2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 90 of 152

同期会

■20200125(土曜日:曇)

ラブライブサンシャインの聖地です。

■昨日の朝は10キロを走りましたので、今朝はゆっくりと休みました。仕事を終えた後も、昨日はさすがに疲れが残っていたのか、お風呂に入り早めに休みました。

6時前に新聞を取るために玄関を出ましたが、とても静かな朝です。放射冷却現象もないので暖かな朝でもありました。

今日は午前中に仕事を終えた後は、高校時代の同期会に出席するために、浦和へ行かなければなりません。同期生の中から同窓会の理事を出さなければならないようなのですが、その相談があるようです。

別段私が出席しようがしまいが、結果は決まっているようなのですが、まあそんなことでもないとみんなに会うこともありませんし、沼津から浦和へ行くとなれば時間も掛かりますし、面倒なんですが、面倒くさいと行かなくなってしまうと、本当にご無沙汰になってしまうのでしょう。出かけて行くだけの元気と気力があるということで、喜ばしいことに違いありません。

世話役をしてくれている野辺さんは、同窓会全体の副会長もされていますし、同時に同期会の取りまとめ役もしてくれています。弁護士さんをされていて、たくも以前、野辺さんの事務所を訪問して、親しくお話をしてもらったこともありました。

というわけで、今日は午後から電車に乗ってのんびりと懐かしの浦和に出かける予定です。電車での長い道中、どの本を持って読んで行こうかと思案中です。キンドル一つを持っていけば何十冊も入っていますから、その中から選んでのんびりと読んでいきましょう。

能森さんと並んで。

■浦和での同期会は、翌日が休日当番日でしたので、とんぼ返りをしなければならず、忙しなかったのですが、楽しいひとときでした。

新型肺炎

■20200123(木曜日:雨)

ご近所さんの蝋梅です。

■今朝は5時に目覚ましを合わしていましたが、起きずにそのまま6時まで寝ました。雨の朝のためか冷え込みも弱く、新聞を取るために玄関を出てみると、まるでもう春の朝のような気がしました。

昨日の朝は走りましたので、最近はなかなか2日続けて走る元気が出ません。まぁ、無理をしても致し方ありませんので、残りの28キロ余りを、何とか今月中に走りきりたいと考えています。

■今朝の東京新聞一面には「新型肺炎死者9名、患者440人」アメリカやマカオも、世界に拡大と書かれています。中国湖北省武漢市を中心に、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大しています。

アメリカやマカオで新たに感染者が出たほか、日本や韓国でも患者が確認されるなど感染が世界的に拡大していると報道されています。

当局者によれば、ウイルスの感染源として、「海鮮市場で取引されている野生動物の可能性が高い」と明らかにしていますし、専門家チーム長の医師も山林に生息するネズミの仲間「タケネズミ」や「アナグマ」といった野生動物の可能性が高いと分析しています。

新型の感染症は常にそうであるように、人間の周囲に存在する野生の動物から人間に広がっていきます。当然、そうした病原体に対する抵抗力を人間は持ちませんので、爆発的に広がってしまう可能性がある訳です。人間の歴史はそうしたことの繰り返しだったのでしょう。HIVも確かアフリカの野生の猿から人間に広がったように記憶しています。

人間の歴史は感染症との戦いの歴史でもあったのです。抗生物質の登場によって様相は激変しましたが、今また耐性菌の出現によって、新たな段階を迎えているようです。際限のない繰り返しです。

再生

■20200121(火曜日:晴れ)

いま話題のナイキの厚底シューズです。

■今朝は起きるつもりで目覚ましを5時に合わせていたのですが、昨夜は眠れませんでした。いつも1錠を服用する睡眠導入剤を飲み忘れていたのです。睡眠の様子を記録することのできるスマートフォンを使用するようになってから、たとえ睡眠導入剤を飲まなかったとしても、それなりに寝ているというのは確認できたのですが、やはり決定的に違うのは、服用しない場合には熟睡感が得られないことなのです。

これはかなり大きな違いなのです。服用しない場合には、とにかくよく夢を見ます。大した夢ではないのですが、そんな夜には熟睡感が得られないのです。どちらかと言うと疲労感すら残ります。それでは、朝起きて走り出すのは結構辛いものがあるのです。

■さてwordpressの再導入と再設定は、一旦停止の状態です。無事に再導入も終わり、データー移行もできたのですが、新しくインストールしたWordPressは古いデータを、残念ながら認識してくれません。

