2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 92 of 152

退院

■20191218(水曜日晴れ)

松江市の武家屋敷邸の庭です。

■昨日は聖隷沼津病院に入院して、白内障の手術を受けました。以前から当院の患者さんがお世話になっている、池原先生、そして山本先生に手術していただくために入院しました。

何年前からでしょうか、もちろん急に見にくくなった訳ではないので、生活に支障が出るというわけではありませんでした。でもなんだかものがはっきり見えなくて薄い膜がかかったように見えるのです。あるいは、とても眩しく感じたりしてきました。メガネをいくら変えてみても、視力が一定以上でませんし、はっきり見えないのです。

幸い右目の方が何とか見えていましたので、仕事上ははっきりとした不都合はなかったのですが、色々な状況で不便を、とても感じることが出てきましたので、池原先生に診ていただき、手術を決断致しました。

昨日は9時前に入院し、手術前の様々な処置を受けた後に、12時半頃から一例目の患者さんが手術開始となりました。私の順番が回ってきたのは8番目で、1時半頃から手術場に入って準備を始めました。手術は順調に終了し、本当にあっという間に終わることができたのは、山本先生をはじめ、手術場のスタッフの見事な連携の結果だと本当にありがたく思いました。

■14時頃に病室に戻り、1時間は絶対安静ということでした。1時間ごとぐらいに、自分なりに見え方を天井を見ながら経過を比較していました。4時間から5時間ほどしてから次第にかすみも取れ、鮮明に物が見えるようになってきました。散瞳薬の効果も切れてきたのでしょう。

■さて、今朝になって目を開けてみると、手術前に比較して格段に周囲の景色が鮮明に見えることに驚きました。池原先生に外来で診察をしていただいたところ、炎症もほとんどなく、今のところマイナス1D程度の近視になっているが、私の目だともう少し近視が強まって、計算通りのマイナス2D程度の近視に落ち着いていくのではないかというお話でした。

■家に、無事に帰り、テレビを見てみると、こんなにも綺麗なテレビだったのかと驚きました。今のところ新聞を読んでも眼鏡なしで自分の目で十分読むことができます。まあ、これから少しずつ変化していくと思いますので、感染症などの合併症にならないよう、お薬をきちんと点眼して、目をぶつけないようにすることが1週間は大事です。

白内障手術

■20191217(火曜日:雨)白内障手術

■さて今日は自分自身が白内障の手術を受ける日です。まさか、こんな日が来ようとは夢にも思いませんでした。そんなのは高齢者のことだ、と高をくくっていたのです。実際に高齢者に入っているのです。俎の鯉とは、まさにこの心境でしょう。自分が散々鯉を料理する立場にいたのですが、今度は料理される立場になったのです。ジタバタしても仕方ありません。

■さて昨日はTakuから連絡が入り、高速道路を運転中に右前のタイヤが、突然バースト、つまりホイールを残してタイヤ部分が破裂して無くなってしまったようです。路肩に寄せて保険会社に連絡し、レッカー車が来て車のディーラーまで運んでもらい、代替車で無事に帰宅できたようですが、本当に危機一髪でした。

少し運が悪ければ、大事故になり命さえ危ういことになりかねませんでした。本当に幸運だったのです。タイヤ自体はスタッドレスタイヤであり、ノーマルタイヤから替えたばかり。しかも二年前に購入した、ほぼ新品ですから擦り切れていた、ということはないようです。道路上に何かが落ちていて、その上を引いてしまったのか、原因は不明ですが、本当に大事に至らなかったことだけを知って、ホッとしました。

あとは私の手術が残るだけです。

■さて今朝の東京新聞、「大波小波」欄では、亡くなられた中村哲さんに関連して、山本周五郎の「赤ひげ診療譚」について書かれています。

出直し

■20191216(月曜日:晴れ)

