2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: ゴルフ Page 17 of 22

お祝い会

■20190825(日曜日:晴れ)

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この先に倍賞美津子さんが6年間待ち続けた家があるのです。

 

■今日は8月の最後の日曜日でした。県眼科医会で、いつもお世話になっている、高良先生が新沼津カントリークラブでプレーをされるということで、お誘いを受けました。最後にご一緒したのは、もう10年ぶりぐらいでしょうか。会計担当理事として、また清水医師会の役員として大変多忙な毎日を送られています。

 

いつもご指導を受けている、師匠さんが良いのでしょうか、とても素晴らしいフォームで見事なショットを繰り出していました。なんとバーディーを三つも取られました。実に見事なプレーでした。ただ最後の四ホールで疲れが出てしまったのでしょうか、乱れてしまったのが残念です。

 

今まで新沼津カントリークラブのスコアは提出されていなかったようですが、今日は私から強くお願いして、スコアを提出してもらいました。枚数が揃えばハンディキャップがもらえますので、月例や理事長杯に出場することができます。ご一緒することができる訳です。なかなかこちらへ来る機会はないのでしょうけれども、来た時には必ずスコアを提出してもらえば、なんとかなるかもしれません。仲間が増えるというのは嬉しいものです。

 

■今日で長かった夏休みも終わりです。予定していた職員旅行が怪我のために延期となり、急遽すんと2人で北海道に出かけることになりました。昨日、今日と会合での発表があり、時間が取れない為に、火曜日で北海道の旅行も切り上げて帰ってきました。

 

ということで、明日からはまた日常が戻ります。9月になると勉強会も含めて、様々な会合がありますので、またせわしない日々が続くことになります。致し方ありません。その積み重ねが人生そのものなのです。

 

さて、今日は18時からのんちゃんと友くんとSunと4人で、私の誕生日を祝ってくれることになっています。場所はいつもの、ひろ繁です。運動したあとですので、ビールが美味しそうです。

 

■20190823(金曜日:雨)

 

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マウント・レーシースキー場です。隣のホテルから直行できるようです。

 

■今週は遅れた夏休み中です。みなさんは先週に取った方が多かったと思いますが、今年は都合で一週間遅れの休みです。明日で夏休みも終わりですが、明日は午後から静岡市で会合ですので、今日は精神的には最後の休日となります。

 

天候の心配もあって迷ったのですが、思い切ってゴルフに出かけました。いつものとおりに7時前に到着してみると、ほとんどお客さんがいません。この天候では当然でしょう。結局何とか4名の仲間が集まり、スタートすることができました。途中で雷が鳴り始めましたので、一旦プレーを中止して、30分ほど休憩しました。

 

天候も落ち着いたのを見計らって再開しました。結局最後まで回ることができましたし、再開後はほとんど雨に降られることもありませんでした。後で聞いたところでは、私達が休憩している間に、ほとんどのお客さんは諦めて帰ったそうです。確かに、あの雨では諦める方が正解でしょう。昼食を取った食堂も、ガラガラでした。こんな日もあるのだ、ということで良い経験でした。

 

プレーの方は、相変わらず良いときと悪い時の波が大きく、あれではだめです。それでもショートホールでは、安定してパーかボギーで上がれましたので、少しは進歩している、と楽観的に捉えています。振り切ることが出来るようになったのが、この結果に繋がっているようです。ティーアップすれば、ミドルアイアンまでは、大きなミスショットが無くなりました。

 

次回のお楽しみというところでしょうか。

 

競技委員

■20190811 (日曜日 晴)

 

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蓮の花が朝日と対面しています。

 

■今朝は走らずに5時に起きました。相変わらず日中は猛暑が続いているのですが、日が陰る夕方になると、明らかに季節が移ってきているのが実感できます。立秋が過ぎましたので、残暑見舞いを書かなければなりません。

 

今日は新沼カントリークラブのAクラスの月例です。私自身はBクラスに陥落してしまったので、参加資格はないのですが、今年から競技委員を仰せつかり、今日はその役目を果たすために、出かけなければなりません。

オレンジ・マラソン

■20190804(日曜日:晴れ)

 

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メルボルン・ヤラ川沿いの風景です。

 

■今日は本当に暑い一日でした。長距離を走るLSDにしようか、それともゴルフにしようか迷ったのですが、以前から指導していただいている手塚さんの顔が思い浮かび、ゴルフに出かけました。手塚さんはもうすぐ古希になられるそうですが、力強いショットには、そんなことは微塵も感じられません。

 

素振りを繰り返すこと、それが最も良い練習方法だと、何度も指導してもらいました。確かにボールを打たない時のスイングは、どなたのスイングを見ていても、無駄な力が入らずとてもスムーズで綺麗なのです。ところが目の前にボールがあると、まるで別人の如く全く違うスイングでボールを打ってしまうのです。いろいろ工夫した結果を今日、試そうと思い、指導してもらおうと出かけたのです。

 

結果は二重丸とは行きませんでしたけれども、丸はつけてやってもよいものでした。クラブをスムーズに振り抜くことが、できるようになったからです。 もちろん全部のショットがそのように出来たわけではありませんけれども、10回程度は思ったようなスイングとショットが打てたことを考えれば、十分成果が出ていると言えます。

 

12番のショートホールでは、6番アイアンで打ったショットがあわやホールインワンかと思うほどで、30センチにに寄りました。久しぶりにバーディーが取れました。 今日は随分と迷いましたけれども、出かけてプレイして、十分な成果を実感できた1日でした。

 

■東京新聞の「共にその先へ」欄で、ベトナム人のパラ・スイマー ロイ選手を特集しています 。ロイ選手は生まれつき両脚と右手がない水泳のパラ・アスリートです。ロイ選手の障害は、ベトナム戦争でアメリカによって散布された枯葉剤の影響が強く疑われますが、 今は単なる障害者だと周囲には言っています。「いずれは家庭を、と思ってきたのですが、やっぱり障害者との結婚は敬遠されます。ましてや枯葉剤の犠牲者ということになると子どもへの心配がささやかれます」。まだ独身のロイ選手の腕には「I Love Family 」 の刺青がありますが、 刺青はそれを乗り越えた「真の愛」が成就することへの願いを込めたものだと、彼は言っています。なんとしても東京パラオリンピックに出場したいと練習を続けているようです。

 

この記事の中で、枯葉剤による障害を背負った子供たちを救済するチャリティーマラソンである、オレンジマラソンについて書かれています。参加ランナーの数が増えれば増えるほど支援金が積み上がる仕組みとなっているようです。国際マラソンの参加費は普通100から150ドルほど。 今年の1月にホーチミンで開催された際にはロイ選手も演壇で励ましの挨拶をされたそうです。高橋尚子さんが参加され、みんなを励ました様子は、テレビでも放映されました。いつか私も参加してみたいものです。

 

子育て

■20190728(日曜日:曇)

 

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メルボルン、サザンクロス駅です。

 

■台風6号が低気圧に変わって東へ進んでいました。岐阜に上陸してから勢力が衰えましたが、それでも梅雨前線を刺激して各地で大雨が降りました。今朝までは、かなりの雨が予想されたのですが、幸いなことに大したことはありませんでした。

 

今日はロータリークラブの仲間プラスワンでゴルフを楽しみました。 雨は覚悟していたのですが、幸いなことに曇り空が続き、午前中は蒸し暑くて快適とは言えませんでしたが、それでも1日を通して、強い日差しがなかっただけ楽だったかもしれません。四人で楽しくラウンドしました。

 

相変わらず不安定で、良いところと悪いところが、ごちゃまぜの状態でした。14番のショートホール。バックからですと、200ヤードの距離があるのですが、2回続けて5番ウッドでオンすることができました。これは大きな進歩です。これまで何度やってもワンオンすることができなかったことを考えれば、長足の進歩です。 それでも結局は同じように続けてスイングすることができませんので、出入りの激しいゴルフとなってしまいます。練習不足なのです。

 

■今日は7時53分にスタートできましたので、終わったのも午後2時少し過ぎでした。 お風呂に入って汗を流して家に帰りました。蒸し暑い一日でしたが幸い雨に降られることはありませんでした。2時間ほど休んでからSunと二人で近くの日帰り温泉に行きました。もう1度ゆっくり湯船に浸かり、筋肉の疲労を取るべく、色々な湯船に浸かり直しました。そしてふたりでゆっくりとビールを飲みながら子供たちのことを話しました。

 

本当に子育てなど、あっというまの出来事でした。今になってみれば、もっと子供たちと一緒に旅行に出かけたり遊んだりしておけば良かったと思うのですが、 学校の長期休みには、クラブメッドを始め、家族でよく旅行に行きましたから、まあ勘弁してもらいましょうか。きっと子どもたちの心の中にも、みんなで楽しく出かけた事が、思い出として残っていると思います。

 

参議院選挙

■20190721(日曜日:曇)

 

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メルボルン市内の様子です。

 

■今朝はゆっくりと休みました。 昨日は午前中の診療を終えて、昼食をとった後、期日前投票に行きました。ここ数回は、選挙の時は必ず期日前投票に行っています。投票日は必ず休日ですので、何か予定が入っていることがほとんどなのです。昨日も地区センターに行ってみると、多くの方が期日前投票に来られていました。期日前投票の場合、投票券の裏に住所・氏名などをあらかじめ書いておかなければなりません。そんなことも実際にしてみないと分かりません。今回は行く前に、投票券の裏に必要なことを記入し、投票所に向かいました。

 

今回の参議院選挙では、たまたまネットで山本太郎代表の「れいわ新選組」のことを知り、ネットで配信される日本各地での彼の演説を、逐一 確認していました。 最初彼の演説を聞いた時には、本当に驚きました。小沢一郎さんと自由党の共同代表をしている時に、ネット上での共同記者会見を何度か見ていました。何しろ相方が小沢一郎さんですので、 おとなしいと言うか、借りてきた猫のように、生真面目に受け答えをしている彼の様子は何度も見ていたのですが、独り立ちして新しい団体を立ち上げ、そのトップとして理念を語る姿には、今まで知らなかった彼の真の姿を見た思いでした。

 

まず感じたのは、前回当選してからの6年間、一生懸命に学んできたに違いない彼の誠実な人柄でした。小沢一郎さんと一緒に活動することで、学んできたことは、とても大きな影響を彼に与えているようです。 政治に対する小沢一郎さんの姿勢、政治とはどうあるべきか、という基本的な理念を、彼流に換骨奪胎したのが、今回彼が発表した「れいわ新選組 八策」のように思えます。

 

小沢一郎さんが民主党を離れて新しく立ち上げた政党名が、「国民の生活が第一」でした。まさに、その通りなのです。立憲主義も、憲法第九条も、もちろん大切なのですが、それもこれもまず生活がきちんと成り立たなければ意味がありません。野党の皆さんの声が、多くの国民の心に届かなかったのは、そんな当たり前のことを、きちんと語ってこなかったからなのです。生活と格闘している庶民に向かって、偉そうに上から目線で立憲主義を説いたところで、 投票所には向かわないのです。

 

そんな当たり前のことを、山本太郎さんはきちんと認識し、彼なりの回答を提供してくれたわけです。 演説の中で彼が語ったように、この試みがある程度の成果を納めれば、 大きな団体の支援を受けなくても、政治活動を続けられるプラットフォームが形成される可能性があります。そうなれば、極端に一部の人たちのためだけに政治活動をするような必要性がなくなります。今の政治を歪めている根本原因の一つが除かれるのです。

 

今の政治を貫いているのは、新自由主義という立派な理論ではなく、単なる私利私欲なのです。 今の政権与党を貫いているのは、 まさにこの一言なのです。

 

写真展終了

■20190630(日曜日 :雨)

 

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蓮の花が綺麗です。

 

■昨夜から激しい雨が降っています。今日は新沼津カントリークラブ理事長杯の1回戦と2回戦が行われる予定ですが、果たしてどうなりますやら。私は予選の時にちょうど東京での会議がぶつかってしまい、参加することができませんでした。参加しても予選を通過することは多分できなかったとは思いますが、毎年ちょうど日程が重なってしまうのはさらに、あと2年は致し方ないようです。今日は協議委員として参加することになっています。今年初めての経験です。

 

雨、そして風のみならず霧に苦しみました。何しろ20ヤード先が見えないのです。どこへ打ったら良いのか、五里霧中とは、まさにこのことです。キャディーさんの言うとおりに、この辺りに打ってください、というアドバイスどおりに狙うわけですが、そうは問屋が卸してくれません。

 

特にグリーンが見えない状況で打つことほど、虚しいことはありません。それでも結果を見てみると、勝ち上がっているのは、ハンディキャップの少ないプレイヤー、詰まりは腕前が、そのまま結果に反映しているから不思議です。競技委員としてプレイヤーを見ていると、スイングの違いが良く分かります。自分がどう打っているのかは、いつまで経っても分かりません。何が悪くて、思ったところへ打てないのか、そしてボールが飛ばないかは、気分自身で考えていても、永遠の謎なのでしょう。

 

■2018ベトナム支援の旅の写真展も無事に終了しました。

 

