2022 年 02 月 11 日 北海道小樽市街と石狩湾です。

カテゴリー: 胃腸炎

アニサキス症

■20230401(土曜日:晴れ)

昨年の4月には、青梅の旅館にTaku、Masatoと4人で出掛けました。

■今日から4月、卯月です。今日だけは、冗談を言っても叱られない一日なのですが、自分にとっては悪夢のような一日でした。昨夜は、スーパーで購入したイワシの刺身を2人で食べたのですが、夜中になって胃の痛みに目が覚めてしまいました。

真っ先に思い浮かべたのが、夕食の刺身です。以前にも2回、アニサキスに当たっています。幸い嘔吐も下痢もなく胃の痛みだけだったのですが、まともに眠ることができません。散々我慢したのですが、6時前になってSunを起こして状況を説明しました。

Sunも以前にアニサキスによる、ひどいアレルギーを経験していましたので、ステロイド剤を内服してみたらどうかと言われました。迷ったのですが、プレドニン5ミリを服用したところ、痛みは軽快しました。

朝食は何も取らずに白湯だけを飲み、仕事を始めたのですが、どうにも不快感が取れず、また明日は日曜日ですので診療機関もお休みです。思い切って、知り合いの先生の病院に電話して、対処してもらえるかどうか確認したところ、たまたま今日の外来に、内視鏡専門医が来てくれているということで、急いで来てくれれば処置できる、とのお話。

仕方がないので11時前でしたが、自分のクリニックは閉じて、大急ぎで病院に向かいました。朝食を取っていなかったのは幸いです。受付を済ませると、スムーズに内視鏡検査に入ってくれて、15分程でアニサキス1匹を取り出してくれました。

とても上手な先生で、ほとんど苦しむことがありませんでした。鼻からの内視鏡ですので、喉のところで苦しむということもありません。人間ドックで内視鏡検査を先月受けたばかりなので、これで2ヶ月続けて検査を受けたことになります。

アニサキスは放置しても4-5日で体内で死亡するそうですが、それまでどのような経過をとるか分かりませんので、不安を抱えているよりは、思い切って診察を受けた方が良いと判断したのです。除去してしまえば、嘘のように不快感が消え去りました。

もうイワシの刺身は、こりごりです。しかし、アニサキス症が最も多く見られるのは、鯖に潜入しているアニサキスだそうですので、やはり熱を通すか、冷凍物以外は、口にしない方が正解のようです。アニサキス症の95%は日本で起きてるということですが、やはり刺身で食べるのは危険なのです。

ちょうど、お昼頃に処置も終わり、家に帰ることができました。軽く昼食をとって休みました。何しろ昨夜は、ほとんど熟睡できませんでした。食べられないのも辛いのですが、熟睡できないというのが一番体にこたえます。

16時からは市内のホテルで勉強会があり、開会の挨拶をしなければならなかったので、ゆっくり休む暇もなく用意をして家を出ました。

特別講演の2人の講師とは別に、スペシャルゲストとして九州大学学長の石橋先生が来られましたが、その挨拶の見事さには唸りました。特別講演の座長として演者の紹介をされたのですが、ここで彼が教授に就任できた理由を暴露するというのです。

出身大学が別ですので、本来でしたらなかなか難しかったのかもしれませんが、彼が教授になれたのはイケメンだからだ、というのです。そして最後に、今日は4月1日であることを、皆さん思い起こしてください、と結ばれました。

すっかり騙されて、私は信じてしまいました。また信じてしまうほど、確かに講師の先生はイケメンだったのです。人の心をとらえて離さない、その見事な話術に、さすが旧帝大の学長は違うと、感心し切りでした。

こうして真夜中から苦しんだ一日は、無事終わろうとしています。新しい年度に入って初日に苦しむとは、夢にも思いませんでしたが、無事に終わってみれば、神様も自分をまだ見捨ててはいないのだ、と思い直した一日でした。

光熱費

■20220214(月曜日:曇)

サホロリゾート・スキー場です。今年の雪はどうでしょうか。

■今朝はゆっくりと休みました。天候によっては走ろうかとも思ったのですが、まぁ無理をしても仕方ありません。天気予報では、昨夜から関東地方を中心に大雪の予想でした。静岡では平野部では降っていないようですが、御殿場などではどうなのでしょうか。

久しぶりに家でゆっくり休みました。旅行してる間は、昼休みというものがありませんので、わずかな時間でも昼寝をすることがありませんでした。そのためか、今までよりも夜はぐっすりと寝ることができました。

今日から日常生活に戻ったのですが、昼休みに少し散歩をして、日を浴びてみようかと思っています。それによって、より正常な日内変動・体内時計ができて、睡眠障害も軽くなるかもしれません。

今日は新聞の休刊日でした。朝食の準備を終えて、郵便受けに新聞を取りに行ったのですが、入っていませんでした。

■さて北海道旅行3日目の晩に、支笏湖のホテルに行きました。部屋に案内されて、あまりの室温の高さにムッとしました。担当の方に、すぐに暖房を切ってもらいました。

北海道は寒いです。マイナスの気温が当たり前です。静岡県で昼間マイナスの気温ということは滅多にありません。一桁の気温でも、寒い寒いと震え上がっています。

北海道の寒さが想像できるのですが、外気温があまりに低いために、室温をかなり高めに設定していることに、改めて驚きました。外へ行く時は冬山に登るような格好で、そして部屋の中では、シャツ一枚でも過ごせそうなほどの落差なのです。

我が家では暖房を、あまりかけません。真冬でも、こたつとせいぜい小さな電気ストーブひとつ程度です。そのため、風邪をひくことはほとんどありません。湿度があまり下がらないためかもしれません。気管支には、その方が優しいのです。

ガソリンや灯油の値段が跳ね上がり、暖房費がうなぎのぼりです。そんな折ですから、ホテルの暖房のあり方を見てみると、かなり無駄に光熱費を使用しているのではないか、と感じたのです。

室温の設定温度を少し下げるだけでも、相当な光熱費の削減が可能なのではないでしょうか。要らぬお世話と言えばお世話なのですが、もう少し工夫してみる価値が、今の御時世では十分あるように思ったのです。

胃腸炎

■20211003(日曜日:晴れ)

長野県のりんご三兄弟です。昨年、草津温泉から直江津へ行く途中で、立ち寄りました。

■予定では、今日は仲間の先生方とコンペでした。ところが、昨夜はほとんど眠ることができませんでした。頭痛と嘔気のためです。理由がわからなかったのですが、結局行き着いたのは、疲労のための胃腸炎だろう、という結論でした。

9月の最終の週に残っていた40キロを走り、月100キロの目標達成をしたのは良かったのですが、疲労困憊だったようです。疲れのピークのあとで、時々胃腸炎を起こすのが、私の体の特徴です。

今回の発作は、前回旅先で起こしたものとは比較にならない軽度のものでしたが、それでも晴天のもと運動をする気には、とてもなりませんでした。

電話をして訳を説明し、キャンセルしてもらいました。今日は一日中、安静にしていました。食事も殆ど摂らず、胃腸の回復に務めました。夕方になり、何とか回復したようです。

前回旅先で胃腸炎を起こした時には、日曜日でしたので、救急当番病院を探して、診察を受け点滴をしてもらって、何とか帰りの飛行機にぎりぎり間に合う、綱渡りを演じました。お腹が壊れたのではないか、と思うほど、嘔吐を下痢を繰り返しました。

前兆がきっとあったのですが、見逃していたのです。今回も眼の深部痛があり、食欲も落ち、胃腸薬をやたらに飲みたくなっていたのは、やはりおかしかったのです。

致し方ありません。自分の体と付き合っていくしかありません。車のように新車に乗り換えることができませんので、維持管理に務めるしかないようです。

地獄に仏

■20210512(水曜日:晴れ)

鳥取砂丘です。

■今朝は走るつもりで準備をしていたのですが、起き出すことができませんでした。胃の具合が悪かったからです。昨夜の夕食後に、胃の持たれ、違和感があったのですが、夜中にも何度か、そして今朝になって、痛みが消えません。吐き気などは無かったのですが、どうも疲れが溜まっているようです。ということで、今朝はお湯で割った蜂蜜だけをとって、朝食代わりとしました。

胃腸の調子が悪い時は、何も食べないのが一番です。自分の体質として、体の疲れが貯まると胃腸に来ます。最悪は急性胃腸炎です。北海道を旅行していた際に、この急性胃腸炎に襲われ、本当に死ぬ思いでした。

前日は二人で樽前山に登り、雄大な景色を楽しんだのは良かったのですが、夜明け前から発作に襲われ、嘔気、腹痛、下痢と三拍子揃って襲ってきました。浴室に併設されたトイレから出られなくなったのです。2017年8月13日でした。

日曜日でしたので、当番日を探してSunに連れて行ってもらいました。札幌共立医院が当番でした。一番で受付をして診察を受け、急性胃腸炎として点滴治療を受けることができました。大変優しく、親切に診察をしてくださり、本当に地獄に仏とはあのことです。看護師さんや先生が、仏様に見えました。

帰りの飛行機の時刻に間に合うギリギリまで点滴を受け続けました。その後に宿に戻って、空港へ急ぎました。

今となれば笑い話ですが、あの時は、とても笑うどころではありません。自分の体と、しっかり向き合わなかった罰です。

胃腸炎

■20200228(金曜日:晴れ)

札幌雪祭り。テレビ塔です。

■昨日は38回目の結婚記念日ということで、二人でお風呂に行って、お寿司屋さんで夕飯を取りました。二人の大好物、イワシは残念ながら無かったのですが、光り物の好きな二人は、コハダやサバなどを中心に、堪能することができました。

ただし、好事魔多しでして、布団に入ってからも私は、どうも眠りに入ることができません。やがて午前1時過ぎになって、嘔気を覚えてトイレに向かいました。どうも何かが胃腸炎を起こしたようです。

定期的に、時々胃腸炎を起こします。今回は軽症で、一度嘔吐しただけで事なきを得ました。疲れが溜まっていたのでしょう。一番最近の最悪の胃腸炎は、20170812(土曜日)に北海道旅行中に起きました。樽前山に登って支笏湖畔に宿泊した、翌朝でした。

本当に酷い嘔吐と下痢で、どうすることもできませんでした。結局日曜日の当番病院に駆け込み、診察を受けた後、単なる急性胃腸炎との診断をいただいて、1リットルの点滴を受けて、何とか帰ってくることができました。

あの時は、前日朝に9キロ近くを走り、その日のうちに樽前山に昇るという、強行軍が祟ったのでしょう。本当に地獄の苦しみでした。診察をしていただいた札幌共立病院の先生をはじめ、スタッフの皆さんが天使のように見えました。地獄に仏とは、あのような事を言うのでしょう。

身の丈

■20191029(火曜日:雨)

27日のマラソンで走ったコースです。国道354号線。行き先は、古河・館林です。

■日曜日に、たくと一緒にハーフマラソンを走ってから2日目です。今日の写真は、その時の様子です。スタートして5キロほどのところです。上州太田スバルマラソンのコースは、運動公園をスタートして国道に入ると、一直線に10キロ走って、また10キロ戻ってくるという、とてもシンプルなコース設定となっています。これほど分かりやすいコースを走ったことは、私は1度もありませんでした。

今回の参加は初めてでしたので、走り終わるまでコース設定が分かりませんでしたが、途中の陸橋を除けば、アップダウンもほとんどなく、走りやすい道のりでした。

ただし、大きな国道を通行止めにして実施しますので、制限時間が他のマラソンに比べて厳しいように思いました。幸い、制限時間に引っかかることはありませんでしたけれども、途中で故障を起こしたり、何かトラブルがあれば棄権ということになったり、あるいは歩道を走らなければならなくなったかもしれません。紙一重でした。

こじんまりとした大会でしたので運営は、良く言えば初々しい感じでしたが、関係者のユニフォームを着た方に、わからないことを質問してみたのですが、その方もわからないということが何度かありました。こじんまりしたとは言っても、1万人近くの方が参加するわけですから、多くの情報を担当者全員で共有するというのは容易ではないと思います。

ブームにすらなって、全国で開催されているマラソン大会も、かなりの部分で運営が赤字となり、継続が難しくなっていると言われています。安全面の配慮などを考えると、相当な人手がかかりますし、地域興しとしてのマラソン大会も曲がり角に来ているのかもしれません。

人間関係

■20181105(月曜日:曇)

 

ベトナムでのレストランの内部です。

 

■昨日は休日当番日でした。午後5時まで籠の鳥でしたが、午前中混雑したものの、その後はパラパラとしか患者さんは来られませんでした。

 

終わってからは、月に一回のツルちゃん夫婦との夕食会。ひろ繁での楽しいひとときです。雨が心配だったのですが、幸いにも曇り空で終始しました。ツルちゃん一家も我が家同様、子ども達に大きな変化が起こりそうということで、どこも曲がり角の一年のようです。生ビール一杯とひれ酒を一杯とSunの残りを飲みました。

 

家に帰りオフロに入って22時半には床に入りました。読み始めたのは「最高の体調 ACTIVE HEALTH:鈴木祐 著:Kindle 版」です。

 

日々の不調や不満には様々なレベルがあります。たんに朝起きれないという人もいれば、仕事の集中力が続かなくて作業が進まない。さらには怒りや不安がコントロールできずに人生が上手くいかない人、つねに体調不良に襲われている人、毎日の暮らしに張り合いがなく空虚な気持ちのまま暮らしている人など、症状や問題の深刻さには個人差があるはずです。まずは現代人が抱える問題の「共通項」をあぶりだし、すべてを柔軟に解決する汎用的なフレームワークを提供します。

 

膨大な文献を読み漁り、そこから見えてくる現代の問題点を分かりやすく指摘してくれます。私達ホモ・サピエンスは、農業を始める1-2万年前までは狩猟採集民として、何百万年も生きてきました。当然のことながら、その生活に適応して進化してきたのです。ここ1万年のことなど、ほんのつい最近のことに過ぎません。私達の体は、いまだにそうした変化に適応しきれずにいることが、この本を読むとよくわかります。

 

例えば狩猟採集民として生きていた頃には、仲間としてはせいぜい数十人の単位で移動していたのですが、農業を始めるとともに、その数は増してきます。ましてや都会生活が当たり前になり高度工業化社会になると、数十人では済みません。

 

 人類は数百万年前から小さな集団のなかだけで生きてきました。まったくの他人と交流することは滅多になく、周囲には家族か顔見知りしか存在しません。

 

もともと私たちの脳が、見知らぬ他人とうまく人間関係を作れるように設計されていないからです。

 

アドラー心理学のアドラーが言う、「人間の持つ全ての悩みは、人間関係の悩みである」という指摘は、こうした進化の歴史からも推察できるのです。

 

 

心理ケア

■20180804(土曜日:晴れ)

 

昨年出かけた北海道は、伊達市の様子です。洞爺湖の近辺です。

 

■今朝はゆっくりと休みました。昨夜も暑苦しく、扇風機を回しても寝苦しかったのですが、水シャワーを浴びて体温を下げたら、そのままぐっすりと休むことができました。昨日は名古屋で観測史上初めて気温が40度に達した、というニュースが流れました。とにかく歴史的な暑さです。スペインでも47度を超えるのではないか、と危惧されているようです。

 

■今日は地域のお祭り。原浮島故郷祭りです。昨年までは開催主体の沼津市商工会の大村会長さんが、仲良しでしたので、ぶらりと本部に顔を出したりしたのですが、今年はそうも行きません。花火を楽しみに見る程度でしょうか。

 

台風12号の影響で、沼津市の狩野川沿いの花火大会は先週末から延期になりました。準備に時間がかかりますから、延期するのも大変です。台風ばかりは、致し方ありません。これからも何回かは台風のために振り回されそうです。

 

■さて先日の東京新聞に興味深い記事がありました。

 

「ゲーム AI 心理ケアに」と題しています。

 

 

不安や憂鬱などの心の悩みのケアに、ロールプレイングゲーム( RPG) や人工知能( AI) を活用が注目されている。日本では約100万人がうつ病などを抱え、75%は治療を受けずに症状が悪化しているとされる。こうした人たちにいつでも、どこでも気楽に、感情をコントロールする方法などを学んでもらおうという取り組みだ。

 

と、いうのです。使用されているゲームは、10代の自殺率が高いニュージーランドで国家プロジェクトとして開発された「SPARX」。そんなことも初めて知りました。日本の会社が日本向けに改良しました。ゲームを通して「認知行動療法」などを学ぶようです。

 

大変有効な取り組みと私には思えます。日本では精神科と弁護士は敷居がとても高いのです。アメリカのテレビ番組を観ていて感じる彼我の違いは、この二つがとても顕著だ、ということです。何かというと掛かり付けのカウンセラー、そして弁護士です。この二つが無いと社会生活が営めない、と思えるほどです。病院と警察には、お世話にならない方が良いに決まっています。でも、そうはいかないのは、みなさんもお分かりのとおりです。

 

そういう意味で上記の取り組みの成果が期待されるのです。

 

 

 

 

 

胃腸炎

■20180710(火曜日:晴れ)

 

 

 

■昨夜は楽しいひと時でした。家族で焼き鳥屋さんへ繰り出しました。仕事を終えて、Sunと私はKuriちゃんに送ってもらって街まで出かけました。行きつけの焼き鳥屋さんへ向かったのです。

 

Nonちゃんの仕事が長引き、遅くなるという電話があったので、Ayaちゃん、Tomo君、そしてSunと四人でまず飲み始めていました。やがてNonちゃんも到着し、みんなで楽しく歓談をはじめました。

 

この時は、胃腸に異常は全くありませんでしたが。

 

2時間半ほど楽しく飲んで食べてお開きとなりました。その時は体の異常には、全く気づきませんでした。ところが食べ過ぎ、飲み過ぎだったのです。やがて夜中になって異変に目が醒めることになりました。