松江の武家屋敷邸です。

■先週は中頃から喉の痛みを覚え始め、咽頭炎と判断し、うがいをしたり、消炎剤を飲んだりしていましたが、木曜日の夜から症状が全身に及びました。寒気と倦怠感が襲ってきたのです。

木曜日の夜の静岡での理事会の時が最悪でした。往復の電車の中でフードを被ったままでいたのですが、傍から見ると異様な格好だったと思います。それほど寒く感じたのです。首筋って凄く寒く感じるのですね。

昨日の日曜日も結局一日、家で安静にしていました。片付け物をしたり、少し動いては、こたつで横になって温まるといった一日でした。夕方Sunと2人で近くの日帰り温泉に行って、私は長湯はせず、さっと入って上がりましたが、体調が優れないのでしょう、ゆっくりお風呂に入る気持ちも湧きませんでした。それでもさっぱりしたので、その後2人でカレーを食べて家に帰りました。

そして、8時過ぎにはもう寝床の中に入り、しばらく本を読んでから眠りにつきました。そして今朝起きてみると、ようやく体が自分自身のものに戻ったような気がして安心しました。

明日は白内障の手術を受けなければなりませんので、とにかく体調をしっかり戻しておかなければいけないと、そのことばかりを気にしていましたが、なんとかギリギリ間に合いそうです。

■これまでずっと続けてきた、月100キロ走の記録も、今月で途絶えることが確実になりました。この風邪騒動や手術のために止むを得ません。もう1週間近く走っていないのですが、こんなことはおそらく5年ぶりのことではないでしょうか。

還暦でフルマラソン完走を目指して走り始めて、61歳でフルマラソン完走の目標を達成しましたが、その後は目標を月100キロ走に切り替えて続けてきました。ここで、ひと段落と言うことでしょうか。いま考えている、次なる目標は古希でフルマラソン完走です。つまり70歳でフルマラソンを完走するということです。これも私にとっては、なかなかに高いハードルです。でもわかりやすい、達成可能な目標を持つということは、とても大切なことです。

とりあえずはこの目標で、毎日を積み重ねていこうと考えています。それにしても、健康あっての人生だと、つくづくと実感した一週間でした。

病床

■20191215(日曜日:晴れ)

松江の武家屋敷邸です。

■今朝は風もなく穏やかな朝です。木曜日の夜、静岡での会議に出席するために東海道線に乗りましたが、その時感じた寒気から未だに立ち直れていません。熱はないのですが、鼻水が止まらず、体はだるく節々が痛みます。

昨日の夜は8時には床に入り、安静をとりました。さすがに8時に寝ても、すぐさま寝入るということはできませんので、Kindleで「青が散る」を再読し始めました。2時間ほど読み耽った後に、ようやく眠気が襲ってきましたので、眠りにつくことができました。

今朝は6時に目覚ましを合わせておきましたが、昨日に比べればかなり楽になりました、しかし鼻水は止まりませんし、体もだるいので、さすがに今日予定されていた、新沼津カントリークラブの月例はキャンセルしました。

火曜日には白内障の手術が予定されていますので、それまでに体調を万全にしなくてはなりません。それが今の優先順位、ナンバーワンなのです。

今年も1年間色々ありました。いずれきちんと1年間を整理しなければならないと思いますが、とりあえずはまず、体調を元に戻さなければなりません。

■一つだけ取り上げるとすれば、山本太郎さんが立ち上げた、れいわ新選組との出会いは、大きな出来事でした。彼が公約として掲げている事柄は、決して突飛でも何でもないのですが、今までどういうわけか他の政治家の皆さんがそれを公約として主張してきませんでした。まさに目から鱗が落ちる思いとは、このことではないでしょうか。自民党の政治家の中にも、山本太郎さんの主張している政策はすべて実現可能だと言っている方もいるほどです。

現在、山本太郎さんは日本各地を回って、街頭記者会見と称して、市民との対話を重ねています。これがまた、とても興味深く、面白いのです。当然のことながら、今の社会の中で成功して豊かになっている人達は、こうした会合に出席することはありません。何とかして今の世の中を変えてほしい、と心から願っている人達が集まってくる訳です。

