2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 109 of 152

多様性

■20181028(日曜日:晴れ)

 

ハノイの中心地、ホアンキエム湖です。

 

■今朝は5時に起きて準備をし、原駅に向かいました。甲府市で行われる2620地区ロータリークラブの地区大会に参加するバスに乗車するためです。沼津駅北口6時半出発予定です。昨日は埼玉県立浦和高等学校24回生の同窓会が、御茶ノ水駅近くの山の上ホテルで開催され参加してきました。27名の同窓生と久しぶりに会うことができました。

 

ということで、昨日今日と休む暇もなく忙しない週末でした。明日からは、また仕事が待っています。そして次回の日曜日は休日当番日となっていますので、いくらなんでも働きすぎです。働き方改革が必要です。

 

(●^o^●)

 

今日の地区大会では特別講演の演者として、評論家 勝間和代さんが来られました。実際に勝間さんの講演を聞くのは初めてでした。ご自身ではあまり講演をしないようにしている、ということで、月に1−2度に制限しているようです。

 

とにかくネットでの活動が主になっていて、相当の時間をそちらに割いているようです。私の推察するところ、「サピエンス全史」に触発されたと思われる、チームづくりの大切さを力説されていました。SNSを始めインターネットを通じて、容易に人と人のネットワークを形成することが、いまという時代の大きな利点だ、というのです。

 

そして、その裏付けとして、ホモ・サピエンスがチームワークを形成することでネアンデルタール人を駆逐した、という例を上げていました。しかし勝間さんは明らかな言い間違い、単なる錯覚なのですが、ホモ・サピエンスではなくて、クロマニヨン人である我々が、言われていましたが、これは明らかな言い間違えです。何か錯覚されていたのでしょう。

 

多様性の重要性を強調されていました。ただ従業員の中に女性が多いことが大切なのではなくて、意思決定する立場に女性がいるかどうかが大切なのだ、とも言われていました。その例として、携帯電話の色使いの例を上げていました。かつて顧問を務めていた携帯大手の会社では、発売されている機種の色は、殆どがオヤジ色のような、黒か灰色か、女性が決して欲しいと思わない色使いのものばかりだった、というのです。他社が彩りに溢れた機種を発売して、販売を伸ばしているのを見て、慌てて販売機種を増やして、という例を上げていました。

 

なるほど、と頷きました。私が思い出したのはハリウッド製の映画のことです。ハリウッド製の映画が、なぜ世界で支持されるかと言えば、あらゆる人種の人々が映画作りに参加しているために、人種や宗教などの違いを超えて指示されるのだ、という指摘です。

 

音声入力の利点も強調されていました。どんなに早くタッチ・タイピングをしても、クラウドを利用した音声入力の速度には、到底かなわない、つまりは生産性が格段に違う、というのです。それだけ時間の有効利用ができるようになり、空いた時間を、その他の活動に当てることができる、というわけです。

 

さすがにパワーが桁外れでした。インプットもアウトプットも私などとは、まさに桁違いでした。

 

自身を常に進歩させること、そして人々に尽くすこと、それが大切だ、とまとめていました。大変参考になりました。

 

 

さよなら

■20181027(土曜日:雨)

 

ハノイで見た行商の女性です。一日働いて、どれほどの収入があるのでしょうか。女性がよく働きます。

 

■今朝は雨です。午後からは晴れるようです。そして来週は久しぶりに天候の安定した一週間が続きそうです。昨日は9キロ以上を朝走りましたので、さすがに疲れました。それでも本当に不思議なのですが、体が変わってきたことを実感します。ただただ走っているだけなのですが、塵も積もれば山となるの例えの如く、筋肉が付き脂肪が減って体型も随分と変わりました。それにともなって代謝も変化したようです。

 

ただ加齢は避けようがありませんので、代謝量が上がっているにも関わらず、体温調節機能ははっきりと低下しています。変化に対応できなくなっているわけです。季節の変わり目には、体も困っているのでしょう。暑くて眠れないのか、寒くて眠れないのか、困惑しているのが自分でも分かります。

 

■さて今年のベトナム枯葉剤支援の旅も無事に終わりました。三年続けてバクザン省の職業訓練センターにお除魔して、施設での活動と合わせて、所長さんと被害者協会のみなさんが選んでくれた被害者の家庭訪問を実施しました。施設にはリハビリ機器を4台と運営費として 1,000 米ドルを寄付しました。

 