 

 

 

発作

20170812(土曜日:雨)

■昨日は朝のジョギングから樽前山登山、そして支笏湖周辺の散策と盛り沢山でした。宿とした支笏湖第一寶亭留 翠山亭は二人のお気に入りホテルです。落ち着いた雰囲気が、とても素敵なのです。今回はフロントの真横というか、一番近い部屋でした。こんなことは始めてです。夕食も盛りだくさんで堪能しました。

昨日はホテルに着いてから散策しました。何回も来ていたのですが、今回は野鳥の森へ行ってみようということで、初めて丘の上まで登りました。

こちらは、まだ紫陽花が元気なのです。

大きなカタツムリが葉の上に乗っていました。

鬱蒼たる森の中を歩きました。途中からは、いささか恐ろしくなって戻りました。

支笏湖から流れ出る千歳川は清流です。カヌーを楽しんでいました。

台湾からの団体客でした。楽しそうでした。ソフトクリームがお気に入りのようでした。

この時までは私も元気でした。美味しい料理とビール。文句のつけようがありません。檜風呂にも入りました。

■ここまでの旅は文句のつけようがありませんでした。神威岬の青空は何にも増してのご褒美でした。そして昨日の樽前山登山も望外の収穫でした。ところが、そうは行かぬキンちゃんなのです。13日に日付も変わろうかという頃、自体は急変しました。まず吐き気に襲われました。第一回目の発作は吐き気だけでした。ところがそれからは怒涛のように下痢と腹痛が襲ってきたのです。

こんな酷い発作は始めてでした。本当にびっくりすると同時に苦しさに耐えるだけで精一杯でした。部屋のお風呂にはトイレが付いています。洋式です。トイレに入って、そのまま風呂のタイルの床で寝るのが精一杯。冷たい床が楽だったのです。四度目の発作で、精根尽き果てました。Sunを呼びました。もう朝の5時を過ぎていました。

ホテルのフロントに確認しても、同様の症状を訴えているお客さんはいない、とのこと。どうやら私だけの問題のようです。いつもの発作の酷い版でしょうか。

これではどうにもなりません。Sunがさっそくネットで診察してくれる病院を探しました。幾つか候補があったのですが、救急案内のホームページでは、8時から受付開始、8時半診療開始となっていた札幌共立病院に決めました。さてどうして移動するかです。体を動かすのが、そもそも腹痛と嘔気で難しい状態です。

とにかくSunが運転して、なるべく静かに走行し、私も体位を工夫してシートを倒して負担をかけないように、雨の中一時間あまりの時間をじっと我慢しました。やっとたどり着いたのが、下の写真の病院でした。

救急案内と異なって8時半受付、9時診療開始でした。こうしたときの時間は長く感じるものです。

優しく診察してくださり大きな問題はないので点滴をしましょう、と指示されました。

とにかく、これで安心しました。あとは時間だけの問題です。2時間の間じっと待ちました。飛行機の出発時刻も気になりました。

■ようやく点滴も終わり、お礼を述べてから支払いを済ませ、車に乗り込みました。12時40分頃でした。レンタカー屋さんまでは20分ほどの所ですので、間に合うはずです。

お店について支払いを済ませ、送迎バスで札幌丘珠空港へ出発です。空港に付いてSunが手続きをしてくれました。私のアンドロイド・スマホでは、どういうわけか搭乗のためのQRコードがうまく取り出せずに、時間がかかりました。さらに持参したキャリーバッグの大きさが規格外だ、と就職したばかりのような担当者が、メジャーを片手に持ち込みはダメだ、と言うのです。持ち込み可能ということで購入したバックで、いままでそんなイチャモンを付けられたことはありません。

何度も測った挙句、規定よりも5センチ大きいのでダメだ、カウンターで再度相談して欲しい、とのこと。埒が明かないのでカウンターに持ち込んで、今回は満席ではないので持ち込んで結構です、という了解を取り付けました。

杓子定規とはああした場合のことを言うのでしょう。詰め込んだ衣類や土産で規定よりも5センチ膨らんだからといって、特に問題が起こるとも思えないのですが、まぁ、就職したばかりで一生懸命なのでしょう。致し方ありません。

■ところが問題は、それだけではすみませんでした。点滴も終えて、一口だけなら水分を取っても良いかな、と自己判断したのが甘かったのです。

登場して離陸し30分ほどしたところで突然腹痛に襲われました。慌ててトイレに飛び込みました。滝のような下痢便でした。幸い、その後は発作は起きずに無事に富士山静岡空港に到着できました。

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