■20231103-1106(金曜日ー月曜日)

「海の別邸 ふる川」に飾ってある木彫りです。
こうありたいものです。

■Sunが計画してくれました。海の別邸 ふる川の姉妹店が3店舗あり、最後の店舗である「札幌の奥座敷 定山渓」には、泊まったことがありませんでした。

さらに、Sunが友人たちと宿泊して、とても気に入ったペンションが富良野にあったのです。そこへも行ってみないか、ということで、今回の企画ができました。

3箇所をどのように回るか、なかなか難しい問題でしたが、Sunが決めてくれました。天気予報では、どうも好天は期待出来ないようです。決めた以上は、お天気の神様に、すべてを委ねるしかありません。

こうして、2023ふる川巡り・富良野の旅が始まりました。

■20231103(金曜日:文化の日:晴れ)

北海道ノーザンホースパークにある「ディープインパクトゲート」です。

■さて、文化の日から始まる連休に合わせて、北海道へ出掛けました。富士山静岡空港10時発の新千歳空港行きに搭乗です。8時に家を出て空港に向かいました。

順調に空港に到着。団体らしい何組かの集団に会いましたが、以前のように海外からの多数のお客さんは、まだ戻っていないようです。それでも、新千歳行きは、ほぼ満員でした。

新千歳空港でレンターカーを借りて出発です。まずは、ノーザンホースパークに寄りました。今年の5月に「ノーザンホースパーク・マラソン」に参加するために訪れていたのですが、今回は紅葉も楽しみの一つです。



天気予報は、あまり芳しくなかったのですが、時折青空も見える空模様に助けられました。多くの観光客で、賑わっています。お目当ての一つは、「ディープインパクトゲート」。ネットによれば、

このたび競走馬、そして種牡馬として日本の競馬史に燦々と輝く“ディープインパクト”の名を冠した「ディープインパクトゲート」が新エリアとして2023年5月末日に完成し、来る2023年6月9日(金)より一般公開をスタートします。

前回訪れたのは5月でしたから、まだ公開前でした。今回は、ディープインパクトのお母さん(32歳)との再会も楽しみでした。ある資料によれば、馬の32歳は人間では90歳に当たるとのこと。お母さんは、長寿です。

ディープインパクトのお母さんと並んで。人間なら、もう90歳です。
アイルランド生まれとは知りませんでした。



ちなみに、ディープインパクトは、2019年に17歳の若さで亡くなっています。人間なら52.5歳に当たるようです。

現役を引退後は優秀な子を送り出した。子どもたちの獲得賞金でランキングを決める種牡馬(しゅぼば)成績は、12年から昨年まで7年連続で中央競馬のトップ。キズナなど5頭のダービー馬を送り出した。

ノーザンホースパークの厩舎にも、ディープの多くの子ども達がいました。遺伝子は受け継がれています。

「ディープインパクトゲート」も見ることができて、満足でした。

■20231104(土曜日:晴れ)

この日のドライブコースです。
富良野にあるペンションです。

■昨日泊まった白老町の宿から、一日掛けて富良野にたどり着きました。白老、苫小牧、千歳、占冠、南富良野、富良野、そして上富良野にようやく到着です。250キロほどありました。11時まで宿でのんびりしましたので、今日の宿「ペンション・ランドスケープふらの」にたどり着いたのは、16時少し前。夕闇が迫っていました。

Sunが以前友人と泊まって、とても良かったと推薦してくれました。ペンションは、まるでメルヘンの世界でした。先週聞いたラジオ英会話で覚えた「 little and cozy 」という形容がぴったりです。「居心地のいい、こぢんまりした」と訳されています。

手入れが行き届き、清潔で気持ちの良い環境です。お料理については、

ダッチオーブンとは、ふた付きの鋳鉄製の鍋で、アメリカの西部開拓時代からのアウトドア調理具です。「煮る」「焼く」「蒸す」「炒める」「揚げる」が出来る魔法の鍋です。

ランドスケープふらのでは、地元で採れる旬の新鮮素材とともに、鳥をまるごと1羽ダッチオーブンで調理してお出ししています。北海道ならではの食材をダイナミックに調理するダッチオーブン!

