2023 年 09 月 02 日 TakuとMasato とNonと一緒に訪れた熱海初島です。

カテゴリー: 残日録 Page 64 of 152

暗がり

■20211109(火曜日:雨)

御殿場から見た富士山です。

■今朝はゆっくりと休みました。天気予報では未明から雨とのことで、走ることは最初から諦めていました。今7時半を回ったところですが、雨足が強まってきたようです。

先週の青空いっぱいの晴天が嘘のようです。晴れもあれば雨もあるのが自然です。どちらも大切なのです。

■今朝の東京新聞「昭和遠近」短歌に見る時代相95回は「暗がり」と題して書かれています。副題は「安らげる闇が恋しい」です。

「床下の 暗がり持たぬマンションよ くらがりは生を慰撫せむものを」高野公彦歌集『雨月』(1988年)の1首を紹介しています。

昔の日本の家屋には縁の下があり、暗がりがあったことを指摘しています。今のように、家のどこにもLEDライトが取り付けられてはいなかったのです。

最後に著者の島田修三さんはこう書かれています。

どこもかしこも明るくなった今、昔の暗がりが恋しく思えることがある。確かにそれは「生を慰撫」してくれていたかもしれない。

そこに身を置くだけで、安らげる暗がりや闇というものがあった。というより今もあるはずだが、かつては日常空間のあちこちにそういう暗がりがあったことを思うのである。

この暗闇と同様に得ることの難しくなった沈黙のことを、同時に今、私は思っているのです。

ドローン

■20211106(土曜日:晴れ)

朝食にいただいた梨・南水です。

■今朝は走るつもりで、4時45分に目覚ましを合わせていました。目覚ましが鳴った時には、深い眠りにあったようです。起き出すことができませんでした。何度か起きようと試みたのですが、結局走ることは諦めました。

今日は、のんちゃん達と4人で出かける予定ですので、夜また体調を崩してはなりません。自重することにしました。だんだん、こうして無理をせずに、と走らずに自重することばかりが増えてしまうのではないか、と残念な思いです。

結局、今週は旅行に行ったこともあって、1回しか走ることができませんでした。これでは新しい目標の、3088プランの達成も、かなり難しそうです。

テレビニュースを見ていると、明日の日曜日には富山マラソンが開催されるそうです。今の状況では、フルマラソンどころかハーフマラソンですら、完走するのはおぼつかないほどです。まぁ、無理をしても意味がありません。自分の体と対話しながら、ボチボチと積み重ねていくしかありません。

■今回の九州旅行で大変印象的だった経験の一つに、曽木の滝で見たドローンの飛行の様子があります。2人の方が、それぞれタイプの違う、DJI製のドローンを飛ばしていました。

DJIは中国深センに本社を置く、ドローンの最大手です。11月18日には、折り畳み式ドローンのフラッグシップモデル「DJI Magic 3」を発売すると発表しています。価格は25万3,000円とのこと。

間近でドローンの飛行を見たのは、今回が初めてでしたが、大変驚きました。その動きの極めて機敏なこと、繊細なこと、そして、その映像の美しいこと。どれもが驚きの一言でした。

自動車の安全装置ではありませんが、カメラによって周囲の状況を瞬時に判断し、衝突を自動的に回避する機能も持っているとのことでした。相当なスピードで飛び回っていますので、そこまでできるとは、これまた驚きでした。中国恐るべしです。

■仕事を終えてからNonちゃんの家に行き、Tomo君の車に同乗して、富山に向けて出発しました。「舞膳」で食事をするのが目的です。沼津から東名高速に乗り、御殿場経由で、南甲府、松本まで進み、そこから一般道41号線に乗り換えました。346キロ、5時間40分と教えてくれています。

神通川渓谷の紅葉を楽しみながらのドライブでしたが、途中からは日も暮れて、山道のドライブとなり運転してくれたTomo君は大変でした。


富山駅前の行きつけの店「舞膳」です。富山湾の海の幸を、お腹一杯いただきました。


連れ合い

■20211105(金曜日:晴れ)

今朝いただいた次郎柿です。Sunと二人で半分づつ食べました。美味しかったです。

■今朝はゆっくりと休みました。6時に目覚ましを合わせて休み、夜中の2時に1度目が覚めましたが、あとは5時57分まで、ぐっすりと寝ることができました。

昨夜はSunと一緒に、近くの日帰り温泉に行きました。雨雲レーダーでは19時頃に雷雨の予想でしたので、車に乗って出かけました。そのため、風呂上がりの一杯をSunは飲むことができませんでしたが、ノンアルコールビールで乾杯し、のんびりと食事をしました。

九州旅行の思い出を語り合って楽しいひとときでしたが、なんと言っても一番の思い出は、夕食後の意識消失事件です。

霧島温泉の宿で、ゆっくりと温泉に浸かった後、夕食を食べたのですが、どうやら色々なことが重なったようです。いつもですと熱い湯船と水風呂に交互に入り、バランスをとるのですが、この時は熱いお風呂に入り、その後、暖房の効いた個室で夕食を食べました。

スパークリング梅酒という地元の特産酒を頂き、そのあと瓶ビールを2人で分けました。食事も様々な料理が次から次に運ばれてきて、本当に楽しいひとときでしたが、いささか食べ過ぎました。

部屋に帰ろうとエレベーターに乗る時点で、体調がおかしいことに気づきました。そのままエレベーターに乗り、4階についてドアを出た時点で意識を失いました。どうやら血圧が下がって、脳貧血状態になったようです。

倒れ込むところまでは覚えているのですが、幸いSunが支えてくれて、頭を強く打つことはありませんでした。Sunが慌ててドアを開けようとしたのですが、キーを入れた状態でひねり、そのままドアを引けば良かったのですが、鍵が開かないと勘違いし、しかも私が倒れているために慌ててしまい、スタッフを呼びにエレベーターで降りていきました。

そのため少し時間がかかりました。その間、私は意識朦朧で廊下に寝た状態でした。ようやくドアが空き、部屋に入りましたが、気分が悪くトイレで嘔吐しました。これで、だいぶ楽になりました。

あとはSunが適切に処置をしてくれ、本当に助かりました。何が悪かったのか正直わかりません。体調が悪く疲れが溜まっていたところへ、前日からのご馳走で、胃に負担がかかりすぎていたのかもしれませんし、自分はもともと、のぼせやすいタイプなので、お風呂での対応が良くなかったのかもしれません。

どちらにしても年を取り、適応能力が本当に落ちてきています。自律神経系のバランス維持が、とても困難になってきているようです。昔なら、なんということもない状況でも、体に異変が起きてしまいます。

とにかく自分の身体と日々対話をし、慎重に行動するしかないようです。でも、こんなことを積み重ねながら、連れ合いと2人で歩んでいくことの大切さと有り難さを、つくづく身にしみて感じた旅行でした。感謝しかありません。

EV

■20211028(木曜日晴れ)

ベトナムバクザン省での植木市です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨日走りましたので、今日は休養日です。昨日、今日と爽やかな青空が広がっています。

今週は金曜日に、友人と久しぶりに夕食会をする予定です。コロナ禍で何度も延期されていました。

そして土曜日には、Taku一家がこちらに来てくれますので、久しぶりに孫の顔を見ることができそうです。

のんびりできるのは今日だけのようです。昼休みにはロータリークラブの例会がありますので、その帰りがけに期日前投票を済ませてこようと思っています。

■あるネット記事によると、中国の今年の国慶節大型休暇において、電気自動車の充電待ち渋滞が生じたというのです。昨年に比較して約1.5倍もの充電ステーションが建設されているのにも関わらず、高速道路に設置された充電ステーションで一部、大混雑に陥ったようです。

中国での電気自動車の販売動向を見てみると、2021年には、なんと販売された新車の4台に1台がEVになる勢いなのです。9月までの勢いで行くと、2021年、一年間で何と300万台のEVが販売される可能性が高いのです。

その勢いは加速度的に急激に伸びています。そして次から次へ、手頃な価格の魅力的なEVが、様々な会社から販売される見込みです。

これまでハイブリッド車を中心に、日本の独壇場だった分野で、内燃機関車の世界が、大きく変わろうとしています。

ハイテク分野をはじめ、これまで、いわば後追いというか、モノマネで成長してきた中国の製造業が、いよいよ自立し始めている、とも言えそうです。

日本の自動車産業も、かつてのアメリカが日本に対してそうであったように、見下していると、大変なことになりかねません。

今や中国は、EVの一大生産拠点になっています。欧州にも輸出を始めています。バスなどの商用車では、すでに日本でも、中国産のEVが多く使用されていますが、いよいよ本丸の普通乗用車にも、その波が押し寄せてきそうです。

テスラ車をはじめ、魅力的なEVが次から次に登場する様子は、かつてのパソコンの様子ととても似ています。ほぼNECのパソコンの独壇場だった日本が、あっという間に、海外製のパソコンに置き換わってしまったのです。

車がそうなるとは、なかなか思えないのですが、EVとなれば、その可能性は決して低くはないというのが、正直な思いです。

今の強みは明日の弱み

■20211026(火曜日:晴れ)

2018年に出かけたベトナム・バクザン省の様子です。大きな広場の右上にあるのが宿泊したホテルです。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、目が覚めた時に気だるさを感じ、走るのはやめました。先月の急性胃腸炎事件以来、もう無理をしても良いことはないことが実感できましたので、自分の体と付き合いながらボチボチやっていくことにしました。

昨日の天気予報では、今朝の6時頃までは雨だということでしたので、無理だとは思っていたのですが、念のために5時に起きてみました。幸い雨は降っていなかったのですが、体調と相談の結果、もう一眠りしました。

■最近はYouTubeで、様々な配信動画を見ることが増えました。一つは「EVネイティブ」という動画ですが、これは世界中における電気自動車の現状をわかりやすく解説してくれています。

日本に住んでいると、電気自動車など遠い将来の話に思えてしまうのですが、実はそうではないのです。EV電気自動車先進国といわれる中国、ヨーロッパでは、電気自動車の販売台数が急激に増えているのです。中国では新車販売の10%に近づきつつあります。

もちろん、日本の自動車会社も、そのことは十分認識していますし、EVを発売するために、着々と準備を進めていることは間違いありません。

ただ一つだけ間違いなく言えることは、EV先進国といわれる国の電気自動車販売会社は、より性能の良い充電ステーションを、自腹で整備しつつあるのです。つまり自社販売した電気自動車を充電するにあたり、より短時間で充電が済むように、技術革新を常に進め、自腹を切って整備しているのです。

この点は明らかに日本における状況と異なっています。日本では、そうした充電ステーションの整備という点においては、全くの周回遅れになっています。したがって、日本では電気自動車が他国のように普及する可能性は、今のところありません。

普及が始まるとすれば、二台目の自動車としての軽自動車になりそうです。軽自動車であれば、夜の間に自宅で充電をしておき、満タンの状態で朝スタートできるからです。

そもそも、軽自動車で100キロ以上走ることは、まずありません。満充電の状態で航続距離が150キロもあれば、十分実用に耐えるわけです。したがって、大量のバッテリーを積む必要もありませんから、販売価格も安くなるわけです。

トヨタ自動車が、さまざまな手段を講じて、電気自動車の普及を遅らせようと画策しているのは明らかです。自分達の得意分野である、ハイブリッド車で勝負をしていきたいからです。この分野では圧倒的な優位性を保っています。

しかし、脱炭素化に向けた世界の動きは、もう止めようがありません。従って、内燃機関車から電気自動車への動きは、もう止まることはないでしょう。

そうなると10年後、いや5年後に、日本がガラパゴス化してしまう可能性もあるのです。日本における製造業の大きな部分が、衰退してしまうことになります。

今の強みは明日の弱みになるのが技術革新の常です。そうならないことを祈るのみです。

進歩

■20211023(土曜日:晴れ)

2019年に出かけたベトナム・バクザン省のレストランです。到着した、その夜、牛肉フォーを、みんなで食べました。

■今朝は、ゆっくりと休みました。目覚ましが鳴った後もウトウトと、30分ほど布団の中で過ごしました。これほど贅沢な時間はありません。窓の外は最高の青空です。

昨日は寒さで震えてしまいましたが、今日は最高気温が20度になる予想で、少しは暖かい一日になりそうです。

今日は夕方から、静岡県眼科医会による、コンタクトレンズを取り扱う人々のための講習会が開催されます。私が担当理事ですので、司会と前半部分の、取り扱いに関する薬事方の講義をしなければなりません。

講義はすでに、Zoomによるビデオを作成してありますので、それを流してもらうだけなのですが、司会もせねばならず、結局今日は一日潰れてしまいそうです。

それでも以前でしたら、静岡まで出向かなければなりませんでしたが、このコロナ禍でオンラインによる講習会の様式が一般的となりましたので、我が家に居ながらにして、任務を果たせるというのは本当に楽です。

講習会が終われば、その時点で私自身は解放されます。以前ですと、後片付けのお手伝いをして、電車に乗って、家路に着かなければなりませんでした。

あの頃は、それが当たり前でしたから、どうとも思わなかったのですが、一旦オンライン形式に慣れてしまうと、往復の煩わしさには、多分うんざりするのではないでしょうか。

メールのありがたさも同様に痛感しています。今の役割では、皆さんに様々な依頼や案内をしなければならないのですが、昔でしたら電話をかけまくらなければならなかったはずです。

しかし、仕事の関係上、電話に掛かりきりになることができません。基本的に、私は電話に極力出ないようにしています。時間が潰されるからです。

もう20年近く前でしょうか、医師クラブの幹事長をされていた先生が会合で、つくづくと嘆いておられたのを鮮明に覚えています。クラブが主催する文化講演会に関して、多くの人々に連絡やお願いをしなければならず、電話の応対に追われ、仕事にならないと嘆いておられたのです。

あの頃は、それしかコミュニケーションの道具がなかったのです。今は違います。たとえ1分間であっても、手の空く時間というものができるものです。その1分間で内容を考え、メールを打ち込み連絡しておくことができるのです。返事は、また時間の取れた時に確認すれば済むのです。

自分の空いた時間で処理できる、このメールという道具がなかったとしたら、私は今の自分の役割を果たすことは、絶対に出来なかったと思います。技術の進歩を実感する毎日です。

裁判員制度

■20211021(木曜日:晴れ)

2019年に出かけたベトナム・バクザン省のレストランです。到着した、その夜、牛肉フォーを、みんなで食べました。

■今朝は走らずにゆっくりと休みました。昨日の朝7キロ弱を走りましたので、先月の経験に学び、無理をせずに休養としました。続けて走ると、昔と違って疲れが抜けずに、蓄積してしまうのです。無理をしても致し方ありません。

■さて、今朝の東京新聞3面では「18歳で裁判員、寝耳に水」と題して書かれています。こう書き出されています。

来年4月の改正少年法施行に伴い、裁判員に選ばれる年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられる。候補者名簿の変更などを経て、実際に運用が始まるのは2023年だ。

卒業間近に控えた高校3年生が裁判員となる可能性がある。2009年5月に始まった裁判員制度では大きな転換点だが、事前に周知されず、議論もなく始まったことに疑問の声が上がる。

アメリカの映画を見ていると、日本の裁判員ではなく、陪審員がしょっちゅう登場します。検察官や弁護士が陪審員の気持ちを、いかに掴むかに腐心している様子が描かれています。

日本の裁判員制度は、どのようなものなのか、現場を見たことがないので私には分からないのですが、高校生が務めるには少し荷が重いように感じます。

日本では、まだまだ法教育の充実がなされていません。いわば、知識も装備も身につけることなく、無防備に戦いの場に送り出されるようなものです。

結局、質の高い裁判が行われる可能性が低くなりますし、裁かれる方の容疑者にしても、裁く方の裁判員にしても、納得がいかないことになりかねません。時間をかけて議論をする必要がありそうです。

柿の実のなる家

■20211019(火曜日:雨)

ベトナム・バクザン省の道端で売られている地元の果物です。ベトナムは南国なのです。

■今朝は走るつもりで目覚ましを合わせてあったのですが、1時間ほど前に目が覚めてみると、雨音が聞こえてきました。仕方ありません。目覚ましの時刻を1時間遅らせて、再び眠りました。雨の朝は、よく眠れるのです。

今月はまだ積み重ねが、ほとんどできていません。通算23キロ弱しか走っていないのです。どう考えても、月100キロ走は実現不可能です。致し方ありません。

今月は無理をせずに、可能な限り積み重ねをして、来月からは3088プランを、実行していこうと思っています。つまり、30日間で88キロを走るという計画です。

■今朝の朝食のメニューは、一杯の珈琲と柿一個、ぶどう六粒、ここまでは私とSunは一緒です。そして、私はさらに、納豆一パックに、おからパウダー小さじー杯、はちみつ小さじ一杯、えごま油小さじ一杯を入れて、かき混ぜて食べました。

今朝の東京新聞「筆洗」欄には、この柿のことが書かれています。

「日本の秋は悲しいほど美しい」。俳優の森繁久彌さんが、柿の実の光景について書いていた。終戦後、満州から帰国した時のことだそうだ。

柿の実のなる家を見て、「これが祖国というものだ」と一人うなずいていたそうだが、なんとなく分かる。

最近は柿の木を見ることが、以前と比べて、ずっと減ってしまいました。

様変わり

■20211018(月曜日:晴れ)

ベトナム・バクザン省の道端で売られている特産のゴマ煎餅です。

■今朝も走らずに休みました。昨日は雨の中をプレイしましたので、さすがに疲れました。最近は、何かと疲れがちです。無理をせずに、続く形の目標に切り替えて、継続していくことが大切です。

朝の7時前に、いま原稿を書いていますが、窓の外では風が唸りを上げています。一面の青空なのですが、寒々しさを感じます。仕事を終える17時半には、外はもう真っ暗です。

つい先日までは、10月に入っても30度まで気温が上がり、夏日が続いていたのが、嘘のようです。暑いのも嫌ですが、寒さが骨身にしみるようになってきました。

■今朝の写真は、2019年に出かけたベトナム支援の旅の時の写真です。色々な写真を見直してみると、2019年には例年通り、マラソンにも出かけていまし、ベトナムにも出かけました。ところが2020年からはコロナ騒動で、すべてが中止になってしまったのです。

2019年が、遠い昔のように感じられます。この2年間で、本当に世の中は様変わりしてしまいました。

対立軸

■20211015(金曜日:晴れ)

昨年11月にTaku一家と一緒に出かけた草津温泉です。多くの観光客が訪れています。いまは、どうなっているのでしょうか?

■今朝も走ることができませんでした。目覚ましは合わせてあったのですが、起き出すことができませんでした。

眠り続けていたい気持ちと、起き出して走らなければいけない気持ちの葛藤なのですが、眠り続けたい気持ちが、結局勝ち続けています。確かに、気候は眠り続けるのに、ちょうど良い時期なのです。

滅入っても落ち込んでも、いたしかたありません。起きだすことのできる朝には起き出して、走るしかありません。

■さて、昨日は衆議院が解散されました。31日に投開票の予定です。民主党政権が崩壊し、安倍内閣が誕生して以来、自民党が連戦連勝を続けています。

しかし、実態を見てみると、この間に日本の勤労者の平均所得は下降するばかりです。今では先進諸国の中で、唯一賃金が上昇せずに下降している国となってしまいました。日本は貧しい国になってしまったのです。

勤労者の所得が増えることが、国の経済政策の目標だとすれば、自公連立政権の経済政策は失敗だったという事です。残念ながら、政権与党の幹部から、反省の言葉が漏れてこないことに、大変残念な思いですし、憤りすら覚えます。要するに、国民の生活を第一に考えていないということの証左です。

今朝の新聞には、今回の総選挙では、消費税で与野党に対立軸がある、と経済アナリスト森永卓郎さんが語られていますが、これまでの選挙できちんと掲げられてこなかった対立軸が鮮明に掲げられたことで、この選挙には大きな意味があるのです。

ここで政権が変わらなければ、おそらく消費税はさらに増税されることになるでしょうし、勤労者の賃金は、さらに下降するに違いありません。これからの日本の、まさに未来がかかっているのです。

こうした明らかな対立軸が明示された一つの要因となったのが、れいわ新選組代表・山本太郎氏の活動ではなかったでしょうか。2019年の参議院選挙で旗揚げした彼の政党の活動が、ここまでの流れを生み出したと言っても過言ではありません。

彼の活動ビデオを私も何度も見ましたし、寄付もしました。一人でも多くの方に彼の訴えを聞いてほしい、と心から願っています。その内容は少しも奇抜なものではなく、本当に常識的で、まさに王道的な主張なのです。国民の幸せを心から願っている、という彼の思いは、誰にとっても福音になるのではないでしょうか。

昨夜のNHKニュースの中で、街の若い有権者に選挙について尋ねていました。選挙には行かない、どうせ年寄りのための政治しか行われない、どうせ変わらないから、とその彼は述べていましたが、彼がそう考える原因の一つに、NHKの報道姿勢があることも事実なのは、大変な皮肉です。

れいわ新選組の活動を、NHKが正当に報道していれば、若い有権者の気持ちも、大きく変わっているはずです。報道機関の姿勢というものの影響力の大きさを強く感じた、この10年でした。

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