■20200829-30(土曜日ー日曜日)

軽井沢72東・押上コース10番です。

■昨年12月1日に初めてTakuと一緒にゴルフをしました。勤めている法律事務所の高橋伸二所長が ゴルフに誘ってくださったのです。

今年は沼津に来ていただきご一緒したかったのですが、何しろ新型コロナウイルスの感染問題もあり、先生にお越しいただくわけにはいきません。代わりに私が出かけることになりました。

何しろ猛暑です。8月は1か月間で東京都内だけで熱中症で亡くなった方が100人以上出ました。そんな中でのゴルフですから高橋先生は、軽井沢に予約を取って下さいました。

軽井沢72です。合計108のホールがあるという、にわかには信じられないような広大なコースです。以前は女子プロのトーナメントも行われたようで、玄関には当時の優勝選手の写真を始め記録が展示してありました。私は初めての軽井沢でのプレイです。

土曜日仕事が終わってから慌ただしく駅までSunに送ってもらいました。13時発の東海道線で三島駅までに行き東海道新幹線、そして東京駅からは新潟行きの上越新幹線で高崎駅まで行き、両毛線に乗り換えて高崎問屋町で降りました。到着したのは15時47分でした。

Takuが迎えに来てくれていましたので5分ほど車に乗って家に到着しました。YukoさんとMasatoが出迎えてくれました。2週間ぶりの再会です。二人ともとても元気で、Masatoは、しきりにつかまり立ちをしようと挑戦していました。離乳食もたくさん食べていて、その様子を見て安心しました。

高橋先生お気に入りのレストランです。

1時間半ほどMasatoと遊んだ後、今度は高崎駅前のレストランに出かけ、高橋伸二先生とTakuと三人で夕食を楽しみました。高橋先生お気に入りのレストランのようです。

メニューを見ても私にはどれがいいのかさっぱり分かりませんでしたので、Takuのお勧めに従ってチラシ寿司をいただきました。場所的には牛肉がとても美味しそうだったのですが胃の調子もあり、負担になることのなさそうなメニューにしました。

またシェフが特別にさんまが入りましたのでというお話で、 高橋先生と私は塩焼きを、そしてTakuは刺身を注文しました。昨年からサンマは不漁となり、北海道そして岩手でも昨年の一割も水揚げがありませんでした。

一匹数千円の値段がついたようです。それだけに頂いたサンマはとても美味しく、さすがは高橋先生お気に入りのレストランだと感心しました。3人でよもやま話に花を咲かせ18時から2時間ほど楽しいひと時を過ごしました。

高橋先生を見送った後、明日の時間を打ち合わせてTakuとも別れホテルに向かいました。レストランはホテルとは反対の東口にありましたが、高崎駅は沼津駅と異なり容易に東西の交通ができますので何の問題もなくホテルまでたどり着きました。明日は7時10分に東口で待ち合わせと約束しました。

■さて日曜日は約束通り待ち合わせるために7時少し前にホテルを出ました。6時半から朝食が可能でした。三密を避けるためにパックに詰めた朝食でしたが、投宿している人も数も少ないのか、食堂で食べることも可能でした。 西口から東口まで歩いて10分弱でしょうか。駅で待つこと数分。Takuが迎えに来てくれました。

両高橋弁護士とTakuと私です。

上信越自動車道を安中市松井田町西野牧まで進み、碓氷軽井沢IC で上信越自動車道 を出ました。その距離は60 km弱。1時間弱のドライブでした。途中信州の山々が美しく飽きることがありませんでした。

スタートは9時17分でしたので1時間ほど前に到着しました。高橋先生はまだ到着していませんでした。準備ができて二人で早速練習場に向かいました。二人で40球ほど練習しました。そしてスタートの時間を迎えました。

60代と見える男性のキャディさんがついてくれました。噂に聞いた名門のコースですから、とても楽しみでした。林間コースですから海が見えませんが平坦で 戦略的なコースでした。

ラフが深く、容易にロストボールになってしまうことには驚きました。3分間の間に探し出さなければなりませんので、大変でした。私自身も2度ロストボールがあり、池の配置がよく分からず、また分かっていながら打ち込んでしまうこともあり、これほどボールを無くしたことは記憶にないほどです。それだけで10打以上、無駄をしたことになります。それでもなんとか97回で上がったのは、昨年12月に比べれば随分と進歩した証拠だと嬉しくもありました。

最終ホールは名物ロングホールのようで、パーがなんと6なのです。第三打を7番ウッドで打ったのですが、池に入ったかもしれないとのキャディーの指摘もあり、再度7番アイアンで打ち直しました。結局最初のボールが池ぎりぎりで止まっていました。

強いつま先上がりの斜面に止まっており、足が池に入りそうになりながら、左後方にあるピンに向かって、サンドウェッジを極力短く持ち、ダフらないように細心の注意をもって打ちました。結果は見事にピン奥5メートルほどの所に止まりました。奥に向かって順目だったのです。返しは下りの強い逆目というラインでしたが、わずかに外れてバーディを逃しました。でも最後をオッケーパーで上がって、楽しかった一日も終わりました。

お風呂は使用できませんでしたのでシャワーだけ浴びて二人で一緒に高崎まで戻り、16時27分の北陸新幹線に乗って東京駅まで行き、東海道新幹線で三島駅まで、そして東海道線で原駅まで戻りました。

LINE で打ち合わせた後、Sunが駅まで迎えに来てくれましたので、そのままザブーンに行ってお風呂に入り、軽く私だけいっぱいやって家に帰りました。20時30分頃、家に戻りました。

■本当に楽しい週末でした。軽井沢72 は標高1200メートルとありますから、暑いとは言っても、さすがにこちらのようなムッとする暑さとは異なっていました。最後の2ホールでは雷鳴が轟き、いささか怖かったのですが雨に遭うこともなく、晴天のもと楽しく4人でプレイすることができました。

まだまだ初心者の域を出ていませんが、Takuは昨年より上達しているのは間違いありません。グリーン周りとパットが前回より、かなり上手くなっていました。ただクラブヘッドが返るという感覚が実感できていないようなので、シャンク気味のボールがいつも右側に飛んでしまって苦労していました。練習場で自分が納得するまでクラブを振るしかないようです。

■さてコースを回って大変驚いたことが一点だけありました。それは巨大といってもいいほどのターフが、あちらこちらに散在していることでした。プレイヤーも、そしてキャディも、それを戻そうとしないのか、まるでコース全体がアメリカ軍に爆撃されたかの如く穴だらけなのです。

こうした場合、正解は目土(めつち)をすることです。つまり砂と土の混ざったものを、水平になるまで入れて踏み固めることです。日本では多くの場合、フェアウェイは暑さに強い高麗芝が使用されており、ターフを戻しても高麗芝の場合は生着しないようです。したがって目土を入れて芝の回復を待つのが正しい処置です。

そうした様子が無いのです。キャディーも目土を持ちませんし、カートにも用意されていません。ラウンドが終わってから整備するのでしょうが、プレイ中に処理した方が良いことは論を待ちません。

ただしプロの試合では、その場では目土をしないようです。公平感を欠いてしまうからだそうです。

いつも新沼津カントリークラブでプレイしている私にとっては、このようなコースは想像もできませんでした。

たくさんのホールがあり多くの従業員が忙しそうに働いていましたが、忙しすぎるのか対応もいささかぞんざいな感じすらしたのです。こちらは初めての訪問でしたので、練習場がどこにあるかもわからず、従業員に尋ねるしかなかったのですが、その対応はあまり気持ちのいいものではありませんでした。悪く言えば殿様商売なのでしょうか。立地環境は最高ですが、画竜点睛を欠くという言葉を思い出しました。

それでも四人での楽しい一時(ひととき)が損なわれたわけではありません。また、いつか四人でプレイできる日を楽しみに家路につきました。