2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 83 of 152

廃線

■20200803(月曜日:曇) Abolished stations

南大夕張(みなみおおゆうばり)駅跡です。

■今朝は走るつもりで、目覚まし時計を5時に合わせてあったのですが、起きることができませんでした。昨日の疲れが溜まっていたようです。

梅雨明けの強い日差しのもと一日ゴルフをしたために、さすがに疲れが溜まってしまったようです。何とか起き出して走ろうと何度も思ったのですが、どうしてもダメでした。まぁ無理をしても意味がありません。それで仕事に支障が出ては、本末転倒です。

まだ8月の3日ですから、梅雨も明けましたし、朝走るチャンスはいくらでもあるはずです。まずは疲れをとって体調を整えてから走ることが大事です。

■今朝の写真は昨年夏でかけた北海道旅行で撮影したものです。夕張を訪れ、幸せの黄色いハンカチ記念館に立ち寄りました。帰り掛けの道路沿いに、JR線の廃止された駅がいくつもありました。そのひとつ「南大夕張駅」の様子です。

夕張駅も、もちろんなくなっていました。夕張駅の駅舎は可愛らしいお土産屋さんでしょうか、喫茶店でしょうか、様変わりしていました。

北海道ではJR北海道の線路が次々と廃止になっています。人口の減少、そして鉄道利用率の低下と明治以来、長い時間をかけて整備してきた国民の財産である鉄道網が次々と放棄されています。もう二度と列車が走ることはないでしょう。

夕張の町は炭鉱の閉鎖とともに、正に見捨てられた街になってしまったのです。いま夕張に暮らしている人達は、どのような暮らしをしているのでしょうか。想像もできません。

しかし、その姿はいずれ私達の街にもやってくるはずです。

Abolished stations

I intended to run this morning and had my alarm clock set to 5:00am, but I couldn’t get up. I guess I was tired from yesterday.

I played golf all day under the strong sunshine after the rainy season, and I was very tired indeed. I tried many times to get up and run, but I couldn’t do it. Well, there’s no point in pushing it. It would be the end of the world if it interfered with my work.

It’s only the 3rd of August, so the rainy season is over and there should be plenty of opportunities to run in the morning. First of all, I need to get rid of my fatigue and get myself in shape before I run.

The picture I took this morning was taken during my trip to Hokkaido last summer. I visited Yubari and stopped at the Happy Yellow Handkerchief Memorial Museum. Along the road to the lodge, I found a number of abolished stations on the JR line. One of them is “Minami ooyubari” station.

Yubari station was also gone. The building of Yubari station was changed into a small souvenir shop or a coffee shop.

In Hokkaido, the railway lines of JR Hokkaido have been closed one after another. With a shrinking population and a declining railway usage rate, the railway network, which had been an asset of the people, and which had been developed over a long period of time since the Meiji era, is being abandoned one after another. There will never be any trains running again.

Along with the closing of the coal mines, the town of Yubari has become an abandoned town. I can’t even imagine what life is like for the people living in Yubari now.

But I am sure that they will come to our town sooner or later.

国の本質

■20200731(金曜日:雨)

高崎観音駐車場から見た高崎市内の様子です。

■今朝は走らずに休みました。今日は7月の最終日です。もう7月が終わり、明日から8月になります。月間目標の100キロは、もう走り終えていますので昨日、今日と休養し、明日月始めの日に頑張って積み重ねの第1歩を踏み出すつもりです。

■昨夜は静岡県眼科医会理事会が静岡市で行われ出席しました。理事会があるのだから、会場に出かけて出席するのが当たり前だ、と今までは思っていたのですが、会場に行ってみるとほとんどの理事はリモート出席、つまりZoomでの出席の形を取っており、実際に会場に来られたのはたった5名でした。

確かに浜松から来られる理事の先生方は、新幹線に乗って静岡駅までわざわざ来なければなりません。私は家から駅まで歩き、そこから東海道線の各駅停車で静岡駅まで行くのが通例です。片道で一時間以上かかりますので往復ですと二時間以上、なかなかに大きな負担です。これが家に居ながらにして会議に出席できるのであれば、その方がずっと体も楽ですし、時間の無駄もありません。

出席人数があまりに少ないと、会議を主催し進行役を務めている川村会長も寂しかろうと思って出かけたのですが、やはりこれからは時代の流れとしてリモート会議が主流になっていきそうです。

■さて、今朝の新聞を読むと、台湾の李登輝元総統が死去した、という記事が第一面に掲載されています。97歳でのご逝去です。「台湾民主化の父」と形容されています。

日本統治時代の1923年、台北県生まれ。日本時代は、岩里政男(いわさと・まさお)という名前を使用。京都帝国大学に学び、学徒出陣を経験されたそうです。1988年、台湾総統に就任。戦前から台湾に住む本省人としては最初の総統になりました。

