあくまでアメリカが負担した費用であり、イラク側の人的・物的損害や、同盟国が負担した費用は含まれていません。

もちろん、こうした戦費の中から、しっかりと儲けている戦争請負企業があるわけですから、全部が他国に流れたわけではありません。しかし、この額をインフラなどに投資していれば、アメリカは今とは全く別の国になっていたかも知れません。

そんな自国の愚かな政策からの転換を図っているのが、トランプ大統領とも言えます。トランプ大統領は戦争を起こそうとしている、とマスコミは盛んに煽りますが、実態は逆でしょう。

■そして日本は、どのような立ち位置を取ろうとしているのか。相変わらず、見ざる言わざる聞かざる、を決め込んで、静かに属国的立場に甘んじるのか。どうも、そうなりそうな気配です。

この10年間

■20250908(月曜日:曇りのち晴れ) ( D 349 )

今朝の公園の様子です。落下しているのは、
右が梅の実。左が柿の実です。

■今朝はスッキリと目が覚めましたので、ウォーキングに出かけました、玄関を出て、先日のように冷ややかな朝の空気を、全身に感じることができるかと思いきや、残念ながら、そうはいきませんでした。

湿度が少し高めだったのでしょうか、爽やかな朝とは言えません。それでも、帰ってきてシャワーを浴びて朝食を採ってみると、空調無しでも過ごせるほどですから、季節は変化しています。

今日の写真は、柿の木と梅の木を並べて植えている家が、公園に隣接してあり、横を通ると収穫されずに放置された梅の実と、色付くには、まだまだ時間のある柿の実が並んで落ちていました。もったいないな、という思いで写真を撮りました。

■さて以下のビデオは、多くの方が知らない事実です。

知らないと必ず損する、最も効果的に筋肉をつけ脚の老化を予防する方法。

80代90代でも一生歩ける人の共通点とは?
運動だけではない「筋活」とは?

我々の体は、還暦を迎えてから、筋肉量が加速度的に減少します。そしてこの筋肉量の減少が、その10年後、20年後の人生を大きく左右することになります。

介護や支援を必要とすること無く、生活することができるかどうかを決定するのです。70代前半で介護や支援を必要とする割合は、6%弱とありますから、思ったよりは少ないようです。

問題は、そこからでしょう。考えてみると、自分が還暦の時には、そんな事実は知りませんでした。ただ、晩年の父の姿を見て、自分自身の脚で自由に動けることの大切さを痛感しただけだったのです。

ですから、60代を通してマラソン大会に参加し続けたのは、いま思えば、これからの10年間の土台作りになりました。これからの10年間は、この土台を活かして筋トレによって、失われていく抗重力筋を可能な限り保ち続け、姿勢を保ち、自分自身の脚で自由に移動し続けようと考えています。

2年間続けてきた筋トレの成果が、ようやく日常生活でも実感できるまでになりました。昨日はバーベル・スクワットで40キロを10回上げることができ、自信を深めました。少しずつ上限を上げていく予定です。

何事も楽しみながらでないと続きませんので、工夫をしながら、何とか継続していくつもりです。

孫との週末

■20250907(日曜日:晴れ) ( D 350 )

内浦湾から遊覧船が出発です。

■昨日はTaku一家が、沼津に遊びに来てくれました。圏央道が渋滞し、予定より1時間遅れての到着でした。到着後にさっそく浜に出て、海遊びと凧上げをしました。風があまりない状況では、凧もたいして上昇しません。MasatoとHarutoも、あまり興味を示してくれなかったのは残念でしたが、致し方ありません。

Takuと一緒に男4人で風呂に入り、何だかんだと楽しく遊びました。夕食は松涛館ご自慢の料理ですので、堪能することができました。21時30分頃には、みんな眠りに入りました。

■今日は初めて「淡島マリーンパーク」へ行き、水族館やカエル博物館、そしてアシカやオットセイのショーなどを楽しみました。昨年までは、二人ともこうしたショーには、まったく興味を示してくれなかったことを思うと、ずいぶん変わりました。

ペンギンへの餌やり体験もできて、二人とも楽しそうでした。遅めの昼食を摂り、帰宅の途につきましたが、Takuたちは、まだまだこれから高速を移動しなければなりませんので大変です。