自分自身も息子さんが枯葉剤によると思われる病気を抱え、悪戦苦闘している施設長さんが、全てを掛けて運営している施設です。国からは援助を受けていない、と言われていました。運営には大変なご苦労があるはずです。軍医の経験も活かして入所者の面倒を一手にみています。活動日の朝、待ち合わせに施設長さんが少し遅れたのですが、入所者の方が体調を崩して入院させなければならず、大変だったようです。

 

ニンビン省に住む枯葉剤被害者協会の会長を務めるビンさんの依頼で、来年はそちらの被害者の皆さんに対する活動をすることになり、施設長さんとは最後の活動となってしまいました。三年間の活動をともにしただけに、短い時間ではありましたが、心も通じ合うようになりました。サヨナラを言わなければならなかったのは、本当に残念です。

 

 

 

 

■20181025(木曜日:晴れ)

 

 

ランニング中にハノイのホテル前で遭遇しました。結婚式を終えたばかりでしょうか。幸あれと祈りました。

 

■今朝は走るつもりだったのですが、さすがに疲れました。歳を取ると疲れが遅れて出てくることは、十分実感していたのですが、不覚でした。ベトナムから帰国したばかりの昨日は、思いのほか元気で、なんだ全然疲れなど無いじゃないか、と錯覚していました。朝起きだして走ることもできました。6日間ほとんど走っていなかったので、体力的には温存されていたためか、むしろ普段よりしっかりと走ることができたほどでした。今朝も大丈夫だろうと、高をくくっていたのですが、やはり甘かったようです。

 

まぁ、無理をしても致し方ありません。また明日走ればよいのです。残り23キロ超です。

 

■さて今朝の東京新聞「視点」欄には、ジャーナリスト・津田大介さんが投稿されています。題して、

 

ネットが民主主義の敵にーーフェイクニュースの影にロシアの世論工作

 

です。2016年のアメリカ大統領選挙でクリントン候補を攻撃するブルグ記事が、SNS上に大量に配信されたのですが、その発信源の多くが欧州の小国マケドニアの若者たちが小遣い稼ぎにやっていた、と思われていたのですが、実はその影に政治的な背景があった、というのです。ロシアやアメリカの極右メディアの関与が疑われている、という内容です。事の真相は不明でしょうが、津田さんの書かれている内容がトランプ大統領側に批判的なのは、よくわかります。

 

昨夜のNHKニュースでは、アメリカの中間選挙前の様子を報道していましたが、民主党支持者は嘘ばかり信じている、と共和党支持者が語っていたのが印象的でした。共和党支持者は嘘ばかり言っている、と民主党支持者は言っていますから、とても奇妙な状況です。嘘ばかりを言っている、という主張が正しいのか、嘘ばかりを信じている、という主張が正しいのか、訳がわからなくなります。

 

やはり大切なのは、自分の頭でしっかりと考えることしかなさそうです。何が真実か、ということは、恐らく誰にも分かりはしない、と私は感じています。これが正しいと最初から断じないことが、恐らくいちばん大切であり、何が真実かではなくて、現実がどう動いているのか、という点を虚心坦懐に追っていくのが、間違った判断をしないためには、一番有効な気がします。

 

もちろん、これも簡単ではありませんが。

 

 

■20181017(水曜日:曇)

 

 

■今朝は走るかどうか迷った挙句、走りませんでした。疲れが溜まっているのでしょう。起き出す元気が出ませんでした。Nonちゃんと一緒で悪い夢も見ました。今朝の悪夢は、スマホを無くした、という夢でした。5時に目覚ましを鳴らして、布団の中で逡巡している間に見た夢なので、どういうわけか鮮明に覚えています。

 

どこかの川べりの土手を数人の仲間で散策に出かけたようです。川べりには、どういうわけか、梅がなっています。しかも、どういうわけか、木に梅干しがなっているのです。

 

(●^o^●)

 

一緒に行った仲間の後ろポケットに、これまたどういうわけか自分のスマホを入れたのです。ブラブラしている間に、その仲間のポケットからスマホが消えているのに気づきました。あちこちを探したものの見つかりません。ようやく夢から覚めてみて、そうだこれは夢だったのだ、スマホはここにある、とホッとしました。明日からベトナムへ出かけるのに、記録用のカメラ代わりに持っていくスマホは、とても重要なのです。今のスマホは昨年の支援の旅出発前に、記録用に購入したのでした。

 

なぜこんな夢を見たのか、もちろん私には説明できません。でも明日からの支援の旅が影響しているのは、間違いなさそうです。それにしても、記憶に残る夢というのは、たいてい5時に目覚ましをかけて、いったん目覚めたのですが、起床せずに再度うつらうつらと眠りに入りこんだ時が多いようです。しかも良い夢を見ることは、私の場合あまりありません。そこはNonちゃんと一緒であることを、先日一緒に食事をしていて知りました。似たもの親子のようです。

 

(●^o^●)

 

悪夢という言葉はあっても、良夢という言葉は聞いたことがありません。良い夢というのは、めったにないのか、記憶に残りにくいのか、よく知りません。調べてみると悪夢の反対語は、「瑞夢(ずいむ)」とあります。縁起の良い夢とあります。吉夢ともいいます。でも、ちょっと違うように私は感じます。悪夢はとても広い内容を含んでいるのに、瑞夢(ずいむ)は、ほんの狭い範囲しか含んでいない、という感じですが、どうなのでしょう。

 

夢を分析すると、いろいろ面白いことが分かりそうです。

 

■さて今朝届いたメイルを閲覧していて、いつもながら、田中宇さんの鋭い分析に納得しました。今回は無料版ですので、誰にでも閲覧できます。田中さんの分析を批判する識者もいますが、新聞やテレビで解説している識者の中には、全然的外れな政治的宣伝、いわゆるプロパガンダに過ぎないことが多いことが、田中さんの分析を知る私には分かります。日本人は、その手の解説を毎日NHKを中心に、山ほど聞かされ続けているのです。ぜひ以下の解説をお読みください。

 

田中宇:中国でなく同盟諸国を痛める米中新冷戦 ⇒ まだ掲載されていませんでした。

 

 

支援の旅

■20181015(月曜日:曇)

 

 

■いよいよ月の半分を迎えました。今月は31日の水曜日までありますから、厳密には少し余裕があるのですが、昨日走って通算50キロを超えたとはいえ、油断大敵です。今週木曜日からはベトナムへ出発です。木曜日の午後から6日間日本を離れますので、その点の埋め合わせが必要です。昨年はハノイの早朝、まだ暗いうちに街中の歩道を走っていて、躓いて転んで歯が欠けてしまいました。幸い大したことも無くて、本当に幸運でした。暗い中で走ったのが不注意でした。

 

バクザン省のホテルの前には、整備された広場があり、あそこならば安心して走ることができます。一周ほぼ1キロです。早朝多くのベトナム人の皆さんがウォーキングをしています。準備だけはして出かけるつもりです。10キロは無理ですが、5キロなら何とかなりそうです。

 

ベトナムに持っていく支援物資の運搬が、いつも頭を悩ませます。支援していただいた医療関係物資として医薬品、消毒薬、バンドエイド、ポカリスエット、マスクなどなどです。仲間の皆さんのスーツケースに分配して運搬するのですが、なかなかに大変です。

 

今年は昨年まで二年続けて訪問した障害者施設に、ご希望のリハビリ器械を贈呈することになっています。滞りなく機器が届いているかも心配です。被害者家庭の訪問や眼科検診など、毎年のことですが、準備をお願いしている皆さんを信頼するしかありません。

 

隊員の皆さんも、様々な事情から顔ぶれが変わってしまい、数少ない人数で何とかやりくりしている状況です。高齢化も深刻です。働き盛りの人間には、参加費の16万円という費用や6日間という時間の問題は一番の関門です。多くの壁を乗り越えないと参加するのは不可能です。

 

いつまで続けられるか分かりませんが、とりあえず今年は出発まで漕ぎ着けました。

 

 

学会

■20181014(日曜日:雨)

 

 

■今朝は走るつもりで目覚ましをセットしたのですが、夜半を過ぎて激しく雨が降り始めました。これは走ることは無理と諦め、目覚ましを一時間遅らせました。午前7時0分現在、空は黒い雲に覆われ、時折雷鳴が轟いています。天気予報では、この後は雨も上がるようです。

 

■昨日は忙しない一日でした。午前中の診療を終えて、その足で東海道線、そして新幹線を乗り継ぎ、有楽町駅前の東京国際フォーラムで開催されている臨床眼科学会に出席しました。友人の山田成明先生の発表を聞くためです。

 

会場に到着したのが14時頃。受付を済ませてから、地下の機器展示会場を周り、どんな新しい検査器械が登場しているのかを見て回りました。様々な光学的な機器や新しい視野検査機器など、進歩の速さに驚くばかりでした。待ち合わせの15時まで、展示・販売されている書籍を調べました。

 

待ち合わせ場所の「相田みつお記念館」前のベンチに座り、いま着いて待っていますと連絡しました。やがて山田先生がやってきて、本当にしばらくぶりの再会でした。保存された写真を調べると2012年に会っています。その時は上野恩賜公園に出かけて、寒さに凍えながら花見をしました。そして一杯やったことを覚えています。

 

17時からの最後のグループ。B棟の7階での発表でした。昔はポスターセッションと言われていたやり方ですが、いまはパソコンでスライド形式での発表です。美術館でのようにイヤフォンを借りた上で、同時に行われている7つの発表から興味のあるものにチャンネルを合わせて聞くのです。私は初めての経験でした。ポスターセッションは、もう過去のものになりました。

 

山田成明先生の発表の前に予定されていた演題の演者が、どういうわけか会場に現れずに、発表が繰り上げになりました。無事に発表も終わり、ご苦労様とねぎらい、さてと思っていると、二人で何やら語り合っています。誰だろうと思うと、なんと相手の先生は、学会長の千葉大学教授山本修一先生でした。成ちゃんは、富山大学時代、山本先生と一緒に働いていましたので、旧知の仲なのです。私は山本先生とは、何十年ぶりでしょうか。一度同窓会でお会いしてお話したことがありましたが、あの頃は、まだ教授になられる前でした。同じ大学出身とは言ってもすれ違いでしたので、交流はほとんどありませんでした。

 

こうして成ちゃんの発表をわざわざ見にやってきて、きさくに語り合う様子を見て、大変驚きました。飾らない人柄に驚いたのです。また逆に成ちゃんは、山本先生とは、そのような付き合いをしていたのだな、と分かり、成ちゃんらしいと納得しました。

 

さて、これはチャンスとばかりに、山本先生に挨拶し、ぜひ静岡にも講演にきていただきたい、とお話したところ、ぜひ誘ってください、とこれも笑顔で答えていただき、本当に有り難いことだと感謝しました。何しろお忙しいのです。病院長でもある山本教授の仕事量は並大抵ではありません。二足の草鞋どころか、三足、四足の草鞋を履いているようなものです。スーパーマンなのでしょう。

 

さて成ちゃんは19時28分の新幹線で帰るということでしたので、東京駅でお土産を買い、そのまま夕食をともにしました。天丼でした。天ぷらが山のようにもられていました。お昼は仕事の合間にかきこんだので、お腹は十分空いていました。楽しいひと時でした。食事しているところを記念写真に撮り、やがて時間がやってきました。改札へ向かい再会を約束しました。

 

忙しなかったけれど、とても楽しい一日でした。出かけた甲斐がありました。やはり学会には出かけるものです。

 

成ちゃんは、お酒が飲めません。ジンジャエールで乾杯です。

 

 

 

 

使命感

■20181012(金曜日:雨)

 

 

■今朝は雨。静かに休みました。6時に目覚ましをかけて、穏やかに起床しました。金曜日ですので、生ゴミの日です。ゴミを出す、というのは英語で「 take out the garbage 」ということを、今週のラジオ英会話で習いました。Ben と話す時に必要だと思うと、勉強にも気合が入ります。Ayaちゃんに感謝です。

 

(●^o^●)

 

さて昨日は忙しない一日でした。午前中の診療はトイレに行く暇もないほどでしたし、終わって昼食を取った後は、学校医をしている小学校での就学時検診に出かけました。90名強でした。昨年からは、Spot Vision Screener という新しい検査器械を持参して、全員の検査をしています。

 

現在沼津市では3歳児健診でも、この機器を使用して不同視弱視などを早期に発見しようと努めていますが、すり抜けてしまった子ども達も少なくないのです。昨年ある学校で、実際にそうした子供に遭遇して驚きました。未来ある子ども達のために、こうした検診は、とても大切だということを改めて実感しました。

 

■昨夜はNonちゃんがご指導をいただいている横田俊平先生を囲んでの楽しい一時でした。今回で二度目です。Sunと四人でひろ繁での楽しい夕食会です。横田先生もリラックスされているようで、私も自身も肩肘張らずに会話に加わることができました。大学で小児科学教授を務められ、引退されてからは、こちらで新たに子ども達のためのセンターを作りたい、と奮闘されている姿は、本当に凄いの一言です。

 

先生はとても明るい性格で、四人で話していても笑いが絶えません。新しいセンターを立ち上げるといっても難題が山積しているために、さすがの先生も気が滅入ることもあるようですが、そんな時に少しでも気晴らしになってくれれば、とNonちゃんも配慮しているのかもしれません。

 

私より5歳年上ですから、今年70歳、古希を迎えられたそうですが、そのパワーは、どこから湧いてくるのでしょうか。やはり病で苦しむ子ども達のために何とかしたい、という一点に違いありません。本当に頭が下がります。使命感なのでしょうか。

 

 

横田先生を囲んで。

 

 

 

 

心の動揺

■20181010(水曜日:晴れ)

 

 

■今日は、1964年(昭和39年)に東京オリンピックが開催された日です。あの爽やかな秋の青空のもと、入場行進が行われました。つい先日まで、10月10日は体育の日として休日だった気がしていたのですが、知らない間に変更になってしまいました。月曜日にして、連休を増やし国民を喜ばせようという狙いのようです。国民の消費も増えれば経済活動も盛んになる、ということです。

 

二年後の東京オリンピックも、この爽やかな気候のもとで行なって欲しいと願う国民も多いはずです。8月の酷暑のもとで開催することに、どれだけ意味があるのか。選手たちも観客も、文字通り命がけになりそうです。

 

■昨夜から、内館牧子さんの「必要のない人」を読み始めました。終活三部作かと思いきや、どうも違うようです。短編集でした。まだ読み始めたばかりですが、私などには想像もつかない女性の心というものを、生々しく感じさせる内容です。短編集というと、オー・ヘンリーを思い出すような私ですから、たいして読んでもいないのですが、村上春樹さんの「東京奇譚集」も楽しめました。

 

人間の心理というのは、実に奇妙です。毎日何事もないように過ぎていくのですが、その時間の中でも微妙に変動を繰り返しています。ちょうど心拍数のように。24時間の心拍数変動を手軽に記録できるようになった現在、一日に起こった様々な出来事と心拍数を、あとから突き合わせてみるのも一興かもしれません。

 

自分でも気づかなかった心の動きが、目に見えるかもしれません。人は些細な事で動揺しているのです。傍目には分からないように。

 

 

 

体育の日

■20181008(月曜日:晴れ)体育の日

 

 

■今日は体育の日。

 

国民の祝日の一つ。1964(昭和 39 )年の東京五輪開会式の 10 月 10 日を「体育の日」と制定。「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としている。2000 年からは 10 月 の第 2 月曜日に。

 

今朝はゆっくりと休みました。昨日は暑さの中、ゴル友の長倉さんが、付き合ってくれました。お話をしたら、今日から仕事でベトナムへ出かけるとのこと。昨夜中にホテルに行き、今朝早くの便で出国する予定です。忙しいない中で付き合わさせてしまい、申し訳ない気持ちになりました。

 

長倉さんは穏やかで紳士的ですから、恩着せがましいところもなく、楽しい一日を過ごすことができました。何よりシングルの腕前を持った長倉さんと寺本さんというお二人のプレイは、本当に素晴らしい見本です。寺本さんとは初めてご一緒しましたが、打つ前の必ず繰り返す動作、ルーティーンに目が止まりました。力を抜いてヘッドを走らせるイメージで肘から先だけの空振りを、必ず三回するのです。

 

もちろん私も真似てみましたが、駄目でした。

 

(●^o^●)

 

ただ最後の2ホールで気づいたのですが、クラブを短めに持ってグリップの先端をヘソに当てて素振りをすると、体の回転がスムーズにできる、ということに思い至りました。その後のショットは、それ以前ほどひどくなかったので、少しは効果があるように思えました。何事も工夫をして試して、そして結果が出た時の喜びは格別です。スポーツは、とても分かり易く結果を確認できます。だから止められないのです。

 

■さて今日は夕方から会議があります。米山記念館での記念館創立50週年に向けての会議です。記念行事の内容をどのようなものにするか、関係者が集まって知恵を絞るわけです。日本のロータリークラブの父である米山梅吉翁は、

 

静岡県は三島の西、長泉村(現在駿東郡長泉町)に幼時を過ごし、長じて、三井銀行に身を投じ、常務取締役、三井信託初代社長、退いて三井報恩会の理事長として全国に奉仕活動を続けた。外に大正9年、日本にはじめて東京ロータリークラブを創設し初代会長、更に青山学院の初等教育に終身献身した。その人、名は米山梅吉と言う。

 

と記念館のホームページにあります。記念館は、静岡県駿東郡長泉町上土狩に現在あります。近くには梅吉翁のお墓もあり、お墓参りに訪れるロータリアンも絶えません。

 

■さて新聞には、「熱中症予防指針を知らずに強行 炎天下 給水所もなく」と題した記事が掲載されていました。「矯正管区駅伝 熱射病死」です。記事によれば、

 

法務省東京矯正管区の駅伝大会で、32歳の男性職員が命を落とした。出場者の証言からは、30°を超える中で強行された大会が、いかに過酷だったかが浮かび上がる。熱中症が社会問題となる中、中止する選択肢はなかったのか。遺族は突然の別れを受け入れられないでいる。

 

私の乏しい経験でも、走っているときには高温はとても大きな負担になります。熱中症一歩手前みたいな症状に、何度か襲われたこともあります。以前、味の素スタジアムで行われたハーフマラソン大会に出場した時には、ゴールした途端役員の方が飛んできてくれて、柄杓ですくった冷たい水を頼んでもいないのに、何度も私の頭の上にかけてくれました。私の苦しい様子に見るに見かねたのでしょう。危ないと思ったのかもしれません。助かりました。

 

総務省消防庁は2日、4月末から9月末の5ヶ月間に熱中症で救急搬送されたのは95073人で、過去最多だったと発表した。熱中症への警戒感が強まった今夏は、マラソン大会の主催者が中止を決断したケースもあった。

福井県南越前町は7月22日の「花はす早朝マラソン」を直前に中止した。2から10キロの4コースで実施予定だったが、街は当日朝の予想気温が30°近かったことや地元医師会から「大変危険だ」と助言を受けたことから中止を決めた。

日本スポーツ協会がまとめた熱中症防止の指針は、気温31°以上では持久走や激しい運動は中止するよう定めている。東京矯正管区は「指針は知らなかった」というが、早稲田大の永島計教授(環境生理学)は「走り慣れていない人が30°を超える中で走れば、体に強い負荷がかかる」と危険性を指摘する。

 

走ることは、体を捻(ねじ)るゴルフやテニスなど、その他の運動に比較して、体に負担をかけること無く、筋肉減少症などの体の種々の衰えを食い止めてくれる、最高の運動だと私は思っています。あまり面白みはないかもしれません。大学時代テニスをしながら、運動場を走っている陸上部の仲間を見ながら、何が楽しくてただ走っているのだろう、と不思議に思ったことを覚えています。今になると彼らの気持ちも、少しわかるような気がします。

 

走ることの素晴らしさを折に触れて、友人たちには話すのですが、やはり多くの人にとっては以前の私同様、そんな大変なことできるわけない、という反応がほとんどです。現在、私は47ヶ月連続月100キロ走を積み重ねています。いつごろからは忘れましたが、体が全くと言ってよいほど変わりました。風邪もひきにくくなりましたし、体も軽くなり移動することが苦になりません。走ることに比較すれば歩いていくことなど、たいした負担にも感じなくなりました。

 

ハーフマラソンで21キロを走ることに比較すれば、スーパーまで歩いて買い物に行くことも、苦になりません。体力の余裕が増したのでしょう。とても大切なことです。これからも少しずつ積み重ねていくつもりです。

 

 

腹六分

■20181005(金曜日:曇)

 

ベトナムの農村です。

 

■今朝はゆっくりと休みました、と書きたいところですが、熟睡できませんでした。昨夜はロータリークラブのテーブル会。クラブでは二ヶ月に一度、席が変わります。その度に夜一杯やりながら親睦を図るわけです。毎週の昼間の例会だけでは、ほとんど言葉も交わさずに過ごしてしまうことも多いので、こうした時間は大切です。普段知ることのない会員の人柄を知ることができます。

 

ところが昨日は、いささか飲みすぎました。ワインの量が私には過ぎたようです。お酒の量が過ぎると熟睡できないのが私の体質です。もともと弱いのでしょう。昨日の食事の量も、私には多すぎました。お昼の例会は、米山記念館での特別例会でしたが、お弁当が立派で量も多かった上、夜のテーブル会ですから、私の胃袋には過剰な負担だったようです。

 

前期高齢者ですから腹六分で、ちょうど適切かもしれません。その人に適切な量がありますから、人それぞれでしょうが、私の場合は、それほど胃腸が強いとは思えないので、十分な注意が必要です。少しお腹が空いている、という状態が一番健康に良いようです。頭もよく働きます。ただそれ以上お腹が空くと、イライラしてきます。まさに、「Hungry is angry. 」です。

 

今日は回復を待つ一日になりそうです。

 

 

 

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