それ以降、本格的な民主化に着手し、43年間続いた戒厳体制を最終的に終わらせ、憲法改正や終身議員の退職。立法院(議会)改選、総統直接選挙の導入などを次々に進めました。

外交面では台湾と中国を特殊な国と国の関係とした「二国論」を提起。中国は李登輝氏を台湾独立派の中心人物とみなし、さまざまな圧力をかけました。

李登輝氏が親日派であることは有名です。しかし、これだけの人物ですから彼の褒め言葉をそのまま真に受けて、日本人は舞い上がってはいけないのでしょう。李登輝氏には中国本土と向き合わなければならないという大きな仕事がありました。日本を褒め称えてくれる言葉の中には、中国政府との対比という意味で語られた言葉もあるはずです。

マレーシアのマハティール元首相も同様に親日派で有名でしたが、心の底から日本を模範と考えていたかどうかは大いに疑問です。戦前、日本がアジア諸国で行った残虐行為を彼らは実際に見ていたのです。そのことを私達日本人は決して忘れてはならないのです。

新型コロナウイルス感染対策において、戦前のインパール作戦が引き合いに出されることが多くなってきました。多くの日本兵士が戦いで倒れたのではなく、物資の確保も考えずに作戦を遂行したことによって、多くの兵士が餓死した、あの戦いです。

戦(いくさ)において最も大切な要素である兵士を大切にできない軍隊のあり方、指揮する人間たちのありようなど、今コロナウイルス感染対策を立案し、実行している人たちにも同じ過ちが繰り返されているのではないか、という危惧があるのです。「失敗の本質」が繰り返されているのです。

敗戦によって日本は生まれ変わった、と言われますが、本当にそうだったのでしょうか。危機が訪れる度に、その本質が露(あらわ)になってくるのを見るのは実に恐ろしい思いです。

生きた言葉

■20200730(木曜日:曇)

高崎観音 慈眼院です。

■今朝は走らずに、ゆっくりと休みました。昨日朝走って月100キロ走の目標を達成したからです。8月1日から始まる新しい月の目標に向かって2日間の休養です。

九州地方、そして西日本では梅雨が明け、天気予報ではこれから毎日晴天が続き猛暑日も予想されています。ここ数年は夏になると猛暑日が何日も続き、記録的猛暑だという報道が繰り返されます。今年は果たしてどうなるのでしょうか。

■さて、新型コロナウイルス感染が第2波を迎えたようで、昨日は大阪でも東京と変わらない感染者数を記録しました。そんな中での政府の「Go to トラベル」が強行されています。

つまりは国内旅行に出かけなさいと補助金を出して促しているわけです。東京都発の旅行は対象から外されたようですが、どう考えても今の状況で国内旅行を税金の補助金まで使って促す時期とは思えないのですが、政府はそうは考えていないようです。

■今日の東京新聞には、「生きた言葉を50年」と題して、映画字幕の戸田奈津子さんが特集されています。戸田奈津子さんは1936年生まれ、現在84歳になられますが、字幕翻訳家として現役で、今でも年に3、4本は手掛けています。

修行の後、1970年フランスのフランソワ・トリュフォー監督作品「野性の少年」の英語版翻訳を担当しデビューを飾りました。広く認められたのが1980年。フランシス・フォード・コッポラ監督のベトナム戦争を描いた大作「地獄の黙示録」でした。この大仕事が認められ、その後は「次から次へと仕事が来た。年間50本ほど手がけた20年だった」と振り返っておられます。

しかし、最近は字幕版より吹替え版が支持される風潮もあり、また分かりやすさばかりに重きを置く傾向は日本語の素晴らしさを殺している、と思うと語られています。

声優やアイドルら人気者を起用することも多く、こうした手法は配給会社が言葉を軽んじていると戸田さんは指摘しています。

最近は映画の題名も横文字を、そのままカタカナにしただけのようなものが多く、どんな映画なのかわけがわからない、想像もつかない映画名のことが多くなってきました。その方が配給会社としては楽かもしれませんが、いささか安易に流れているように私は感じるのですが、どうなのでしょうか。

子どもの自立

■20200727(月曜日:雨) Child independence

高崎観音です。

■昨夜は激しい雨と雷に襲われました。静岡県では各地で土砂崩れや冠水が続出しました。激しい雨のために、東名高速道路並びに新東名高速道路の一部が通行止めになりました。

東名沼津インターチェンジと富士インターチェンジ間の下りも通行止めになりましたが、排水処理が追いつかず愛鷹パーキングエリア付近で冠水が発生したためだったようです。昨夜の7時頃には、高速道路から降りてきた車で国道一号線バイパスが大渋滞になっていました。

