■20251206(土曜日:晴れ) ( D 261 )
モルディブ・マレ市内の小学校です。■今朝も青空が広がっています。2日前から寝る直前に、ベッドに片足を置いて、ブルガリアンスクワットを10回ずつしています。ベッドに入る直前ですから、理屈から考えると逆効果のように思えます。心拍数も高まり、交感神経優位になってしまうからです。
ところが意外なことに、ベッドに入ってから起こる、短時間の動悸などが無くなり、むしろスムーズに入眠できているのです。続けてみないと、なんとも言えませんが、今のところは良い結果を得ています。
最初は、7,8回目頃からバランスを得るのに苦労していたブルガリアンスクワットも、次第に10回なら何とかできるようになったのは、成果に違いありません。バーベル・スクワットだけですと、このバランス感覚を得るのが難しいのです。
■さて、今日の写真は、モルディブの首都マレ市内の小学校です。先日見学ツアーに参加しました。ガイドの方はリゾートホテルに勤めていた頃から、日本語を学び始めたそうで、ガイドの方が日本語で話し始めたのを見て、びっくりしました。私と同年輩でした。
その中で、モルディブの教育状況の説明がありました。子どもがたくさんいるので、午前、午後の2部制を取っている、というお話でした。DeepSeekに尋ねてみると、以下の回答が得られました。
モルディブの初等教育(通常6~12歳、1年生~7年生)の現状は、急速な発展と課題の両方を抱えています。以下に主要なポイントをまとめます。
1. 教育制度の基本
- 無償教育:モルディブでは、幼稚園から高等教育まで全ての教育が無償です(憲法で保障)。
- 義務教育:初等教育(7年間)は義務教育です。
- 言語:低学年ではディベヒ語(モルディブの公用語)で授業が行われ、英語は重要な第二言語として早期から導入されます。教科によっては英語で行われることもあります。
- カリキュラム:モルディブ国家カリキュラム(National Curriculum Framework)に基づき、ディベヒ語、英語、数学、イスラム教、科学、社会、環境科学などを学びます。
2. 近年の進展と強み
- ほぼ普遍的な就学率:就学率は非常に高く(ほぼ100%)、男女格差はほぼありません。
- インフラの整備:政府の積極的な投資により、離島を含む多くの島に学校が建設され、施設・設備が向上しています。
- デジタル教育の推進:
- 「モルディブ・スマートスクール・プロジェクト」を立ち上げ、全ての教室へのインターネット接続とICT機器の導入を進めています。
- 特にCOVID-19パンデミック後は、オンライン学習プラットフォーム(「FasMee」など)の整備が加速しました。
- 教員の質向上:国立教育学院(National Institute of Education)による教員研修が強化されています。
3. 主な課題
- 地理的分散による格差:
- 約200の有人島に学校が点在するため、離島と首都マレ(及びその近隣)の教育の質に大きな格差があります。
- 離島では教材や設備、特に十分な訓練を受けた教員の確保が困難です。
- 教員不足と質のばらつき:
- 教員の多くは外国人(特に南アジア諸国からの教員)に依存しています。
- 離島勤務を嫌う傾向があり、首都圏と離島で教員の経験・質に差が生じています。
- カリキュラムと評価の問題:
- 暗記中心の傾向が強く、批判的思考や創造性を育む教育への転換が課題です。
- 進級試験(特に7年生修了時)のプレッシャーが大きいという指摘があります。
- 多言語環境の課題:
- 英語力の習得レベルにばらつきがあり、それが他の科目の学習に影響を与えています。
4. 政府の取り組みと今後の方向性
- 「モルディブ第4国家開発計画」や「教育セクタープラン」 では、「質の平等」 を最重要目標に掲げています。
- 「シングルシフトスクール」 の導入:多くの学校で行われていた二部制(午前・午後のシフト制)から、全日制への移行を進め、学習時間を確保しています。
- 離島教育の改善:
- 離島の学校への予算配分の増加。
- 教員の離島勤務に対するインセンティブ(手当てなど)。
- 遠隔教育(eラーニング)の活用による質の均てん化。
まとめ
モルディブの初等教育は、地理的に分散した島嶼国家ならではの大きなハンディキャップ(離島格差)を抱えつつも、デジタル化とインフラ整備による「教育の民主化」を積極的に推進している状況です。
「全ての子どもに学校へ行く機会を」というアクセスの確保はほぼ達成しましたが、次の段階である「全ての子どもに質の高い教育を」の実現が現在の最大の挑戦となっています。そのため、政府はICTを駆使した解決策と教員の質向上に重点的に投資を続けています。
■なるほど、多くの離島を抱えた国独自の課題が見えてきます。リゾートホテルの従業員にも様々な国の人々がいて、送迎水上バスの発着場の係の方と話をしたら、出身はネパールだとのこと。バレーボールが好きで、日本の西田選手のファンです、と聞いてびっくりしました。
英語が共通語であるのは間違いありません。日本に帰国すれば、英語を使用することはありませんので、日本人が英語を習得するのは、かなり難しいのは致し方なさそうです。