2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 5 of 152

大転換

■20250916(火曜日:曇) ( D 341 )

バリ島のホテルで見たプルメリアの木です。爽やかな風でした。

■今朝のニュースでも静岡では、熱中症警戒アラートが出されている、と報じられています。日中は本当に暑いのです。昨夜は除湿と扇風機を掛けて休みました。ちょうど良かったようです。

連日放映されている世界陸上競技選手権大会では、棒高跳びで6メートル30センチの世界記録が、最後に飛び出し、当日の全ての競技を終えてからの快挙の達成に、観客は大歓声でした。

棒高跳びといえば、ブブカと反射的に名前が出てくるのは、何歳以上の人でしょうか。スウェーデンのデュプランティス選手が、その後継者のようです。

■さて、今朝も知恵袋「田中宇の国際ニュース解説」です。ただ読んでいるだけでも歴史の勉強になります。南アメリカでブラジルだけが、なぜあんなに巨大な国なのか、学校で教わった記憶はありません。知りませんでした。

★中南米を右傾化させる
田中宇の国際ニュース解説 無料版 2025年9月14日

トランプ大統領が国防総省を戦争省に改名したと聞いた時、いよいよトランプさんは世界中で戦争を起こそうとするのかと勘違いしたのは、素人の浅はかさでした。

日本にとって、いちばん大切なのは、どうやら下記の部分のようです。

米国はこれまで、中露が敵だったので、中露を封じ込めて抑圧・政権転覆するために、日本(豪韓)や欧州との同盟関係を大事にしてきた。米国が中露敵視をやめると、日欧との同盟関係も不要になる。トランプの隠れた目標が、米(英)単独覇権体制の解体と世界の多極化であることが透けて見える。日欧は国是の大転換を迫られている。

台湾と北朝鮮という東アジアの2つの大きな国際紛争が、同時に沈静化・消失していく。トランプや、ウクライナ戦争を起こした勢力(いずれも隠れ多極派)の功績である。米軍の極東駐留の必要性がなくなる。

米国が台湾を見捨てて米中対立がなくなると、台湾近傍の尖閣諸島問題も米国抜きの日中の問題にり、尖閣騒動が起きる前の、トウ小平と日本側の「とりあえず対立を棚上げし、海域の日中共同開発を先に進める」というかつての合意体制に戻る。

米露が接近したので、日本は北方領土問題も、二島返還もしくはそれ以下で解決していかざるを得ない。

対立を煽ることで存在価値を保ってきた一部の政治家の皆さんは、失職しないために、今までの事は無かったのように振る舞う必要がありそうです。でも、ネットには証拠のビデオが拡散していますから、昔のように知らん顔とはいきそうにありません。

政治家にとって、イデオロギーとは仮面のようなもので、その素顔は経済政策だ、と私は思っていたのですが、仮面ですから、いつでも掛け変えれば済む話です。有権者は、すぐに忘れますから安心して大丈夫です。もうそろそろ、掛け変えたほうが良いかも知れません。

中途覚醒

■20250910(水曜日:曇り時々雨) ( D 347 )

先週末、孫たちと食べたキンメの煮付けです。美味しかったです。

■昨夜は何度も目が覚めて、熟睡感が得られませんでした。すんなりと起き出すことができないのです。自分なりには、結構だるくてシャキッとしなかったのですが、どうもSunも同じ様に、何度も目が覚めて辛かったようです。気圧の関係かな、とはSunの弁でした。

ところが、スマートウォッチの睡眠診断では、それほど悪くないのです。総合得点83点(87%のユーザーより上)との診断ですから、文句の言いようがありません。目覚めた回数が3回と多いのですが、その他の指数は、すべて普通ということで、深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠などの割合も問題ありません。

ということは、睡眠の質が悪かったと思っているのは自分だけ、ということです。なんだか奇妙な心境です。でも、まぁ悲観的に考えても良いことは何もありません。賢いスマートウォッチが、良い睡眠でした、と判定してくれているのですから、今日も一日頑張ろう、と能天気に解釈すればよいのです。