その中には心の中に鬱屈を抱えた人々、例えば酔っ払いのおじさんなども混じってきて絡むこともあるようです。それでも山本太郎さんは可能な限り誠実に対応して意思の疎通を図ろうと努力しています。

生中継されていますので、それが緊張感を良い意味で生んでいるのではないでしょうか。自分がもしも政権をとったら、情報を可能な限りオープンにすることが自分たちを守ることにつながると、山本太郎さんも述べています。

テレビばかりを見ていると、今の日本には何の問題もないように錯覚しますが、それは単なる誤解にすぎません。山本太郎さんが日本の現状を説明する度に、ハットされる方は多いのではないでしょうか。1人でも多くの方がそうした気づきを得てくれれば、日本は変わる可能性があると思います。

家族を想うとき

■20191214(土曜日:晴れ)

我が家から見た富士山です。

■今朝も、ゆっくりと休みました。風邪の為、体調がすぐれず昨日の朝は、まだ寒気がとれませんでした。それでもホッカイロを腰にあてていたら、とても楽になりました。腰から冷えてくるのです。一日中、体がだるくてまいりましたが、何とか峠は越えたようです。

今朝は六時に合わせておいた目覚ましで、すんなりと目が覚めましたが、起き出すには少し時間がかかりました。そこがまだ体調が完全でない証拠のようです。あともう少しでしょうか、ここで無理をしても良いことは何もありませんので、とにかく体調の回復を待つしかありません。

■今朝の東京新聞朝刊の第1面は、「英与党過半数、ジョンソン首相、来月末離脱」とイギリスの総選挙の結果を大々的に報道しています。

しかし、私の目が止まったのはその記事ではなく、左下に記載された「社員は消滅する、働き方改革の死角」なのです。こう書かれています。『英国の巨匠、ケン・ローチ監督が新作で世界で進む「社員消滅」の現実に警鐘を鳴らしている。

83歳の監督が引退を撤回して告発するのは、働き手を社員として雇うのではなく、個人事業主に置き換える潮流。雇用システムの世界的な変化の「落とし穴」だ』。

カンヌ映画祭での会見で、ローチ監督はこう言った。

仕事をするのは家族を守るためのはず。仕事によって家族が崩壊するのは根本的に間違っている。

労働問題に詳しい法政大学の上西充子教授は、こう警鐘を鳴らす。

歴史を振り返れば、労働法ができたのは、劣悪な労働条件で働かせれば社会の持続可能性が脅かされることが理解されたからだ。今、必要なのは労働法の縛りから経営者を解放することではなく、新たな法的な仕組みを整えることだ。

■社会の持続性は、何も環境問題だけで崩壊するのではないのです。働く人々の環境もしかりなのです。資本家や経営者は、利潤の最大化だけを目指しているように思えます。

持続性を無視して、その時の数字の最大化だけを求めれば、社会は暴力に満ち、崩壊するしか無いのです。

中学生の頃

■20191213(金曜日:曇)

■昨日は忙しない一日でした。午前中に仕事を終えて、普通でしたら昼休みロータリークラブの例会に出席するのですが、昨日は休会でした。その代わり、14時25分からの授業時間に太平中学校で、ベトナム枯れ葉剤被害者支援活動について講演をしてほしいと頼まれていました。

50分の授業時間ですが、講演内容として原稿を練りに練ったのですが、結局44分というところで時間的には落ち着きました。Sunにプレゼンを見てもらったのですが、眼科検診の様子なども入れた方が良いのではというアドバイスをもらい、なるほど、そうだなぁと後から写真を追加しました。そのため、当初の41分から44分になってしまいました。