楽しい週末を過ごすことができて、感謝するしかありません。

秋が来た

■20250906(土曜日:晴れ) ( D 351 )

島根県松江城の爽やかな青空です。

■台風一過、今朝は爽やかな青空が窓いっぱいに広がっています。気温の変化が大きく、今朝は4時頃から動悸がし始めましたので、空調を切って扇風機を回しましたが、5時にはスッキリと目が覚めました。

ちょうど良い、と起き出してフィットネスクラブに出かけることにしました。今日はTaku達が、こちらに遊びに来てくれますので、筋トレはできません。そこで朝食前に済ませておこうと、昨夜も少し考えたので、渡りに船でした。

準備を終えて玄関を出ると、心底驚きました。秋が来た、と実感したのです。冷ややかで澄み切った空気と青空。昨日までの蒸し暑い天候は、いったい何だったのだろうか、と不思議な気がしたほどです。

まさに台風一過。こんな爽やかな朝は、数カ月ぶりです。今こうしている間も、窓から静かに流れ込む外気は、ヒンヤリして気持ち良いそよ風です。

バリ島の風も爽やかでしたが、ここまで気温が下がらないのか、ひんやりとは感じませんでした。今朝の空気を全身で感じることができると、日本は過ごしやすいな、とつくづく思うのですが、そう感じることのできる期間が、年々短くなってきているようです。

完璧な国がないように、完璧な気候もありませんから、付き合っていくしかありません。まさに、住めば都です。

■さて、今日は孫たちと久しぶりに会えますから、その成長ぶりを見るのが楽しみです。

左右のバランス

■20250905(金曜日:雨) ( D 352 )

あの小泉八雲が愛用していた鉄亜鈴です。5.4 kg です。

■今日は終日雨の予報です。台風15号が四国に上陸し、今日いっぱいを掛けて日本列島を横断するようです。夕方に静岡県に最接近する、と警告されれいます。被害が出ないことを祈るばかりです。

■さて昨日は夕方、フィットネスクラブでトレーニングしました。2時間半ほどです。いつもの定番メニュー、ベンチプレスとバーベル・スクワットに加え、少し工夫して追加しました。

ベンチプレスのワンクールを終えて負荷を上げる前に、腹筋・背筋鍛錬を行い、さらにストレッチの後、次の負荷に進みました。腹筋鍛錬用の傾斜台に寝てみると、あまりの傾斜角度に、ひっくり返りそうで驚きました。あれほど傾斜しているとは思いもしませんでした。

昨日の一番の成果は、ブルガリアン・スクワットをきちんと試したことです。バリ島で見た、あの年若いお嬢さんの美しいブルガリアン・スクワットに魅了され、どんなものか自分でもやってみました。

いつものバーベル・スクワットは、肩にバーベルを背負って行いますが、ブルガリアン・スクワットは片足をベンチに置いて、交互に屈伸を繰り返します。前方の足の踵に体重を乗せるイメージです。

これをしてみると、私の場合、右膝が内側に食い込んでしまうクセがあります。左脚は膝がまっすぐに移動するのですが、右脚は明らかにブレるのです。マラソンを走ると、以前は右膝痛に苦しみましたが、こうした股関節のいびつさが、その原因かも知れません。

不思議なことに、ブルガリアン・スクワットで、右膝をまっすぐに移動することを意識した後で、バーベル・スクワットをすると、以前と違って左右差が無くなるのです。

これが、どういう効果をもたらすかは、これからの楽しみです。

貧乏な日本人

■20250904(木曜日:曇)  ( D 353 )

アスルクラロ沼津の応援に出かけた愛鷹運動公園です。

■今日は台風が近づいています。午後からは東海地方でも雨が強まりそうです。今朝は4時半頃、なぜか動悸が始まり目覚めてしまいました。トイレに行って戻ってしばらくすると落ち着いたのですが、今朝は回復するのにいつもより時間がかかりました。

気圧の変化が影響したのか、正確な原因はわかりません。最近はめったに動悸に襲われることはなくなったのですが、対処するのに苦労します。日中に起こることは無いので、日常生活で困ることはないのですが、睡眠が妨げられるのは辛いものです。

