■20190504(土曜日:晴れ)

1956年のメルボルンオリンピックのメイン会場です。
1956年のメルボルンオリンピックのメイン会場です。

■昨日は本当に忙しい一日でした。中華レストランでの夕食会を終えて宿に帰り、床に入ったのが12時近くでした。娘の結婚式に出席した後なのに、いまいちピンときません。戸惑っているというのが正直な心境なのでしょう。

さて今日はベンが、オーストラリアンフットボールの試合に招待してくれました。 オーストラリアンフットボールの試合は以前ジーロングのジョーンズさんのお宅で、テレビ観戦したことが一度あります。その時はルールもわからず、ただ見ていただけなのですが、今日はベンのお母さんと話しながら、ルールも少しずつわかるようになりました。

ローマオリンピックの前の大会がメルボルン大会だったことを、お母さんのお話で思い出しました。1964年の東京大会の前の大会がローマオリンピックであり、あのマラソンのアベベ選手が素足で走り、金メダルになったあの大会だったのです。私たちはその前の大会が、メルボルン大会であったことを、つい忘れがちです。今日オーストラリアンフットボールの試合が行われた会場は、収容人員10万人を超える、メルボルン大会のメイン会場だったのです。ベンのお母さんが、私に話してくれました。

私などの記憶では、オリンピックはローマ大会から始まっています。その前の大会である、メルボルンはどうしても見落としがちです。ローマ大会でのアベベ選手の激走が、あまりにも印象が強いためなのかもしれません。

今日は曇りがちで、時々雨が降る天候でした。気温も低く、競技場で見ていても少し寒いほどでした。ベンが買って持ってきてくれたビールを、それでも2杯も飲んでしまいました。スポーツ観戦をしていると、ついつい夢中になって、体温も上がってしまうのかもしれません。試合結果は残念ながら、ベンの応援するチームは、メルボルンのチームに負けてしまいました。ルールがよくわからない中での観戦でしたが、教えてもらいながら、少しずつわかるようになったので、最後まで楽しく観戦することができました。

1時間半ほどで試合も終わり、皆さんと別れてホテルに向かいました。しばらくはこれで、Ayaとも会うことはできません。末永く仲良く暮らしてほしい、と願うのみです。

少し早めの夕食でしたが、色々迷った挙句、ホテル近くの日本食の居酒屋に入りました。食事を注文し食べ始めてみると、内容的にも量的にも、とても良心的で美味しく食べることができ満足でした。午後7時半頃にホテルに戻り、9時に予定されている、添乗員さんのお迎えを、待つばかりとなりました。

午後9時少し前に添乗員さんが来られて、一緒に車でメルボルン空港まで、送ってもらいました。預ける手荷物が重量オーバーで、追加料金を取られてしまいました。次回の旅行時にはキャリーバッグを新調して、こうしたことのないように工夫しなければいけません。手続きも無事に完了し、搭乗ゲートの8番に着いて、今こうして入力しているのは午後の10時10分です。出発までは、まだ2時間弱ありますので、長い長い待ち時間となりそうです。

今回の旅行はAyaの結婚式に出席する為でしたが、ベンの家族の皆さんとも会えて、本当に安心しました。他人同士が違いを乗り越えて、仲良く暮らすのは並大抵ではありません。まして国が違えば、難しさは格段に高くなります。2人が力を合わせて、違いを乗り越えて幸せな家庭を、ぜひ築いて欲しいと心から願った旅行でした。