■20180519(土曜日:雨)

 

箱根ガラスの森美術館の逸品たちです。

 

 

■今朝は大荒れの天候です。夜中に激しい雨が降り風が唸っていましたが、午前7時50分現在は、青空も覗いています。今朝は走るつもりでしたが、天候ばかりは致し方ありません。5時に目覚ましをかけましたが、もう一度6時に掛け直して再度眠りました。

 

■東京新聞朝刊に連載中の、「名作で読む発達障害」は、とても興味深いものです。精神科医の岩波 明さんが執筆されています。第27回は、『ねぼけ人生』水木しげる著です。『ゲゲゲの女房』で日本中に知れ渡りましたが、水木しげるさんの破天荒の人生は、まさに発達障害のなせる技のようです。

 

とにかく型破りです。プラスにしてもマイナスにしても。私達のような常識人の枠を超えています。殆どの人々は常識の壁というやつに跳ね返されてしまうのでしょうが、水木しげるさんのように、その壁を破って他の誰にも真似できないことを成し遂げる人もいるのです。頻度的には稀なのでしょうけれど。

 

集団主義の強い日本では、こうした人々は大変苦しい思いをしなければなりません。人と違っているからです。その差が大きければ大きいほど、待っている試練も大きくなるのは必定です。

 

ただ壁が高いほど、乗り越えた時の到達点は遠く、高いものになるはずです。水木しげるさんのように。壁のない社会などありえませんから、大切なのは行き倒れにならないように、誰かが守ってあげることのように感じます。最初から自立できる人間などいません。必ず保護してくれる人が必要です。

 

やはり一人の人間を潰すも伸ばすも、親の持つ責任は大きいと言わなければならないようです。