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サンウェルぬまづでの写真展の様子です。

 

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旅の様子の報告会も無事に終わって、仲間と記念撮影です。

 

みなさんから、貴重なご寄付もいただきました。今年の活動に役立てたいと思います。

 

薄利多売社会

■20190609(日曜日:雨)

 

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千歳マラソンスタート前の軍楽隊の演奏です。

 

■オーストラリアを訪問してみて驚くことは、いくつかありましたが、その一つが社会のあり方の違いです。人々は、あくせくしていません。たまたま接したした人々が、あくせくしていないだけかもしれません。その可能性は十分あります。しかし、そうだとはしても、生活の質の違いを痛感する場面が多かったのは事実です。

 

決して身に付けるものが高価なわけではありません。車も長く使い続けているものばかり。食事は質素というべきか、素っ気ないというべきか、日本の基準から見ると、手を抜いているとすら感じられるほどです。それでも彼ら、彼女たちは生活を楽しんでいるように見えます。

 

物価が高いので、贅沢はできないのかもしれません。500円以下で、ちょっと食事とはいきません。日本のように300円だ、400円だという値段で、牛丼が食べることはできないようです。最低賃金は、昨年から1300円超。日本から見ると50%増しほどです。雇用する方からすれば、大変です。

 

人々は老後の心配を、あまり深刻にしているようには見えません。気付かないだけかもしれません。日本でのように、全ては老後の心配ばかり、という雰囲気でもなさそうです。人並みに生き続けたければ、夫婦二人して、年金以外に2,000万円準備しろ、という金融庁の国民への警告などは、オーストラリアでは発せられていないようです。

 

老後の心配が無い国など無いはずですが、社会制度の違いや国民性の違いが、その落差を生んでいるのでしょうか。

 

他者とともに在れ

■20190519(日曜日:晴れ)

 

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Melbourne市内の交差点です。信号無しで、上手に対応しています。信号より、むしろ安全なのかもしれません。

 

■今日は新沼津カントリークラブ B クラスの月例です。最近は同じメンバーで競技に参加しています。久松さん、篠崎さん、そして今日は植松さんが都合で出られませんでしたので、3人でのプレイでした。雨も心配されたのですが、曇り空だったものの、幸い雨が降ることはなく、むしろ暑くなくてプレイをするにはちょうど良い気候でした。クラブヘッドの動きを少し理解できたおかげで、前回からはめちゃめちゃ酷いスコアを出すことはなくなりました。今日も OB は一度もなかったものの、 パーを取ることがなかなかできずに、 結局前半52回、後半は47回、合計99回で、なんとか100回を切ることはできたものの、とても満足できるスコアとは言えませんでした。 少しずつ改善されてはいるものの、フォームがしっかり自分のものになっていませんので、 今のままでは良いスコアは、出そうにありません。毎日の素振りを欠かさずに行い、ホームをしっかり自分のものにすることが、今一番しなければならないことのようです。

 

■さて今日の東京新聞「時代を読む」欄では、関西学院大学准教授・木戸理恵さんが「上野祝辞の意図」と題して書かれています。女性学・ジェンダー研究で知られる上野千鶴子さんの東京大学での祝辞が話題となりました。
祝辞ではスタートラインの不平等に触れ「頑張れば報われる」と思えるのが実は特権的なことだと説かれた。「あなたたちの頑張りを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれない人々を〈中略〉助けるために使ってください」。

この部分は「高貴な義務」すなわち「特権的な立場の人には奉仕の義務がある」とする貴族的な思想と解釈され、注目を集めました。しかし木戸さんは、これを高貴な義務を果たす支配者のすすめとして受け取ることはできない、そこには能力主義批判が語られていると書かれています。

木戸さんは、

 

能力主義は、人を単体で見て「できる・できない」を決める。「できる」とされた人は優位な立場を「頑張ったから当然だ」と考え「できない」とされた人は劣位の位置を「自己責任」と引き受けさせられる。それは「誰の助けも借りない自力だけの勝負」をさせることで個々人を切り離す、孤独な主張である。しかも実際には、機会の平等はたてまえに過ぎず、様々な不平等があることが分かっている。

「つながりの中で生きたい」というニーズに、一人では生きられない弱者は気づきやすい。だが強者はどうか。「自分は勝ち組」という意識は、弱い他者への共感や連帯の感覚を鈍らせ、果ては自分の中にもあるかもしれない弱さへの想像力をも奪っていく。それは孤独ではないか。