一昨日、高崎から圏央道、東名高速道路を通って帰ってきましたので、1日ずれていたら大変なことになっていたかもしれません。

■天気予報では今朝も雨が降り続くはずでしたので、今朝は走ろうとは露とも思っていませんでした。6時に目覚ましをかけていたのですが、どういうわけかいつもどおりの5時に目が覚めてしまいました。

しかも起きた時刻を6時と勘違いして、そのまま朝食をとり終わり、こうして今パソコンに向かう段になってようやく1時間時刻を間違えていることに気づきました。もう、あとの祭りです。

目が覚めた5時台には雨は降っていませんでした。黒い雲が空を覆っているものの、所々青空も見ることができる、そんな天候でした。走ろうと思えば充分走れました。昨日のような土砂降りに遭うこともなかったはずです。

今さら言っても仕方ありません。あと2回分の積み重ねが必要です。なんとか今週中に頑張って切り抜けなければいけません。

■さて昨日の東京新聞「家族」欄では音楽事務所代表、高島弘之さんが家族を語っています。現在86歳になられる高島さんは、2017年に奥様を病気で亡くされています。その時の心境を語られています。『自分の人生、半分持っていかれたような感じです。自分の人生を否定されたような気さえします』。

そして、ダウン症の長女についても語られています。長女が誕生した頃は医師もあまりダウン症について詳しくなく、妻に対して今では死語になった、知能が低いという意味の言葉を言い放った後、「20歳までしか生きられない生きた人形と思ってください」。それを聞いた奥様は、その場で失神したそうです。

そして、高島さんは現在57歳になられる長女との関わりについて一つの後悔を語られています。

非常に残念に思うのは、ダウン症は程度によっては才能を発揮する方も多いことを知らなかったことです。最初に医師から言われた言葉があったので、僕は長女に特別な教育は施さなかった。

自分が書家のような家系に生まれたことを考えれば、長女にも書道を習わせてあげていたら違った生き方があったかもしれない、と今にして思えば残念に思うのです。

■1人の親として、この高島さんの言葉は私にも理解できます。親が子どもになによりも願うのは、自立した生活を送ってほしいということです。いつまでも子どもたちに寄り添って生きていられるわけではありません。親が先に旅立つのは当然のことだからです。

いくら助けてあげたい、何とかしてあげたいと思っても、それはできない相談です。子どもたちが自分たちの力で自分の人生を切り拓いていってほしいと願うのは、親の自然な気持ちです。

結局、親が子どもたちにしてあげられることは、子どもたちが自立できるように背中を押してあげることだけなのです。子育てが終わって、つくづくそう思います。

Child independence

Last night we were hit by heavy rain and lightning. There were many landslides and floods in many places in Shizuoka prefecture. Part of the Tomei and Shin-Tomei expressways were closed because of the heavy rain.

The downhill road between the Tomei Numazu interchange and the Fuji interchange was also closed, but this was due to flooding near the Ashitaka parking area as the drainage treatment was not able to keep up. Last night at around 7:00 pm, the National Route 1 Bypass was jammed with cars coming off the highway.

The day before yesterday, we came back from Takasaki via the Ken-O Expressway and the Tomei Expressway, so if our return trip had been delayed for a day, we might have been in trouble.

I had set my alarm for 6:00 a.m., but somehow I woke up at 5:00 a.m. as usual.

Moreover, I mistakenly thought I woke up at 6 o’clock and finished my breakfast, and now I’m on my way to the computer, only to find out that I got the time wrong for an hour. It’s all over now.

When I woke up at five o’clock, it wasn’t raining. There were black clouds covering the sky, but I could see blue skies in some places. If I wanted to run, I could run enough. We didn’t have to deal with the downpour like we did yesterday.

It’s no use saying that now. I need to build up for two more runs. I have to do my best to get through this week.

By the way, in yesterday’s Tokyo Shimbun “Family” column, Mr. Hiroyuki Takashima, the representative of the music office, talked about his family. Mr. Takashima, who is now 86 years old, lost his wife to illness in 2017. He talks about how he felt at the time. ‘I feel like my life was taken away from me, half of it. I feel as if my life has been denied to me.

He also talked about his first daughter, who has Down syndrome. When his eldest daughter was born, the doctors didn’t know much about Down’s Syndrome, and after saying the now-deadly word to his wife, meaning low intelligence, he said, ‘Think of her as a living doll who only lives to be 20 years old.’ When his wife heard this, she fainted on the spot.

And Takashima shared one regret about his relationship with his eldest daughter, who is now 57 years old.