結局これまで作り上げてきたページが再現できないのです。WordPressの場合、作られるページには、いわゆるブログのような投稿ページと固定ページという二つの種類に分かれているようなのですが、固定ページはデータベースの方に保存されています。データベースもバックアップをとって保存してあったものを戻したのですが、認識されません。

結局今のところ以前のデータは何も再現されていません。コンピューター上には残っているので永遠に消えてしまった訳ではないのですが、取り出せていないのです。単純にフォルダーの中にデータを戻せば再現されるという仕組みには、WordPressはなっていないようです。

しばらくは、グーグルで検索しながらデーターベースの再認識をどのようにしたら良いかの勉強をするしかないようです。

■東京新聞「私の東京物語」は第1線で活躍する方、あるいは指導的立場にある方々の東京における活躍の物語なのですが、現在の主人公は漫画家の柴門ふみさんです。第1回目の書き出しは、こうです。

昭和50年4月大学進学のため上京した私は、姉と2人で三鷹に暮らし始めた。三鷹駅から北に徒歩17分。周りにはまだ畑や雑木林が残っていた。しかし故郷の徳島に比べれば、まるで西洋の異国のように思えた。

■昼休みに再度、挑戦しました。 wp-config.php  ファイルを変更したのです。このファイルの中のデータファイルへのアクセスを決定する、命令文の一部を変更したのです。WordPressではデーターファイルにSQLServerが用いられています。データファイルにアクセスして調べてみると、それぞれのデータファイルの最初に付いている記号が異なっていたのです。

新しくワードプレスをインストールしましたので、その時から作り始められたファイルの接頭文字と、以前作られたファイルの接頭文字とが異なっていることに気づきました。そこで、その接頭文字の記号を設定ファイルに書き込んだところ、見事にこれまで作ってきたページが再現されたのです。本当に嬉しいと共に感激しました。

調べてみると2017年6月26日からwordpressでブログを作り始めました。それ以来、毎日欠かさずブログを書いてきたのですが、先日の事件から全部が消えてしまったかと心配したのです。ブログはバックアップのつもりで、もう一つの場所にコピーしてありましたので、極端なはなし何100日分でも書き直そうと思えば書き直せるのですが、WordPressでいう固定ページは、一旦消えてしまうと再生させることができません。他にバックアップがないからです。

ということで、無事に全ての資料が回復できて、本当にほっとしました。もう余計な手出しはしないつもりです。

最後の楽しみ

■20200119(日曜日:晴れ)

箱根駅伝、小涌園前です。芦ノ湖方面から駆け下りてきます。

■今朝は走るつもりで目覚ましを5時に合わせていましたが、起き出す元気が出ませんでした。昨夜は静岡で、静岡県眼科医会総会があり、15時から20時近くまで静岡で過ごしましたが、会場が寒くて、いささか困りました。足から冷えてくるようなのです。足首、そしてふくらはぎが冷えてきて、寒気を覚え始めます。

18時からは特別講演があったのですが、その頃になると下半身の冷えを緩和するために、足踏みをするようになり、ふくらはぎを時々マッサージしていました。サポーターはしているのですが、どうやらそれだけでは足りないようです。体質なのでしょうが、本当に困ったものです、サポーターを二重にしておけば冷えの問題も解決するのかもしれません。

■さてwordpressの回復の問題は未だ解決しません。どうやってもこれまでの内容を復活できないのです。問題がごちゃごちゃに、こんがらがって私の頭では解決できそうにありません。とりあえず今日はwordpressのデータベースをバックアップしました。

後はフォルダーごとにバックアップを取っておき、最後の最後はもう一度、一から入れ直すという手もあるかもしれませんが、それは最後の最後です。

■今日は、ロータリークラブ第2620地区、静岡第2グループのIMが富士で開催されます。12クラブが参加します。年に1度の大会ですので、私も参加しないわけにはいきません。本当は新沼津カントリークラブの月例に出場したいのですが、こればかりは致し方ありません。

■白内障の手術を受けてから1ヶ月が経過しました。現在はマイナス1D程度の軽い近視になっていて、日常生活には眼鏡は必要ありません。中学2年生の時から近眼の眼鏡をかけ始めた自分にとっては、メガネなしでの生活には、まだ慣れていないようです。

一番驚いたのは、洗面器に入れた水を見ると、ものすごく綺麗に鮮明に見えるのです。こんなにも水が綺麗に見えると感じたことはありませんでした。

工事中

■20200118(土曜日)雨

箱根駅伝見学の帰りに見かけた桜です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日の天気予報では、夜半から今日の午前中にかけて太平洋側では気温が下がって雪になる模様だということでした。

