■20190314(木曜日:晴れ)
■二日続けて走りましたので、今朝はゆっくり休む予定でした。最後に目が覚めたのが4時半でした。走るつもりならば、ここで起きてしまわないと、30分後に起きだすのは、とても難しいのですが、今朝はそのまま、もう一度眠りに落ちました。そして心地よい、まどろみの時間が1時間ほど経過しました。経験的に、こうしたまどろみの時間には、 嫌な夢を見ることは、ほとんどありません。なぜなのかは、わかりません。
もう今になると、どんな夢を見ていたのか、思い出せないのですが、まるで子どもの頃に戻ったような、そんな時間が過ぎていったような気がします。私の子ども時代といえば、埼玉県川口市で家族5人で過ごした、昭和30年代ということになります。こうして今使っているパソコンもなければ、テレビもない時代でした。毎日何をしていたのだろうと、思いだそうとしても、本当に断片的な記憶しか蘇りません。
中学生時代の友人に誘ってもらい、同じクラスでもなかったのに、昨年クラスの同窓会に誘ってもらいました。川口に行くたびに、家族が住んでいた公団住宅跡に立ち寄るのですが、大きく発展した川口の街には、昔の面影はほとんど残っていません。幸いにも、道路を隔ててあったお寺だけは残っています。 道路の向かい側は畑で、キャベツが実る頃になると、モンシロチョウが 湧くように現れたものです。 お寺は、その畑の向こう側にありました。あの頃は高層ビルもありませんでしたので、お寺がずいぶん大きく見えました。先日立ち寄った時には、ビルの谷間に隠れるようにして、ひっそりとお寺がありました。境内にある木々も、子どもの頃には随分と大木に見えました。夏休みには、毎日のように蝉取りに出かけたものです。お寺に入ると、四方から蝉の声が、天から降り注ぐように聞こえてきました。蝉しぐれです。 半世紀以上の時が経ちましたけれども、あの頃と変わらないのは、このお寺と、そして荒川の様子だけになってしまいました。