What I regret very much is that I didn’t know that many people with Down’s syndrome are gifted in some degrees. I didn’t give my eldest daughter any special education because of what the doctor first told me.

Considering that I was born into a family of calligraphers, I now regret that if I had allowed my eldest daughter to learn calligraphy, her life might have been different.

As a parent, I understand what Takashima said. The thing that parents want most for their children is for them to live an independent life. Parents can’t live with their children forever. It is natural for parents to leave before their children.

No matter how much parents want to help their children and do something about it, it is not possible to counsel them. It is natural for parents to want their children to take charge of their own lives on their own.

In the end, all parents can do for their children is to push them to become independent. That’s what I’ve come to realize now that parenting is over.

笑顔

■20200725(土曜日 雨)

宮崎県高千穂神社の境内です。

■今朝は7時に目覚ましを合わせて起きました。朝食は通常でしたら一階のフロアーで食べるのですが、コロナウイルス感染の問題から、おにぎりを持ち帰って部屋でも食べられるようになっていました。

でも一階のフロアーも、それほど客数はいませんでしたので、隅の方で2人で食べて問題はありませんでした。

午前中に顧客が一人来るということでTakuも事務所に出かけているという連絡が入りましたので、まずは事務所の方に行って駐車場でTakuに連絡を入れました。しかし仕事中で携帯に出られない、ということでしたので、11時前に事務所を離れ、Takuの家に向かいました。

近くのスーパーで昼ごはんの材料を買い込んで家に到着したのは11時15分頃でした。YukoさんとMasatoが迎えてくれました。Masatoは前回見た時よりも、ずっと大きくなって元気でした。それを見て安心しました。離乳食を一生懸命食べていました。あやすと笑顔も見せて本当に可愛い限りです。

12時半頃Takuも帰宅して、みんなで昼食をとりました。

本当に楽しいひと時を過ごすことができ、13時30分頃、帰宅の途に着きました。雨がぱらついてはいましたが大したこともなく本当に幸運でした。帰りはちょうど反対ですので、高崎インターチェンジから関越道、そして圏央道を経て海老名JCTまで行き、そこから東名高速道路で、愛鷹スマートインターチェンジまで、無事にたどり着きました。途中狭山パーキングエリアで休憩しました。昨日もここで休憩をとって高崎へ行きましたが、帰りも同様に休憩を取りました。

まだインプレッサの運転席に慣れていないためか腰が重くなってきて休みが必要でした。座席の位置や高さを色々調整して、なんとか自分に合う形がないか試行錯誤中です。Sunはプリウスよりずっと乗り心地が良いと言っていますが、私はまだ慣れていないようです。微調整が必要のようです。

ただ来る時にお店で教わったエンジンブレーキの調整の仕方が大変役に立ちました。高速道路でも殆どブレーキを踏むことなくエンジンブレーキだけで車間距離を上手に保つことができたのは大変楽でした。

家に無事着いたのが16時30分頃。さすがに疲れました。インプレッサに装備されている高速道路での自動運転装置をまだ使用していませんので、本当は今回よりもずっと楽にドライブができたはずなのですが、まだまだ不勉強で充分活かしきれていません。またビデオを見て勉強してみましょう。

家から高崎まで往復すると大体450キロでした。行く時に満タンにしていきましたので給油の心配はありませんでした。モニターを見ていると燃費が時々刻々と変わっていき、帰ってきた段階ではリッターあたり14キロ台になっていました。高速を飛ばしての後ですから、この辺が最高値なのかもしれません。

高崎で撮った写真を家に帰ってきて見直してみると、その中で一番鮮やかに、また良い笑顔が撮れていたSunとMasatoの写真を、スマホの新しい壁紙に設定しました。私が撮ったのですが、実に良いタイミングでシャッターが切れています。本当に良い写真です。

機能性衣料品

■20200722(水曜日:雨) Functional clothing

宮崎県高千穂峡です。

■今日は走ることができませんでした。いつもの通り5時に目覚ましを合わせて目が覚めたのですが、聞こえてきたのは雨の音でした。カーテンを開け外を見ると庭の木々にも、そして道路にも雨が打ち付けています。仕方ありません。もう目覚めてしまいましたので、寝室を出てリビングに降りていきました。目覚ましを掛け直して1時間ほどウトウトと横になっていました。今朝は走っていませんので、朝食はコーヒー一杯とシュークリーム一つでした。

■昨夜は沼津医師会の理事会がありました。2年任期ですので新しい執行部が決まり、理事会と共に終了後は記念写真を撮りました。前回撮ったのが2年前ですから、あっという間に2年が過ぎ去った訳です。