■太平中学校は、かつて母や義母が入所していた特別養護老人ホームに向かう道沿いにありました。全生徒数が79名と、こじんまりとした中学校ですが、すんによればとてもまとまりが良く、先生方と生徒との信頼関係も、とてもうまくいっているとのことでした。

三十分ほど前に到着し校長室に通していただきました。校長先生とお話を始めたのですが、数分お話をした後、とにもかくにも、まずパソコンとプロジェクターの接続を確認しなければならないことに気づいて、会場の体育館に案内してもらいました。

驚いたのは、その途中の廊下の壁に、写真展に使った旅の様子を写したラミネートした写真が、ズラリと並べてくれてあったことです。生徒に見せたいからと言われ、お貸ししてあったのですが、ここまできちんと展示してくださるとは夢にも思っていませんでした。帰り際に校長先生には、その廊下の張り出した様子を写真に撮って、ぜひ送っていただきたい、とお願いしました。照明の関係で暗く、私のスマホでは上手く撮れない可能性があったからです。

■お話をしていて驚くことばかりだったのですが、佐藤校長先生の熱心さには本当に頭が下がる思いでした。ご自身は国語の先生でいらっしゃるのですが30年以上前に中村さんの「母は枯葉剤を浴びた」を読み、感動したそうです。子供達にも読むことを勧めてこられたそうです。

Sunから、校長先生が愛読書として読まれていると聞いていたので、中村さんの本の表紙を、まず最初の写真として生徒さんたちに提示しました。

終了後に生徒さんから質問を受けました。「支援活動を始める前と後で、自分の中で何が変わりましたか」という内容でした。私は、びっくりしました。自分の中学時代を考えると、絶対に考えそうもない質問だったからです。大平中学校の生徒さんは、本当に優秀だと感心しました。

虐げられ苦しんでいる人々が一番恐れるのは、自分たちは忘れられているのではないか、という不安です。たとえ、ささやかな活動であっても、被害者に寄り添うことで、その不安を軽減できる力が自分にもある、と実感したこと。それが活動後に変わったことです、と答えました。生徒さんにも、ぜひ一歩を踏み出してほしいと思いました。


変わったこと

■20191212(木曜日:晴れ)

足立美術館の庭です。

■今朝もゆっくりと休みました。風邪気味でスッキリしないからです。調子がでません。今更無理をしても意味がありません。とにかく安静第一です。

今日はロータリークラブの例会も休会ですが、2008年から続けているベトナム枯葉剤被害者支援活動について、太平中学校でお話をしてほしいと、佐藤校長先生から依頼を受けて、出かけてきました。

50分枠の授業時間を使ってのお話でした。校長先生の紹介の後にPreziを使って、お話をさせていただきました。体育館で79名の全生徒さんを前にお話しさせていただきましたが、念のためにパソコンを2台持って行きました。本当に助かりました。神様は私を見捨ててはいないようです。

1台のパソコンで学校のプロジェクターに繋いだところ、このプロジェクターは対応していませんと断られてしまいました。本当に焦りましたが、もう1台のASUSのChromebookは無事につながることができました。やはりクローンは色々な機器に対する接続がカバーされていないようです。念のために2台持って行って本当に正解でした。

■最後に質問コーナーを設けたのですが、1人の女生徒が質問をしてくれました。「支援活動に参加する前と後で、自分の中で何か変わったことがありますか」と質問をしてくれたのです。ちょっと、びっくりしましたが、大したもんだと感心しました。自分が中学生の時だったら、とてもそんな質問はできなかったと思います。

講演が終わって記念撮影。大平中学校の体育館で。

フリだけ

■20191211(水曜日:晴れ)

足立美術館の庭です。

■今朝もゆっくりと休みました。喉が痛く風邪気味で体がだるいので、ここは無理をしても意味がありません。

昨夜は大の仲良し、古屋先生と食事を共にしました。最近は月に1回、夕食会として2人きりで楽しく歓談しています。何事にも興味を持って取り組む古屋先生のことですので、話題には事欠きません。本当にあっという間の二時間でした。

昨夜は開店したばかりの中華料理屋さんに行ってコースで食べました。年寄り二人には少し多いかなと思いましたが、私は昼ごはんを少し控えめにしていましたので、お腹になんとか入りました。

誠実な友人というのは本当にありがたく、何にも代え難い財産に違いありません。心から感謝するばかりです。

■またまた首を傾げたくなるような経済対策を政府が打ち出しています。東京新聞朝刊「こちら特報部」では、『全国小中学生に整備方針疑問、PC1人1台、現場負担増す、教員多忙、人員増が先、維持費膨大自治体持ち』と、疑問を投げかけています。

なんでもとにかく箱ものを配れば事なれり、と考える皆さんのやりそうなことです。一応何か一生懸命やっているフリだけしているのです。

問題点は山ほどあります。大切なのは箱ものではなくて、それで何を、どう学ぶのかというソフト面なのです。しかも配ったパソコンの維持管理あるいは安全面の対策など、毎年膨大な費用がかかるのです。

多分日本メーカーのWindowsパソコンが配布されるのでしょうが、その先の現場は大変です。私の想像するところ、多分数年もすればパソコンは埃を被って、ほとんど死に体の状態になっているのではないでしょうか。

2009年に配られた電子黒板も活用が進まず、同じように粗大ごみになってるようです。税金をドブに捨ててでも何かやってるふりをしたい、政治家と官僚の皆さんの思惑の一致がこの結果です。

こんなことをやっている間にも、アメリカや中国との間の、情報技術の格差は開くばかりなのです。

■以前購入したChuwi Laptop SE に CouldReady を苦労の末、インストールしました。何のことかといえば、Chrome OS の無料版という基本ソフトを試している、ということです。要は普通のウインドウズパソコンをChromebook に大変身させる大胆な試みです。

なぜ、そのような無謀なことをするかといえば、少しでも俊敏なパソコンを使いたい、という一心からなのです。実際、今こうして入力していても、あるいはネットサーフィンをしていても、反応の機敏さがウインドウズの時とは、全然異なるのが体感として分かります。

もちろんウインドウズパソコンでも何十万円も出せば、爆速パソコンを手にすることはできますが、そこまでする余裕はありません。このパソコンは4万円しませんでした。ちょっと頑張れば、誰でも買えそうな品物です。

そんなパソコンでは、ウインドウズを動かしている限りは、イライラが募るばかりなのです。

もともとグーグルの世界で生活していますので、ネットに繋がりさえすれば、端末は何でも構わない、まさにシンクライアントの世界なのです。

現在は、ブログの更新にはスマホのSimejiを使って、音声入力で行っています。それが一番楽だからです。

Chromebook としては、Asus Chromebook R13 を使っています。これは優れものです。画面も綺麗ですし、タッチパネルです。処理速度も十分満足です。最近時々、挙動不審な動きをするのですが、再起動すれば困ることはありません。

ただ問題なのは、CloudReady では音がスピーカーから出ないことです。無線イヤフォンでは音声を聞くことができるようですので、あとで試すつもりです。

■明日中学校でベトナムでの活動を講演するのですが、どのパソコンを使うか思案中です。Wi-Fiが学校では使用できない、ということですので、Preji を使うとすれば、家でファイルをメモリー上に展開しておいて、それを持参して、そのまま再生する、という手を使うか、スマホでテザリングをするかの 2 つの方法しかありません。

Asus Chromebook R13を持参するつもりでしたが、このパソコンの方が、再生スピードが早そうなのです。しかしリスクを犯す必要はないので、最初の予定通りに行うのが正解でしょう。

報道

■20191210(火曜日:雨)

足立美術館の庭です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の夜から喉の調子が、あまりよくありません。私は子供の頃から扁桃腺炎で苦しんできました。運動会などの後には必ず熱発したのです。