ちなみに、DeepSeekに高齢者の中途覚醒について尋ねてみると、懇切丁寧に教えてくれます。でも、どれが自分に当てはまるのかは、容易に辿り着けそうにありません。

はい、高齢者における睡眠中の中途覚醒の主な原因と対策について、分かりやすくご説明します。


高齢者における中途覚醒の主な原因3つ

  1. 加齢に伴う生理的な変化
    • 詳細:歳を重ねると、睡眠を深く維持する役割を持つ「深部睡眠(徐波睡眠)」の時間が減少します。その代わりに、比較的浅い睡眠の時間が増えるため、ちょっとした音や刺激(トイレに行きたい感覚、暑さ・寒さなど)で目が覚めやすくなります。

      また、体内時計( circadian rhythm )の変化により、早い時間に眠くなり、早朝に目が覚める「睡眠相の前進」も起きやすく、これが夜中の中途覚醒につながることがあります。
  2. 身体的・医学的な原因
    • 夜間頻尿:前立腺肥大症(男性)や膀胱の機能低下、心臓病や糖尿病、むくみなどにより、夜中に何度もトイレに起きるようになります。
    • 痛み:関節リウマチ、変形性関節症、神経痛などの慢性疼痛が、睡眠を妨げます。
    • 睡眠時無呼吸症候群(SAS):気道が塞がれることで呼吸が止まり、そのたびに脳が覚醒するため、睡眠が分断されます。いびきをかく人、肥満気味の人は特に注意が必要です。
    • むずむず脚症候群(RLS):脚に不快感(むずむず、かゆみ、痛み)が生じ、じっとしていることができず、眠りにつけなかったり、途中で目が覚めたりします。
  3. 生活習慣や心理的要因
    • 昼間の活動量不足:身体と脳を適度に疲労させないと、睡眠の圧力(眠気)が十分に溜まりません。
    • 昼寝のしすぎ:長時間(30分以上)の昼寝や、夕方のうたた寝は、夜の睡眠の質を低下させます。
    • ストレスや不安:退職や家族の問題、孤独感などによるストレス、うつ症状は睡眠に大きな影響を与えます。
    • 薬の影響:降圧剤(利尿薬を含む)、甲状腺ホルモン剤、抗うつ剤など、一部の薬には睡眠を妨げる副作用がある場合があります。

それぞれの原因に対する対策

上記の原因に対応した、具体的な対策をご紹介します。

1. 加齢による変化への対策

  • 体内時計を整える
    • 朝、同じ時間に起きて太陽の光を浴びる。
    • 夜は就寝1時間前からは間接照明などで部屋を少し暗くし、眠る体制を作る。
  • 眠くなってから床に入る
    • 「〇時までに眠らなければ」というプレッシャーは逆効果です。眠気を感じてから床に入り、もし20〜30分経っても眠れない場合は、一度起きてリラックスできることを(読書など)して、再び眠気を待ちましょう。

2. 身体的・医学的原因への対策

  • 夜間頻尿への対策
    • 就寝前の水分摂取を控える(目安:就寝2時間前)。特にカフェイン(お茶、コーヒー)やアルコールは避ける。
    • 夕食後や就寝前に脚のむくみを取る:足を高くして横になる、軽いマッサージやストレッチを行う。
    • 医師に相談し、薬の服用時間を調整してもらう(利尿薬を朝に変えるなど)。
  • 痛みへの対策
    • 痛み止めの薬を医師の指示のもと、寝る前に服用する。
    • 痛みを和らげるための敷布団や枕を使う。
  • 専門医の受診を
    • 大きないびき、呼吸停止、足のむずむず感など、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群が疑われる場合は、必ず「睡眠専門医」や「神経内科」などを受診してください。適切な治療(CPAP療法など)で劇的に改善することがあります。