■さて、以下の記事には同感される方が多いはずです。

海外旅行にも行けず美食も知らない「貧乏な日本人」 
消費税は下がらず最低賃金も上がらない政治に
なぜ国民は怒らないのか 古賀茂明

日本だけが先進国の中で、なぜか実質賃金が下がり続け、外国から見ると安い国に成り下がっているのです。外国人観光客数が史上最高になると、だから日本は素晴らしい、世界に誇るべき文化を持った国なんだ、ようやく世界は日本の素晴らしさに気付いてくれた、と思いがちですが、単に、お手頃価格だからやってくるのです。

円高だった頃、外国に行くと、なんて物が安いんだろうと、にわか成り金になった気分を味わった方は多いはずです。立場が逆転したのです。この間日本人が、怠け者になったからでしょうか。

日本人より長時間働いているとは決して思えない、先進国の賃金は右肩上がりですから、どうやら異なるのは経済政策のようです。それを決めているのは政治家ですから、その政治家を選んでいるのが有権者だとすれば、結局は自業自得と言えなくもありません。

諸外国でも起こっている有権者の反乱が起きない限り、日本は坂道をこのまま転げ落ちていくはずです。残念ですが、私達の子孫の未来は暗そうです。

街の静けさ

■20250903(水曜日:晴れ) ( D 354 )

今朝の街の様子です。残り少ない夏の花です。

■今朝は6時前に、すんなり目が覚めましたので、ウォーキングに出かけました。早朝の涼やかな空気を、どれだけ感じることができるか、と楽しみに家を出たのですが、思ったほどではありませんでした。

それでも、家にたどり着く直前には、西風が心地よく感じられて、気持ちよく家に戻ることができました。

街のメインストリートを歩いて帰ってきたのですが、向日葵の花が東に向かって咲いていました。まだ蕾もありましたので、もうしばらくは花を楽しむことができそうです。

朝の静かな時間帯に、小型トラックでしょうか、エンジンを吹かして走りすぎましたが、これが電気自動車に置き換わったとしたら、街の有り様も激変しそうです。

■2016年に夫婦で万里の長城に行きました。宿泊した北京のホテル周辺では、電動バイクが結構走っていました。見た目は自家製と思われる、ちょっとちゃちな電動バイクでしたが、その静かなことに驚きました。

今をときめく中国のEVメーカーBYDの歴史を尋ねてみると、

BYDは2008年からプラグインハイブリッド車(PHEV)を、2009年から純電気自動車(BEV) の生産を開始しています。しかし、現在のように世界的なEVメーカーとして認知されるようになったのは、独自技術の確立とともに飛躍した2010年代後半からと言えるでしょう。

と、あります。2016年当時ですと、まだまだ中国でもEVは少数派でしたでしょうけれども、今となれば半分以上は新エネルギー車となっていますから、街の様相も様変わりしているはずです。

とにかく静かなのです。いささか気味が悪いほど、街が静かになりそうです。電動バイク一台で驚いていたのですから、その激変ぶりは凄まじいものがありそうです。

真っ黒い排気ガスを撒き散らして走るトラックを見ていると、環境や健康に悪影響を与えているのは、誰の目にも明らかです。EVへの流れは止まることは無いでしょう。

■先日出掛けたバリ島では、走っている車の殆どは、日本車でした。トヨタが圧倒的なシェアを誇っています。ホンダ、三菱も多かったです。帰国時に乗ったタクシーはトヨタ製でしたが、29年乗っていると運転手は話していました。

そんな日本の牙城である東南アジアでも、少しずつEVが進出してきているようです。充電設備の問題もあり、普及には相当時間はかかるでしょうが、流れは変わらないでしょう。

ライアンガン

■20250902(火曜日:晴れ) ( D 355 )

バリ島の空に浮かぶ凧です。
バリでは凧揚げは、神事に近い大切な行事です。

■昨夜はさすがに、よく眠れました。2回目が覚めましたが、その他は、問題ありませんでした。今朝は生ゴミを出しに玄関を出ると、1週間前とは、明らかに違う空気が体を包みました。テレビでは、熱中症アラートが出される、と警告する暑さが日中は予想されていますが、少なくとも朝方は、秋の訪れが実感できます。