今日から大学入試センター試験が始まります。毎年この時期はどういうわけか、東京地方でも雪が降り、受験生の皆さんは大変な思いをすることが多いようです。私自身は大学入試センター試験が始まる前の世代でしたので、受けた経験はありません。来年からはまた仕組みが変わるようですので、受験生の皆さんは大変です。

■さてワードプレスとの格闘は、相変わらず負け続けています。どこが間違っているのか、誤作動の原因がつかめません。誤作動も何もスタートできないのですから話になりません。phpで書かれたプログラムのいずれかの部分に間違いがあるのですが、どこが間違っているのかさっぱり分かりません。

昨日はレンタルサーバーのシステムログと呼ばれる記録を見るところまでは到達しました。エラーの記録が残っていましたので、それを見たのですが、指摘された記載を見つけることができませんでした。今、それを再度確認してるところです。

万事休す

■20200116(木曜日:晴れ)

湧玉池です。

■今朝は走るつもりで5時に目覚ましをかけましたが、起き出すことができませんでした、ぐずぐずと布団の中でウトウトして結局起き出したのは6時10分過ぎでした。

昨夜はWordPressの設定ファイルを変更して自動的にページの移動をしようと試みたのですが、設定ファイルが間違って記載されてしまったようで、アクセスできなくなってしまいました、

設定ファイルを散々確認してみたのですが、私の力ではどうにもならず今のところ万事休すです。つまりは、今までさんざん作り上げてきた素材にアクセスできなくなってしまいました。

設定ファイルのどこかに誤記載があって、コンピューターがうまく動かなくなっていることは分かるんですが、どこの部分に問題があるのか、それがさっぱりわかりません。

phpの設定ファイルを見ているのですが、ネットで調べた限りでは、問題点を発見できませんでした。今さんざん試行錯誤しているところですが、解決の糸口が見つからない状態です。

何かいいアイデアを思いつくまでは、どうしようもありません。余計なことをするべきで、なかったと後悔することしきりです。

■20200114(火曜日:晴れ)

富士山本宮浅間大社の湧玉池です。

■今朝はゆっくりと6時まで休みました。昨日は1時間を超える LSD を行いましたので、さすがに今日は休養です。

昨日はほぼ1日をかけてホームページの改修を行いました。これまでに地元の新聞や色々なところに投稿した文章を、ホームページ上の一つの場所にまとめて分かりやすく整理したのです。

調べてみると、初めて地元の新聞に投稿したのは1995年でした。まだWindows95が発売になる前だったと思います。Windows95が発売になった時には、パッケージを入れた箱が飛ぶように売れていく様子が、テレビで毎日のように放送されていました。まさにパソコン時代の本格的な幕開けだったのです。そしてインターネットです。

私はそれ以前からウインドウズ3.1を用いて、インターネットを通して世界中の人と、お話をする試みをしていました。そうして知り合った、アイルランド在住のアメリカ人、リチャードさんと会うためにアイルランドに出かけたのは1998年でした。

本当につい昨日のことのように思い出します。もう一度アイルランドに行ってみたいものだと心から思います。リチャードさんは、まだアイルランドに転居したばかりで、家も改修のまっただ中で、私はいわゆるB&B、ベッド・エンド・ブレックファーストと呼ばれる一般家庭のお宅に泊めていただきました。簡素ではありましたが、とても綺麗に整理整頓されたお宅でした。

見渡す限り国中がゴルフ場のように思えました。ぶらぶら道を歩いていたら、牛がたくさん寄ってきて本当に驚いたことを覚えています。

■さて、今朝の東京新聞「どうにもニャン太郎」では「冬の合言葉」と題して、「日だまりに輝きながら」という原稿が掲載されています。猫好きの鹿子裕文さんが第14回目の連載として書かれています。

猫と過ごす冬は、ともに春を待つ冬だ。木枯らしが窓をたたくような朝、猫たちは冷え切ったサッシの窓辺に座って天気をうかがう。

と、書き出されています。猫好きで、また猫博士の鹿子さんは、こうも書かれています。

猫が冬眠しない道を選んだのは、世界七不思議のひとつかもしれない。あれだけ眠ることが得意なのに、なぜそうしなかったのだろう。不思議なことはまだある。寒がりのくせにホットなものを口にしない。お風呂も嫌いだ。温泉につかって目を細めているような猫を、僕は見たことがない。きっとどこかで進化の方向を間違えてしまったのだ。

また、こうも書かれています。

人間より体温が高い猫は、膝の上でほのかに暖かい。それは僕にとって、数少ない冬の幸せの一つである。一緒に冬を越してくれる動物が身近にいる。それは人間にとって、きっと喜ぶべきことなのだ。

猫が、どうも苦ってだった私も、これを読んでからは、猫が愛おしくなりそうです。

自戒

■20200111(土曜日:曇)

すっかり雲に隠れた富士山です。

■今朝は起きるつもりで目覚ましを掛けていたのですが、ちょうど起きる頃になって、雨音に気づきました。窓を開けて手を出してみたのですが、大して降ってはいません。

それでも一週間の疲れが溜まっていたのか、起き出す元気がでませんでした。結局7時近くまで寝てしまいました。こんなことは滅多にないのですが、今週は一年の仕事始め。新年会も二つ重なり、気疲れもあったのでしょうか、まぁ焦っても仕方ありません。のんびりと体の調子を見ながら一年を送っていくしかありません。

■さて今朝の東京新聞読者投稿欄に、「多忙な医師、笑顔に感謝」と題した投稿が掲載されていました。大晦日に4歳の娘さんが高熱を出して休日診療所に駆け込んだそうです、溢れんばかりの患者さんの中で2時間も待たされた挙句に、ようやく診察を受けることができました。

その時対応してくれたのが若くて気さくで笑顔の素敵な女性医師だったそうです。短時間で要点を聞き、テキパキ対応し、さらに爽やかで温かみがあった。そのプロとしての素晴らしい接し方に頭が下がる思いがした、と読者は書かれています。

自分自身も娘さんに続いて熱発してしまい、散々な年末年始を送られたようですが、最後にこう書かれています。

一方で、どこかすがすがしい気持ちになった部分もある。与えられた役割をきちんとこなし、しかも思いやりのある笑顔と声かけができること。若き女性医師のそんな姿を見て、目の前の一人にきちんと接することの大切さを、私も学び直すことができた。

違和感

■20200110(金曜日:曇)

富士山世界遺産センター、入場料です。

■昨夜は沼津西ロータリークラブの新年会でした。ホテルの二階のフランス料理店で行われました。会員の奥様も何人か参加され、とても賑やかな楽しいひと時でした。新しい女性会員も入会され、これで会員数も30の大台に届いたようです。

数が多ければ良いというものではありませんが、やはりある程度の人数がいないと、クラブの運営も大変なことは間違いありません。また新たな一歩を踏み出したというところでしょうか。

■昨日は高校の同期生、弁護士をしている野辺さんより、ロータリークラブの機関紙であるロータリーの友に投稿したので読んでほしい、という便りが来ました。今月の25日には浦和で久しぶりに同期会が開催されますので、またその時にゆっくりお話できるのを楽しみにしています。

■さて、今朝の東京新聞25面「本音のコラム欄」では、ジャーナリストの北丸雄二さんが「恐怖の大王」と題して、アメリカのトランプ大統領を批判されています。トランプ大統領が下した、ソレイマニ氏殺害の影響を危惧して、今や北朝鮮の金正恩総書記よりも、世界平和にとって危険な存在だと書かれています。

テレビで出演され解説しているほとんどの専門家も同じような論評を繰り返していますが、田中宇さんの国際ニュース解説を長年読んでいる私には、いささか違和感を感じざるを得ません。

トランプ大統領を批判する多くの論評が、とても表層的に感じるのです。つまり上辺だけを解説していて、事態の深部にある流れというものが把握しきれてないのではないかと思うのです。

田中宇さんの解説を読んでいて思うのは、アメリカと一括りに語るのは少し無理があるのではないか。あれだけの超大国ですから、様々な考えと、そしてさまざまな利害関係を持った人々が、歴史を動かそうとしているという点です。

アメリカという国が一致団結して、全員がひとつの方向に向いているわけではないのです。その行動には一見アメリカの利益には繋がらないように見えること、例えばアメリカの世界を牛耳る、覇権というものを削いでしまう、あるいは、それによって失ってしまうような行動ですら、意図的になされている可能性もあるわけです。

アメリカの一極支配が崩れれば、世界は多極化せざるを得ません。つまり、その地域、地域で指導的立場を引き受ける大国が出現してくる訳です。すると何が起こるかというと、地域をまとめなければいけない大国は多分地域で紛争が起こることを喜ばないということです。隣の家で火が出るのを喜ぶ人はいないのです。

次の段階で起こることは目に見えています。つまり経済発展です。冷戦時代にはソ連も中国も経済発展からは取り残されていました。米中が国交正常化し、今の巨大な中国経済を作り上げたのは、アメリカの資本に違いありません。つまり、アメリカは中国で大儲けをしてきているということです。