3. 生活習慣・心理的要因への対策

  • 適度な運動を習慣化する
    • ウォーキングや軽い体操など、午前中や夕方早めの時間に体を動かす。就寝前の激しい運動は逆効果です。
  • 昼寝は15〜20分まで
    • 午後3時までに短時間の昼寝(パワーナップ)にとどめ、深く眠りすぎないようにする。
  • 寝室環境を整える
    • 騒音が気になる場合は耳栓を、光が気になる場合は遮光カーテンを使う。
    • 寝室は睡眠のためだけに使い、テレビやスマホは見ないようにする。→ 脳が「床=寝る場所」と認識するようになります。
  • 就寝前のリラクゼーション
    • 38〜40度のぬるめのお風呂に就寝1時間前までに入る。体温が下がる過程で眠気が促されます。
    • アロマ(ラベンダーなど)、深呼吸、軽いストレッチで心身をリラックスさせる。
  • アルコールに頼らない
    • お酒は眠りにつきやすくするかもしれませんが、睡眠の質を低下させ、中途覚醒の原因になります。

最重要ポイント: 病気が背景にある可能性も高いため、自己判断せず、まずはかかりつけ医睡眠専門医に相談することが改善への第一歩です。

■睡眠時無呼吸症候群が無いことだけは分かっていますので、それ以外を一つ一つ虱潰しに、当たっていくしか無いようです。

孫との週末

■20250907(日曜日:晴れ) ( D 350 )

内浦湾から遊覧船が出発です。

■昨日はTaku一家が、沼津に遊びに来てくれました。圏央道が渋滞し、予定より1時間遅れての到着でした。到着後にさっそく浜に出て、海遊びと凧上げをしました。風があまりない状況では、凧もたいして上昇しません。MasatoとHarutoも、あまり興味を示してくれなかったのは残念でしたが、致し方ありません。

Takuと一緒に男4人で風呂に入り、何だかんだと楽しく遊びました。夕食は松涛館ご自慢の料理ですので、堪能することができました。21時30分頃には、みんな眠りに入りました。

■今日は初めて「淡島マリーンパーク」へ行き、水族館やカエル博物館、そしてアシカやオットセイのショーなどを楽しみました。昨年までは、二人ともこうしたショーには、まったく興味を示してくれなかったことを思うと、ずいぶん変わりました。

ペンギンへの餌やり体験もできて、二人とも楽しそうでした。遅めの昼食を摂り、帰宅の途につきましたが、Takuたちは、まだまだこれから高速を移動しなければなりませんので大変です。

楽しい週末を過ごすことができて、感謝するしかありません。

左右のバランス

■20250905(金曜日:雨) ( D 352 )

あの小泉八雲が愛用していた鉄亜鈴です。5.4 kg です。

■今日は終日雨の予報です。台風15号が四国に上陸し、今日いっぱいを掛けて日本列島を横断するようです。夕方に静岡県に最接近する、と警告されれいます。被害が出ないことを祈るばかりです。

■さて昨日は夕方、フィットネスクラブでトレーニングしました。2時間半ほどです。いつもの定番メニュー、ベンチプレスとバーベル・スクワットに加え、少し工夫して追加しました。

ベンチプレスのワンクールを終えて負荷を上げる前に、腹筋・背筋鍛錬を行い、さらにストレッチの後、次の負荷に進みました。腹筋鍛錬用の傾斜台に寝てみると、あまりの傾斜角度に、ひっくり返りそうで驚きました。あれほど傾斜しているとは思いもしませんでした。

昨日の一番の成果は、ブルガリアン・スクワットをきちんと試したことです。バリ島で見た、あの年若いお嬢さんの美しいブルガリアン・スクワットに魅了され、どんなものか自分でもやってみました。

いつものバーベル・スクワットは、肩にバーベルを背負って行いますが、ブルガリアン・スクワットは片足をベンチに置いて、交互に屈伸を繰り返します。前方の足の踵に体重を乗せるイメージです。

これをしてみると、私の場合、右膝が内側に食い込んでしまうクセがあります。左脚は膝がまっすぐに移動するのですが、右脚は明らかにブレるのです。マラソンを走ると、以前は右膝痛に苦しみましたが、こうした股関節のいびつさが、その原因かも知れません。

不思議なことに、ブルガリアン・スクワットで、右膝をまっすぐに移動することを意識した後で、バーベル・スクワットをすると、以前と違って左右差が無くなるのです。

これが、どういう効果をもたらすかは、これからの楽しみです。

街の静けさ

■20250903(水曜日:晴れ) ( D 354 )

