■20251227(土曜日:晴れ) ( D 223 )

■いよいよ2025年の仕事納めです。今日いっぱい無事に終わることを祈るばかりです。昨日はTakuから連絡があり、仕事納めだったこと。そして群馬テレビに弁護士会の法教育委員会の委員として出演したよ、と知らせてくれました。
その中で「高校生模擬裁判選手権」なるものがあることを、初めて知りました。QwenChatに尋ねてみると、以下のように教えてくれました。
「高校生模擬裁判選手権」(正式名称:全国高校生模擬裁判選手権)は、日本の高校生を対象とした、法的リテラシーを養うことを目的とした教育的コンクールです。生徒たちが検察官・弁護人・裁判官などの役割を担い、架空の刑事事件について模擬裁判を行い、その内容や演技・論理性などを競い合います。
以下に、主なポイントを整理します。
■ 主催・背景
- 主催:
一般社団法人全国高校生模擬裁判選手権実行委員会(元は法務省や日本弁護士連合会(日弁連)などの協力のもと、2000年代初頭に始まる)- 目的:
- 法律・司法制度への理解を深める
- 論理的思考力・表現力・協働力を育む
- 民主主義社会を支える市民の素養を育成する
■ 活動内容・形式
- 架空の刑事事件(例:傷害致死、窃盗、名誉毀損など)を題材に、検察側(有罪を立証)と弁護側(無罪を主張)が対立する形で進行。
- 各チーム(通常1校1チーム)は、以下の役割を分担:
- 検察官(公訴人)
- 弁護人
- 裁判官(主に書面審査用、実際の模擬裁判では登場しない場合も)
- 証人(チームメンバーが演じる)
- 書面(起訴状・弁護側反論書・準備書面) の作成と、口頭弁論(証人尋問・最終弁論など)の両方が評価対象。
- 実際の裁判所(地方裁判所など)で開催されることも多く、法的リアリティを重視。
■ 大会の流れ
- 予選:都道府県ごと、またはブロック単位で開催(地域により形式は異なる)。
- 全国大会:例年8月または9月に開催。過去には東京・大阪・名古屋などの地方裁判所で実施。
- 審査員:現職の裁判官・検察官・弁護士など、法律の専門家が務める。
■ 特徴・教育的意義
- 法律の知識だけでなく、事実認定・証拠評価・倫理的ジレンマへの対応など、多面的思考が求められる。
- 台本のない「アドリブ尋問」もあり、即応力やチームワークも問われる。
- 近年は、人権問題・SNS絡みの事件・AIやテクノロジー関連など、現代社会に即したテーマも登場。
■ 関連する他の活動
- 「模擬裁判甲子園」 とも呼ばれる(ただし正式名称ではない)。
- 類似の活動として、「高校生による裁判所見学・法廷体験」(法務省・最高裁主催)や、「ジュニアローヤークラブ」 などもある。
- 大学レベルでは「全日本学生模擬裁判大会」があり、高校生大会の卒業生が参加することも多い。
■ 補足
全国高校生模擬裁判選手権は、2020年以降、新型コロナ感染症の影響でオンライン開催や形式変更も経験しましたが、近年は再び対面での活動が活発化しています。参加校は年々増加傾向にあり、法教育の現場で注目を集めています。
ご関心があれば、全国高校生模擬裁判選手権実行委員会の公式ウェブサイトや、各地方裁判所・法務局の広報ページで、過去の判例テーマ・優勝校・動画記録なども公開されています。
2007年から始まったようです。2025年は8月に関東大会が行われ、地元の浜松北高校が準優勝した、と記事にありました。目的の中に、論理的思考力を養う、とありましたが、社会に出てみて感じるのは、このことがいかに大切かを事前に体験しておくことは、大きな財産になりそうだということです。

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