中東も同様です。いつまでも仲たがいをして戦争ばかりをしていても、経済が上向くことはありません。破壊の繰り返しです。分断され、いがみ合ってることで利益を得る国もあることは確かですが、多分それは一国か二国に違いありません。

20世紀に入って行われた欧米諸国の狡猾な分割支配によって、中東諸国は発展から取り残されてしまったのです。極めつけがイスラエルの建国です、これによって、中東地域は永遠に仲違いするように仕向けられたのです。これでは経済発展するわけがありません。

トランプ大統領が目指すのは、とても分かりにくい政治手法を駆使して、結局はアメリカの一極支配を終わらせ、世界を多極化し、経済発展を促すことで、アメリカの軍事的負担を減らすと同時に、経済的な利益をもたらそうとする意図を持っているのです。

この辺りの解説は、田中宇さんの記事を読まれると、よく分かると思います。テレビや新聞だけを見ていると、まずこうした観点からの解説を知ることは、ほとんど不可能です。

起きたことの原因を徹底的に追及することよりも、それによって世界はどちらの方向に動いているのかということを考えた方が、より世界を正しく理解できる可能性が高いということを、田中宇さんは繰り返して語っています。

通じぬ言葉

■20200108(水曜日:雨)

ものすごい勢いで駆け抜ける箱根駅伝6区の選手。

■今朝は、どんよりとした雲が空を覆っています。昨日の天気予報では、今日は大荒れになる模様でしたので、目覚ましを5時半に合わせて起き出してから、ビニールゴミを所定の位置まで運び、新聞を取って来てから朝食の準備を始めました。

昨日の夕飯は、すき焼き風豚鍋でした。高橋伸二先生が群馬県の名産、下仁田ネギを昨年末に送ってくださいました。昨日までにも何回か鍋を作って堪能しましたが、昨日もとても美味しく頂きました。

Sunが豚肉でないと食べられないので、牛肉を使ったすき焼きが定番なのでしょうが、こればかりは致し方ありません。高橋先生に感謝、感謝です。

■昨夜はお腹いっぱい、鍋を食べましたので、今朝は走らなかったこともあり、朝食はコーヒーとヨーグルトと、そしてこれまた高橋先生から送っていただいた、群馬の美味しいりんごをSunと半分ずつ食べました。

それから東京新聞を、じっくりと読み始めました。今朝一番興味深かったのは、文化面六面の対談特集です。「不寛容の時代を生きる」と題して、作家の高橋源一郎さんと中村文則さんが新春対談を繰り広げています。

今日はその第3回です。最初に高橋さんが、こう語っています。

今の政権で一番問題なのは、言葉が毀損されていることだと思います。日本語としておかしい。どんな質問にもまともに答えない。矛盾したことを言っても恥じない。間違っていても訂正しない。都合の悪いものは削除する。そんな言葉を毎日のように浴びていると、正常な言語感覚が壊れてくる。

また、高橋さんは、応答が欲しい、として、こうも語られています。

僕たちが公に求めるのは応答ですよね。まず返事をしてほしい。拒否でも否定でもいい。人々からの声に一切応答しない、それは、社会や政治の最悪の形態だと思います。

さらに高橋さんはこうも語られています。

不寛容の一番怖いのは、差別をする、虐待するということよりも、言葉が通じないことが当たり前になって、そのことに痛みを感じなくなることです。「こいつ、何か訳の分からないことを言っているな」で、おしまい。「そんな気持ち悪い奴はあっちに行ってくれ」ということでしょう。フランスの思想家ヴォルテールが社会の不寛容さを批判した『寛容論』を書いたのは1763年です。それから250年以上経ちますが、世界は全く変わっていないですね。あの本を読むと、まるで今日の話みたいです。

■高橋さんと中村さんが繰り広げる対談には頷くことばかりです。安倍総理の言動にとても違和感を感じているのですが、何よりも危険だと感じるのは、それをよしとしている社会の空気だと思います。

国民の多くがおかしいとも感じないのか、あるいはおかしいと感じても行動に移らないのか。両者が混在しているのだとは思うのですが、そうした社会のあり方自体がとても危険だと私は思うのです。そこに日本という社会の持つ脆弱性を、とても感じるのです。

多くの人が無謀だ、おかしいと思っても、結局はそうした流れを止めることができない、破局まで突き進んで崖から転落してしまう。ある意味では日本にはそうした大きな歴史的前科があるのです。よほど気をつけてかからないと、また悲劇を繰り返す可能性が高いのです。

おかしいと思うことには声を上げなければいけません。それは私達の愛する日本のためなのです。

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