今朝の街の様子です。残り少ない夏の花です。

■今朝は6時前に、すんなり目が覚めましたので、ウォーキングに出かけました。早朝の涼やかな空気を、どれだけ感じることができるか、と楽しみに家を出たのですが、思ったほどではありませんでした。

それでも、家にたどり着く直前には、西風が心地よく感じられて、気持ちよく家に戻ることができました。

街のメインストリートを歩いて帰ってきたのですが、向日葵の花が東に向かって咲いていました。まだ蕾もありましたので、もうしばらくは花を楽しむことができそうです。

朝の静かな時間帯に、小型トラックでしょうか、エンジンを吹かして走りすぎましたが、これが電気自動車に置き換わったとしたら、街の有り様も激変しそうです。

■2016年に夫婦で万里の長城に行きました。宿泊した北京のホテル周辺では、電動バイクが結構走っていました。見た目は自家製と思われる、ちょっとちゃちな電動バイクでしたが、その静かなことに驚きました。

今をときめく中国のEVメーカーBYDの歴史を尋ねてみると、

BYDは2008年からプラグインハイブリッド車(PHEV)を、2009年から純電気自動車(BEV) の生産を開始しています。しかし、現在のように世界的なEVメーカーとして認知されるようになったのは、独自技術の確立とともに飛躍した2010年代後半からと言えるでしょう。

と、あります。2016年当時ですと、まだまだ中国でもEVは少数派でしたでしょうけれども、今となれば半分以上は新エネルギー車となっていますから、街の様相も様変わりしているはずです。

とにかく静かなのです。いささか気味が悪いほど、街が静かになりそうです。電動バイク一台で驚いていたのですから、その激変ぶりは凄まじいものがありそうです。

真っ黒い排気ガスを撒き散らして走るトラックを見ていると、環境や健康に悪影響を与えているのは、誰の目にも明らかです。EVへの流れは止まることは無いでしょう。

■先日出掛けたバリ島では、走っている車の殆どは、日本車でした。トヨタが圧倒的なシェアを誇っています。ホンダ、三菱も多かったです。帰国時に乗ったタクシーはトヨタ製でしたが、29年乗っていると運転手は話していました。

そんな日本の牙城である東南アジアでも、少しずつEVが進出してきているようです。充電設備の問題もあり、普及には相当時間はかかるでしょうが、流れは変わらないでしょう。

ライアンガン

■20250902(火曜日:晴れ) ( D 355 )

バリ島の空に浮かぶ凧です。
バリでは凧揚げは、神事に近い大切な行事です。

■昨夜はさすがに、よく眠れました。2回目が覚めましたが、その他は、問題ありませんでした。今朝は生ゴミを出しに玄関を出ると、1週間前とは、明らかに違う空気が体を包みました。テレビでは、熱中症アラートが出される、と警告する暑さが日中は予想されていますが、少なくとも朝方は、秋の訪れが実感できます。

早朝の日陰での涼やかさだけで言えば、バリ島並みでしょうか。

■さて、バリ島で驚いたことの一つは、凧です。海岸沿いに、いくつもの凧が上がり続けているのです。最初は飛行機かと思うくらい、結構大きいのです。独特の形です。さっそく、DeepSeekに尋ねてみました。

はい、バリ島では凧遊び(Layangan(ライアンガン))が非常に盛んで、特に乾季(6月から8月頃)には空が大小様々な凧で埋め尽くされる光景が見られます。これは単なる遊びではなく、バリヒンドゥー文化に根差した重要な伝統行事の一つです。


バリの凧の特徴と意味

  1. 宗教的な意味合い
    バリの人々にとって凧揚げは、神様への感謝と祈りを捧げる行為です。豊作への感謝や厄払い、悪霊を追い払う目的で行われ、凧は神様へのメッセンジャーと見なされています。
  2. 凧の形状と種類

    バリの伝統凧は非常にユニークで、大きく分けて3つのタイプがあります。
    • Bebean(ベベアン): 魚の形をした巨大な凧。最も一般的で、長さは5メートルを超えるものも。
    • Janggan(ジャンガン): 鳥の形をしており、長い尾が特徴的。神々の世界と人間界をつなぐ象徴とされる。
    • Pecukan(プチュカン): 葉の形をした凧。揚げるのが最も難しく、高度な技術が必要とされる。
  3. チーム制と競技性