■昨夜は理事会に出席する前に、ららぽーと沼津に立ち寄りワークマンプラスで先日購入したズボンを受け取りました。裾直しを頼んであったのです。十日ほどかかりましたが、この辺りはさすがにユニクロのように一時間もかからないうちに出来上がるというわけにはいきません。

購入したズボンは 4 Dパンツというのでしょうか、伸縮性に優れ動きやすさが売りです。ナイロンとポリウレタンで出来ているようです。今こうして着用してみると、確かに圧迫感がありません。肌触りもさっぱりしていますし、少しサイズ的にピチピチのような気もしますが、仕事着にも遊び用としても充分使えそうです。

作業用の製品からスタートしたワークマンが、今や流行の最先端のような製品を次々と発売し、ネットで大変な話題になっています。値段も確かに安いのですが、ただ安いだけではもう消費者の心を掴むことはできません。プラスαがとても大切です。機能性がやはり鍵です。

ユニクロはその点で優等生です。ヒートテックに代表される、機能性食品でなく機能性衣料品とでも呼ぶべき商品開発に邁進しています。人はそのプラスアルファにお金を喜んで払うのです。メガネショップのジンズの社長さんが、インタビューに応じた中でユニクロの柳井会長の言葉を紹介していました。どうも経営者として指導を受けているようです。ただ安いだけではダメだ、ということを柳井会長は強調されていたようです。誠にその通りだと思います。

ユニクロは次から次に付加価値をつけた製品を開発しています。その開発力は、さすがに凄いものです。その昔は、ユニクロの製品を着ているのは些か恥ずかしいというか、少なくとも高級品ではありませんでしたので、人に進んで公言するような商品ではありませんでしたが、いつの日からそんなこともなくなりました。

ユニクロの製品を着ているから恥ずかしいなどと思う人は、もう誰もいません。ユニクロの商品企画力が、そうさせたのでしょう。これはどの業界でも目指すべき方向として、経営者は心に留めるべき点です。

■さて、昨日は延期された東京オリンピックまで1年ということで、国立競技場で世界へのメッセージショーが開かれたようです。あの池江璃花子選手が世界に向けてメッセージを発信しました。

白血病という思いもしない病に襲われ、本当に打ちのめされたと思いますが、そこから見事に立ち上がり練習を始めた彼女の言葉には、とても重いものがあります。

しかし、新聞の第1面は新型コロナ、国内感染最多922人とありますように、新型コロナウイルス感染は終息するどころか、むしろ爆発的に広がる可能性を示しています。

一年後とはいえ、いまのところオリンピックを開催するのは、かなり困難なことは国民の間での共通する認識となりつつあります。何が何でも開催したい関係者が藁にもすがる思いで池江璃花子選手に出演してもらったのでしょうが、彼女の素晴らしさをもってしても、不安を拭い去るのは難しそうです。

むしろ大会関係者の不純な思いというのが見え隠れして、選手第1の基本理念から遠く離れてしまっていることを、国民は見透かしているのではないでしょうか。

要するに私服を肥やすための利権の大会になってしまっているのです。本当に悲しいことです。政府の打ち出す理解不能な施策がことごとく、一部の人々の利権のための施策になっていることに国民は辟易としているのです。

Functional clothing

■I couldn’t run today. As usual, I woke up with the alarm set at 5 o’clock, but what I heard was the sound of rain. Opening the curtains and looking out, it is raining on the trees in the garden and on the road. There is no way. I was already awake, so I left the bedroom and went down to the living room. I set the alarm clock one hour later and lay down with my sleep. I didn’t run this morning, so I had a cup of coffee and a cream puff for breakfast.

■ Last night there was a board of directors of the Numazu Medical Association. Since it was a two-year term, a new executive department was decided, and a commemorative photo was taken with the board after the end. The last time I shot it was two years ago, so two years passed by in no time.

Last night, before attending the board meeting, I dropped in at LaLaport Numazu and received the pants I bought the other day at Workman Plus. I asked for a hemming. It took about 10 days, but it can’t be completed in less than an hour like Uniqlo.

The pants I bought are called 4D pants. It has excellent elasticity and is easy to move. It seems to be made of nylon and polyurethane. Now when I try to wear it like this, there is certainly no pressure. It feels good on the skin and feels like it’s a bit small in size, but it seems to be usable as work clothes or for play.

Workman, who started from working products, has released a series of cutting-edge products that are now in fashion, and has become a hot topic online. The price is certainly cheap, but it is no longer enough to win the hearts of consumers. Plus α is very important. Functionality is still the key.

Uniqlo is an honor student in that respect. Uniqlo is working hard to develop products that should be called functional clothing, not functional foods, such as HEATTECH. People are willing to pay for that plus alpha. In the interview, the president of the glasses shop Jins introduced the words of Chairman Yanai of UNIQLO. As a manager, he seems to be receiving guidance. It seems that Chairman Yanai emphasized that just being cheap is not enough. I think that is true.