当時はどうして熱発するのか分からなかったのですが、原因が分かってからは熱が出ると抗生剤の点滴をすることの繰り返しでした。さすがにそれではマズイと、開業する前に扁桃腺摘出術を受けました。それ以来、酷く熱発することはなくなりました。本当に楽になりました。

とは言っても喉が弱いのは変わりません。疲れが溜まると喉がおかしくなります。昨夜はイソジンを噴霧して早めに休みました。そのおかげか、だいぶ喉も楽になりました。

■さて、昨日は第200臨時国会が閉会しました。安倍総理は官邸で記者会見を行い、その様子はNHKでも報道されました。

内容はいつものとおりで、自画自賛とはぐらかしばかりで、極めて大切な問題である日米 FTP についても、日本の国益を守ったと自画自賛していますし、NHKの記者も切り込んだ論評もしませんでした。

テレビだけを見ている多くの国民は、あの報道を見る限り、日米 FTP は何の問題もない、と誤解するのは間違いありません。

れいわ新選組、山本太郎代表の街頭記者会見を見ている人達にとっては当たり前かもしれませんが、テレビだけを見ていると、そこにはまるで別の日本の世界が広がっているように感じてしまいます。つまり何の問題もない平和で豊かな日本が広がっているのです。

安倍総理は「改憲、必ずや私の手で」とも述べています。発足当時の安倍政権にとっての最重要課題であったはずの、北朝鮮による拉致問題の解決は、どこへ行ってしまったのでしょうか。

まさに「ふりだけ内閣」の面目躍如というところです。最初から最後まで全く変わらず一貫していたように思います。変わったのは消費税率だけでしょうか。

巨大IT企業

20191106(金曜日:曇)

小泉八雲旧居

■今朝は5時に目覚ましを合わせていたのですが、起き出すことができませんでした。冷え込みのためでしょうか、理由はわかりませんが、熟睡できませんでした。6時近くになって起き出し、生ごみを所定の位置に運び、そして新聞をとって来て朝食をとりました。

昨夜はロータリークラブのテーブル会があり、仲間で楽しく会食しました。生牡蠣が出てきたのですが、ずっと以前に1度当たったことがあり、食べずにいたんですが、昨日は思い切って一つ食べてみました。そのためかどうか、どうも胃がむかついて、あまり調子が良くありません。全体量が多く、ただ単に食べ過ぎただけなのかもしれません。

■さて、今朝の東京新聞一面は「働き方改革の死角」特集ですが、VS巨大IT「個」劣勢、とあります。書き出しはこうです。

プラットフォーマーと呼ばれる巨大IT企業で、個人事業主などの立場で働く人達が、報酬引き下げなどに対抗するため、組合を結成する動きが広がってきた。しかし、「雇用関係がない」との理由で交渉をはねつけられるケースが大半。政府の個人の働き手保護への腰も重く、圧倒的な力を持つ「巨人」の前に苦戦している

情報技術の進歩によって、私たちの生活はまさに一変しました。もちろん何事にも光と影が同時に存在します。ネット通販の広がりによって、私達はあっという間に注文した商品を手にすることができますが、それを届けてくれるのは人間なのです。運送会社の働き手の疲弊が問題になっています。

注文してから二、三日待ったところで、ほとんどの場合困ることはないのですが、翌日配達に一旦慣れてしまうと、待ちきれなくなってしまうのが、人間なのです。そのおかげで多くの働き手が重労働に陥ってる訳です。

便利になって誰もが幸せになっているのかと思いがちですが、こうした事態の陰で苦しんでいる人達がいるという事実を、私たちは忘れてはなりません。

こうした場合、不幸な人達の出現をなるべく少なくするためには、やはり政府の出番ではないでしょうか。自由な市場に任せておけば、みんなが幸せになれるというのは幻想にしか過ぎません。

多少不便になっても、不幸な人々の出現を最小限にする役割こそが、政府の務めなのです。そうした役割を放棄しているのが、新自由主義に他ならないのではないでしょうか。

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