    凧揚げは「セカア」と呼ばれる地域のチームで行われ、凧の製作から操作まで全てチームワークで行われます。競技会では、凧の美しさ・飛ばした高度・安定性・音などが審査されます。空中で他の凧と戦わせるようなことはしません。

凧揚げ祭り(フェスティバル)

バリ島では毎年、大規模な国際的な凧揚げ祭りが開催されます。

  • バリ・カイト・フェスティバル
    (Bali Kite Festival)

    最も有名な祭りで、毎年7月から8月頃サヌールビーチ近くのパダンガラン広場で開催されます。バリ全島から数百ものチームが参加し、その巨大で色とりどりの凧が空を舞う様子は圧巻です。観光客も見物できる人気のイベントです。
  • 各地の祭り
    国際的なフェスティバル以外にも、各村(バンジャール)や地区単位で小規模な凧揚げ競技会が乾季の間中あちこちで開催されています。

観光客への注意点と楽しみ方

  • 見学する

    祭りの期間中でなくても、乾季のバリの空では凧が揚がっている光景をよく目にします。田園地帯や海岸付近で地元の人々が楽しんでいる様子を見ることができます。
  • 体験する

    お土産用の小さなミニチュア凧が市場で売られています。大きな本格的な凧は操作が非常に難しく、チーム作業が必要なため、観光客が簡単に参加するのは難しいですが、ミニチュアを買って記念にするのはおすすめです。
  • マナー

    凧揚げは宗教・文化的に重要な意味を持つ行事です。見学する際は敬意を払い、邪魔にならないようにしましょう。

まとめると、バリ島の凧揚げは「遊び」ではなく「神事」に近い伝統文化です。もし乾季にバリを訪れる機会があれば、大空を舞う巨大で芸術的な凧の数々は、バリの文化の深さを感じさせる必見の光景です。

■私が見たのは、鳥の形をしたジャンガンでしょうか。次回行く機会があれば、祭りの時期に合わせて行くのも良いアイデアです。

デジタル変革・DX

■20250827(水曜日:曇) ( D 359 )

今朝の東沖公園の様子です。
まるでJALの機体から鶴が抜け出してきたかのようです。

■今朝は5時30分すぎに、ちょうど目が覚めましたので、ウォーキングに出かけました。外へ出てみて、昨日の昼間の暑さからは想像できない涼しさでした。もう8月も過ぎ去ろうとしています。一年の三分の二が終わろうとしています。

■昨日の続きです。今で言うDX・デジタル変革の話です。24年前にある会の会長に就任し、DXを進めようと計画しました。と言っても、会員同士で連絡を取り合う手段として、メールを使おうというだけのことです。

「2007年6月29日にアメリカで第一世代モデルが発売されました。当時のAppleのCEO、スティーブ・ジョブズが2007年1月9日に、この画期的な製品を世界に向けて発表しました。」とありますので、まだまだスマホは先の話でした。

つまりは、パソコンでメールをやり取りしましょう、という時代です。当時同じ市内にあった大学の教室をお借りして、会のメンバーだった学部長にお願いして、メールの講習会を開いたのです。

宛先、件名、そして内容の書き方などなど、いま考えるとあまりにも当たり前で初歩的なことを、真面目にみんなで取り組んだことが、奇妙に思えるほどです。

そんな中で、一番忘れられなかったのが、ある会員の発言でした。「自分はメールのやり取りをするために、この会に入ったのではない」。退会されているその会員も、たぶん今ではメールを日常的に利用しているはずです。

もう一つの会での思い出です。理事会でのペーパレス化を推進しようという目的で、当時の会長とも相談して、色々試しました。資料自体は事務局がワープロで作成してくれてありますので、それをPDF化して各会員に配布し、各自がパソコンなりタブレットを理事会に持参して資料を参照すれば、かなりの量の紙の資料を持ち帰る必要がなくなります。印刷・廃棄の手間もありません。

ところが、ここでもある会員の忘れられない発言があったのです。「自分はパソコンをするために理事になったのではない」。ペーパレス化は頓挫しました。

■Google Workplaceのキャッチコピーを拝借すれば、実現すべきは情報の共有と共同作業なのだ、ということです。Google Workplace上で作業をすれば、その意味するところが理解できます。