早朝の日陰での涼やかさだけで言えば、バリ島並みでしょうか。

■さて、バリ島で驚いたことの一つは、凧です。海岸沿いに、いくつもの凧が上がり続けているのです。最初は飛行機かと思うくらい、結構大きいのです。独特の形です。さっそく、DeepSeekに尋ねてみました。

はい、バリ島では凧遊び(Layangan(ライアンガン))が非常に盛んで、特に乾季(6月から8月頃)には空が大小様々な凧で埋め尽くされる光景が見られます。これは単なる遊びではなく、バリヒンドゥー文化に根差した重要な伝統行事の一つです。


バリの凧の特徴と意味

  1. 宗教的な意味合い
    バリの人々にとって凧揚げは、神様への感謝と祈りを捧げる行為です。豊作への感謝や厄払い、悪霊を追い払う目的で行われ、凧は神様へのメッセンジャーと見なされています。
  2. 凧の形状と種類

    バリの伝統凧は非常にユニークで、大きく分けて3つのタイプがあります。
    • Bebean(ベベアン): 魚の形をした巨大な凧。最も一般的で、長さは5メートルを超えるものも。
    • Janggan(ジャンガン): 鳥の形をしており、長い尾が特徴的。神々の世界と人間界をつなぐ象徴とされる。
    • Pecukan(プチュカン): 葉の形をした凧。揚げるのが最も難しく、高度な技術が必要とされる。
  3. チーム制と競技性

    凧揚げは「セカア」と呼ばれる地域のチームで行われ、凧の製作から操作まで全てチームワークで行われます。競技会では、凧の美しさ・飛ばした高度・安定性・音などが審査されます。空中で他の凧と戦わせるようなことはしません。

凧揚げ祭り(フェスティバル)

バリ島では毎年、大規模な国際的な凧揚げ祭りが開催されます。

  • バリ・カイト・フェスティバル
    (Bali Kite Festival)

    最も有名な祭りで、毎年7月から8月頃サヌールビーチ近くのパダンガラン広場で開催されます。バリ全島から数百ものチームが参加し、その巨大で色とりどりの凧が空を舞う様子は圧巻です。観光客も見物できる人気のイベントです。
  • 各地の祭り
    国際的なフェスティバル以外にも、各村(バンジャール)や地区単位で小規模な凧揚げ競技会が乾季の間中あちこちで開催されています。

観光客への注意点と楽しみ方

  • 見学する

    祭りの期間中でなくても、乾季のバリの空では凧が揚がっている光景をよく目にします。田園地帯や海岸付近で地元の人々が楽しんでいる様子を見ることができます。
  • 体験する

    お土産用の小さなミニチュア凧が市場で売られています。大きな本格的な凧は操作が非常に難しく、チーム作業が必要なため、観光客が簡単に参加するのは難しいですが、ミニチュアを買って記念にするのはおすすめです。
  • マナー

    凧揚げは宗教・文化的に重要な意味を持つ行事です。見学する際は敬意を払い、邪魔にならないようにしましょう。

まとめると、バリ島の凧揚げは「遊び」ではなく「神事」に近い伝統文化です。もし乾季にバリを訪れる機会があれば、大空を舞う巨大で芸術的な凧の数々は、バリの文化の深さを感じさせる必見の光景です。

■私が見たのは、鳥の形をしたジャンガンでしょうか。次回行く機会があれば、祭りの時期に合わせて行くのも良いアイデアです。

ソーメン

■20250901(月曜日:晴れ)

乗り継ぎで立ち寄ったシンガポール・チャンギ空港です。

■楽しかった親子の旅も、あっという間に終わってしまいました。昨夜から飛行機を乗り継いで、今朝成田空港に到着です。

日本は暑いとは覚悟していたのですが、日陰に入ってもムッとする暑さには、うんざりしました。かの地では、湿度が低いのか日陰に入れば、爽やかな風を存分に味わうことができました。

気候だけを考えれば、日本はとても住みにくそうです。ただ、この短い旅で一番痛切に感じたのは、食事の違いです。高齢者ということが一番の理由なのでしょうが、3日も食べると飽きてしまい、どの料理も、もう一度食べたいとならないから不思議です。

ソーメンか、かき揚げそばを食べたくなるのは、致し方ありません。

■何にしても無事に帰宅できて、ホッとしています。明日からは、夏休みも終わって、日常に復帰です。

Page 3 of 3

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén