2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

投稿者: aiaiganka Page 1 of 312

管轄範囲

■20251213(土曜日:曇) ( D 254 )

台湾の最高法院です。
日本の最高裁判所とは、扱う範囲が少し違うようです。

■今日の写真は、正月に出掛けた台湾の最高法院です。調べてみると、日本の最高裁判所とは少し違うようです。

■ 管轄の範囲:

★日本の最高裁判所: 民事、刑事、行政訴訟、さらには憲法適合性の判断を含むあらゆる司法事件の最終判断を下す、唯一の司法の最高機関です。

★台湾の最高法院: 民事事件と刑事事件の最終審のみを管轄します。


■さて今日から明日に向かって、天気は下り坂です。中学時代の同級生グループが、いつも開催しているゴルフコンペを沼津で開催するので参加しないかと、そのうちの一人、竹馬の友が誘ってくれました。

今まで参加したことはなかったのですが、埼玉から川口のみなさんがやって来てくれるとなれば、さすがに参加しないわけにはいかないと、いつもの月例は欠席して、そちらに参加することにしました。

ところが、天気予報では気温は低下するは、日曜日の午前中は100%雨では、無理してプレイをして風邪をひきそうです。年末の忙しい中、それはあまりに愚かしいので、さすがにキャンセルしてもらいました。竹馬の友も不参加にしたようです。

楽しみにしていたのですが、こればかりは致し方ありません。Sunの友人の話では、富山は例年になく暖かな冬だそうで、驚いているようですが、大陸から寒冷前線が舞い降りてくると、ガラッと天候も変化しそうです。

■フィットネスクラブに昨夜も出掛けて走ったのですが、ここ2回は15分を過ぎた頃から、胸に軽い違和感を覚えて戸惑っています。苦しいというわけでもないのですが、単なるベンチプレスからの筋肉痛でもないようです。

毎年の定期検診では、心電図にも異常はないのですが、負荷がかかった際は別の話になります。しばらく様子を見て、違和感が続くようなら精密検査を受けたほうが良さそうです。

昨日は、3.04 km を走り、今月は総計 17.42 km を積み重ねました。一回はこの程度で止めておいて、数多く走ったほうが正解かもしれません。

バッテリー事件

■20251212(金曜日:晴れ) ( D 255 )

台湾・西門地区にある「萬年商業ビル」です。デパートでしょうか。

■昨日のテレビは北日本の雪模様を報道していました。西高東低の本格的な冬型の到来です。太平洋側は乾燥した天候が続き、インフルエンザの蔓延が心配です。

今日の写真は、今年の正月に出掛けた台湾の様子です。萬年商業ビルは、新しそうには見えませんでしたが、繁華街の中心地にあり、塔・記念碑など、その地域を特徴づけ、目印となる物として、台北のランドマークなのかと思って確認してみると、以下のように教えてくれました。

台湾の萬年商業ビルは、台北市西門町に位置する歴史的な商業ビルで、主に若者向けのファッション、アクセサリー、玩具、コスプレアイテムなどが集まる商業施設として知られています。

一方、日本の銀座三越は東京の銀座にあり、高級ブランドやラグジュアリー商品を提供する百貨店です。両者はそれぞれ異なる市場ポジションと文化背景を持ち、直接比較することはできません。

萬年商業ビルは台湾の若者文化と市場の特徴を反映しており、西門町のランドマークの一つとなっています。

ビルの中には入りませんでしたので、様子は分かりませんでしたが、若者向けの施設だったようです。

■さて昨日は昼休みに、ロータリークラブの例会があり、仕事を終えて逃げるように玄関を出たのですが、車に乗って出発しようとして愕然としました。バッテリーが上がって動かないのです。

ここ2週間ほど運転していませんでしたので、エンジンを掛けていなかったのですが、まさかバッテリーが上がるとは夢にも思っていませんでした。いつもお世話になっている自動車屋さんに連絡したら、すぐに来てくれて、小型の器械であっという間にエンジンを掛けてくれました。

しばらく車を乗り回してください、と言われたので、理由を説明して急遽欠席すると連絡してしまったのですが、そのまま遅刻承知で例会に出かけることにしました。

いったんエンジンを切ってしまうと、再起動できないかも知れないと心配だったのですが、無事に再スタートできて帰宅することができました。

冬の間はバッテリーが上がりやすいので、注意してください、と言われて驚きました。最近は歩いていくことのできるフィットネスクラブに行くことが多く、車を利用する機会が激減していました。生活習慣が激変したことを実感した、バッテリー事件でした。

試行錯誤

■20251211(木曜日:晴れ) ( D 256 )

今年の元日、台湾・西門繁華街です。
多くの人出で賑わっていました。

■さて昨日は夕食後に、フィットネスクラブに出かけて走りました。一つには体重が増えてしまったから。もう一つは、睡眠の質を上げたかったからです。

私の場合は、走っていないと筋トレだけでは、体重が増加してしまいます。二日前に測ったところ、60キロ一歩手前まで行ってしまいました。これはまずい。そこで、良い結果が得られるかは自信がなかったのですが、20分を目安に走りました。

結局31分、3.6 km を走り、今月は 14.38 km を積み重ねることができました。理屈から言えば、交感神経優位になりますから、その後に、ぬるま湯にゆっくり浸かったとしても、副交感神経優位にはなりにくく、寝る前に走るのはマイナスになります。

まぁ、とりあえずやってみて、試行錯誤しかありません。昨夜は、不布団に入る時には、膝から下が冷えていたのですが、30分ほどしてから次第に温まり始め、肩掛けも外して、暖房も切って休みました。結果は正解でした。

睡眠診断アプリによれば、総合得点 86 得点(96%のユーザーより上)となりました。3回、目が覚めましたが、5時36分に目覚めた時には、スッキリとして、疲労感もありませんでした。

本当は、以前のように毎朝走るのが一番良いとは思うのですが、70歳を超えて睡眠のリズムが、それ以前とすっかり変わってしまい、5時に起きて走るという決め事が遂行できなくなりました。

いろいろ試してみて、現在の自分の体にあったやり方を探していくしかありません。本当に毎日が試行錯誤の連続です。歳を取るということは、本当に大変です。

筋トレの精神安定作用

■20251210(水曜日:晴れ) ( D 257 )

いま何かと話題の台湾総督府です。今年の元日の様子です。

■長く休日を取ったために、昨日は終日大忙しでした。それでも、最後まで特に苛立つこともなく、淡々と仕事を終えることができた原因の一つに、筋トレがあると言ったら我田引水かも知れません。

本人は結構真面目に、そう信じているのです。将棋の大山名人が、昔々インタビューの中で、歳を取ると長考する忍耐力が無くなってきて、難しい局面で苦しむことが多くなってきた、という趣旨のお話をされていました。

その頃の自分は、もちろん若者でしたから、名人の言われる意味は実感できませんでした。しかし最近になると、その意味がよく分かります。歳を取ると気が短くなる、ひどい場合は切れやすくなる、とさえ言われます。

確かに自分自身も、そして友人と話していても、ついつい結論を急いで苛立つことがあるのは確かです。

ひょっとすると筋トレによって、堪忍袋の緒が強靭になるのかも知れません。と思って、いつもの知恵袋「DeepSeek」に尋ねてみると、以下のように、まとめてくれました。

筋肉から分泌される化学物質(マイオカインなど)が、運動によって精神安定作用をもたらすことは、科学的に強く支持されている事実です。

主なものとしては以下のような物質とその作用が挙げられます。

1. 脳由来神経栄養因子(BDNF)

  • 役割:運動により筋肉から分泌され、脳に到達すると、神経細胞の成長、維持、可塑性(学習や記憶の基盤)を促進します。
  • 精神への影響:うつ病や不安障害の患者では脳内のBDNFが低下していることが知られており、運動によるBDNF増加は、抗うつ効果や認知機能の改善、ストレス耐性の向上に関与します。

2. イリシン

  • 役割:運動によって筋肉で産生されるホルモン様物質。脂肪燃焼作用で知られていましたが、近年の研究で脳にも作用することが分かってきました。
  • 精神への影響:海馬(記憶と感情に関わる脳領域)のBDNF産生を促し、うつ症状や不安を軽減する効果が動物実験で確認されています。アルツハイマー病に対する保護作用も研究されています。

3. 乳酸(Lactate)

  • 役割:以前は「疲労物質」と考えられていましたが、現在では重要なエネルギー源かつシグナル分子として認識されています。運動中に筋肉で産生され、脳に運ばれます。
  • 精神への影響:脳内のBDNF産生を刺激し、神経保護や抗うつ効果に関与していると考えられています。また、不安を調節する脳領域(偏桃体など)の活動を正常化する可能性が示唆されています。

4. カテプシンB

  • 役割:運動により筋肉から分泌されるタンパク質分解酵素。
  • 精神への影響:血液脳関門を通過して海馬の神経新生を促進し、記憶力の向上と不安の軽減に関与することが報告されています。

5. その他の代謝物と内分泌変化

運動は、以下のような間接的な経路でも精神安定をもたらします。

  • エンドルフィンの分泌:脳下垂体から分泌され、「ランナーズハイ」の原因物質の一つとして知られ、気分の高揚と鎮痛作用があります。
  • コルチゾール(ストレスホルモン)の調節:適度な運動は、慢性的なストレスによるコルチゾールの過剰分泌を正常化します。
  • 炎症性サイトカインの抑制:慢性炎症はうつ病と強く関連しています。運動は抗炎症作用を持つマイオカイン(例:IL-6)を分泌し、全身の炎症を抑制します。

科学的コンセンサスとメカニズム

これらの筋肉由来物質は、単独ではなく、複合的に神経系に作用し、以下のような効果を生み出します。

  • 海馬の神経新生の促進
  • 脳内のモノアミン(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)システムの調節
  • HPA軸(視床下部-下垂体-副腎系:ストレス反応の中枢)の正常化
  • 脳の炎症と酸化ストレスの軽減

結論

「筋肉から分泌される化学物質が精神安定作用をもたらす」という報告は確かに存在し、運動が「最良の処方箋の一つ」と言われる科学的根拠となっています。

特に、うつ病、不安障害、ストレス関連疾患の治療や予防における運動の有効性は、多くのエビデンスに裏打ちされています。

したがって、定期的な運動(特に有酸素運動とレジスタンストレーニングの組み合わせ)は、身体的な健康だけでなく、精神的な健康の維持・増進に極めて重要な役割を果たしていると言えます。

■運動に関する本の中で、以前読んだ記憶がありましたが、こうしてまとめてもらえると、さらに筋トレへの意欲が湧きそうです。

中東

■20251209(火曜日:晴れ) ( D 258 )

マレ国際空港でのEmirates 航空機です。ドバイの会社です。

■モルディブに行って気付くのは、もうそこは中東に近いということです。ベンガル湾に位置するスリランカとアラビア海に位置するモルディブでは、飛行機で1時間20分の距離とはいえ、だいぶ様相が違います。

左上にドバイ空港があります。

■バンダラナイケ国際空港には、以下の、お釈迦様(ゴータマ・ブッダ)が入滅(涅槃)される姿を描いた巨大な涅槃像があります。今年もここを通過した時に、ある男性が膝をついて手を合わせる姿に遭遇しました。

ところが、かたやモルディブはイスラムの国ですから、男性はほとんどの人があごひげを生やしています。いかにも中東という雰囲気です。

マレ国際空港からはドバイ便が、結構頻繁に飛んでいます。エミレーツ航空について調べてみると、

Emirates航空(エミレーツ航空)は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに本拠地を置く航空会社です。

運行先について

2024年現在の情報では、Emirates航空の運行先は約70ヶ国・150以上の都市に及んでいます。

主な特徴:

  • ハブ空港:ドバイ国際空港(DXB)
  • 広大なネットワーク:中東、アフリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋、南北アメリカに路線を展開。
  • 日本路線:成田、羽田、関西(大阪)への直行便を運航。
  • フラッグシップ機:世界最大のエアバスA380機隊とボーイング777機隊を保有。

同社は、「ドバイを世界的なハブとして世界中を結ぶ」 ことを戦略の中心に掲げ、高品質な機内サービスと頻便な運航で知られています。

最新の正確な路線数・就航都市数は、公式ウェブサイトやアニュアルレポートでご確認ください。

■日本にいると、中東ほど縁遠い地域は少ないかも知れません。

開戦の日

■20251208(月曜日:晴れ) ( D 259 )

活気に満ちた首都マレの魚市場です。

■12月も第2週に入りました。来週になると忘年会などが続き、終わってみると、大晦日が目の前にやってきそうです。

昨夜はなぜか軽い頭痛とともに、何度も目が覚めました。原因は分かりません。昼間布団を干したので、十分温まった布団が熱を持ちすぎたのか、あるいは土曜日に行ったベンチプレスのプログラムがきつすぎて、筋肉痛を起こしていたのか。

念のために、朝食後に左右両方で血圧も測ってみましたが、幸い 122/75 前後でしたので、少し安心しました。スマートウォッチの睡眠診断では、4回目が覚めている以外は内容に問題なく、総合点は84点(91%のユーザーより上)と決して悪くはありません。

寝覚めも悪くはありませんでしたし、すんなりと起き出すこともできていますので、実害はないのですが、もう少し何とかならないか、検討中です。

■さて、いつもの知恵袋「田中宇の国際ニュース解説」です。

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2025年12月5日

★ロシアに行った

読んでいただければ分かりますが、日本のテレビ・新聞を見ているだけでは、絶対にお目にかかることができない情報です。田中さんの書かれている内容を、友人たちに話そうものなら、変な目で見られること必定です。

何度も、そんな目にあってきました。ですので、どれほど知性と教養に溢れた常識人と、一見思える友人でも、もう語りかけることは止めました。無駄な努力だからです。

私が生きている間に状況が変わることは、多分ないでしょう。

「老い」と「孤独」

■20251207(日曜日:晴れ) ( D 260 )

モルディブの首都マレの魚市場です。
カツオの燻製を地元の人は大好きです。

■今日も青空が空いっぱいを覆っています。先週は木曜日に帰ってきましたので、その後の混雑は想像通りでした。それでも、休暇でリラックスできたおかげか、気分は快調で気持ち良く、週末の忙しさを切り抜けることができました。

もう、この歳ですから、仕事ばかりの毎日では体力的にもきついですし、と言ってサンデー毎日でも、心身ともに維持管理が大変そうです。何事もバランスが大切なことは、こうして休暇を取ってみると痛感します。

■さて、昨日はNHKテレビで、俳優の近藤正臣さんの生活を伝えていました。と思って調べてみると、以下の通りに記載されていて、昨年放送された番組の再放送でした。

■妻亡きあとに〜近藤正臣 郡上八幡ひとり暮らし〜

放送年度:2024年度

 往年の名俳優・近藤正臣( 83 ) 。 岐阜・郡上八幡の自然に魅せられ、2017 年に妻と移住。穏やかな晩年を過ごす…はずだった。

 その後、妻が認知症を発症。自身も体調を崩しながら里山でのワンオペ介護を続けていたが、2013 年、妻が死去。伴侶を失った高齢者は、どう生きていくのか。近藤が向き合う「老い」と「孤独」に長期密着。

 深い喪失感を抱えながらも、地域の中で“これから”を模索するひとりの老人の日々を見つめる。

■番組の途中からしか自分は見ることができなかったのですが、地域の人々と交流を重ねながら、一人の日々を送る近藤さんの様子は、誰にも訪れる老いを深く考えさせるものでした。

結婚して 43 年になりますが、たぶん今が一番穏やかな結婚生活を送っているように思います。子ども達も皆自立した。夫婦二人とも元気で、それぞれが社会的な役割を果たすことができている。経済的にも、幸い大きな心配を抱えてはいない。

それでも、そんな生活が永遠に続くことはありません。お迎えが、やって来ます。その時必ず、どちらかに孤独が襲いかかります。残されたものの喪失感は、想像するのも恐ろしいほどですが、避けて通ることもできません。

心の準備は必要でしょうが、そんなものは、その場になってみないと、実感などできそうにありません。淡々と全てを受け入れるしか、術は無さそうです。

無償教育

■20251206(土曜日:晴れ) ( D 261 )

モルディブ・マレ市内の小学校です。

■今朝も青空が広がっています。2日前から寝る直前に、ベッドに片足を置いて、ブルガリアンスクワットを10回ずつしています。ベッドに入る直前ですから、理屈から考えると逆効果のように思えます。心拍数も高まり、交感神経優位になってしまうからです。