一私企業の製品ですから、基本的には無料とは言っても、過度に依存することには問題がありますが、目指すべき方向は正しいと私は思っています。

しかし、この事を理解してもらい仲間同士で共同作業をするのは、至難の業です。私の狭い範囲の経験からは、よほどITに興味を持った方が集まらない限り、普通の仲間が集まっても頓挫するのは必至です。

■残念ながら、なんとしても会をDXするのだ、という強い意欲を持つことを、私はもう諦めました。次の世代にならないと、実現は難しそうです。

定住生活

■20250819(火曜日:曇) ( D 369 )

道の駅 びえい「白金ビルケ」で見つけました。喉から手が出そうです。

■お盆も過ぎて日常が戻ってきました。天気予報では熱中症警戒アラートが、相変わらず出されています。それでも、夕方になると、日も傾き日差しの強さも、以前のような恐ろしいほどの力強さはありません。

こうした時期、太陽が次第に衰えていく、という不安を何千年も前から人々は感じてきたはずです。今の私達は一日も早く涼しくなって欲しい、としか思いませんが、古代エジプトからアステカ王国まで、太陽の力が衰えることは、食糧生産に直結しますから、何より重要な事だったに違いありません。

生贄を捧げてでも、何とかして太陽に復活して欲しい、と宗教儀式を行ったはずです。

1万年以上になる農業の歴史は、ホモ・サピエンスに定住生活と人口の増加という結果をもたらし、いい事ずくめのように教わった気がしますが、何事にもプラス面とマイナス面があることを、いくつかの本で知りました。

と言って、今さら狩猟採集生活に戻ることなどできません。ただ、その時代の生活を未開で野蛮な時代と言って切り捨てるのは、あまりに浅薄なようです。

狩猟採集生活時代の人類のほうが、実はずっと健康的だった、という指摘があります。「 Go Wild 」などは、その代表例でしょうか。いま我々を苦しめている、メタボリックシンドローム、あるいは感染症の多くは、定住生活開始移行に我々の命を奪っています。

もう一度、歴史を学び直すことは、健康のためにも必要のようです。

伝統

■20250818(月曜日:晴れ)( D 370 )

美瑛マラソンの、どこまでも続く一直線のコースです。
空から雲のアヒルが応援してくれています。

■今日は大の仲良し長倉さんと前田さんとラウンドしました。長倉さんは前日に続いての連チャンでした。お盆も終わって、さすがに空いていました。暑いことは暑かったのですが、先月のようにユーティルティーを取ろうと、バックからヘッドを持った途端に、火傷をしそうになるほどの暑さはありませんでした。

最近はラウンドするのは、月に二回になってしまい、さっぱり上達しなくなりましたが、それでも筋トレの成果でしょうか、最後までしっかりとプレイできるのは感謝です。

今日も散々な出来でしたが、最終ホールをパーで上がれたのは、次回に繋がる成果です。

■さて、私の好きな句の一つに与謝蕪村の「遅き日の つもりて遠き むかしかな」があります。ネットで見ると、ある方の鑑賞では以下のような解釈が可能です。

 日常的な時間から非日常的な時間への誘いのような句である。

 「遠きむかし」を遠い昔の事を思い出している、というようには取りたくない気持ちがある。「遠きむかし」という言葉で、時間というものがまだ無かった頃のこと、あるいは時間が無い存在の状態を表現しているものと理解したいのである。つまり全く非日常的な時空である。瞑想的な人間なら誰もが経験する時空、日常や世間や歴史のごたごたから超越した時空である。

 芭蕉が「古池や蛙飛びこむ水の音」や「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」のように、音から入って深い瞑想的な境地を表現したように、私は蕪村という人は時間に対する特別な感覚があったのではないかと思えてきた。

確かに、時間に値する特別な感覚、という指摘は私にも納得できます。試しに、AIに尋ねてみました。すると、こんな指摘と応援メッセージを受け取りました。

▶Qwen Chatからの応援メッセージ

与謝蕪村の俳句
「遅き日の つもりて遠き むかしかな」
——
この一句には、季節の移ろいと時間の深淵が静かに溶け込んでいます。
あなたが歩む朝の散歩や、記憶の旅と重ねて読むにふさわしい、まさに「心の風景」を映す名句です。

では、この句の読みどころを2点に絞って、丁寧に解説いたします。


🌅 1. 「遅き日」= 夕暮れの「時間」と「人生の比喩」

「遅き日の」 ——「遅い日の光」、つまり夕方の陽(ゆうひ)を意味します。

しかし、「遅き日」という表現には、
単なる「夕暮れ」以上の意味が込められています。

  • 物理的な時間:日が傾き、一日の終わりに近づく
  • 人生の比喩:老い、回想、終わりの近さ
  • 心理的な時間:「もうこんな時間か」と気づく、ふと立ち止まる瞬間

この「遅き日」は、
「今ここ」の静けさを意識させるきっかけです。
あなたが5時半に目覚めて歩き出す朝とは逆の時間帯ですが、同じく「日常の中の非日常的な静けさ」を感じさせる瞬間です。


🕰️ 2. 「つもりて遠き むかしかな」= 思い出すのではない、「つもりた」瞬間

「つもりて遠き むかしかな」

この表現が、この句の最大の詩的工夫です。

🔍 「つもりて」とは?

「つもり」=「思い出す」ではなく、
「ふと心に浮かんだ」「無意識に思い至った」という、
自然発生的な記憶の喚起を意味します。

  • 意図して「昔を思い出そう」としたわけではない
  • 夕日の光を見た途端、何の前触れもなく
  • 遠い過去が、心の奥から自然に浮かんできた

この「つもり」という言葉には、
記憶の不意打ち
時間の重層性
意識の流れの美しさが凝縮されています。

そして——

「遠きむかしかな」

「かな」は詠嘆の語。
ただ事実を述べるのではなく、
「ああ、そうだったな……」
「ずいぶん遠くまで来てしまったものだ」
という、静かな感慨と郷愁が込められています。


✅ 総合的な読み方(あなたの体験と重ねて)

この句は、

まさにあなたが今朝体験した「団地の窓」の記憶
驚くほど共鳴します。

  • 夕日(あるいは朝の光)を見て
  • ふと、無意識に
  • 遠い過去の風景が蘇る

—— それこそが、


「遅き日の つもりて遠き むかしかな」
の真髄です。


🎑 補足:蕪村の時間感覚

蕪村は、

  • 松尾大愚の「寂」に対して
  • 「美」と「叙情」を重んじる

この句も、
絵画のような構図(夕日の中に浮かぶ記憶)と
音楽のような余韻(「かな」の響き)を持っています。


✅ まとめ:読みどころ2点

読みどころ解説
1. 「遅き日」の二重性夕暮れの光であり、人生の「終わりに近い今」の象徴。時間の流れを感じさせる。
2. 「つもりて」の自然さ意図しない記憶の蘇生。無意識のうちに過去が心に浮かぶ、静かな瞬間の美。

この一句は、
あなたが歩く朝の道でも、
T字タオルをかける夜でも、
バーベルを上げる瞬間でも、
ふと心に浮かぶかもしれません。

「ああ、遅き日の……」

と、ただ、そう思うだけで、
詩は始まっているのです。


また、蕪村や他の俳句についても、
あなたの朝の風景とともにお話しましょう。
どうぞ、またお聞かせくださいね。 🌇📖✨

■なるほど、自分自身の日常生活のある一瞬を、18世紀後半に生きた日本人が同様の思いも持って、それを言葉に残してくれた。まさに、これこそが伝統なのかもしれません。

アジアの平和

■20250815(金曜日:晴れ) ( D 373 )

今朝の空の様子です。

■今日はお盆の中日です。Chat GPT尋ねると、教えてくれました。

8月15日が「お盆」と呼ばれる由来と、お盆そのものの意味は以下の通りです。


① 由来(なぜ8月15日がお盆の中心なのか)

