2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

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手仕舞い

■20220910(土曜日:晴れ)

松本城へ行った時の様子です。収穫の秋です。

■今朝は、ゆっくりと休みました。青空が広がっています。湿度も高くないようです。爽やかです。今朝は富士山は雲に隠れていますが、昨日はくっきりと、青黒い富士山を部屋の窓から見ることができました。

今夜は、中秋の名月。果たして拝むことができるかどうか。天気次第です。

■私が準備しなければならない、今年最後の勉強会が木曜日に無事に終わり、ホッとしています。講師のお願いから、専門医委員会への書類の提出まで、要するに雑務が結構あるのです。会場も確保しなければなりません。むしろ、雑務ばかりなのです。

秘書がいる身分なら、頼めば良いのでしょうが、そんな身分でもありません。仕事の合間の数分を利用して、メールを書きまくって連絡を取っています。

仕事が終われば、とてもそんなことをする元気はありません。切り替えるようにしています。いつまで、そんな事もできるのか、だんだん心細くなってきました。

頼まれるうちが花、とは先輩たちから聞いてはいたのですが、やはり能力と気力は人それぞれですから、ガス欠になる前に、レンタカーは返却したほうが、みんなのためになりそうです。

どう手仕舞いをするべきなのか。これからの最重要課題です。



難聴

■20220908(木曜日:雨)

長野県の松本城です。美しい城として有名です。Sunの大好きな城です。

■今朝は走りませんでした。6時から朝食を取り始めましたが、雷鳴が轟き驚きました。今夜は勉強会があり、司会進行をしなければならず、空模様が心配です。

とは言っても、コロナ禍の今、講演会は参加者、演者ともにオンライン参加が多くを占め、会場に来られる方は少数です。私自身は会場へ行く必要がありますので、雨が止んでくれることを願っています。

■毎年、健康診断を受けていますが、ずい分前から、老人性の難聴だ、と指摘を受けていました。難聴が厄介なのは、ずいぶんと静かだな、と自分自身は感じているだけで、自覚がしにくい点です。目がかすむ、という状態とは明らかに違います。

今朝もSunと朝食を取りながら、雨の音が聞こえる、と改めて指摘されないと、気付きませんでした。それこそ、耳をダンボのようにして集音することで、雨音に気付くのです。

Nonちゃんと話していて、なんで小声で話すのかな、と疑問に思っていたのですが、受け手に問題がありました。今のところ仕事に支障は無いのですが、補聴器というものを試してみようと思い始めました。

ネットで調べています。まさか自分が補聴器を必要になるとは、考えもしませんでした。

年をとると感覚器官にカネがかかるのだ、と先輩たちから言われていたことを思い出します。本当にそのとおりでした。

あるロータリークラブの先輩会員から、会話が聞き取りにくくなって、例会や懇親会に参加してもつまらない、と以前教えてもらったことがあります。その方は、もう所属クラブを退会されましたが、そのことも大きな原因の一つだったに違いありません。

なんにしても、付き合っていくしか手はないので、補助器具を上手に利用して、生活するしかなさそうです。

トミー

■20220907(水曜日:雨)

9月4日に走り込んだ後、整理体操中に滴り落ちた汗です。早朝から蒸し暑いのです。

■今朝は、ゆっくりと休みました。昨夜も蒸し暑い夜で、しかも、いつ雨が降り出すか分からない状態では、窓を開け放つわけにもいきません。結局、空調に頼るしかありません。

もう20年近く前でしょうか、家族で初めて出掛けたクラブメッドが、
クラブメッド・チェラティンビーチ・マレーシアでした。ホームページによれば、以下のとおりです。

大自然と共存する ”エコ・ネイチャーリゾート”。

広大な自然に囲まれ、都会の喧騒から隔絶されたクラブメッド・チェラティンビーチ。

雄大な南シナ海に面したマレーシアの東海岸に位置するビーチリゾートは、その周辺を80ヘクタールにおよぶジャングル(東京ドーム約17個分)に囲まれ、目の前には4kmにわたる白砂のビーチが続き、森と海の二つの異なる顔を一度に楽しめます。

来た人だけが味わえる心からのリラックスタイム。日常を忘れて贅沢なリゾートステイを満喫してください。

クワンタン国際空港からバスで50分程かかりました。この地を初めて訪れた時の第一印象が、今まで経験したことのない、むっとする強烈な蒸し暑さでした。

あの時の感覚は、容易に忘れることのできないものです。施設に到着してしまえば、周囲の自然の美しさに、そんな事は忘れてしまうのですが、この蒸し暑い日本でも、なかなか経験できない気候です。

最近のクラブメッドの様子は知らないのですが、あの頃のクラブメッドは、本当に驚きと活気に満ちていました。プールに入っていると、村長さんが回ってきて、お客さんたちに気軽に声をかけて回っていました。

ナイトショーでは、GOと呼ばれるスタッフが繰り広げる歌や踊り、そして曲芸などで飽きることがありませんでした。特にGOの一人、トミーの舞台は、今でも思い出すことができるほどです。いかにもIBMのセールスマンといった衣装での、一人芝居の楽しさは、抱腹絶倒の一時でした。

あれから何度も各地のクラブメッドを訪れましたが、あれだけのショーを見ることはありませんでした。いまトミーは、どうしているのでしょうか。

愛すること

■20220905(月曜日:晴れ)

ふじのくに田子の浦みなと公園です。TakuとMasatoと三人で楽しいひと時を過ごしました。

■昨日、今日と青空が広がっています。梅雨が戻ってきたような、あのジメジメした雨の日々は、一旦中止になっています。しかし、台風11号は今日からまた、九州地方に大雨をもたらしそうです。

昨日は暑い一日でした。日差しのもとでは、長い時間留まるのは危険を感じるほどの蒸し暑さでした。昨日は、早朝に12キロ弱走りました。その後二人分の朝食を作り、午前中は元気もあったのですが、その後はさすがに疲れが出ました。

改築で風通しの良くなった自分の部屋の床の上で、涼んでいる時間がほとんどでした。

■そして昨日は久しぶりに、韓流ドラマ「不屈の嫁」を見直しました。シン・エラさん主演のホーム・ドラマです。ネットによれば、

300年も続く本家を舞台に、必死に家を守ってきた女性たちにスポットを当てた作品。韓国の伝統的な生活様式や風習が丁寧に描かれていることも、見どころの一つ。

伝統と現代社会のはざまでたくましく生きる彼女たちの姿は、見る人に元気を与えてくれる。

家族とは何か…、本当の幸せとは何か…、を考えさせられる、ハートウォーミング・ストーリーに仕上がっている。

2011年に放送スタートとありますから、日本では翌年の2012年からの放送開始でしょうか。

見る度に「愛すること」に付いて、考えさせられます。ただ子孫を残すだけなら、愛など必要ありません。愛があるから、喜びも悲しみも、引き受けなければならなくなり、そして芸術が生まれたのでしょう。

それにしても人類は、厄介なものを抱え込んでしまったものです。

孤独で不安

■20220903(金曜日:晴れ)

ふじのくに田子の浦みなと公園です。TakuとMasatoと三人で楽しいひと時を過ごしました。

■今朝は珍しく、青空の朝です。台風11号の影響で、毎日雨でした。こちらでは、曇り空と思っていると、突然激しい雨に見舞われる、という毎日。せいせいとした青空は、久しぶりです。

それでも、これでスッキリしたわけではなくて、まだまだ雨に見舞われそうです。昨日は浜松で洪水が発生し、西部眼科医会長から被害の状況を連絡してほしい、という知らせが流れました。

台風に地震、そして津波と、日本は本当に災害列島です。

■映画「七人の侍」を、先日見直しました。何度観ても飽きることがありません。今のように、情報を容易に手に入れることができなかった時代には、齢を重ね経験を積んできた長老というものが、とても貴重であり、共同体で尊重されてきたことが、よく分かります。

野武士から村を守るために、用心棒としての侍たちを、村に招き入れることに不安を感じる村民に対して、「首が落ちようとしているのに、ヒゲの心配をして、どうするだ!」と一括する場面は、とても印象的です。

共同体が直面する重大な局面で、長老たちが、きっとこのように活躍したに違いありません。

共同体自体が消失した現代では、長老たちが活躍する場面は、残念ながら、あまりありません。東京五輪の開催に際して、裏で差配し税金をピンはねした長老たちの活躍が、やっとマスコミで報じられ始めた程度です。

「大衆の反逆」ではありませんが、私達は自由で独立した存在だ、と持ち上げられても、同時に孤独で不安な存在であることも、避けられない現実なのです。

ゴルバチョフ死去

■20220901(木曜日:雨)

ふじのくに田子の浦みなと公園です。TakuとMasatoと三人で楽しいひと時を過ごしました。

■いよいよ今日から9月です。あと残すところ5ヶ月。昨夜から激しい雨が降り続いています。また川が氾濫しやしないかと、ヒヤヒヤものです。

今朝は資源ごみの日ですので、激しく降る雨の間隙を縫って、大して濡れることなく運ぶことができました。ペットボトル、缶、そして瓶ですので手一杯で傘を持つことができません。

集積場まで玄関から歩いて1分なのは、本当に助かります。

■さてゴルバチョフ氏が、亡くなりました。ネットによれば、

西側諸国との冷戦を終わらせたソ連最後の指導者、ミハイル・ゴルバチョフ元大統領が30日、病気のためモスクワで死去した。91歳。タス通信が伝えた。

1980年代半ばに疲弊していた体制を立て直す「ペレストロイカ」政策に取り組んだが、結果としてソ連崩壊を招き、国内では批判にさらされた。一方でノーベル平和賞を受賞するなど外国では高く評価されて、皮肉な半生を送った政治家だった。

国内外での評価の格差は、日本では想像すらできません。エリツィン・ロシア共和国大統領のもとで、ロシア経済は破綻します。そして国家の資産の殆どを数名が独占するという、地獄のような社会が現出したのです。

アル中が蔓延し、平均寿命は、あっという間に低下して行きました。多くのロシア人にとって、文字通り夢も希望もない社会となりました。アメリカの言われるままに、社会制度を変えたのが原因です。

その時代を経験した世代は、そんな社会を見事に変革したプーチン大統領を、熱烈に支持するわけです。

やはり歴史を知らないと、現実を理解することが、とても難しくなるのです。

逆転

■20220830(火曜日:曇)

2014ハワイ島のヒルトン・ワイコロア・ビレッジです。

■今朝はゆっくりと休みました。先週末からYukoさんの家族が、みなさんでこちらに来てくれました。Masatoと過ごす時間だったのですが、元気いっぱいなのです。少しも、じっとしていません。

あれでは太る暇がない、と納得してしまいます。つまり親の立場になると、少しも目が話せない、というわけです。父としてTakuは大変です。実際、Takuも太る暇がなさそうです。

父子揃って余分な贅肉は、一グラムも無い、という体型です。仕事を終えて家に帰ると、一時もじっとしていない息子が待っているのでは、Takuは休む暇がありません。面倒見がよく、子育てが好きなTakuでなければできないことです。

同じ年齢の頃には、あれほど子どもと関わっていなかった自分としては、ただただ感心するばかりです。本当に、すごいことです。相手が我が子といっても、誰にでもできることではないのです。健康にだけは、注意して欲しいと願うばかりでした。

■さて、いつもの知恵袋、田中宇さんの最新分析記事が届きました。無料版ですので、どなたでも読むことができます。

★  ユーラシアの逆転と日韓米軍の撤退
田中宇の国際ニュース解説 無料版 2022年8月29日

これまでの分析記事を読まれていなかった人にとっては、にわかには信じられない内容です。失脚寸前にあると日本のマスコミで喧伝される、ロシアのプーチン大統領が、これほど大きな構想力を持って行動しているとは、日本の一般大衆には理解できません。

NHKを始め、日本のマスコミが、なぜ頓珍漢な分析ばかりを流そうとするのか。永遠に同じことが繰り返されるのか、あるいはいずれ転向するのか。日本の未来に大きく関わる問題です。

危機一髪

■20220826(金曜日:曇)

8年前にTakuと三人で出掛けたハワイの旅です。成田空港から出発しました。

■昨日はロータリークラブの納涼例会。みしまプラザホテルでの開催でした。電車で三島駅まで行き、そこから歩きました。三島北口には、多くの若者が行き交っていて驚きました。沼津とは様子がぜんぜん違うからです。

新幹線が泊まる三島駅周辺には、大学が集まっています。若者の姿が多くなるのは、理の当然です。沼津駅も高架化事業が、ようやくスタートラインに立ちましたが、出来上がるのは20年後?では、その時には「そして誰もいなくなった」という小説の題名そのものの様子になりそうです。

地域独自の産業を起こすことに力を注がないと未来はありません。地域にある企業と教育機関。沼津には今でも素晴らしいインフラがあるのですが、有効に活用されているように、少しも見えません。

箱物ばかりに未来を託しているように見えます。人口が減り続ける未来を考えれば、沼津の将来は暮らそうです。

■昨夜は帰りも三島駅、沼津駅、原駅と鉄道を利用しました。そしてタクシーが一台も駅前になく、歩いて帰りました。電話回線が繋がらずにラインも使用できませんでした。

帰ってきてお風呂に入り、さて寝る段になって、稲光が始まったのです。そのうち寝入ってしまいましたので、激しい雷雨は知らずに終わりましたが、今朝生ゴミを所定の位置に置くために玄関を出ると、昨夜の様子が偲ばれました。

かなり降ったようです。そういう意味では、傘を持たずに出掛けた自分は、危機一髪でした。

移ろい

■20220824(水曜日:曇)

2015年に二人で出掛けた沖縄県竹富島の様子です。民族衣装を着た地元の方です。綺麗ですね。

■今朝は走らずに、ゆっくりと休みました。昨日も昼間は暑く、冷房が欠かせません。処暑を過ぎて、朝夕の暑さは少し楽になったような気もしますが、まだまだです。

そんな時に思い出すのは、この歌です。


秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる

(読み方:あききぬと めにはさやかに みえねども かぜのおとにぞ おどろかれぬる)

●作者と出典

この歌の作者は「藤原敏行(ふじわら の としゆき)」です。

平安時代前期の歌人で、三十六歌仙の一人にも称されています。宇多天皇時代の宮廷歌人で、能書家としても活躍しました。

出典は、平安時代前期の勅撰和歌集『古今和歌集』です。四季の歌を春夏秋冬の順にあわせて収録しており、この歌は秋の部の巻頭歌に選ばれています。

歌人として優れた才能を持つ敏行は、本歌を含め18首もの歌が入集しています。

●現代語訳と意味(解釈)

この歌を現代語訳すると・・・

「秋が来たと、目にははっきりとは見えないけれど、爽やかな風の音で(秋の訪れに)はっと気付かされたことです。」

という意味になります。

特に難解な技巧が使われることなく、作者の心情を率直に表現したシンプルな歌です。しかしながら、ふと気付いた秋の訪れを描くにあたり、視覚と聴覚の対比を利用したところに作者最大の工夫があるといえるでしょう。

五感を研ぎ澄まさないと、自然の移ろいを取り逃がしてしまいます。移ろうことこそ、人生の真実ですね。

■ここまで書き上げたところ、いつもの知恵袋、田中宇さんの解説記事が配信されてきました。無料版ですので、どなたも読むことができます。

★  田中宇の国際ニュース解説 無料版 2022年8月23日
潰されていくドイツ

この分析を読むと、テレビや大手の新聞を読んでいるだけだと、いかに現実から離れてしまっているかが、よく分かります。軽信者という意味が、実感できる状況です。

友人たちと話をしていて驚くのは、プーチンが諸悪の根源で、何をしでかすか分からない精神異常だ、と言わんばかりなのです。本当に驚くしかありません。

プーチンほど冷静で、事実を語っている指導者はいないのですが、善悪の倒錯がまかり通っているのです。本当に、世の中どうかしています。

七転び八起き

■20220822(月曜日:晴れ)

2015年に二人で出掛けた沖縄県竹富島の様子です。牛車のセンターです。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、起き出すことができませんでした。昨日は月例の競技委員を務め、夜はNonちゃんとTomo君が準備してくれた誕生日パーティーで、楽しいひと時を過ごしました。イタリアン・レストランで、美味しいワインと料理と、そして生演奏まで揃っていました。みんなNonちゃんが手配してくれたようです。

生花とワインのプレゼントまでもらい、みんなの笑顔に囲まれて、最高の誕生日でした。ということで、今朝は起き出すには楽しい時間を過ごしすぎました。

ウトロウトロ、夢見心地で起き出すまでの時間を過ごしました。明日の朝、走ればよいでしょう。

Nonちゃんたちは、常日頃ウォーキングをしているようで、歩いて帰るというのですが、外は雨が降り始めていました。結局タクシーで沼津駅まで送ってもらい、Nonちゃんたちは、そのままタクシーで、こちらは原駅まで電車で行って、そこからタクシーで帰宅しました。

■本当に楽しいひと時でした。生きていれば、色々なことが立ちはだかります。真摯に生きていても、トラブルに巻き込まれることもあります。致し方ありません。

みんなで力を合わせて、立ち向かうしか無いのです。一人で立ち向かうのは、苦しいし難しい。家族や友人や、支えてくれる存在が重要です。そして、再び立ち上がればよいのです。

転ばない人生などありえない。何度でも立ち上がればよいのです。まさに、人生七転び八起きです。

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