■20181105(月曜日:曇)
ベトナムでのレストランの内部です。
■昨日は休日当番日でした。午後5時まで籠の鳥でしたが、午前中混雑したものの、その後はパラパラとしか患者さんは来られませんでした。
終わってからは、月に一回のツルちゃん夫婦との夕食会。ひろ繁での楽しいひとときです。雨が心配だったのですが、幸いにも曇り空で終始しました。ツルちゃん一家も我が家同様、子ども達に大きな変化が起こりそうということで、どこも曲がり角の一年のようです。生ビール一杯とひれ酒を一杯とSunの残りを飲みました。
家に帰りオフロに入って22時半には床に入りました。読み始めたのは「最高の体調 ACTIVE HEALTH:鈴木祐 著:Kindle 版」です。
日々の不調や不満には様々なレベルがあります。たんに朝起きれないという人もいれば、仕事の集中力が続かなくて作業が進まない。さらには怒りや不安がコントロールできずに人生が上手くいかない人、つねに体調不良に襲われている人、毎日の暮らしに張り合いがなく空虚な気持ちのまま暮らしている人など、症状や問題の深刻さには個人差があるはずです。まずは現代人が抱える問題の「共通項」をあぶりだし、すべてを柔軟に解決する汎用的なフレームワークを提供します。
膨大な文献を読み漁り、そこから見えてくる現代の問題点を分かりやすく指摘してくれます。私達ホモ・サピエンスは、農業を始める1-2万年前までは狩猟採集民として、何百万年も生きてきました。当然のことながら、その生活に適応して進化してきたのです。ここ1万年のことなど、ほんのつい最近のことに過ぎません。私達の体は、いまだにそうした変化に適応しきれずにいることが、この本を読むとよくわかります。
例えば狩猟採集民として生きていた頃には、仲間としてはせいぜい数十人の単位で移動していたのですが、農業を始めるとともに、その数は増してきます。ましてや都会生活が当たり前になり高度工業化社会になると、数十人では済みません。
人類は数百万年前から小さな集団のなかだけで生きてきました。まったくの他人と交流することは滅多になく、周囲には家族か顔見知りしか存在しません。
もともと私たちの脳が、見知らぬ他人とうまく人間関係を作れるように設計されていないからです。
アドラー心理学のアドラーが言う、「人間の持つ全ての悩みは、人間関係の悩みである」という指摘は、こうした進化の歴史からも推察できるのです。