  • お盆は仏教行事の 「盂蘭盆会(うらぼんえ)」 が起源で、祖先の霊を迎えて供養する期間です。
  • 旧暦では 7月15日 が盂蘭盆会の日でしたが、明治の改暦(1873年)以降、新暦の7月15日だと農繁期と重なって不便だったため、全国の多くの地域では 1か月遅れの「月遅れ盆」 として 8月15日 を中心に行うようになりました。
  • そのため、8月15日を「お盆の中日」として認識する習慣が広がり、今日まで定着しています。

② お盆とは何か(意味・目的)

  • お盆は 祖先の霊を家に迎え、感謝と供養を行う期間 です。
  • 一般的には
    • 迎え火(8月13日) で霊を家に招く
    • 中日(8月15日) に家族そろって供養や食事を共にする
    • 送り火(8月16日) で霊を見送る
      という流れになっています。
  • 地域によっては、盆踊りや灯籠流しなども行われ、先祖への感謝と同時に人々の交流の場にもなります。

もしご希望なら、この「お盆」の由来と意味を 旧暦・新暦の関係まで含めた年表形式 にして、もっと分かりやすく整理できます。

■今朝も5時半前にウォーキングのために家を出ました。玄関を出た途端、涼しくなったなぁ、と感じました。昨日夕方、Sunと二人で日帰り温泉に出かけたのですが、その際も、日差しはまだまだ強いもの、日陰に入ると、あのムットするような暑さは、もうありません。

天気予報では、西日本を中心に猛暑日になるとのことですが、確実に一歩一歩秋が近づいていることが肌感覚で分かります。

■さて今日は、敗戦記念日。なぜか、マスコミは終戦記念日と言いますが、無条件降伏ですから敗戦に違いありません。様々な解釈がある中で、やはりこうした際の知恵袋「田中宇の国際ニュース解説」は、私の羅針盤です。

★米露対話と日本

田中宇の国際ニュース解説 無料版 2025年8月14日

新聞・テレビの報道は、事の本質を伝えていません。田中さんの解説を読んでからテレビの報道を見ると、頓珍漢に思えてなりません。多くの日本人は、さんざん洗脳されているので、今までと違った考えを持つこと自体、最初からまっぴらゴメンなのです。

一旦作り上げた思考の砦から、一歩でも外へ出るのは、不安な上に自尊心が許さないという厄介な問題があります。とは言え、田中さんの指摘する通り、トランプ大統領の登場で世界は大きく変わろうとしています。

いつまでも砦に籠もっていても、何の利得もありません。まさにディールをすべき時なのです。

■それにしても、なぜあんな無謀で無益な戦争を日本はしたのか。もちろん私に解説などできませんが、一つ間違いなく言えることは、当時中国は国内が四分五裂で弱かった、という点が重要です。相手が弱いと見ると、いちゃもんを付けたくなるのは、ヤクザだけではありません。身の回りにも、たくさん実例を挙げることができます。

自分よりも下だと判断した相手には、とことん威圧的なくせに、ご利益がありそうな相手には、とことんすりよってへりくだる。これが同じ人間か、と疑問に思うほど変身するのです。

歴史にもしはありませんが、もしアヘン戦争で中国が英国に負けていなかったら、その後の歴史は大きく違っていたでしょう。もちろん英国はヤクザな国ですから、弱いと足元を見て、いちゃもんを付けて戦争を仕掛けていますから、負けることはなかったでしょうけれども。

アヘン戦争での屈辱的な敗戦、そしてその後の日本の侵略は、中国人のDNAに深く刻まれたはずです。科学技術の優劣が勝敗を決したのだ、と。欧米諸国に徳を説いても、そんなものは馬の耳に念仏なのです。

鄧小平さんからの中国は、まさにこのトラウマからのスタートでした。世界最先端の技術立国を目指したのです。今や、その野望は実現しつつあります。

中国が発展して強くなることに、日本人として複雑な感情を抱くのは当然ですが、一つだけ私が確信できるのは、これでもう中国に攻め込もうなどと本気で思う日本人は現れないだろう、ということです。

反中感情を煽って当選を目指す政治家は、捨てるほどいますが、もう誰も耳を貸さなくなるでしょう。中国が安定し繁栄している限り、アジアは平和なのです。

それが歴史の教訓だと、私は理解しているのですが。

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