■20190817(土曜日)ー20190820(火曜日)

  • 北海道のお刺身盛り合わせです。とにかく新鮮なのです。

○Day 1 20190817

 

仕事を終えて一休みの後、富士山静岡空港へ向けて家を出ました。14時25分でした。スマートICから東名高速道路に乗り、吉田インターで降りたのが、15時30分前でした。

 

空港に着いてみると、駐車場はほぼ満車。団体客が横断歩道を渡っているために、駐車場に辿り着くまでに、さらに時間がかかってしまいました。

 

出発が16時50分に遅れるとの案内があり、いま搭乗口で待っているところです。19時に夕食の予約をしてありますが、少し遅れそうです。

 

いよいよ旅の開始です。

  • 旧JR夕張駅です。駅舎は、お店に様変わりです。右側に線路があります。

○Day 2  20190818

 

■20190818(日曜日 晴れ)

 

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夕張市にある「幸福の黄色いハンカチ」記念館の展示ポスターです。黄色い紙は、訪れた人のメッセージです。

 

■昨日の夜、千歳駅のそばのJRinChitoseに泊まり、今朝は8時30分に新千歳空港にやって来ました。レンタカーを借りるためです。アクアに乗って、まずは夕張市役所を目指しました。財政破綻した夕張市は、前市長が知事選挙に勝利し、マスコミを賑わしました。

 

かつての人口の10分の1に縮小してしまった街は、将来の日本の姿です。車で走っていると、寸断されたJR線の線路を、あちこちで見かけました。最初は踏切かと思ったのですが、そうではなかったのです。

 

カーナビに夕張駅と入れていたのですが、到着しても、どこが駅舎なのか、なかなか分かりませんでした。ようやく見つけた駅舎は、いまでは喫茶店らしき店に転用されており、店の手前で線路が途絶えていました。

 

その店の目の前に巨大なホテルが聳えており、そちらに、どうしても目が奪われてしまいます。中国資本に買収され、そして転売された、スキー場付きの立派な施設です。

 

日本の企業から施設を買収した、中国の企業家の記事をネットで読みましたが、転売するつもりはなく、条件の揃った良い施設なので軌道に乗るまで頑張りたい、という趣旨の発言でした。あっという間に軌道に乗って、あっという間に転売されたようです。当時の市長さんは、どう考えていたのでしょうか。北海道知事になられた今となっては、確認のしようもないのでしょう。選挙の際に問題にならなかったのでしょうか。

 

旧夕張駅の真ん前にホテルがあり、さらに、その目の前に立派なゲレンデか広がっている訳ですから、条件は悪くありません。あとは客が集まるか、という一点です。空港からも駅からも送迎バスが出ているようです。

 

■次に立ち寄ったのが、映画「幸せの黄色いハンカチ」記念館です。撮影に使われたセットが保存されています。1977年10月1日に公開された、とあります。私は、まだ大学生でした。映画館で見た記憶はありません。後にテレビで再放送版を見ました。

 

記念館は、破綻した夕張市にとっては大切な宝物でしょう。撮影に使った真っ赤なファミリアが展示してあります。

 

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最初に映画を観たときには、高倉健が演じる主人公が、生き様が不器用というか、やたらに乱暴、いやむしろ凶暴とも見える性格に驚きました。こういう人と生活を共にしても、幸せになることが出来るとは、私のような凡人には、とても思えなかったことを記憶しています。

 

殺人罪で6年間刑務所に入って、はたして主人公の人間性がどれほど変わったのか。映画を観終わって、むしろその先の二人の人生が心配になったほどです。

  • 映画の中に登場した、懐かしの車、赤いファミリアです。

■夕張市の人口は現象の一途です。ネットによれば、

 

全国唯一の財政再生団体の北海道夕張市で、5 月末現在の住民基本台帳登録人口が 7,998 人となり、初めて 8,000 人を割ったことが 11 日、分かった。人口規模はピークの昭和 35 年 4 月末の 11 万 6,908 人から約 15 分の 1 となった。

 

と、あります。

■さて夕張市をあとにして、富良野へ向かいました。富良野と言えば、名作「北の国から」です。Sunが、どうしても見たいというので、立ち寄りました。

 

 富良野市には、東側にある麓郷(ろくごう)を中心として、北の国から関連の施設が点在。クルマを使うことで各所を効率よく巡ることができる。電車とバスで巡ることも不可能ではないが、いずれも本数が少なく、コストの面からも運転できる友達を見つけて一緒に旅行に行くのがよいだろう。麓郷にある「五郎の石の家」をはじめとし、各所に点在する北の国から関連のスポットを紹介していく。なお、「五郎の石の家」「黒板五郎の丸太小屋(麓郷の森)」「拾って来た家」は、ふらの観光協会が管理しており、それぞれ各500円の入場料となっている。3施設共通券は1,200円なので、3施設訪問可能な人は、そちらの入場券を各施設で購入していただきたい。

 

と、あります。全部回りました。

■案内にあるように、全ての家を回るのは結構大変でした。特にテレビドラマをきちんと見ていなかった私には、セットの素晴らしさというか、有難味というか、それがピンときません。

 

Sunは全ての番組を見ていたようですので、家を回るたびに感激していたようです。

 

○Day 3  20190819

  • 今回泊まったホテル・ベアモンテです。

■今朝は6時30分に起きて、朝風呂に入りました。お盆を過ぎて、遅めの夏休みを楽しんでいます。今日はロープウェイに乗って、旭岳に登る予定です。大雪山旭岳ロープウェイです。ネットによれば、

 

北海道最高峰ならではの360°大パノラマを満喫できます!