ところが意外なことに、ベッドに入ってから起こる、短時間の動悸などが無くなり、むしろスムーズに入眠できているのです。続けてみないと、なんとも言えませんが、今のところは良い結果を得ています。

最初は、7,8回目頃からバランスを得るのに苦労していたブルガリアンスクワットも、次第に10回なら何とかできるようになったのは、成果に違いありません。バーベル・スクワットだけですと、このバランス感覚を得るのが難しいのです。

■さて、今日の写真は、モルディブの首都マレ市内の小学校です。先日見学ツアーに参加しました。ガイドの方はリゾートホテルに勤めていた頃から、日本語を学び始めたそうで、ガイドの方が日本語で話し始めたのを見て、びっくりしました。私と同年輩でした。

その中で、モルディブの教育状況の説明がありました。子どもがたくさんいるので、午前、午後の2部制を取っている、というお話でした。DeepSeekに尋ねてみると、以下の回答が得られました。

モルディブの初等教育(通常6~12歳、1年生~7年生)の現状は、急速な発展と課題の両方を抱えています。以下に主要なポイントをまとめます。


1. 教育制度の基本

  • 無償教育:モルディブでは、幼稚園から高等教育まで全ての教育が無償です(憲法で保障)。
  • 義務教育:初等教育(7年間)は義務教育です。
  • 言語:低学年ではディベヒ語(モルディブの公用語)で授業が行われ、英語は重要な第二言語として早期から導入されます。教科によっては英語で行われることもあります。
  • カリキュラム:モルディブ国家カリキュラム(National Curriculum Framework)に基づき、ディベヒ語、英語、数学、イスラム教、科学、社会、環境科学などを学びます。

2. 近年の進展と強み

  • ほぼ普遍的な就学率:就学率は非常に高く(ほぼ100%)、男女格差はほぼありません。
  • インフラの整備:政府の積極的な投資により、離島を含む多くの島に学校が建設され、施設・設備が向上しています。
  • デジタル教育の推進
    • 「モルディブ・スマートスクール・プロジェクト」を立ち上げ、全ての教室へのインターネット接続とICT機器の導入を進めています。
    • 特にCOVID-19パンデミック後は、オンライン学習プラットフォーム(「FasMee」など)の整備が加速しました。
  • 教員の質向上:国立教育学院(National Institute of Education)による教員研修が強化されています。

3. 主な課題

  • 地理的分散による格差
    • 約200の有人島に学校が点在するため、離島と首都マレ(及びその近隣)の教育の質に大きな格差があります。
    • 離島では教材や設備、特に十分な訓練を受けた教員の確保が困難です。
  • 教員不足と質のばらつき
    • 教員の多くは外国人(特に南アジア諸国からの教員)に依存しています。
    • 離島勤務を嫌う傾向があり、首都圏と離島で教員の経験・質に差が生じています。
  • カリキュラムと評価の問題
    • 暗記中心の傾向が強く、批判的思考や創造性を育む教育への転換が課題です。
    • 進級試験(特に7年生修了時)のプレッシャーが大きいという指摘があります。
  • 多言語環境の課題
    • 英語力の習得レベルにばらつきがあり、それが他の科目の学習に影響を与えています。

4. 政府の取り組みと今後の方向性

  • 「モルディブ第4国家開発計画」や「教育セクタープラン」 では、「質の平等」 を最重要目標に掲げています。
  • 「シングルシフトスクール」 の導入:多くの学校で行われていた二部制(午前・午後のシフト制)から、全日制への移行を進め、学習時間を確保しています。
  • 離島教育の改善
    • 離島の学校への予算配分の増加。
    • 教員の離島勤務に対するインセンティブ(手当てなど)。
    • 遠隔教育(eラーニング)の活用による質の均てん化。

まとめ

モルディブの初等教育は、地理的に分散した島嶼国家ならではの大きなハンディキャップ(離島格差)を抱えつつも、デジタル化とインフラ整備による「教育の民主化」を積極的に推進している状況です。

「全ての子どもに学校へ行く機会を」というアクセスの確保はほぼ達成しましたが、次の段階である「全ての子どもに質の高い教育を」の実現が現在の最大の挑戦となっています。そのため、政府はICTを駆使した解決策と教員の質向上に重点的に投資を続けています。

