■(水曜日:晴れ)
■今日は一日、暖かで穏やかな日和で推移しそうです。1月20日が大寒。2月3日が節分。そして、2月4日が立春でした。2月19日は雨水です。
雨水とは、「暖かくなるにつれて、雪が、雨に変わる時期」という由来で名付けられました。
毎年、毎年、自然は何事もなかったかのように、営みを繰り返します。変わってしまうのは、自分の方です。そうした意味では、こうして毎日記録を残していると、昨年の今頃は何をしていたのか、何に取り組んでいたのか、そして何に苦しんでいたのかが、容易に思い出せることは貴重です。
記憶は本当に曖昧です。つい1週間前のことですら、思い出すのは容易ではありません。映画「12 人の怒れる男」の中で、ヘンリー・フォンダ演じる陪審員が、仲間の陪審員の記憶の曖昧さを追求する場面があります。
有罪が確定的だと思われていた黒人青年に対する証言や証拠の数々が、次々と覆されていくさまは、そら恐ろしく感じます。人を裁くことが、いかに難しいかが実感できます。
調べてみると、最初に1954年にテレビドラマが作られた後に、リメイクという形で1957年に映画版が完成しています。私達は、その映画版を見ているわけです。
アメリカの理想と現実を、巧みに描いた名作です。何度観ても飽きることがありません。
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