富良野まで来て、コース料理じゃつまらない・・・素材の持つ旨味を引き出し、ギュッとじこめたダッチオーブンディナーをお楽しみ下さい。

とネットにありましたが、まさにこのとおりでした。爽やかで気持ちの良い一晩を、夫婦二人で過ごすことができました。

お料理も最高でした。オーナーの拘りでしょう。ダッチオーブン料理は初めてでしたが、美味しかったです。

地元の食材を生かした料理は、決して豪華絢爛というわけではないのですが、心のこもった温かい品々でした。大満足です。

翌朝は冷えました。霜が降りていました。と言っても、部屋の中は快適そのもの。別世界です。私は、このような宿がお気に入りです。鹿児島の「朱峰」を思い出していました。

こちらも、ご夫婦で営業されていましたが、清々しいという形容がピッタリの空間でした。来年もぜひ再訪したいと、帰り際に思ったものです。

■20231105(日曜日:曇)

さて、今日は札幌の奥座敷・定山渓に向かいます。初めての訪問です。予定では、その前に12月開業予定の「クラブメッド・キロロ」に寄ります。小樽近郊です。

クラブメッド・キロロに、まず向かいました。

北海道には、これで3つ目のクラブメッド施設です。沖縄にあるのがカビラですが、こちらは当然マリンスポーツが主体です。到着してみると、まだ最後の工事の真っ最中です。12月開業とのことですので、慌ただしい毎日に違いありません。

こちらに帰ってきてキロロの宿泊料金などを調べてみると、一泊7−9万円のようです。世界中から宿泊客が来ますので、ドル換算だと500−600ドルの間でしょうか。以前なら、5−6万円で宿泊できましたが、日本は本当に貧乏になってしまったのです。

喜んでいるのは、輸出で大きな利益を上げている大企業だけです。しかも消費税の還付金だけでも膨大な額なのです。

消費税を1円も払わず 逆に 6 千億円もの還付金をもらうトヨタ

国民生活を痛め、貧しくし、国内需要が縮小され、国内での売上が落ちる消費増税を、なぜ経団連会長が、マスコミを使って推進するのか、最初は理解できませんでした。

からくりが分かれば、納得です。つまりは国民生活のことなど眼中にないのです。消費増税を財源として法人税を減税し、還付金でボロ儲けできれば、企業努力などする必要はありません。

与党への政治献金など、子供の小遣い程度にしか感じません。政治を変えない限り、日本は本当に惨めな国に落ちぶれます。最後のチャンスです。

■さて、小樽市の毛無山展望台からキロロに立ち寄り、いよいよ札幌の奥座敷に向かいました。

ようやく札幌の奥座敷定山渓に到着です。こちらでいうと、長岡温泉のような感じです。温泉旅館が立ち並んでいます。

富良野の宿のちょうど真逆の宿、といえば分かりやすいでしょうか。 「litte and cozy 」の真逆です。増築に増築を重ねた、その建物は、まるで迷路のよう。色々手が込んだもてなしがあり、それはそれで工夫がなされていました。

夕食後は庭で足湯に浸かりながら、ホットワインをいただきました。札幌にこんな温泉街があるとは、全然知りませんでした。これで、ふる川系列の3つの旅館を全制覇したことになります。ただ、大変残念だったのは、部屋の便器の手入れが不完全で汚れていたことです。

部屋にあったアンケート用紙に、その旨記載しましたが、その後どうなりましたか、よく分かりません。もう行くことはないでしょう。

3箇所のうち、最後に営業開始した白老町の宿が、私は一番お気に入りです。ゴチャゴチャしていません。また来年、千歳マラソンで訪れる予定です。