20180221(水曜日:曇)

 

日に日に春が近づいています。

 

■今朝は、ちょうど折よく目が覚めました。5時半に目覚ましを掛けていたのですが、5時15分にスッキリと目覚めました。もう一度眠ってしまうと、今度は起き出すのが大変です。記録によれば昨夜からの睡眠は、深い眠りが1時間15分、浅い眠りが4時間25分で不思議なことに、目覚めが0分でした。

一度お手洗いに起きていますので、いつもならグラフでは白い棒になって記録されるはずなのですが、昨夜は心拍の変動があまり無かったのか、関知されることはありませんでした。4時54分から5時9分まで深い眠りに入っていて、目が覚めています。目覚めがスッキリ、が一番楽ですし快適です。

ということで、今朝は 5.96km を走り、総計 71.38km を積み重ねました。残るは7日間で 28.61km です。キロ6分21秒でしたから、昨日よりは少し早いペースでした。

■今週に入って以前読み終えた、『サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之 著)を再読しています。ネットのサイト「HONZ」で何度も書評が掲載されていましたが、先日の書評では、著者の比喩が絶妙だ、という指摘がありました。村上春樹さんの比喩も有名ですが、ハラリさんのそれも負けてはいません。

この本の中では、

 

このサピエンスならではの能力を可能にしたのが、想像力だ。サピエンスだけが、約7万年前の「認知革命(新しい思考と意思疎通の方法の登場)」を経て、虚構、すなわち架空の事物について語れるようになった。客観的な現実の世界だけでなく、主観的な世界、それも大勢の人が共有する「共同主観的」な想像の世界にも暮らせるようになった。

伝説や神話、神々、宗教を生み出し、それを共有する者なら誰もが柔軟に協働する能力を獲得した。虚構を作り変えればすぐに行動パターンや社会構造も変えられるので、サピエンスは遺伝子や進化の束縛を脱し、変化を加速させ、他の生物を凌げたのだ。

 

と指摘されています。また、こうも書かれています。「見たことも、触れたことも、匂いを嗅いだこともない、ありとあらゆる種類の存在について話す能力があるのは、私たちの知るかぎりではサピエンスだけだ」。

なるほど。また再読が楽しみになりました。