北海道最高峰の旭岳の山麓駅(標高1100m)から終着駅である姿見駅(標高1600m)を結ぶロープウェイ。

片道10分間の空中散歩では四季折々の雄大な自然が一望できます。

山麓駅レストラン「姿見食堂」では地元の野菜をふんだんに使った「旭岳野菜カレー」(夏期限定)など豊富なメニューを取り揃えております。

 

と書かれています。料金は片道1,300円。往復1,900円。池永さんというガイドさんも付いてくれることになっています。天候は今のところ晴天です。はたして山は、どんな姿を見せてくれるか、とても楽しみです。

ロープウェイ搭乗口まではホテルから歩いて3分ほど。到着してから搭乗券を受け取っていないことに気付きました。電話をして確認したところ、ホテルの方で渡してくれるのを忘れていました。戻る途中でフロントの方が届けてくれました。9時少し前に旭川からのバスが到着し、池永さんが降りてきました。挨拶を交わした後、ロープウェイに乗りました。

天候は幸い晴れ。青空を背景に旭岳が綺麗に見えます。今日は頂上まで登るのではなく、2時間程のトレッキングです。山々の様子や高山植物の種類など、池永さんから懇切丁寧な解説をしてもらいました。元高校の数学の先生だったそうです。昭和7年生まれの現在87歳。とても、その年齢には見えません。山登りのおかげでしょうか。山岳部の顧問を長くされたそうで、高校総体に参加された時の様子などは、全く知りませんでした。山岳部にも競技大会があったのです。

とにかく山が好きなことが、話を通してよく分かりました。

■午前中でトレッキングも終了し、池永さんとも分かれて千歳へ向けて帰り支度です。5時間近いドライブです。途中美瑛の道の駅で昼食を取りました。カレーと地元の食材を使ったコロッケでしたが、美味しかったのです。しかし好事魔多しでして、それからのドライブの眠かったこと。本当に事故を起こしそうで、恐ろしいばかりでした。

 

途中休憩をどこで入れるか、さんざん迷った挙げ句に、北海道の名物コンビニ・セイコマートでアイスコーヒーを買って一休みしました。これでどうにか眠気から開放されました。レンタカーのお店への返却は17時の約束でしたが、30分ほど前に到着できました。手続きも無事に済んで、送迎バスに乗り込み、新千歳空港へ向かいました。

 

エアポート・ホテルにチェックイン。一休みして食事に出かけました。空港内のお店のどこにしようか迷いましたが、懐かしさのあまり銀座ライオンにしました。以前は沼津にも支店があって、テニスをした後など、家族でよく出かけたものです。以前ほど美味しとは感じなかったのは、正直残念でした。

 

部屋に帰り、こんどは空港内の日帰り温泉に出かけました。このホテルに泊まると利用券が付いているのです。かなり混雑していました。ゆっくりと湯船に浸かり疲れを取りました。部屋に帰って布団に入ると、そのまま寝込んでしまったようです。相当疲れていたのでしょう。こんなことは久しぶりです。

 

こうして楽しかった一日も終わりました。

○Day 3  20190820

 

■今朝は6時30分に目覚ましを鳴らして起き出し、食堂に向かいました。空港の中にあるホテルなので、しかも部屋がフロントと同じ三階308号室ですので、移動がとても楽です。今朝から暑さが遠のいたように感じます。昨日までの晴天が嘘のように、空は雲に覆われ、午後から雨になるようです。ホテルテレビモニターでは、新千歳空港から飛び立つ飛行機の中には着陸先の天候不良のために引き返すこともある、という案内がなされています。幸い静岡空港は大丈夫のようです。

 

新千歳空港内にある、このエアポートホテルにも、多くの外国人の方が宿泊しています。特に中国人の方が多いようです。食堂で朝食をとっていると、いかにもテレビドラマから抜け出てきたような、韓国人の若者3人が朝食を共にしていました。髪型、そしてメガネからどう見ても韓国の若者のようでした。こちらの空港では、韓国からの旅行客歓迎キャンペーンをしている様子を、テレビか放映しています。両国間の摩擦から、観光客が激減しているからです。

 

■日曜日から始まったレンタカーの旅も、二日間で総計460キロを走り、昨日の17時に返却して終わりました。返却前にガソリンスタンドに寄って満タンにしましたが、給油量は何とたったの15リッター弱。リッター当り30キロ以上を走っているのですから、さすがはトヨタのアクアです。ハイブリッド車の威力です。お盆休みも終わって道路は空いていますし、走った道は信号もほとんどありませんでしたので、燃費は良くて当たり前なのですが、それにしてもトヨタのハイブリッド車は大したものです。

 

■昨日は旭岳に登りました。9時にロープウェイ搭乗口でガイドの池永さんと待ち合わせ、一日が始まりました。最高の青空と空気と、そして山々の姿でした。2時間様々なお話しを聞くことが出来ました。

 

12時少し前に別れて、最後のドライブです。途中、道の駅に寄って昼食を取りましたが、この後のドライブは、半分拷問でした。強い眠気に襲われ続けたからです。本当に眠くて参りました。膝を叩いても腿をつねっても、眠気が襲って来るのです。

 

■さて朝食を取り一服してから、フロントで、こうしてブログをスマホで更新しています。Sunは今週末のプレゼンの準備をしています。邪魔をしてはまずいので、私はフロントに、こうして出かけてきて静かな環境で入力しています。もちろん、ホテルではWiFiが使用可能ですので、入力には全く問題ありません。Simejiを使った音声入力で更新しています。帰りの飛行機は10時50分、新千歳空港発予定ですので、もうしばらくしたら部屋に帰り空港へ向かう予定です。