■20230513−0515(土曜日ー月曜日)

最大の難所、ノーザンファーム坂路コースです。長い長い上り坂です。

■生まれて始めて、トレイルランニングに挑戦しました。マラソン大会は、何度も参加したことがあるのですが、ある本の刺激で挑戦を思い立ちました。「 Go Wild 」です。ChatGPTに尋ねてみると、

トレイルランニングは、近年注目されているアウトドアスポーツの一つです。このスポーツでは、様々な環境や地形を走ることが特徴であり、時には”山岳レース”とも呼ばれることもあります。

トレイルランニングは、舗装された道路ではなく、未舗装の道や山道などを走ることが一般的です。そのため、ランニングコースの難易度は距離だけでなく、累積標高差も考慮する必要があります。トレイルランニングでは、坂道の登りや下りなどの変化に対応するため、従来のランニングとは異なるペース配分が求められます。

また、トレイルランニングはフィットネス全体に良い影響をもたらすとされています。舗装路のランニングと比較して、未舗装の道を走ることで身体のバランス感覚や筋力を養うことができます。さらに、大自然の中で行うことで心身のリフレッシュやストレス解消にも役立つとされています。

トレイルランニングの魅力は、自然の中で自由に走ることができる点にあります。また、トレイルランニングの大会やイベントも増えており、競技人口も年々増加しているようです。舗装された道路でのランニングに飽きた方や自然の中で新たな挑戦をしたい方にとって、トレイルランニングは魅力的なスポーツと言えるでしょう。

と教えてくれます。本の中にも書かれていましたが、脳を刺激し、脳を活性化し、ボケ防止、認知症予防に最も効果的なものの一つであることは科学的に証明されている、とあります。

通常のマラソン大会にはない効果があるのです。とは言え、どこのどの大会に参加すれば良いのか、さっぱり分かりません。来月出場する千歳JAL国際マラソンに関連して、見つけることができました。会場には、以前Sunと二人で、行ったことがあったのです。あの時は、ディープ・インパクトのお母さんに会うためでした。

■20230513(土曜日:雨)

ホテルのロビーです。まるで別世界でした。


沼津は雨でした。朝の7時過ぎに家を出て、富士山静岡空港へ向かいました。途中かなり強く雨が降る箇所もありましたが、空港に着いた時には、だいぶ小ぶりになっていました。

いつもの無料駐車場は満杯でしたが、何とか空きを見つけて無事に駐車を済ませ、出発ロビーに向かいました。離陸すれば2時間弱で札幌丘珠空港です。空港に到着後は、いったんバスで札幌駅へ向かいました。30分程かかります。

札幌駅に到着し、昼食をどこで取るか相談しました。駅に向かって右手にあるビルの10階にあるラーメン街で取ることにしました。札幌といえばラーメンです。

ちょうど昼時でしたので、お店はどこも大賑わい。どこの店の入口も待つ人の列が続いています。とりあえず適当に並んで順番を待ちました。お店で選んだラーメンは、濃厚な出汁の独特の味でしたが、私には濃すぎました。胃に持たれたようです。

食事を終えて今夜の宿に向けて、電車に乗り込みました。新千歳空港行きエアポートライナーです。懐かしの駅が続きます。南千歳、千歳、そして新千歳空港駅終点です。国際線出発ターミナルへ向かいました。宿はそちらにあるのです。2020年2月新千歳空港国際線旅客ターミナルに誕生した「ポルトムインターナショナル北海道」です

「空港内にいることを忘れる静寂と、日本の古典美術に包まれる上質な時間をお楽しみください」と、あります。

確かに、その上質な空間には驚くばかりでした。チェックインを済ませ、明日の送迎バスが出るバスターミナルを探しに出かけました。

ホテルからは道路を横切れば、幸い時間もかからないことが分かりました。ターミナル内を歩くとかなりの距離でしたので、宿の選定が賢明でした。

空港ビルで夕食を済ませ、帰りがけにコンビニで明日の朝食用に、おむすびと味噌汁を買いました。マラソンの時の朝食は、いつもそんなものです。これで明日の準備は万端です。

■部屋に戻りましたが、今夜は体調が悪くて参りました。明日走ることができるのか、本当に心配になりました。夕食を取って部屋に戻ったら、しばらくベッドで寝込んでしまいました。

だるい上に寒気もしたのです。これでは、とても明日走ることはできそうにもありませんでした。

1時間半ほど休んで、何とか気力を取り戻しお風呂に入りました。風呂場も実に上品にできているのです。とにかく休んで、明日体調の回復を待つしかありません。

■20230514(日曜日:晴れ)

            会場へ向かうみなさんです。

さて一夜明けて、快晴です。むしろ気温の上昇を心配したほどです。8時10分発の送迎バスに乗るべくホテルを出ました。昨日バス停を確認しておきましたので安心です。時刻通りに出発しました。30分ほどで会場に到着です。

到着して、まずは広場に向かいました。すでに皆さん集まって、準備体操をしていました。大会委員長の橋本聖子さんが、スケートの模範演技などをして、参加者を楽しませてくれました。

今回の大会は、スタートとゴールが同じ地点ですので、まずは最初の種目である、親子ペアランの全てのランナーが到着するのを待ってのスタートでした。

トレイル7キロランはスタートが9時半。そして最後の種目、ハーフが11時のスタートです。コースは初めて走るのですから見当も付きません。ひたすら走るだけです。

足場が変わるコースが特徴ですから、当たり前のことなのですが、捻挫や転倒しないように、よほど注意しないといけないのがトレイルランなのでしょう。

これほど体の五感を総動員する時間も珍しいからこそ、認知症に対する予防効果が抜群なのでしょう。距離が7キロということもあって、走り終わった時点で、思ったほどは苦しくはありませんでした。

カメラを取り付けたランナーからの同時中継映像が、広場のスクリーンに流れていたようで、Sunによれば、私も写っていたようです。競走馬がトレーニングを行う坂道コースでは、私の走っている様子が写っていたようで、走った様子をSunが知っていたことに驚きました。

坂道の最初は、真ん中を走っていたのですが、あとから走ってきた中継カメラランナーが、端のほうが走り易いですよ、と教えてくれました。それからしばらくは、端っこの走り固められた部分を走りましたが、確かに走りやすかったです。

でも、坂道コースのゴールが見えた段階で、また真ん中の部分を走ることにしました。馬の気持ちを理解するためです。

走り終わって、二人で仲良くツゥーショット記念写真です。

こうして、初参加だってトレイルランも、無事に終えることができました。沼津ではこの日は、終日雨だったようですので、ここでの晴天は最高のご褒美でした。


走り終わって、無料配布のソーセーなどを頂いて、送迎バスが出るまでの時間、二人で公園の周囲を散策しました。前回来た時は、見て回る時間がなかったのです。

完走証です。来年も挑戦するつもりです。


■今回は、のんびりと二人で、青空、草花、白樺、そして雲の流れとそよ風と、最高のプレゼントを楽しみました。これほど贅沢な時間は他にありません。幸せな時間です。老夫婦が元気で、こうして時を共にできることほど幸せなことを、他に私は考え付きません。こんな時間を共に過ごすために長い時間一緒に生きてきた、と言えるほどです。

■さて11時半の送迎バスで新千歳空港に戻りました。レンタカーを借り受け出発です。今回もアクアにしました。1時間強で今日の宿「海の別邸 ふる川」に到着。14時から入室できるのですが、ほぼ満室の盛況です。

15時からは見晴らし展望台で、ビール飲み放題のサービスがあると聞き、まずはお風呂に入りました。ヌルヌルの温泉です。露天風呂からは、アヨロ海岸から遠く下北半島が望める事もできるようですが、今日は雨模様でした。

到着時には打ち寄せる波も見えなかったのですが、次第に霧も晴れ海も望めるまでになりました。お風呂上がりに、さっそく展望デッキに行って、セルフサービスでビールを頂きました。美味しかったです。2種類の生ビールが用意されていました。

17時半から夕食です。

■20230515(月曜日:雨)

FDA機内から見た富士川?河口の様子です。いつも不思議な気持ちに襲われます。

こうして、楽しかったトレイルランの旅も、あっという間に終わってしまいました。初めての出場でしたので、どの程度大変なのか、見当が付きませんでした。その後、引く続いてハーフも走ろうかと、申込時に一瞬思ったのですが、やめて正解でした。

トレイルランは7キロコースでしたので、思ったよりは楽でしたが、さすがに続けてハーフは無理でした。海岸の堤防を休日に1時間、8キロ走っていたのが功を奏したのでしょう。

トレイルランは足元が様々に変化しますので、対応するのに一苦労です。ただひたすら、前を向いて胸を張って走れば良い、というわけにはいきません。下手をすると、つまずいたり、転んだり、捻挫をしかねません。ケガをしては、元も子もありません。無事これ名馬です。

11時55分発のFDA便で静岡に帰ってきました。離陸後の機長の話では、静岡は雨とのことでしたが、帰ってみると見事に晴れていました。お天気の神様に感謝です。

一緒に行ってくれたSunが、大会を楽しんでくれたのが何よりでした。付き合ってもらって、つまらなかったでは、本当に申し訳ありません。大会に参加するという目的が、私にはありましたが、付き合わされる方はえらい迷惑です。

それでも天候に恵まれ、爽やかな北海道の自然を満喫できて、Sunも満足そうで本当にホッとしました。来年も一緒に来ようと決めました。Nonちゃんも時間が取れると良いのですが。

そんな楽しみも増えた、北海道トレイルランの旅でした。