■なるほど、多くの離島を抱えた国独自の課題が見えてきます。リゾートホテルの従業員にも様々な国の人々がいて、送迎水上バスの発着場の係の方と話をしたら、出身はネパールだとのこと。バレーボールが好きで、日本の西田選手のファンです、と聞いてびっくりしました。

英語が共通語であるのは間違いありません。日本に帰国すれば、英語を使用することはありませんので、日本人が英語を習得するのは、かなり難しいのは致し方なさそうです。

二季

■20251205(金曜日:晴れ) ( D 262 )

ある日、ある時間のMaldives・マレ国際空港 空港の時刻表です。

■モルディブは中東にも近く、DUBAI行きの便がとても多いのに驚きました。隣がインドですから、当然インド各地に飛んでいます。フィットネスセンターで知り合ったインストラクターは、インド・ムンバイの出身。INDIGO便で2時間で行けるとのこと。家族を残しての勤務だそうです。

■さて、今日からまた日常の再開です。昨日は帰ってきて、その寒さに震え上がりました。冬ですから当然なのですが、テレビによれば、今の寒さは12月下旬並みだとのこと。

それでも町並みの木々は、イチョウはじめすっかり紅葉しています。ハイビスカスが咲き乱れる南国も良いのですが、やはり四季の変化に慣れ親しんだ私には、こちらのほうが落ち着くようです。

日本も温暖化の影響か、季節が四季から二季へ極端化しつつあります。暑い暑いと嘆いていると、いつの間にか、今度は寒さに震えています。春と秋が短くなっています。

モルディブには、基本的には雨季と乾季しか無く、年間を通じて気温はほぼ一定で、平均気温は25~31℃程度となっています。たまに保養に出かけるには良さそうですが、一年を通して暮らすのは、自分にはできそうにありません。ありきたりの結論ですが。

1島1リゾート

■20251204(木曜日:晴れ) ( D 263 )

機内から見たモルディブの島々です。

■さて楽しみにしていた保養も、あっという間に終わってしまいました。今日は、ここ数日の雨模様とは打って変わって、青空が広がっています。午前中、少し海に入って最後の時間を楽しみました。

帰りの飛行機から見ると、大小さまざまな島々からモルディブが成り立っているのが分かります。DeepSeekに教えてもらいました。

モルディブの島の数とリゾート開発の状況は以下の通りです。

モルディブの島の総数

  • 約1,200の島々(珊瑚礁の島)から構成されています。
  • これらは26の環礁に分かれており、南北に約820kmにわたって分布しています。
  • すべての島が有人島というわけではなく、有人島は約200島、残りは無人島です。

リゾートホテル(リゾート島)の数

  • 約150~160島が観光リゾートとして開発されています(2024年現在)。
  • 各リゾートは「1島1リゾート」が基本で、1つの島全体が1つのホテルリゾートとなっています。
  • リゾート島は、首都マレのある島とは別に存在し、空港(ヴェラナ国際機場)からスピードボートや水上飛行機でアクセスします。

主な特徴

  1. 1島1リゾート形式
  • 各リゾート島にはゲスト以外立ち入りが制限され、プライベートな空間が保たれています。
  • 島の規模は小さく、一周10~30分で歩けるサイズが一般的です。
  1. 宿泊施設のタイプ
  • ビーチヴィラ(海岸沿い)
  • ウォーターヴィラ(海上に建設された別棟)
  • 高級リゾートから手頃な価格帯まで多様な選択肢があります。
  1. 変化する数
  • 新規リゾートの開発やリニューアルが続いているため、リゾート島の数は年々増加傾向にあります。

その他の島の用途

  • ローカル島:モルディブ国民が生活する島。近年は一部でゲストハウスを営む島も増えています。
  • 無人島:そのままの自然が残され、日帰りクルーズの目的地などに利用されます。
  • 産業用の島:空港、ごみ処理場、学校など特定の機能を持つ島もあります。

まとめると、約1,200島のうち、約150~160島がリゾートホテルとして運営されており、これがモルディブ型観光の核となっています。 新しいリゾートの開発も継続されているため、正確な数は毎年変わることがあります。

Page 1 of 312

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén