■20240202(金曜日:晴れ)

天草市「湯の郷くれよん」での
利き酒セットです。

■昨日は暖かな一日でした。今朝は一転、冷え込みました。7時前に、生ゴミを出すために家を出たのですが、パラパラと小雨が降ってきました。寒々しい曇天です。

■さて、4月から新年度ですが、東京への一極集中が止まりません。

1月30日、総務省は昨年1年間の住民基本台帳人口移動報告を発表しました。

とりわけ注目すべきは、東京都への若者の転入超過数です。

発表によると、昨年1年間の東京都への若年層(15歳~29歳)の転入超過数は103,201人。

これは年齢別のデータが公表された2010年以降、最も多い数となります。コロナ禍による社会構造の変化や少子化の影響を感じさせない増加ぶりと言えるでしょう。

さらに、昨年12月、国が5年振りに更新した将来の人口推計によると、2050年でも現在の人口を維持できている都道府県は、東京都のみであると発表しています。

つまり、コロナ禍を経てもなお、東京一極集中のトレンドは変わっていないことになります。

進学、就職するとなると、若者が東京を目指すのは、日本中同じです。将来を考えると、東京にいた方が有利であることは明白だからです。学ぶところも、仕事をする機会も、東京が一番豊富です。

辺境の地にいると、万が一天災に遭っても、見捨てられる可能性が大です。実際そうなっています。何もかにも、決められるのは東京においてですし、予算の中から一円を動かすための議論も東京で決着します。

いずれ、東京以外は自治体を維持できなくなり、東京に全てが集まります。そして大震災が東京を襲った時、日本文明は終焉を迎えるでしょう。

はるか昔から、いくつかの文明も、そのようにして滅んでいったのでしょう。生き残るための唯一の選択肢は、多様性を許容することです。多様性を持たない全ての物事は、滅びるしか無いのです。