 

そのように考えれば、受け取りたいのは「高貴な義務のすすめ」というより「他者とともに在れ」というメッセージである、と木戸さんは指摘しています。

 

新自由主義全盛の昨今ですが、その主義の目指すところは、まさに個人個人をバラバラにし孤独に陥れ、分割支配を容易にすることではないか、と私には思えます。支配者にとって最も恐ろしいのが、連帯であることは、 歴史を通じての不変の真理ではないでしょうか。

 

連休の終わり

■20190506(月曜日:曇)

メルボルンの夜明けです。
メルボルンの夜明けです。

■さて長かった10連休も今日で終わりです。 長い人では4月27日の土曜日から休みに入っていますが、私は4月28日の日曜日からの連休になりました。今年の連休の最大の出来事は、何と言ってもあやちゃんの結婚式でした。昨年はたくの結婚式が7月にあり、まだまだ先だ先だと思っていたら、あっという間に結婚式がやってきました。とにかく暑い夏でしたが、つい昨日のことのように思い出されます。

ところが今度はあやちゃんの結婚式が5月の連休に行われると連絡があり、これもまだまだ先だと思っていたのに、あっという間にその日が来てしまいました。ベンとは昨年の1月のメルボルン訪問、そしてたくの結婚式と2回会っていましたので、おおよその人柄は掴めていたのですが、やはり娘の連れ合いとなると見方も変わってきます。ただ会うたびに彼の真面目さと言うか、きちんとした人柄が感じられるので、 あとは信じて二人の幸せな未来を願うしか、親としてはできることはありません。あやちゃんにとっては、オーストラリアでベンと暮らすのが、一番幸せなことに違いないと思えてきました。

オーストラリアという社会が日本とどのように違うのかは、もちろん私には詳しく知りようもありません。 ただ私の感じた違いは、その気候の違いととても似ているように思われたのです。多分オーストラリア全体がそうなのでしょうが、メルボルンではとても乾燥しています。メルボルンから電車で1時間ほどのところにあるジーロングに住むジョーンズさんにお話を聞くと、オーストラリアでは自然災害といえば、落雷による火災だというのです。カリフォルニア当たりであれば、山火事となるのでしょうが、オーストラリアには山らしい山はありません。せいぜい小高い丘程度のものなのです。テレビで見るアフリカの草原に迷い込んだのではないかとすら感じてしまうのです。見渡す限り草原、ブッシュというのでしょうか、雷によってそこに火がついてしまうのです。日本では雷といえば、当然雨がつきものです。夏にしろ冬にしろ、雷といえば雨です。 ところがここオーストラリアでは、雷といえば火事なのです。 日本と比較すると、ほとんど湿気がないようなものなのです。ですから夏に気温が40°を超えたとしても、日陰に入れば、そよかぜさえ吹けばとても涼しく感じるようです。真夏でも風によっては寒くて海に入れない日もある、と添乗員の方がおっしゃっていました。

多分人間関係の違いも、この湿度の違いに似ているところがあるように私は思うのです。 それぞれが意識として独立し、他者に対してあまり干渉したり、妙につるんだりすることもないのではないでしょうか。日本ではどうしても、同調することを強制される、という雰囲気があります。自分はそうは思わなくても、なんとなく雰囲気と言うか、周囲の空気がそのように同調することを強いるのです。そうした同調をあまり気にならない人にとっては、日本は住みやすい国かもしれません。しかしながらそうした空気に合わせることが精神的にとても苦痛な人が当然いてもおかしくありません。そうした人たちにとっては、日本という社会は、とても住みにくいと私には思われるのです。

他者へのこうした暗黙の強制といったものが、良い方向へ働くことも、もちろん多々あるのですが、一旦誤った方向へ進め始めた時に、 その方向はおかしいと声を上げたり、矯正しようとする試みには、とても大きな壁が横たわっているように感じます。 戦後生まれ変わったかに見える日本ですが、諫早湾の干拓事業や、辺野古湾の埋め立て事業などを思う時、 この国はおかしな方向だと薄々感じてはいながらも、後戻りすることがとても苦手な国だということを痛感するのです。 一旦走り出した方向を止めることができるのは、未だに玉砕しか無いとすら感じるのです。新しい時代である令和に入っても、正直私は、この国の未来にとても暗いものを感じざるを得ないのです。この国にまず必要なのは経済改革ではなくて、精神的なカウンセリングではないかとすら私に思えます。

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