■20190328(木曜日:曇)

新沼津カントリークラブの雲です。
新沼津カントリークラブの雲です。

■今朝はゆっくりと休みました。昨夜は5時半に目覚ましを合わせて休みました。 先日録画してあった「椿三十郎」をブルーレイディスクに保存しました。 現在使っているテレビ番組を録画するためのブルーレイレコーダーが、かなり古いのです。パナソニック製で性能には不満はないのですが、ハードディスクの容量が500 MB しかなく、ほとんど満杯なのです。撮りためてあった子供達の小さかった頃のビデオも、ほとんどはカセットテープタイプだったのですが、なんとかデジタル化して、このレコーダーに保存してあります。それを再度 DVD に落とし込んであるのですが、 ディスクの場合は、どこにどんな内容のビデオが保存されているのかを探し出すのが大変なのです。

現在では、録画用のリコーダーのハードディスクの容量は、テラバイトが当たり前で、余裕を持って録画できますが、昔はそうではありませんでした。Sunが 地元の家電量販店で購入してきた録画用の外付けハードディスクの容量は、2テラバイトです。録画する際の画質など気にすることなく、どんどん録画することが可能です。先日私も外付けのハードディスクを購入して、自分用に使用しようと考えたのですが、残念ながら、我が家のシャープ製のテレビには、外付けハードディスクは1台しか接続できませんでした。

ということで、昔ながらのブルーレイレコーダーに、 苦渋の選択の上に、削除、削除を繰り返しながら、本当に残しておきたい番組、あるいは映画の録画をし、ブルーレイディスクに書き込んでいます。録画する際に画質を、 DVD 用のXPでなく、ハイビジョン用のHL以上で録画すれば、ブルーレイディスクに書き込むときに、1時間半の作品でも10分ほどで書き込みが終了します。ところが XP で録画してしまうと、ブルーレイに書き込む際に、1時間半まるまるかかってしまうことがわかりました。 一つ賢くなりました。

こうした方法で、先日録画した「用心棒」と「椿三十郎」を無事に、ブルーレイディスクに書き込むことができました。今日予約してある番組は、ルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」です。私の一番の愛読書「地中海のほとり」にも登場する作品です。 シチリアの歴史を描いています。最後まで観たことがありませんので、いずれ時間を作ってゆっくり見るつもりです。

■パソコンの世界も昔と違って様々な製品が販売され、興味が尽きません。 Windows 95が発売されてからは、パソコンと言えば Windows パソコン。デザイナーや医師などは好んでマッキントッシュを使っていましたが、 良きにつけ悪きにつけパソコンはウインドウズに席巻されました。 パソコン用のソフトも昔はパソコンを販売している、その会社専用のソフトを購入しなければなりませんでしたが、 Windows 以降では、 Windows 用のソフトを購入すれば、互換性に問題はなくなりました。事実上の標準が決まるということは、そういうことです。ディファクト・スタンダードというやつです。現在に例えると、 QR コード決済のようなものです。形式が乱立しています。まさに百花繚乱です。 いずれ収斂されていくでしょう。

ところが2011年に、全く新しい形のパソコンが発売されました。それが chromebook です。 数年前でしたでしょうか、学会出席のために東京に出かけた際、有楽町の家電量販店で、パソコン売り場に立ち寄りました。担当の方に、Chromebookは置いていますかと、尋ねてみたのですが、そんなもの聞いたことはない、という表情でした。アメリカでは、学校現場におけるパソコンの約6割のシェアを、Chromebookが占めているそうです。アメリカの Amazon . com のサイトでChromebookを検索してみると、以前に比較して、かなりたくさんの種類のChromebookが発売されていることがわかります。それだけ需要があるということです。

Chromebookとは、簡単に言えば、 Windows の代わりに、 Google 版のブラウザであるchrome だけが利用できるパソコンということです。そんなもの何の役に立つのかと、多くの方は思われるかもしれませんが、デジタルデータを保存するための経費が、ほとんどゼロに近づいた現在では、情報をクラウド上で処理し保存しておけば済みますので、自分のパソコン上で情報処理する必要がほとんどないのです。つまり自分が使用しているパソコンの性能に関して、以前のように、いかに強力で、短時間で情報を処理してくれるかを競う必要がないのです。 言い換えれば、中央演算装置 CPU を独占しているインテルの言いなりになる必要がなくなった、とも言えるのです。Chromebookは、 Windows パソコンに比較すれば、ずっと安価ですし、同時に非力です。

私が今この入力のために使っているのは、 Acer  Chromebook R 13です。タッチパネルタイプですので、スマートフォンのように、画面をタッチすることで処理もできます。今は七つのタブを開いて、それぞれで同時に違う処理を行っています。この画面では、 Google ドキュメントで音声入力を利用し原稿を入力しています。そして作り上げた原稿を別の画面で、読み上げソフトを使って音声に変換し、文章に間違いがないかを確認しています。そのようにして出来上がった原稿を、さらに異なった画面で立ち上げてあるブログソフトを使って、ブログを更新しているのです。 とても便利です。色々試してみましたが、今のところ私にとっては、この方法が最適のようです。こうした使用方法にとっては、 Windows パソコンは向いていません。とても使いづらいのです。

昨日こうしたChromebookに、今まで知らなかった製品があるのを知りました。 Poin2 Chromebook 14(2018)です。韓国の会社の製品です。他の会社でChromebookの開発に携わっていたメンバーが、新しく立ち上げたベンチャー企業のようです。アメリカで発売されているChromebookを製造・販売しているのは、ヒューレットパッカードであったり、 Dell であったり、エイサー、 Lenovo といった錚々たるメンバーです。その中には、韓国のサムスンも含まれています。Samsung 製のChromebookは、かなりの高評価を受けて、販売も好調のようです。

以前は東芝製のChromebookも、アメリカでは発売されていて、それなりに人気がありましたし、私もアメリカから個人輸入して使用しましたが、とても良くできていて私は好きでした。今でもSunの使用しているChromebookは、東芝製です。しかし残念ながら、経営危機に陥ってからは、Chromebookの製造販売はやめたようです。とても残念なことです。今や日本で製造されているパソコンは、軽くて丈夫で安心して使える、というとても高価な会社専用のパソコンしか事実上販売されていません。 もちろん、いくつもの会社が、個人向けのパソコンを製造販売しているのですが、ワクワクするような製品を作っている会社は、ほとんどありません。 とても残念です。