■20220903(金曜日:晴れ)
■今朝は珍しく、青空の朝です。台風11号の影響で、毎日雨でした。こちらでは、曇り空と思っていると、突然激しい雨に見舞われる、という毎日。せいせいとした青空は、久しぶりです。
それでも、これでスッキリしたわけではなくて、まだまだ雨に見舞われそうです。昨日は浜松で洪水が発生し、西部眼科医会長から被害の状況を連絡してほしい、という知らせが流れました。
台風に地震、そして津波と、日本は本当に災害列島です。
■映画「七人の侍」を、先日見直しました。何度観ても飽きることがありません。今のように、情報を容易に手に入れることができなかった時代には、齢を重ね経験を積んできた長老というものが、とても貴重であり、共同体で尊重されてきたことが、よく分かります。
野武士から村を守るために、用心棒としての侍たちを、村に招き入れることに不安を感じる村民に対して、「首が落ちようとしているのに、ヒゲの心配をして、どうするだ!」と一括する場面は、とても印象的です。
共同体が直面する重大な局面で、長老たちが、きっとこのように活躍したに違いありません。
共同体自体が消失した現代では、長老たちが活躍する場面は、残念ながら、あまりありません。東京五輪の開催に際して、裏で差配し税金をピンはねした長老たちの活躍が、やっとマスコミで報じられ始めた程度です。
「大衆の反逆」ではありませんが、私達は自由で独立した存在だ、と持ち上げられても、同時に孤独で不安な存在であることも、避けられない現実なのです。