UNIQLO develops products with added value one after another. Its development power is truly amazing. In the old days, wearing UNIQLO products was a bit embarrassing, or at least not proud. It wasn’t a product that people would be willing to profess, but it has disappeared from some day.

Nobody else feels embarrassed because they are wearing UNIQLO products. The product planning capabilities of UNIQLO may have made that possible. This is the direction that managers should keep in mind as the direction to be pursued in any industry.

挫折

■20200718(土曜日:雨)

宮崎県高千穂峡です。2年前に出かけました。

■今朝も激しく雨が降っています。一体いつになったら梅雨明けが宣言されるのか、今のところ予想もできません、来週の連休を前にして政府の「Go To キャンペーン」が開始されようとしていますが、この天候では出かける気力も萎えてしまいます。ましてコロナウイルス感染拡大のことを考えると、この施策も成果を上げるのは難しそうです。

今朝の写真は二年前に出かけた宮崎県高千穂峡の様子です。来週の連休にも、この高千穂にある民宿に宿泊しようと予定していたのですが結局キャンセルしました。初日に泊まる予定だった天草の宿に電話で確認したのですが、天草ではコロナ感染者は今のところ一人も出ていないそうで、他県からの観光客はあまり歓迎されないようです。しかも豪雨による被害が、まだまだこれから続く可能性もありますので、今回はキャンセルするのも致し方ありません。

来週の連休中の天気予報を見ると、日本中で好天が期待できるのは沖縄ぐらいのようです。北海道も梅雨がないはずなのに、どうも天候がスッキリしません。天候ばかりは誰にもどうにもなりません。天皇陛下にも総理大臣にも、天候だけは勝手に変えることができません。神代の昔からそうなのです。それを受け入れて何とかしていくしかありません。Sunと2人で、いま知恵を絞っているところです。

■さて、来週の日曜日から大相撲が始まります。先日の東京新聞「筆洗」欄には、大相撲の元大関照ノ富士関のことが書かれています。大関まで昇進したものの、怪我や病気で序二段にまで番付を下げてから再入幕を果たしました。これは史上初めてのことだそうです。

欄にはいくつか名言が紹介されています。どれも読む者に力を与える言葉です。

『成功とは、倒れた回数より1度だけ多く立ち上がることなり』

『人は幸運の時には偉大に見えるかもしれないが、真に向上するのは不運の時である』

相撲に関する言葉で私が好きな言葉は、『勝ち相撲鬼のごとし』。本当にそう思います。

しかし挫折のない人生などあり得ません。それは誰にでも当てはまることです。人は挫折と上手に付き合っていくしかありません。

それを知った頃、多くの人は還暦と呼ばれる年齢に達するのではないでしょうか。

慰労会

■20200717(金曜日:雨)

真紅と純白と、蓮の花の競演です。

■今朝は走りませんでした。5時に目覚ましが鳴った時、激しく雨が降っていました。昨日の木曜日は梅雨の合間の晴天で、本当に久しぶりに青空と日差しを浴びることができました。農作物も一息ついたとは思いますが、また雨の日々になりそうです。

■昨夜は沼津西ロータリークラブの前年度会長・幹事慰労会。久松会長、そして成田幹事の1年間の慰労をするために、ニューウェルサンピア沼津で開催されました。久松さんは二度目の会長職でした。前回会長を務められた時の年度に、あの東日本大震災が勃発したのです。

しかし久松さんのお話によれば、停電し信号機が消えてしまったあの当時の社会状況においてすら、私たちのクラブの例会が休会になることは一度もなかったそうです。それに比較して今年は三月、四月は、ほとんど例会が開かれませんでした。新型コロナウイルスの感染を恐れての事です。そう考えると如何に新型コロナウイルス感染が私達の社会に大きな影響を与えているか容易に実感ができます。

慰労会では今年度の幹事を務める山田さんが沖縄の三線を披露してくれました。本当に三線は独特の音色です。最初の一音、あるいは一弦を弾いただけで、もうここは沖縄かと思ってしまうところが、実にすごいというか大きな力を持っているというか、本当に驚きです。

山田さんに訊いたところ、SBSのカルチャーセンターに月に2回通って指導を受けているそうです。あの三線は蛇の革を使っているということでした。三味線とは全く違う音色であるところが、とても興味深いのです。みなさんと楽しく懇談することができました。

見えない 鑿(のみ)

■20200714(火曜日:雨) A invisible chisel

「幸福の黄色いハンカチ」の地です。

■今朝は走らずにゆっくり休みました。朝から雨が降り続いています。テレビの天気予報を見ていると、先週1週間はほとんどが雨の毎日でした。今日もこれから九州を中心に雨が強まるようです。これだけ雨が降ると災害は必発です。日本は本当に災害列島だと思わざるを得ません。

今日は午後から学校検診です。新型コロナウイルス感染拡大のために、学校検診が延期されていました。通常ですと6月までには終えなければならないのですが、今年は7月に入ってから学校検診が行われています。

幸い静岡では感染はそれほど広がっていませんので、極端に神経質になる必要はないと思います。私はフェイス・シールドと手袋とアルコール消毒で検診を行っていますが、東京ではどうなのでしょうか。生徒さんも教職員も、そして検診を行う医師の皆さんもかなり神経質になっているはずです。

■さて、東京新聞「今週のことば」には、柳宗悦さんの言葉「今ヨリナキニ、ココニゾアルニ」が取り上げられています。愛知専門尼僧堂長の青山俊董さんが書かれています。常々私が思っていることを分かりやすく語ってくれています。

つまりその内容に強く同感するのです。100人の人がいれば100通りの人生がありますから、どれが正しくてどれが間違っているなどということは言えるはずもありません。

しかし一つ言えるとすれば、今日ここにいる自分は、これまでの自分の人生の結果であり、明日の自分は今ここにいる今日の自分の結果であるということです。青山さんはこう書かれています。

われわれは1日24時間何を思い何を語り、どう行為したか、他人に見られようが見られまいが、やったという、思ったという事実は事実として、一点のごまかしもなく、見えない 鑿(のみ)となって、私という人格を刻み続ける。

30年は30年、50年は50年、80年は80年の歳月を。その総決算の姿が今の私である。皺(シワ)や白髪がなくて美しいのではない。皺や白髪の1本1本に、「今ココ」をどう生きてきたかが光る。

まことに、そのとおりに違いありません。ですから、人生は美しくもあり、恐ろしくもあるのです。

A invisible chisel

I took a rest this morning without running. It has been raining since morning. Looking at the weather forecast on TV, it was mostly rainy every day last week. It seems that the rain will increase from now on, mainly in Kyushu. If it rains this much, disaster will occur. I have to think that Japan is really a disaster archipelago.

Today is the school checkup from the afternoon. School screening was postponed due to the spread of new coronavirus infection. Normally, it must be completed by June, but this year, school checkups are being conducted from the beginning of July.

Fortunately, the infection has not spread so much in Shizuoka, so I don’t think it is necessary to be extremely nervous. I have a face shield, gloves and alcohol disinfection, but what about in Tokyo? Students, faculty members, and doctors who perform screening should be very nervous.

■ By the way, the Tokyo Shimbun “Words of the Week” featured Soetsu Yanagi’s words “Now Yorina Kini, Kokoniso Arni”. It is written by Shunto Aoyama, the head of the Aichi specialized nun. He gives a clear explanation of what I always think.

In other words, I strongly agree with the content. With 100 people, there are 100 different lives, so it cannot be said which is right and which is wrong.

But one thing I can say is that I am here today is the result of my life so far, and tomorrow I am the result of today I am here today. Aoyama says:

Whether it’s seen by others or not, we continue to carve what we think, what we say, and how we act 24 hours a day in my personality as a invisible chisel.

30 years is 30 years, 50 years is 50 years, 80 years is 80 years. The figure of the total settlement is what I am today. It is not beautiful without wrinkles or gray hair. Each wrinkle and gray hair shines through how you lived “now”.

Indeed it must be. So life is both beautiful and terrifying.

攻防

■20200709(木曜日:雨) The offense and defense have begun.

「幸福の黄色いハンカチ」記念館です。

■今朝も雨が降り続いています。九州を中心に梅雨末期の激しい雨が襲い、昨日は岐阜県や長野県でも大きな被害が出ています。

昨日の朝は奇跡的に5時から1時間ほど雨が降りませんでしたので、走ることができました。9キロ弱を積み重ねることができたのは大きな収穫でした。少しでも積み重ねをしていかないと目標を達成することは困難です。

これほど長く雨が降り続く梅雨も記憶にありません。気象庁の予報官の方も同じことをテレビで話されていました。梅雨ですから、雨が降るのは当たり前なのですが、これほど長期間にわたり梅雨前線が停滞して大量の雨が降り続くのは極めて珍しいようです。各地で川の堤防が破綻して洪水が起こっています。

■さて今朝の東京新聞特別報道部「編集局 南端日誌」に目が留まりました。特報部長の田原牧さんが書かれています。題名は「コロナ禍 揺らぐ世界」、「攻防は始まっている」です。田原さんは、こう書かれています。

『まず、こびりついた常識を疑うべきだ。例えば、ステイホームで「子どもが家にいると大変だ」という声が溢れた。でも親が我が子と一定期間、緊密に過ごせない家族とは何なのか。むしろ、その歪みの原因に目を向けたい』

高度成長時代以降、日本は経済発展にまい進する中、家族を置き去りにしてきたのではないかという思いがあります。

家族とは、パンを共にする人々という定義がヨーロッパにはある、と何かの本で読んだことがあります。つまり、家族としての基本は食事を共にすることにある、というのが長い歴史の中でヨーロッパにおいて培われてきた常識だったのです。

もう20年ほど前になるでしょうか、私は以前「夕食の時」と題してある雑誌に原稿を投稿しました。猛烈社員として仕事に邁進する父親が、毎晩のように残業だ接待だと家に帰ることなく、家族と夕食を共にしないのが当たり前になっていた日本の家庭のおかしさを書いたのです。

するとある人から電話をもらい、そんなことはできる訳がないだろうと怒りに満ちた言葉を吐き続ける事に大変驚いた思い出があります。逆に言えば、痛いところをつかれたという思いが彼にはあったのかもしれません。

コロナウイルスの感染によって在宅勤務が普及しました。東京ではオフィスが急激に縮小しているという話もあります。今まで会社に行くことが仕事だと思っていたのですが、実は会社に行かなくても仕事はできるのだということが分かってきたのです。

会社に長くいること、或いは残業していることが、より多くの仕事を成し遂げていると錯覚していたことが露呈してしまったとも言えます。家族と関わる面倒を仕事を言い訳に避け続けてきたとも解釈できます。

田原さんは最後にこう書かれています。

『コロナ後の世界が語られているが、「後」では遅すぎる。中小企業の整理など、危機に乗じて新自由主義を加速しようとする企てがある。一方、世界各地で平等や金とは別の豊かさを信じ、抵抗する人々がいる。攻防は始まっている』

戦後75年かけて築き上げてきた私たちの社会を、コロナ禍を奇貨として今一度見直してみる必要があるのではないでしょうか。

The offense and defense have begun.

It has been raining this morning. Heavy rains hit the end of the rainy season, mainly in Kyushu, and yesterday was a major disaster in Gifu and Nagano prefectures.

I was able to run because it miraculously did not rain for about 1 hour from 5am yesterday morning. It was a great harvest for me to be able to stack less than 9km. It will be difficult for me to achieve my goals without a little bit of accumulation.

I don’t even remember the rainy season, which has been raining so long. The forecaster of the Japan Meteorological Agency was talking about the same on TV. Since it is the rainy season, it is natural for it to rain, but it seems that it is extremely rare for the rainy season front to stagnate and a large amount of rain continue for such a long time. River embankments have collapsed and floods are occurring in various places.

■ By the way, this morning, I caught my eyes on the editorial department Minabata Nikkan, the Tokyo Newspaper Special Press Department. Ms. Maki Tahara, Director of Special Newsletter, is written. The titles are “Corona, the swaying world” and “The offense and defense have begun”. Mr. Tahara wrote:

“First of all, you should doubt the common sense. For example, there was a lot of voices at stay home saying, “It’s hard to have children at home.” But what is the family that parents cannot spend closely with their child for a certain period of time? Rather, I want to look at the cause of that distortion.’

Since the era of high growth, I think that Japan has left its family behind as it continues to make economic progress.

I read in one of the books that in Europe there is a definition of family as people who share bread. In other words, the common sense that has been cultivated in Europe over a long history is that the basis of a family is to eat together.

Almost 20 years ago, I posted my manuscript in a magazine previously titled “At Dinner”. I wrote the crazyness of a Japanese family, where it was common for a father, who works hard as a ferocious employee, not to go home and to have dinner with his family every night because he is entertaining overtime.

Then, I was very surprised to hear a phone call from a certain person and keep vomiting angry words to me that he could not do such a thing. Conversely, he may have thought that he was pointed out to be a pain for himself.

Work from home became widespread due to coronavirus infection. It is also said that offices in Tokyo are shrinking rapidly. Up until now, Japanese people thought that going to a company was their job, but they have come to understand that they can actually work without going to the company.

It can be said that having been in the company for a long time or working overtime was an illusion that he was doing more work. It can be interpreted as having used work as an excuse to avoid the hassle of dealing with family members.

Tahara wrote at the end:

“The world after Corona is being told, but “after” is too late. There is an attempt to accelerate neo-liberalism in order to sort out small and medium enterprises by taking advantage of the crisis. On the other hand, there are people all over the world who believe in richness and equality different from money and resist neoliberalism. The offense and defense have begun.”

It may be necessary to review our society, which has been built over the 75 years after the war, again with the coronal evil as a opportunity.

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